JP3033373U

JP3033373U - 写真、賞状等の掲示具

Info

Publication number: JP3033373U
Application number: JP1996007378U
Authority: JP
Inventors: 勝岩田
Original assignee: 株式会社三和クリエイト
Priority date: 1996-07-09
Filing date: 1996-07-09
Publication date: 1997-01-21
Anticipated expiration: 2002-07-09

Abstract

(57)【要約】【課題】写真等を手前側から簡単に出し入れすること
ができるようにする。【解決手段】所要の大きさ及び形状の基板１の表面
に、透明シートからなるカバー３を手前側に開くことが
できるように取り付ける。該カバー３の自由端は、基板
１に取り付けた所要の厚味を有する止着材５，５をもっ
て止める。また、基板１におけるカバー３の自由端側の
両隅は切欠２，２している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は写真、賞状等の掲示具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、写真は写真立てに入れて飾り、また賞状等はガラス張りの額縁に入れて飾っている。そしてまた、斯かる写真立ては額縁と略同様の構造である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、額縁式の場合には、止め具をひらいて額縁本体から裏蓋を一旦外し、写真等を入れてから再び裏蓋を嵌め込むという手順を踏まなければならず、簡単、迅速に写真等の出し入れを行うことができない。特に写真の場合には気分等に応じて時々変えたい場合もあるが、斯かる額縁式の場合にはこれを手軽に行うことができない。

【０００４】また、裏蓋を外した状態でガラス上に写真を置くが、このときガラス上には何の目印のないから写真を中心から外れた位置に置いたり、或いは傾いた状態に置くことも多かった。そしてこの場合には再度セットしなおさなければならず、ときには何回も繰り返さなければならないこともあった。

【０００５】また、額縁式の場合には、額縁本体と、ガラスと、裏蓋と、裏蓋の止め具との４点からなり、そして裏蓋の止め具は額縁本体にビス等をもって取り付けるものである。したがって、部品点数が多い分材料費が高くつき、また製作工数も多くを必要とした。

【０００６】本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、手前側から簡単に出し入れができ、また写真等の位置決めも中央に傾かずにセットすることができ、更に製造も容易で安上りな写真、賞状等の掲示具を提供せんとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

而して、本考案の要旨は、所要の大きさ及び形状の基板の表面に、透明シートからなるカバーを手前側に開くことができるように取り付け、該カバーの自由端を所要の厚味を有する適宜の止着材をもって前記基板に止めることができるようにしてなる写真、賞状等の掲示具にある。

【０００８】また、前記止着材としては、吸盤作用する止着材を用いれば、粘着テープよりも繰り返しの使用に耐え、長持ちする。また、吸着がソフトであるからカバーを引き剥がすときに楽に行うことができる。

【０００９】また、カバーを塩化ビニール、ポリエステル又はポリカーボネートで製作すれば、例えばカバーの周縁部等に印刷によって適宜の模様を表わし、飾る写真等のイメージアップにつながる装飾性を持たせることができる。

【００１０】また、基板におけるカバーの自由端側の両隅を切欠すれば、カバーを開閉するときにそれを摘みやすくなり、カバーの開閉が容易になる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図１はカバーを開いた状態の斜視図、図２は図１中Ａ部分の拡大断面図、図３はスタンドを用いて立てた状態の正面側からみた斜視図、図４は壁に掛けて使用するときの背面側からみた斜視図である。

【００１２】図中、１は樹脂製の基板であり、本実施形態では長方形に形成している。また、該基板１は後記カバーの自由端側の両隅を切欠２，２している。

【００１３】３は透明シートからなるカバーであり、塩化ビニールで製作されている。尚、ポリエステル又はポリカーボネートでもよい。また、該カバー３は上側の縁部を前記基板１に接着している。また、該カバー３の周縁部には印刷によって模様４が表わされている。

【００１４】５，５は所要の厚味を有する止着材であり、基板１の表面の下部に取り付け、前記カバー３の自由端を基板１に止めるものである。また、該止着材５は吸盤作用する部材５ａと、その裏面に添着した樹脂シート５ｂとからなり、該樹脂シート５ｂの裏面を粘着面５ｃとしている。尚、吸盤作用する部材５ａは、弾性を有するシートの表面に多数の微細な凹部を設けたもので、表面にカバー３を押しつけると凹部が吸着するものである。そして、該止着材５は、カバー３の自由端を基板１に止めるために用いるものであるが、写真６を基板１上に置くときの定規或いは目印の役目もし、写真をその下縁がこれに突き当たるように置けば、基板の中央に傾かないように置くことができる。

【００１５】而して、本実施形態にあっては、カバー３をその自由端側を摘んで手前側に開き、写真６を基板１上に置いた後再びカバー３を閉じればよい。したがって、手前側から簡単に出し入れができるものである。尚、本実施形態は写真についてのものであるが、賞状の場合はサイズが異なるのみで構造的には同一でよい。

【００１６】また、本考案は、写真等を入れたら図３に示す如くスタンド７を利用して立て掛けるか、或いは図４に示す如く適宜の部材８を介して紐９を基板１の裏面に取り付け、壁に掛けるようにするものであるが、勿論そのままで立て掛けておくようにしてもよい。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は上記の如き構成、作用であるから、写真等を手前側から簡単に出し入れすることができるものである。また写真等の位置決めも中央に傾かずにセットすることができ、更に基板とカバーと止着材の３点で済み、而も製作も容易であるから、コストが安くて済む。

【００１８】また、止着材として吸盤作用するものを用いれば、粘着テープよりも繰り返しの使用に耐え、長持ちする。また、吸着がソフトであるからカバーを引き剥がすときに薬に行うことができる。

【００１９】また、カバーを塩化ビニール、ポリエステル又はポリカーボネートで製作すれば、適宜の部位に印刷によって模様等を表わすことができ、飾る写真等のイメージアップにつながる装飾性を持たせることができる。

【００２０】また、基板におけるカバーの自由端側の縁を一部切欠すれば、カバーを開閉するときにそれを摘みやすくなり、カバーの開閉が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカバーを開いた状態の斜視図である。

【図２】図１中Ａ部分の拡大断面図である。

【図３】スタンドを用いて立てた状態の正面側からみた
斜視図である。

【図４】壁に掛けて使用するときの背面側からみた斜視
図である。

【符号の説明】

１基板２，２切欠３カバー４模様５，５…止着材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】所要の大きさ及び形状の基板の表面に、
透明シートからなるカバーを手前側に開くことができる
ように取り付け、該カバーの自由端を所要の厚味を有す
る適宜の止着材をもって前記基板に止めることができる
ようにしてなる写真、賞状等の掲示具。
【請求項２】止着材が、吸盤作用する止着材である請
求項１記載の写真、賞状等の掲示具。
【請求項３】カバーが塩化ビニール、ポリエステル又
はポリカーボネートである請求項１又は２記載の写真、
賞状等の掲示具。
【請求項４】基板におけるカバーの自由端側の縁を一
部切欠してなる請求項１、２又は３記載の写真、賞状等
の掲示具。