JP3033300B2 - 燃焼式ヒータ - Google Patents

燃焼式ヒータ

Info

Publication number
JP3033300B2
JP3033300B2 JP03316578A JP31657891A JP3033300B2 JP 3033300 B2 JP3033300 B2 JP 3033300B2 JP 03316578 A JP03316578 A JP 03316578A JP 31657891 A JP31657891 A JP 31657891A JP 3033300 B2 JP3033300 B2 JP 3033300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
fan
flame sensor
fuel
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03316578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05118527A (ja
Inventor
孝治 森
一夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JPH05118527A publication Critical patent/JPH05118527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3033300B2 publication Critical patent/JP3033300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の暖房に用いら
れる燃焼式ヒータにおいて、火炎の着火と消火の検出に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の暖房に用いられる燃焼式ヒータに
おける火炎の着火と消火の検出として、例えば特開平2
−225910号公報に開示されているものがある。
【0003】これは、図6に示すように、燃焼室8に燃
焼空気を送り込む燃焼空気送風ファン4の上流側に、応
答性の優れたCdS等より成る炎センサー11を設け、
炎センサー11と燃焼室8とを結ぶ線L上にある燃焼空
気送風ファン4のファンプレート4aに開けられた小穴
を通して、炎センサー11により燃焼室8内における火
炎の着火と消火を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、燃焼式ヒータに
おいて、燃焼空気の送風能力を挙げて燃焼能力を向上す
るため、2枚のファンプレートを有するターボ式の燃焼
空気送風ファンが用いられるようになって来た。
【0005】ところが、上記の火炎の検出方式を用いる
場合、燃焼室内の火炎を炎センサーで受光するために
は、燃焼空気送風ファンの2枚のファンプレートに、垂
直方向で同軸上に夫々の小穴を開ける必要があるが、夫
々の小穴は燃焼空気送風ファンの製作時に若干ずれる場
合があるので、夫々の小穴が同径であると、炎センサー
の受光量が減少して検出力が低下し、遂には燃焼室内に
おける火炎の着火と消火を的確に検出できなくなる。
【0006】そのようになると、燃焼式ヒータの運転
中、電圧の低下や燃料への空気の混入等による燃焼の変
化により、受光量が減少し失火であるとの誤検出を生じ
たり、或いは暖房運転のスイッチを入れても、暖房運転
が行われないという問題を生じる。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、燃焼空気送風ファンの2枚のファンプレートに夫
々開けられた小穴から燃焼室内の火炎を炎センサーに確
実に受光できるようにすることにより、上記の問題の解
消を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために(1)燃焼室の上流側にあって供給され
る液体燃料を小滴状に噴霧する燃料噴霧器と、この燃料
噴霧器の上流側にあって小滴状に噴霧された燃料に燃焼
空気を送り込む燃焼空気送風ファンを有する燃焼式ヒー
タにおいて、前記燃焼空気送風ファンに設けられた2枚
のファンプレートと、この2枚のファンプレートに対し
て垂直方向で同軸上に夫々開けられた小穴と、前記燃焼
空気送風ファンの上流側に設けられ、前記燃焼室内の燃
焼火炎を前記小穴を通して受光検出する炎センサーとを
備え、前記小穴のうち、前記炎センサーに近い側の小穴
を前記炎センサーに遠い側の小穴よりも大きく開設した
構成の技術的手段を用いるものであり、(2)また、前
記小穴は間隔をおいて複数個開設するのが効果的であ
る。
【0009】
【作用】上記の手段によれば、燃焼空気送風ファンの2
枚のファンプレートに垂直方向で同軸上に夫々開けられ
た小穴のうち、炎センサーに近い側の小穴を炎センサー
に遠い側の小穴よりも大きくしているため、夫々の小穴
の位置が若干ずれても、燃焼室内の火炎は炎センサーに
受光され、且つ炎センサーへの入射光に対する受光領域
も広くなるため、炎センサーの検出力の低下は抑えられ
る。
【0010】なお、上記の小穴は間隔をおいて複数個開
設することにより、炎センサーの受光量が増えて検出力
は維持される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は、本発明による燃焼式ヒータへの炎センサ
ー取付の一実施例を示す断面図である。
【0012】図1において、1はモータで、2は燃料タ
ンク(図示せず)より軽油等の燃料を汲み上げ、後述の
燃料噴霧器5に供給する燃料ポンプである。3は暖房用
の空気を取入れ車室内に送風する暖房空気送風ファン
(以下暖房ファンと呼ぶ)で、4は後述の燃焼室8に燃
焼用の空気を送風する燃焼空気送風ファン(以下燃焼フ
ァンと呼ぶ)であり、5は燃料ポンプ2より供給された
燃料を小滴状に分散させる燃料噴霧器である。
【0013】以上の燃料ポンプ2,暖房ファン3,燃焼
ファン4及び燃料噴霧器5は、モータ1によって回転駆
動される。6は燃料噴霧器5より噴霧された燃料に着火
するグロープラグで、8は燃料噴霧器5によって噴霧さ
れる小滴状の燃料に燃焼ファン4より空気を送風して燃
焼させる燃焼室であり、燃焼用の空気は図の矢印Aで示
す方向に流れる。9は燃焼室8での燃焼によって生じる
高温の燃焼ガスの熱を、暖房ファン3によって送られる
暖房用空気に熱交換する熱交換器で、暖房用空気は、図
の矢印Bで示す方向に流れる。
【0014】なお、10は燃料タンク(図示せず)と燃
料ポンプ2との間にあって、燃料の流路を開閉する燃料
バルブで、12は燃料ポンプ2から燃料噴霧器5へ燃料
を導くための燃料パイプである。
【0015】11は燃焼室8で発生する燃焼火炎を検出
する炎センサーで、例えばcds等の光電素子より検出
部が構成されていて、燃焼ファン4と燃料ポンプ2の間
に設けられた仕切壁13に取付けられる。
【0016】炎センサー11は、図に示すように燃焼フ
ァン4よりも上流側に設置され、炎センサー11と燃焼
室8とを結ぶ線L上にある燃焼ファン4の2枚のファン
プレート4aに、燃焼室8の燃焼火炎が炎センサー11
で検出できる後述の小穴4a1と4a2が開設されてい
る。
【0017】図2は、上記実施例における要部の電気回
路図で、バッテリーの電源105からリレーの接点10
1a,102a,103aが並列に接続され、接点10
1aはグロープラグ6に、接点102aは燃料バルブ1
0に、接点103aはモータ1に夫々接続されている。
104は電源105から導かれるヒータスイッチで、ヒ
ータスイッチ104からリレー101,102,103
が並列に接続され、リレー101,102,103及び
炎センサー11が制御ユニット100に接続され、以上
により電気回路が構成されている。
【0018】ここで、ヒータスイッチ104は投入する
と、制御ユニット100の指示によりまずリレー101
が入り、一定時間経過してからリレー102,103が
入り、炎センサー11が着火を検出すると、リレー10
1が切れるように制御される。一方、この状態でヒータ
スイッチ104を解除すると、制御ユニット100の指
示によりまずリレー102が切れ、それから炎センサー
11が消火を検出すると、一定時間経過してからリレー
103が切れるように制御される。
【0019】次に、上記構成における本実施例の作動を
図1と図2に基づいて説明する。まず、暖房運転を行う
場合は、ヒータスイッチ104を投入する。ヒータスイ
ッチ104を投入すると、制御ユニット100の指示に
よりリレー101に通電されて接点101aが閉じ、グ
ロープラグ6に通電され、グロープラグ6が十分に赤熱
するだけの一点の時間が経過後、リレー102,103
に通電されて接点102a,103aが閉じ、燃料バル
ブ10が開弁し、モータ1が回転する。モータ1の回転
によって、燃料ポンプ2,暖房ファン3,燃焼ファン4
及び燃料噴霧器5が回転駆動される。
【0020】燃焼ポンプ2の駆動により、燃料タンク
(図示せず)から燃料が開弁している燃料バルブ10を
通って汲み上げられ、燃料ポンプ2から燃料パイプ12
を経て燃料噴霧器5に供給される。燃料噴霧器5に供給
された燃料は、ここで小滴状に噴霧されて十分に赤熱し
たグロープラグ6に触れて着火し、燃焼ファン4によっ
て送られる燃焼用の空気と混合して燃焼室8に燃焼を始
める。
【0021】この場合、燃焼室8の燃焼火炎から発する
光は、燃焼ファン4の2枚のファンプレート4aに設け
られた小穴を通して炎センサー11により検出され、そ
れによって制御ユニット100の指示によりリレー10
1の通電が断たれて接点101aが開き、グロープラグ
6への通電が遮断される。
【0022】燃焼室8での燃焼により熱交換器9に高温
の燃焼ガスが流れるが、暖房ファン3によって熱交換器
9の周囲に送られる暖房用の空気は、この燃焼ガスの熱
により熱交換されて温風となり、車室内へ送られて車室
内を暖房する。
【0023】次に、暖房運転を停止する場合は、ヒータ
スイッチ104を解除する。ヒータスイッチ104を解
除すると、制御ユニット100の指示によりリレー10
2への通電が断たれて接点102aが開き、制御バルブ
10は閉弁して、燃料ポンプ2への燃料流路が遮断され
る。そのため、燃料ポンプ2による燃料の汲み上げは行
われないので、その後は一部の残留燃料が燃えつきるま
で燃焼は継続する。
【0024】燃焼が尽きると、燃焼火炎の消火が炎セン
サー11により検出され、それによって、制御ユニット
100の指示により燃焼室8と熱交換器9を冷却する掃
気運転が一定の時間だけ行われてから、リレー103へ
の通電が断たれて接点103aが開き、モータ1の停止
により燃料ポンプ2,暖房ファン3,燃焼ファン4及び
燃料噴霧器5の回転が停止して、燃焼式ヒータの運転は
停止する。
【0025】ここで、図3(A)に示すように、2枚の
ファンプレート4aに設けられた炎センサー11に遠い
側の小穴4a1の径D1と炎センサー11に近い側の小
穴4a2の径D2が同径の場合は、小穴4a1と4a2
が図のようにずれていると、炎センサー11の受光量は
少なくなり、それによって炎センサー11の検出力は低
下する。
【0026】また、図3(B)に示すように、ファンプ
レート4aの回転により、小穴4a1と4a2が炎セン
サー11の受光領域に差し掛かった場合、小穴4a1と
4a2は同径のため、炎光が炎センサー11に入射する
量は図のように少ないので、炎センサー11の検出力は
低い。
【0027】これに対し、図4(A)に示すように、2
枚のファンプレート4aに設けられた炎センサー11に
遠い側の小穴4a1の径D1よりも、炎センサー11に
近い側の小穴4a2の径D2を大きくしておけば、小穴
4a1と4a2が図のようにずれても、炎センサー11
の受光量は少なくならないため、炎センサー11の検出
力は低下しない。
【0028】また、図4(B)に示すように、ファンプ
レート4aの回転により、小穴4a1と4a2が炎セン
サー11の受光領域に差し掛かった場合、小穴4a2の
径D2は小穴4a1の径D1より大きいため、炎光が光
センサー11に入射する量は図のように多いので、炎セ
ンサー11の検出力は高い。
【0029】図5(A),(B)は、炎センサー11を
仕切壁13に設けられた突起部14に取付けて用いる場
合を示すもので、2枚のファンプレート4aに設けられ
た炎センサー11に遠い側の小穴4a1の径D1より
も、炎センサー11に近い側の小穴4a2の径D2を大
きくすることにより、この場合も前述と同じ理由によ
り、炎センサー11の検出力は維持される。
【0030】次に、本実施例では、2枚のファンプレー
ト4aに、夫々1個の小穴4a1と4a2を開けたが、
図7(A),(B)に示すように、ファンプレート4a
に間隔をおいて複数個の小穴4a1と4a2を開けるこ
とが、炎センサー11の受光量を増やし検出力を維持す
るために望ましい。
【0031】なお、上記の小穴4a1と4a2が同径で
も、穴径を大巾に大きくすれば、炎センサー11の受光
量は増大するが、燃料噴霧器5側に開口するファンプレ
ート4aの小穴4a1の径D1を大きくすると、燃焼空
気送風ファン4の送風能力が低下するため、径D1を大
きくすることは制約(本事例では最大で8mm)され
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、送風能力アップのために2枚のファンプレ
ートを有する燃焼空気送風ファンを用いても、炎センサ
ーによる火炎の検出力の低下は抑えられるので、炎セン
サーの検出力の低下に伴う燃焼式ヒータの燃焼変化によ
る失火であるとの誤検出や、或いは暖房運転スイッチを
入れても暖房されないという問題は無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃焼式ヒータにおける炎センサーの本発明の取
付を示す断面図である。
【図2】燃焼式ヒータの要部の電気回路図である。
【図3】(A),(B)は図1の炎センサーの受光を示
す改良前の要部断面図である。
【図4】(A),(B)は図1の炎センサーの受光を示
す改良後の要部断面図である。
【図5】(A),(B)は図1の炎センサーの受光を示
す改良後の別の要部断面図である。
【図6】燃焼式ヒータにおける炎センサーの従来の取付
を示す断面図である。
【図7】(A),(B)は図4のファンプレートに開設
された小穴の別の実施例を示す正面図と断面図である。
【符号の説明】
4 燃焼空気送風ファン 4a ファンプレート 4a1,4a2 小穴 5 燃料噴霧器 8 燃焼室 11 炎センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/08 F23D 11/04 621 F23M 11/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室の上流側にあって供給される液体
    燃料を小滴状に噴霧する燃料噴霧器と、この燃料噴霧器
    の上流側にあって小滴状に噴霧された燃料に燃焼空気を
    送り込む燃焼空気送風ファンを有する燃焼式ヒータにお
    いて、 前記燃焼空気送風ファンに設けられた2枚のファンプレ
    ートと、 この2枚のファンプレートに対して垂直方向に同軸上に
    夫々開けられた小穴と、 前記燃焼空気送風ファンの上流側に設けられ、前記燃焼
    室内の燃焼火炎を前記小穴を通して受光検出する炎セン
    サーとを備え、 前記小穴のうち、前記炎センサーに近い側の小穴を前記
    炎センサーに遠い側の小穴よりも大きく開設したことを
    特徴とする燃焼式ヒータ。
  2. 【請求項2】 前記小穴は間隔をおいて複数個開設する
    ことを特徴とする請求項1記載の燃焼式ヒータ。
JP03316578A 1991-09-04 1991-11-29 燃焼式ヒータ Expired - Lifetime JP3033300B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-224263 1991-09-04
JP22426391 1991-09-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05118527A JPH05118527A (ja) 1993-05-14
JP3033300B2 true JP3033300B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=16811040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03316578A Expired - Lifetime JP3033300B2 (ja) 1991-09-04 1991-11-29 燃焼式ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3033300B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05118527A (ja) 1993-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3033300B2 (ja) 燃焼式ヒータ
US20060194160A1 (en) Gas combustion-control method and gas combustion device
JP2589096B2 (ja) 燃焼機の制御装置
JP4670516B2 (ja) 石油給湯機の着火制御装置
KR950004616B1 (ko) 연소기기의 제어장치
JPS6229809Y2 (ja)
GB2401930A (en) A method and device for igniting an oil burner
KR0159149B1 (ko) 연소장치 및 연소장치의 급배기구의 폐쇄검지방법
JPS6130167B2 (ja)
JPS625545Y2 (ja)
KR100281067B1 (ko) 가스온풍기의연소실압력해제장치
JPH0631308Y2 (ja) 液体燃料燃焼装置
KR100287708B1 (ko) 공기 조화기의 버너
JP4166190B2 (ja) コージェネレーションシステム
KR100187025B1 (ko) 오일연소기의 냄새방지장치
KR100422866B1 (ko) 예혼합식 콘덴싱 보일러에서의 초기점화시 염 안정화장치및 그 방법
JPH074646A (ja) 燃焼装置
JP2585699Y2 (ja) 燃焼器の制御装置
JPH1183009A (ja) 燃焼式ヒータ
JPH02225910A (ja) 燃焼式ヒータ
JP2525451Y2 (ja) 気化式燃焼装置
JPH0364772B2 (ja)
JPS6126765Y2 (ja)
JP2516089Y2 (ja) 気化式燃焼器具
JP3003326B2 (ja) 燃焼器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000118