JP3051028U - 卓上用パネル付きスタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾物、写真等による視覚的な装飾効果を奏
するに止まらず、嗅覚的な芳香等の効果をも奏する卓上
用パネル付きスタンドを提供することを課題とするもの
である。 【解決手段】 本考案に係る卓上用パネル付きスタンド
は、板状のフレーム18内に押し花等の装飾物、写真等が
表示可能なパネル17と、該パネル17を立て掛け可能なス
タンド1 とからなり、しかも、芳香剤又は消臭剤が、前
記スタンド1 の収納部5 内に具備可能に構成されてなる
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、卓上用パネル付きスタンドに関し、より詳しくは、机、テーブル、 その他の室内の生活居所空間内に設置されて、押し花等の装飾物、写真等を表示 すると共に、該空間内に芳香等を放つための卓上用パネル付きスタンドに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

従来より、装飾物、写真等を表示する手段として、額縁、フォトスタンド等が あったが、これらは何れも視覚的に訴えることのみを目的とするものであった。

【０００３】 そこで本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑みてなされたもので、装飾物、 写真等による視覚的な装飾効果を奏するに止まらず、嗅覚的な芳香等の効果をも 奏する卓上用パネル付きスタンドを提供することを課題とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、板状 のフレーム18内に押し花等の装飾物、写真等が表示可能なパネル17と、該パネル 17を立て掛け可能なスタンド1 とからなり、しかも、芳香剤又は消臭剤が、前記 スタンド1 の収納部5 内に具備可能に構成されてなることを特徴とする。

【０００５】 上記構成からなる卓上用パネル付きスタンドは、スタンド1 にパネル17を取付 けることによって組立て、これを卓上等に載置することで、該パネル17内の押し 花等の装飾物、写真等が見る人に美観を与えると共に、収納部5 の中の芳香剤又 は消臭剤が揮散され、周辺に芳香を漂わせ又は周辺の消臭を行うものである。

【０００６】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項２記載の如く、板状 のフレーム18内に押し花等の装飾物、写真等が表示可能なパネル17と、該パネル 17を立て掛け可能なスタンド1 とからなり、しかも、芳香剤又は消臭剤を収納し た収納体25を収納すべく、前記スタンド1 に収納部5 が設けられてなることを特 徴とする。

【０００７】 上記構成からなる請求項２記載の卓上用パネル付きスタンドは、スタンド1 に パネル17を取付けることによって組立て、これを卓上等に載置することで、該パ ネル17内の押し花等の装飾物、写真等が見る人に美観を与えると共に、収納部5 の中の収納体25から芳香剤又は消臭剤が揮散され、周辺に芳香を漂わせ又は周辺 の消臭を行うものである。

【０００８】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項３記載の如く、前記 スタンド1 は、卓上に載置可能な座板2 と、該座板2 の左右両端縁2a,2b から上 方に延設され、且つ前記パネル17を係止可能な係止片7 が前方に突設された一対 の側板3,3 と、パネル17が係止片7,7 に係止されて立て掛けられた際、座板2 と パネル17との隙間を隠すべく、座板2 の前側端縁2cに沿って設けられた前隠し板 4 とからなり、前記収納部5 が座板2 上に設けられてなる構成を採用することが できる。

【０００９】 かかる構成からなる請求項３記載の卓上用パネル付きスタンドは、スタンド1 の座板2 が卓上に載置された状態で、パネル17が一対の側板3,3 の係止片7,7 に 係止され、且つパネル17の裏面が側板3,3 と当接するようにして、パネル17がス タンド1 に立て掛けられ、押し花等の装飾物、写真等が表示されるものであり、 しかも、その際、前隠し板4 が座板2 とパネル17との隙間を隠すものであるため 、収納部5 に収納された収納体25がスタンド1 の前方から見えるものではない。

【００１０】 さらに、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項４記載の如く、前 記側板3,3 の上側端縁3a,3a 同士が連結されてなる構成を採用することができる 。 かかる構成からなる請求項４記載の卓上用パネル付きスタンドは、前記側板3, 3 の上側端縁3a,3a が連結されることによって、側板3,3 は正面視で逆Ｖの字形 状となり、安定した状態で卓上等に起立させることができると共に、スタンド1 の剛性が高めることができる。

【００１１】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項５記載の如く、前記 側板3,3 の前側端縁3b,3b が、上端部側ほど後方に傾斜するような構成を採用す ることができる。 かかる構成からなる請求項５記載の卓上用パネル付きスタンドは、パネル17の 裏面が前側端縁3b,3b に当接することで、パネル17が傾斜した状態で立て掛けら れこととなる。

【００１２】 さらに、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項６記載の如く、前 記側板3,3 の後側端縁3c,3c と、座板2 の後側端縁2dとが略同一鉛直面上に位置 するような構成を採用することができる。 かかる構成からなる請求項６記載の卓上用パネル付きスタンドは、後側端縁3c ,3c と、後側端縁2dとが壁面に当接可能となるものである。

【００１３】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項７記載の如く、前記 座板2 に、芳香剤又は消臭剤を固定するための舌片8 が設けられてなる構成を採 用することができる。 かかる構成からなる請求項７記載の卓上用パネル付きスタンドは、収納部5 に 収納体25を収納した際、舌片8 が収納体25を保持することによって、スタンド1 に収納体25を固定することができる。

【００１４】 さらに、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項８記載の如く、前 記前隠し板4 に、芳香剤又は消臭剤を外部に揮散させるための通気孔10が形成さ れてなる構成を採用することができる。 かかる構成からなる請求項８記載の卓上用パネル付きスタンドは、気化若しく は昇華された芳香剤又は消臭剤が通気孔10を通って外部に揮散されるものである 。

【００１５】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項９記載の如く、前記 側板3 に、孔12が形成されると共に、蓋片11が前記孔12を開閉可能に設けられて なる構成を採用することができる。 かかる構成からなる請求項９記載の卓上用パネル付きスタンドは、蓋片11を以 て孔12を開放することにより、気化若しくは昇華された芳香剤又は消臭剤を補助 的に外部に揮散させることができる。

【００１６】 さらに、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項１０記載の如く、 前記側板3 の前側端縁3aに、固定片14が突設され、該固定片14がパネル17の裏面 に貼着可能である構成を採用することができる。 かかる構成からなる請求項１０記載の卓上用パネル付きスタンドは、固定片14 がパネル17の裏面に当接可能であるため、スタンド1 にパネル17を立て掛けた後 、固定片14をパネル17の裏面に貼り付け等によって取付け、パネル17をスタンド 1 に固定することができる。

【００１７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドの一実施の形態について図１乃 至図９に基づき説明する。 まず、図１乃至図３に示す如く、本実施形態の卓上用パネル付きスタンドは、 卓上に載置可能なスタンド1 と、該スタンド2 に立て掛け可能なパネル17と、前 記スタンド1 に収納される収納体25と、該収納体25に収納可能な芳香剤シート28 とからなる。

【００１８】 前記スタンド1 は、図４乃至６に示す如く、卓上に載置可能な座板2 と、該座 板2 の左右両端縁2a,2b から上方に延設された一対の側板3,3 と、座板2 の前側 端縁2cに沿って設けられた前隠し板4 とからなり、前記側板3,3 の上側端縁3a,3 a 同士が連結されることで、正面視逆Ｖの字形状に形成されている。

【００１９】 前記座板2 は、平面状であって、且つ、外縁部が左側端縁2a、右側端縁2b、前 側端縁2c、及び後側端縁2dからなる方形状に形成されている。

【００２０】 前記側板3 は、平面状であって、且つ、上側端縁3aから前下方に傾斜した前側 端縁3bと、上側端縁3aから直角に鉛下した後側端縁3cとを有する台形状に形成さ れ、しかも、後側端縁3c,3c は、夫々前記左右両端縁2a,2b の端部で左右両端縁 2a,2b に直交するように形成されている。

【００２１】 従って、側板3,3 の前側端縁3b,3b は、上端部側ほど後方に傾斜した面を構成 すると共に、後側端縁3c,3c は、座板2 の後側端縁2dと共に鉛直面を構成してな る。

【００２２】 また、側板3,3 の前側端縁3b,3b の下部には、夫々係止片7 が突設されると共 に、該係止片7 の上端部には切欠部7aが形成され、該係止片7 は略Ｌ字形状に形 成されている。

【００２３】 前記前隠し板4 は、座板2 の前側端縁2cから突設されたものであり、該前側端 縁2cから上方に曲折された前面部4aと、該前面部4aから内向きに曲折された上面 部4bと、該上面部4bから下方に曲折された背面部4cとからなり、断面視略コの字 状に形成され、しかも、前記前面部4aには、長孔状の通気孔10が形成されている 。 尚、本実施形態にあっては、通気孔10は左右対称に四箇所形成されている。

【００２４】 しかも、前記前面部4aは、前側端縁2cから上方に曲折された際、係止片7 の切 欠部7aの底部より高くなるように形成されている。

【００２５】 また、前記前隠し板4 及び一対の側板3,3 に包囲されることによって、座板2 の上面には、収納体25を収納可能な収納部5 が形成されている。

【００２６】 さらに、座板2 には、収納部5 に収納体25を収納した際、収納部5 に収納体25 を固定すべく、切り起こし可能な舌片8 が二箇所形成されている。

【００２７】 また、側板3,3 にも、舌片8 と同様、切り起こし可能な蓋片11が複数個形成さ れ、該蓋片11を切り起こすことで側板3,3 の孔12が開放される一方、該蓋片11を 寝かすことで側板3,3 の孔12が閉塞される。 即ち、蓋片11によって孔12が開閉可能となるものである。 尚、本実施形態にあっては、夫々側板3 に二箇所ずつ蓋片11が設けられている 。

【００２８】 また、何れか一方の側板3 の前側端縁3bには、固定片14が突設されており、該 固定片14を側板3 に対して垂直に曲折することで、スタンド1 にパネル17を立て 掛けた際、固定片14がパネル17の裏面と当接するものである。

【００２９】 スタンド1 は以上の構成からなるが、該スタンド1 は、例えば平面状の厚紙を 図７に示す形状に成形した後、これを適宜曲折して組立てるものであり、曲折さ れた部位が座板2 の左右両端縁2a,2b 、前側端縁2cとなる。

【００３０】 次に、前記パネル17は、図８に示す如く、内部を打抜いて窓部18a を形成した 板状のフレーム18の裏面から窓部18a を覆うように透明フィルム19を貼着し、該 透明フィルム19の裏面に装飾物である押し花を配置した後、フレーム18の裏面に フレーム18と同一形状の裏紙を貼着して形成したものである。 従って、前記パネル17にあっては、透明フィルム19を介してフレーム18内の押 し花が表示可能である。

【００３１】 次に、前記収納体25は、図９に示す如く、偏平状の箱体であり、一端面を開口 することによって挿入部27が形成され、芳香剤を含浸させた芳香剤シート28を挿 入部27から収納体25内に挿入することができる。

【００３２】 また、前記収納体25の一面に、前記芳香剤シート28よりも小さい開放部26が形 成されているため、芳香剤シート28が開放部26から不用意に抜けることがなく、 開口部26を介して芳香剤を揮散させることができる。

【００３３】 本実施形態に係る卓上用パネル付きスタンドは、以上の構成からなり、以下に その使用状態について図１乃至図３に基づき説明する。 まず、前記パネル17は、装飾物である押し花が前面となるようにスタンド1 に 立て掛けている。 この際、パネル17の下部はスタンド1 の係止片7 の切欠部7aに係入され、パネ ル17が係止片7 に係止された状態となる。

【００３４】 しかも、パネル17の裏面が側板3,3 の前側端縁3b,3b と当接することで、パネ ル17は傾斜した状態でスタンド1 に立て掛けられている。

【００３５】 また、パネル17は、その下部がスタンド1 の係止片7 の切欠部7aに係入されて 、係止片7 に係止されており、しかも、前隠し板4 は係止片7 の切欠部7aの底部 より高く形成されているため、座板2 とパネル17の下部との隙間が前隠し板4 に より隠されている。

【００３６】 尚、かかる状態にあっては、側板3 の固定片14がパネル17の裏面と当接状態に あるため、該固定片14の当接面に接着剤を塗布したり、固定片14がパネル17の裏 面と当接した状態で接着テープを貼着することで、スタンド1 にパネル17を固定 することができる。

【００３７】 次に、スタンド1 の収納部5 には、芳香剤を収納した収納体25が、その開放部 26が上面となるようにして収納されると共に、切り起こされた舌片8 に挟持され 、スタンド1 に固定されている。

【００３８】 そこで、収納体25から揮散した芳香剤は、前隠し板4 の通気孔10, …を通って 外部に揮散されることとなる。

【００３９】 しかも、収納体25は前隠し板4 によって隠され、前面から収納体25が視認しに くい構成となっているため、収納体25が前面で露呈することによる、卓上用パネ ル付きスタンドの美観が損なわれることもない。

【００４０】 以上より、本実施形態の卓上用パネル付きスタンドにあっては、パネルを立て 掛けることで押し花を表示することができ、押し花の表示によりそれを見る人に 美観を与えることができ、しかも、揮散した芳香剤により室内等の生活居所空間 に爽やかな香りを提供することができるという利点を有する。

【００４１】 しかも、芳香剤の香りが弱い場合には、スタンド1 の側板3,3 の複数の蓋片11 , …を選択的に切り起こして、孔12を開放することで、芳香剤を補助的に外部に 揮散させることができるため、芳香剤の香りを調整することができるという利点 を有する。

【００４２】 尚、上記実施形態にあっては、収納体25に収納するシートに芳香剤を含浸させ て芳香剤シート28にしたが、この芳香剤以外に消臭剤を採用するものであっても よく、この場合、揮散した消臭剤により室内等の生活居所空間に爽やかな空気を 提供することができる。

【００４３】 また、芳香剤又は消臭剤の収納形態は問わず、また、芳香剤又は消臭剤を収納 するための収納体25も偏平状の箱体である必要はない。 従って、液体を収納できる収納体25に液体の芳香剤又は液体の消臭剤を収納す る構成であってもよく、また、収納体25に固形の芳香剤又は消臭剤を収納する構 成であってもよい。

【００４４】 さらに、パネル17の表示物は、押し花に限定されず、その他の装飾物、例えば 絵画、イラスト、写真等であってもよい。

【００４５】 また、パネル17は板状であればスタンド1 に立て掛け可能であるため、パネル 17の形状も問わず、例えば円形、楕円形等のものも採用できる。

【００４６】 さらに、スタンド1 の形状は上記実施形態に限定されず、例えば図１０に示す スタンド1 も採用可能である。 かかるスタンド1 は、側板3 及び前隠し板4 には、通気孔10及び蓋片11が形成 されておらず、また、座板2 の舌片8 も半円状のものが一箇所形成されている。 また、前隠し板4 は、上記実施形態のように断面視略コの字状ではなく、座板 2 の前側端縁2cから突設された前面部4aのみであるが、この場合にあっても、前 面部4aは係止片7 の切欠部7aの底部より高くなるように形成されているため、ス タンド1 に収納体25を収納した際、該収納体25は前隠し板4 によって隠されるこ ととなる。 即ち、スタンド1 に、パネル17を係止可能な係止片７と、係止されたパネル17 を支持する側板3 とを具備するものであれば、スタンド1 の形状は問わず、スタ ンド1 にパネル17を立て掛けることができる。

【００４７】 また、側板3 の前側端縁3bは、パネル17を立て掛けた際のパネル17の安定度を 増すために、上側端縁3aから前下方に傾斜して形成しているが、固定片14をパネ ル17の裏面に貼着してパネル17をスタンド1 に固定するのであれば、パネル17が スタンド1 に対して不用意に動いたり、前方に転倒するのを防止できるので、前 側端縁3bを、後側端縁3cと同様、上側端縁3aから直角に鉛下して形成するもので あってもよい。

【００４８】 さらに、一対の側板3,3 は、スタンド1 の安定性、剛性を増すために、その上 側端縁3a,3a 同士が連結されているが、スタンド1 を卓上等に安定して起立でき 、しかも、パネル17を確実に立て掛けることができるのであれば、側板3,3 を連 結させる必要はなく、互いに離間したものであってもよい。

【００４９】 また、前記孔12は、切り起こし可能な蓋片11により開閉可能となるものである が、孔12の開閉手段はこれに限定されず、例えば、別体の蓋片11を側板3 に取付 ける構成であってもよく、また、側板3 に対して摺動可能な蓋片11が孔12を開閉 する構成であってもよい。

【００５０】 さらに、上記実施形態において、前記通気孔10は、前隠し板4 に形成された長 孔であるが、これに限定されず、他の形状の通気孔10であっても、芳香剤、若し くは消臭剤を外部に揮散することができるのである。

【００５１】

【考案の効果】

以上のように、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項１又は２の 如く、押し花等の装飾物、写真等を表示可能なパネルと、パネルを立て掛け可能 なスタンドとからなり、しかも、スタンドには芳香剤又は消臭剤の収納が可能で あるため、パネルを立て掛けることで押し花等の装飾物、写真等を表示すること ができると共に、押し花等の装飾物、写真等の表示によりそれを見る人に美観を 与えることができ、しかも、芳香剤又は消臭剤により室内等の生活居所空間に爽 やかな香り、空気を提供することができる。

【００５２】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項３記載の如く、パネ ルが一対の側板の係止片に係止されると共に、パネルの裏面が側板と当接するも のであるため、パネルをスタンドに確実に立て掛けることができ、また、スタン ドの収納部に収納された収納体が前隠し板によって隠されるために、視覚的に優 れたものとすることができる。

【００５３】 さらに、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項４記載の如く、側 板の上側端縁同士が連結されているため、安定した状態で卓上等に起立させるこ とができると共に、スタンド1 の剛性が高めることができ、重量のあるパネルで あっても、スタンドが潰れることなくパネルを立て掛けることができる。

【００５４】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項５記載の如く、側板 の前側端縁が上端部側ほど後方に傾斜することで、パネル17が傾斜した状態とな るため、パネル17を安定して立て掛けることができ、従って、パネルがスタンド に対して不用意に動いたり、前方に転倒するのを好適に防止することができる。

【００５５】 さらに、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項６記載の如く、側 板の後側端縁と、座板の後側端縁とが略同一鉛直面上に位置するものであるため 、スタンドを壁等に当接させて載置することにより、スタンドの嵩張りを防止す ることができ、卓上を有効活用することができる。

【００５６】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項７記載の如く、座板 に、前記収納体を保持するための舌片が設けられているため、収納部に収納され た収納体を確実に固定することができ、卓上用パネル付きスタンドを持ち上げて も収納体がスタンドから不用意に離脱することを防止することができる。

【００５７】 さらに、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項８記載の如く、前 隠し板に通気孔が形成されているため、気化若しくは昇華された芳香剤又は消臭 剤を外部に確実に揮散させることができる。

【００５８】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項９記載の如く、側板 に形成された孔を開閉可能な蓋片が設けられているため、蓋片により開放された 孔を通って、補助的に、気化若しくは昇華された芳香剤又は消臭剤を外部に揮散 させることができる。

【００５９】 また、本考案に係る卓上用パネル付きスタンドは、請求項１０記載の如く、固 定片がパネルの裏面に貼着可能であるため、スタンドにパネルを立て掛けた際、 固定片をパネルの裏面に貼着により取付け、パネルをスタンドに固定することが でき、パネルがスタンドから不用意に外れるのを好適に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態を示す卓上用パネル付き
スタンドの正面図。

【図２】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドの側
面図。

【図３】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドの背
面斜視図。

【図４】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドのス
タンドの正面図。

【図５】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドのス
タンドの側面図。

【図６】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドのス
タンドの斜視図。

【図７】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドのス
タンドの展開図。

【図８】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドのパ
ネルの平面図。

【図９】同実施の形態の卓上用パネル付きスタンドの収
納体に芳香剤シートを挿入する状態の斜視図。

【図１０】他実施の形態の卓上用パネル付きスタンドの
スタンドの斜視図。

【符号の説明】

1 …スタンド、2 …座板、3 …側板、4 …前隠し板、5
…収納部、7 …係止片、8 …舌片、10…通気孔、11…蓋
片、12…孔、14…固定片、17…パネル、18…フレーム、
20…装飾物（押し花）、25…収納体、28…芳香剤シート

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 板状のフレーム(18)内に押し花等の装飾
   物、写真等が表示可能なパネル(17)と、該パネル(17)を
   立て掛け可能なスタンド(1) とからなり、しかも、芳香
   剤又は消臭剤が、前記スタンド(1) の収納部(5) 内に具
   備可能に構成されてなることを特徴とする卓上用パネル
   付きスタンド。
2. 【請求項２】 板状のフレーム(18)内に押し花等の装飾
   物、写真等が表示可能なパネル(17)と、該パネル(17)を
   立て掛け可能なスタンド(1) とからなり、しかも、芳香
   剤又は消臭剤を収納した収納体(25)を収納すべく、前記
   スタンド(1) に収納部(5) が設けられてなることを特徴
   とする卓上用パネル付きスタンド。
3. 【請求項３】 前記スタンド(1) は、卓上に載置可能な
   座板(2) と、該座板(2) の左右両端縁(2a,2b) から上方
   に延設され、且つ前記パネル(17)を係止可能な係止片
   (7) が前方に突設された一対の側板(3,3) と、パネル(1
   7)が係止片(7,7)に係止されて立て掛けられた際、座板
   (2) とパネル(17)との隙間を隠すべく、座板(2) の前側
   端縁(2c)に沿って設けられた前隠し板(4) とからなり、
   前記収納部(5) が座板(2) 上に設けられてなる請求項１
   又は２記載の卓上用パネル付きスタンド。
4. 【請求項４】 前記側板(3,3) の上側端縁(3a,3a) 同士
   が連結されてなる請求項３記載の卓上用パネル付きスタ
   ンド。
5. 【請求項５】 前記側板(3,3) の前側端縁(3b,3b) が、
   上端部側ほど後方に傾斜するよう構成されてなる請求項
   ３又は４記載の卓上用パネル付きスタンド。
6. 【請求項６】 前記側板(3,3) の後側端縁(3c,3c) と、
   座板(2) の後側端縁(2d)とが略同一鉛直面上に位置する
   よう構成されてなる請求項３乃至５の何れかに記載の卓
   上用パネル付きスタンド。
7. 【請求項７】 前記座板(2) に、芳香剤又は消臭剤を固
   定するための舌片(8)が設けられてなる請求項２乃至５
   の何れかに記載の卓上用パネル付きスタンド。
8. 【請求項８】 前記前隠し板(4) に、芳香剤又は消臭剤
   を外部に揮散させるための通気孔(10)が形成されてなる
   請求項３乃至７の何れかに記載の卓上用パネル付きスタ
   ンド。
9. 【請求項９】 前記側板(3) に、孔(12)が形成されると
   共に、蓋片(11)が前記孔(12)を開閉可能に設けられてな
   る請求項３乃至８の何れかに記載の卓上用パネル付きス
   タンド。
10. 【請求項１０】 前記側板(3) の前側端縁(3a)に、固定
    片(14)が突設され、該固定片(14)がパネル(17)の裏面に
    貼着可能である請求項３乃至９の何れかに記載の卓上用
    パネル付きスタンド。