JP3033163B2 - 対物レンズクリーニング用カートリッジ - Google Patents

対物レンズクリーニング用カートリッジ

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JP3033163B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク,光・磁気ディスク等の光記録
媒体としてのディスクを記録及び/又は再生する光ディ
スク記録再生装置のディスクドライブ装置において対物
レンズをクリーニングする対物レンズクリーニング用カ
ートリッジに関する。
〔発明の概要〕
本発明による対物レンズクリーニング用カートリッジ
は、ディスクカートリッジと略同大のカートリッジにク
リーニング部材を、このカートリッジをディスクドライ
ブ装置に対する挿入動作及び排出動作に伴って出没回動
するように設け、挿入動作時にディスクドライブ装置に
設けられたストッパによって装着位置まで挿入されない
ように構成したことにより、この対物レンズクリーニン
グ用カートリッジのディスクドライブ装置に対しディス
クカートリッジの装着位置まで挿入されない挿入動作と
排出動作により電気的駆動力を必要とすることなくクリ
ーニング部材が対物レンズに摺接して対物レンズ上の汚
れを簡易にクリーニングできるようにしたものである。
〔従来の技術〕
近年、光ディスクシステムにおいては、ディスクの信
号記録面の保護を図るため、光ディスクをカートリッジ
に収納し、このカートリッジに収納されたままの状態で
光ディスクをディスクドライブ装置に挿入装着し記録及
び/又は再生を行なうようにした光ディスクカートリッ
ジシステムが実用化されている。
この光ディスクカートリッジシステムにおいては、デ
ィスクカートリッジの装着動作の繰り返し等によってデ
ィスクドライブ装置内の光ピックアップの対物レンズに
塵埃が付着し、正常な記録及び/又は再生の妨げとなる
おそれがある。
そこで従来、この光ピックアップの対物レンズをクリ
ーニングするためのカートリッジタイプのクリーナー、
即ちクリーニング用カートリッジが種々提案されてい
る。
従来のこの種のクリーニング用カートリッジとして
は、例えば通常のディスクカートリッジの外表面にブラ
シを植設し、このカートリッジをディスクドライブ装置
に挿入してローディング動作が完了した後に光ピックア
ップを移動させて対物レンズのクリーニングを行なうよ
うにしたものや、カートリッジ内に納められるディスク
にブラシを植設し、このカートリッジをディスクドライ
ブ装置に挿入してローディング完了後、ディスクが回転
駆動されることによって対物レンズをクリーニングする
ようにしたもの等がある。
しかしながら、これら従来のクリーニング用カートリ
ッジは、光ピックアップの移動やディスクの回転を利用
して対物レンズのクリーニングを行なう方式であるた
め、その動作には何れも電気的駆動力を必要とし、即ち
ディスクドライブ装置の電源がオンの状態でなければク
リーニングを行なうことはできない。また後者のディス
クの回転を利用したものは、その回転が高速であるため
ブラシで対物レンズを傷つける危険性があり、実用上大
きな問題がある。
これらの問題点を解消するために、本出願人は先に、
クリーニング用カートリッジを提案した(実願平1-4256
8号)。
このクリーニング用カートリッジは、正規に挿入され
たときディスクカートリッジロック機構を動作させて、
挿入されたディスクカートリッジをロックするように正
規挿入検出部を設けたディスクカートリッジを用いるデ
ィスクドライブ光ピックアップクリーニング用カートリ
ッジであって、その挿入方向に沿ってクリーニング部材
例えばブラシを設けるとともに、正規挿入検出部を形成
しない構造としたものである。
このクリーニング用カートリッジは、ディスクドライ
ブ側に挿入するとブラシの先端が光ピックアップの対物
レンズに当接しこれをクリーニングする如く動作する。
そしてこのカートリッジを奥まで挿入しても、正規挿入
検出部が形成されていないことによりカートリッジはロ
ックされないので再び排出され、このカートリッジの挿
入/排出動作によって電気的駆動力によらない光ピック
アップのクリーニングが行なわれるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように構成される先願のクリーニング用カートリ
ッジではクリーニング部材であるブラシがカートリッジ
に固定され、またカートリッジ外面から突出されている
ので、ディスクドライブ装置に挿入すると対物レンズに
対して挿入口側に位置する部材、例えばディスクターン
テーブル等にブラシが摺接することになる。このため対
物レンズの汚れを除去する前にブラシにはターンテーブ
ル上、ターンテーブルシャフトの開口部内等の塵埃が付
着し、この塵埃が対物レンズに付着することになって対
物レンズが却って汚れてしまうおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、ディスク
ドライブ装置へのクリーニング用カートリッジの挿入ロ
ーディング動作により対物レンズのみにクリーニング部
材が摺接されて対物レンズのクリーニングが確実に行な
えるようにしたディスクドライブ装置の対物レンズクリ
ーニング用カートリッジを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、開口部を開閉す
るシャッタを備え、ディスクを収納したディスクカート
リッジが装着位置まで挿入される挿入ローディング動作
に伴って動作するシャッタ開閉機構によりシャッタを開
放してディスクを光ピックアップの対物レンズに対応さ
せて回転駆動させるディスクドライブ装置の対物レンズ
をクリーニングするクリーニング用カートリッジであっ
て、ディスクカートリッジと略同大のカートリッジと、
このカートリッジに回動自在に設けられ、このカートリ
ッジのディスクドライブ装置に対する挿入動作及び排出
動作に伴って出没するように回動するクリーニング部材
とを備え、上記挿入動作時にディスクドライブ装置に設
けられたストッパと、上記カートリッジの前端縁との間
にシャッタ開閉機構のシャッタ開閉ピンが挟まれること
によってディスクカートリッジの装着位置まで挿入され
ないように構成したものである。
〔作用〕
このように構成される対物レンズクリーニング用カー
トリッジは、ディスクドライブ装置にディスクカートリ
ッジの装着位置まで挿入されない挿入動作させるとこの
動作に伴ってクリーニング部材がカートリッジの外面側
に突出されて対物レンズに摺接され、対物レンズに付着
する塵埃を除去し、またクリーニング用カートリッジの
排出動作により、クリーニング部材はカートリッジ内に
没入される。
このクリーニング用カートリッジの挿入動作及び排出
動作に伴うクリーニング部材の出没によりクリーニング
部材はディスクターンテーブル等の他の部材に摺接され
ることなく対物レンズのみに摺接されることになり対物
レンズのクリーニングが確実に行われる。また、クリー
ニング用カートリッジは、ディスクドライブ装置に対し
ディスクカートリッジの装着位置まで挿入されないた
め、装置の非通電状態にあってもクリーニングが行え、
また、装置がクリーニング動作中に誤って記録及び/又
は再生動作することはない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
先ず、本発明のクリーニング用カートリッジの構成を
説明する前に、第11図乃至第16図を参照して本発明のク
リーニング用カートリッジが適用される光ディスクカー
トリッジシステムについて説明するも、本出願人が既に
提案(実願昭59−180502号)したものを援用して説明す
る。
この光ディスクカートリッジシステムにおいて通常に
使用されるディスクカートリッジ(1)は、第12図及び
第13図に示す如く、例えば樹脂製のカートリッジ匣体
(2)の内部に光ディスク(例えば光・磁気ディスク)
(3)を回転自在に収納して成る。尚、このディスクカ
ートリッジ(1)の外形寸法は、現在いわゆる5.25イン
チ光ディスクカートリッジとして国際規格化されている
ものである。
このディスクカートリッジ(1)は、いわゆる両面使
用タイプで、即ちディスク(3)はその上下両面に信号
記録面を有し、この上下記録面に対応して匣体(2)の
上下両側に開口部(4)が形成されており、ディスクカ
ートリッジがディスクドライブ装置に挿入された状態で
はこの開口部(4)よりディスク(3)の記録面に対し
信号の書込み又は読出しを行なうための光ピックアップ
が臨む如く成されている。
そしてこの上下両面の開口部(4)を開閉するための
シャッタ(5)が匣体(2)に対し横方向に摺動自在に
備えられている。このシャッタ(5)は、例えば板金材
を匣体(2)の前面部及び上下面部に沿うコ字状に折曲
して形成されており、通常の状態では開口部(4)を覆
う閉じ位置にある。そしてこのシャッタ(5)の前面部
には、シャッタ(5)を開閉操作するための係合孔
(6)が切欠形成されており、即ちこの係合孔(6)に
後述するディスクドライブ装置側に配されるシャッタ開
閉ピンが挿入係合されることによってシャッタ(5)の
開閉動作が行なわれるように成されている。
またこのシャッタ(5)の係合孔(6)に対応して匣
体(2)の前面部(2a)には係合孔(6)にシャッタ開
閉ピンが挿入係合されたときの逃げとなる凹状の段部
(7)が形成されている。
さらに匣体(2)の前面部(2a)には、後述するよう
にディスクカートリッジの誤挿入を防止するための正規
挿入検出部としての凹部(8)が形成されている。この
凹部(8)は、通常のシャッタ閉じ状態においてはシャ
ッタ(5)によって覆われているも、シャッタの開き時
には露出される位置に設けられている。
尚、(9)はディスクカートリッジ(1)がディスク
ドライブ装置に装着された際の位置決め用孔、(10)は
ディスクカートリッジ(1)の取出し時に指を掛けるた
めのグリッパー凹部である。
またこのディスクカートリッジ(1)には、シャッタ
ロック機構が内蔵されており、シャッタ(5)の閉じ状
態においてはこのシャッタロック機構によってシャッタ
(5)がロックされ、係合孔(6)にシャッタ開閉ピン
が挿入されるとこのシャッタロック機構によるシャッタ
(5)のロック状態が解除される如く構成されている
も、このシャッタロック機構は本考案の説明上特に関係
ないので本例では図示及び説明を省略する。
次にこのディスクカートリッジ(1)が挿入ローディ
ングされるディスクドライブ装置(11)の構成を説明す
る。
第11図において(12)は挿入されたディスクカートリ
ッジ(1)内のディスク(3)を回転駆動させるための
ターンテーブル、(13)はディスク(3)の記録面に対
向するように配され、ディスク径方向に移動される光ピ
ックアップを示し、この光ピックアップ(13)の上面側
に設けられた対物レンズ(13a)からディスクの記録面
に対し信号の書込み又は読出しを行なうためのレーザー
光が出射される。この光ピックアップ(13)のレンズカ
バー(13b)は導電性金属、例えばアルミニウムから形
成されている。
また(14)は挿入されたディスクカートリッジ(1)
が支持される支持基板で、この支持基板(14)はターン
テーブル(12)や光ピックアップ(13)が設けられる固
定基板に対し昇降されるように支持されている。この支
持基板(14)の左右両側端部には断面コ字状の支持レー
ル(15a)及び(15b)が対向して固定されており、この
両支持レール(15a)及び(15b)によってディスクカー
トリッジ(1)の両側部が挿入支持される。
そして支持基板(14)の奥部には、ディスクカートリ
ッジ(1)の挿入方向に対向して、ディスクカートリッ
ジ(1)のシャッタ(5)を開閉操作するための第1の
シャッタ開閉アーム(16)及び第2のシャッタ開閉アー
ム(17)が左右に対称的に回動自在に軸支されている。
この両シャッタ開閉アーム(16)と(17)は、互いにデ
ィスクカートリッジ(1)の厚み以上に高さをずらせて
配されており、即ち第1のシャッタ開閉アーム(16)は
挿入された状態のディスクカートリッジ(1)より下方
に位置し、また第2のシャッタ開閉アーム(17)は上方
に位置するように配設してあり、第1のシャッタ開閉ア
ーム(16)の遊端部には上方に突出するシャッタ開閉ピ
ン(16a)が植設され、第2のシャッタ開閉アーム(1
7)の遊端部には下方に突出するシャッタ開閉ピン(17
a)が植設されている。
また、この両シャッタ開閉アーム(16)及び(17)の
軸支基端部にはバネ係止部(18)及び(19)が後方に突
設され、このバネ係止部(18)と(19)の先端部間に張
設された引張バネ(20)の偏倚力により両シャッタ開閉
アーム(16)と(17)は、シャッタ開閉ピン(16a)と
(17a)が互いに離間する方向に回動付勢されている。
また、この両シャッタ開閉アーム(16)と(17)は、
夫々支持基板(14)上に固着されるアーム回動規制部材
(21a)及び(21b)によって所定の回動位置に係止保持
されている。
さらに支持基板(14)の奥部には、左右にカートリッ
ジ挿入規制突起(22a)及び(22b)が立設されており、
ディスクカートリッジ(1)が完全に奥まで挿入された
状態ではこのカートリッジ挿入規制突起(22a)及び(2
2b)にディスクカートリッジ(1)の前面部が当接係止
される。
また支持基板(14)の奥部の中央には、後述するよう
にディスクカートリッジ(1)が誤挿入された際に両シ
ャッタ開閉アーム(16)及び(17)のシャッタ開閉ピン
(16a)及び(17a)が衝合されて誤挿入を阻止するスト
ッパ(23)が設けられている。
以上の如く構成されるディスクドライブ装置(11)に
ディスクカートリッジ(1)を挿入したときの動作を第
14図乃至第16図において説明すると、先ずディスクカー
トリッジ(1)の一方の面(例えばいわゆるA面)を上
方に向けた状態で匣体前面部(2a)側から正規に挿入し
た場合、第14図に示す如く、第1のシャッタ開閉アーム
(16)のシャッタ開閉ピン(16a)がシャッタ(5)の
係合孔(6)に係合し、一方第2のシャッタ開閉アーム
(17)のシャッタ開閉ピン(17a)はディスクカートリ
ッジ(1)の前面部(2a)に当接される。この状態から
ディスクカートリッジ(1)をさらに押し込んでゆく
と、この押圧力によって両シャッタ開閉アーム(16)と
(17)は引張バネ(20)の偏倚力に抗して夫々後方へ回
動され、このとき第1のシャッタ開閉アーム(16)の回
動に伴ってシャッタ開閉ピン(16a)がシャッタ(5)
を閉じ位置から開き位置まで移動させる如く作用し、一
方第2のシャッタ開閉アーム(17)のシャッタ開閉ピン
(17a)はシャッタ(5)の開放動作に関係することな
くディスクカートリッジ(1)の前面部、シャッタ
(5)の前面部に沿って摺動される。
このようにしてディスクカートリッジ(1)が最も奥
まで挿入されると、第15図に示す如くシャッタ(5)は
完全に開き位置まで移動操作されて開口部(4)を全面
的に開放する。そしてこの状態においては、シャッタ
(5)の開放動作に関係しない第2のシャッタ開閉アー
ム(17)のシャッタ開閉ピン(17a)はディスクカート
リッジ(1)の凹部(8)に入り込む状態となり、この
ためディスクカートリッジ(1)は、シャッタ開閉ピン
(17a)が障害となることなく前面部(2a)がカートリ
ッジ挿入規制突起(22a)及び(22b)に当接し、即ち所
定の装着位置に完全に挿入された状態となる。
そしてこのようにディスクカートリッジ(1)が完全
に挿入されると、図示しないカートリッジロック機構が
作動してディスクカートリッジ(1)が移動不能にロッ
クされ、続いて支持基板(14)が全体的に下降してディ
スクカートリッジ(1)内のディスク(3)がターンテ
ーブル(12)上に載置される状態となり、ローディング
動作が完了する。
また、ディスクカートリッジ(1)を裏返し、即ち以
上と逆の面(いわゆるB面)を上方に向けた状態で前面
部(2a)側から正規に挿入した場合は、第2のシャッタ
開閉アーム(17)のシャッタ開閉ピン(17a)がシャッ
タ(5)の係合孔(6)に係合し、一方第1のシャッタ
開閉アーム(16)のシャッタ開閉ピン(16a)はディス
クカートリッジ(1)の前面部(2a)に当接する状態と
なる。
そして、この状態からディスクカートリッジ(1)を
さらに押し込んで両シャッタ開閉アーム(16)及び(1
7)を後方へ回動させると、第2のシャッタ開閉アーム
(17)のシャッタ開閉ピン(17a)によってシャッタ
(5)が開き方向に移動操作され、一方第1のシャッタ
開閉アーム(16)のシャッタ開閉ピン(16a)は、シャ
ッタ(5)の開放動作に関係することなくディスクカー
トリッジ(1)の前面部、シャッタ(5)の前面部に沿
って摺動し、ディスクカートリッジ(1)が最も奥まで
挿入されると、シャッタ(5)の開放動作に関係しない
シャッタ開閉ピン(16a)は凹部(8)に入り込み、こ
のためディスクカートリッジ(1)は完全に挿入された
状態となりその位置でロックされる。
また、ディスクカートリッジ(1)を前面部(2a)側
から正規に挿入することなく、反対向き即ち後面部(2
b)側から挿入する誤挿入を行った場合は、シャッタ
(5)は全く移動操作されることがなく、シャッタ開閉
ピン(16a)及び(17b)が単にディスクカートリッジ
(1)の後面部(2b)に沿って摺動しながら両シャッタ
開閉アーム(16)及び(17)は後方へ回動される。そし
てディスクカートリッジ(1)が奥まで挿入された状態
では、後面部(2b)にはシャッタ開閉ピンが入り込む凹
部等がないため、第15図に示す如くディスクカートリッ
ジ(1)がカートリッジ挿入規制突起(22a)及び(22
b)に当接するより前に両シャッタ開閉ピン(16a)及び
(17a)がストッパ(23)に衝合し、即ちディスクカー
トリッジ(1)とストッパ(23)との間にシャッタ開閉
ピン(16a)及び(17a)が挟まれる状態となる。このた
めディスクカートリッジ(1)はシャッタ開閉ピン(16
a)及び(17a)が障害となって所定の装着位置まで完全
に挿入することができない。従ってカートリッジロック
機構が作動しないためディスクカートリッジ(1)は排
出され、これによってディスクカートリッジの誤挿入が
防止されるように構成されている。
本発明は、以上のように構成される光ディスクカート
リッジシステムにおいて光ディスクドライブ装置の光ピ
ックアップの対物レンズをクリーニングするクリーニン
グ用カートリッジに関するものであって、以下、本発明
の一実施例を第1図乃至第7図を参照して説明する。
図において(31)は前述したディスクカートリッジ
(1)と略同大のカートリッジで、底部(32a),両側
壁(32b),(32c)及び後壁(32d)から成る樹脂製の
匣状主体(32)とこの匣状主体(32)の上面側を覆う導
電金属製の蓋板(33)から構成され、この匣状主体(3
2)の底部(32a)と蓋板(33)の前側中央部、即ちディ
スクカートリッジ(1)の開口部(4)の光ピックアッ
プが臨む部分となる前半部と対応する部位に開口部(3
4)と(35)が形成されている。そして匣状主体(32)
の開口部(34)を開閉するシャッタ(36)が匣状主体
(32)と蓋板(33)の前縁間に横方向に摺動自在に係合
されるスライダ(37)にその折曲前面(36a)において
ネジ(38)により締付け固定され、後縁(36b)を匣状
主体(32)の底部(32a)に横方向に形成されてガイド
溝(39)に係合することにより、横方向に摺動自在に備
えられている。
このシャッタ(36)の前面側、即ち折曲前面(36a)
からスライダ(37)にかけて上面側からシャッタ(36)
を開閉操作するための係合凹部(40)が切欠形成されて
おり、前述したディスクカートリッジ(1)のシャッタ
(5)と同様にディスクドライブ装置側のシャッタ開閉
ピン、前述したディスクドライブ装置(11)においては
第2のシャッタ開閉アーム(17)のシャッタ開閉ピン
(17a)が挿入係合されることによってシャッタ(36)
の開閉動作が行われるようになされている。
このように、前述したディスクカートリッジ(1)と
同大で外観上略同形状に形成されるカートリッジ(31)
にクリーニング部材(30)を備えることよりクリーニン
グ用カートリッジを構成している。
即ち、カートリッジ(31)の匣状主体(32)の内部に
おいて開口部(34)に前後方向に渡って回転体(41)
が、その前後面に突設された軸ピン(42a),(42b)に
より横方向に回転自在に軸支され、この回転体(41)に
カートリッジ(31)のディスクドライブ装置(11)に対
する挿入方向である前後方向にブラシ(43)が複数植設
してクリーニング部材(30)が構成されており、この回
転体(41)は前述したシャッタ(36)の開閉動作に連動
して動作される連動機構(44)により回転され、シャッ
タ(36)が開口部(34)を開放した状態でブラシ(43)
を匣状主体(32)の底部(32a)の外面側から突出させ
るように回転される。
この回転体(41)をシャッタ(36)の開閉動作に連動
して回転させる連動機構(44)は、匣状主体(32)の底
部(32a)に開口部(34)の後部に沿って横方向に摺動
可能に係合支持されるスライドレバー(45)と前端部寄
りにおいて底部(32a)に軸支されて前端(46a)がシャ
ッタ(36)を固定したスライダ(37)の内面側に臨み、
後端部(46b)がスライドレバー(45)の一端側に係合
される回転レバー(46)から構成される。このスライド
レバー(45)と回転レバー(46)の係合はスライドレバ
ー(45)の一端部に下方へ垂直に突設されたピン(47)
を回転レバー(46)の後端部(46b)にスライドレバー
(45)の摺動方向と交差する方向に形成された長孔(4
8)に挿通することにより行われており、そして、スラ
イドレバー(45)の前記開口部(34)の後縁側と対応す
る面、即ち回転体(41)の後面と対向する部面に回転体
(41)の軸支中心から離れた位置(偏心部位)に係合さ
れる係合ピン(49)を突設してある。
このように構成される連動機構(44)において回転レ
バー(46)はその前端(46a)が常時、スライダ(37)
の内面側に対接されるようにスライドレバー(45)を引
張りスプリング(50)により一方に付勢して回動偏倚さ
れている。
また、この連動機構(44)の回転レバー(46)の前端
(46a)が臨むスライダ(37)の内面側にはシャッタ(3
6)が匣状主体(32)の開口部(34)を閉塞した状態で
回転レバー(46)の前端(46a)に対応する面カム(37
a)が形成されており、この面カム(37a)は後述するシ
ャッタ(36)の開閉動作の所要のタイミングに合せて設
定してある。そしてこのスライダ(37)はトーションス
プリング(51)によりシャッタ(36)が開口部(34)に
対して常時閉塞状態となるように付勢されている。
また、匣状主体(32)の底部(32a)の前縁部内側に
はスライダ(37)の下側ガイド縁(52)が形成され、ま
た開口部(34)の両側縁内側には両側壁(32b),(32
c)と略同高さの側縁片(53a),(53b)が立設されて
前述した回転体(41)とブラシ(43)から構成されるク
リーニング部材(30)の収納部(54)が形成されてい
る。
一方、匣状主体(32)の上面側を覆う蓋板(33)には
その前縁部を下方、即ち、匣状主体(32)側へ前述した
ガイド縁(52)に対向して折曲し、スライダ(37)の上
側ガイド縁(55)として形成されており、また開口部
(35)の一側縁には匣状主体(32)の開口部(34)の一
方の側縁片、即ち、クリーニング部材(30)が収納部
(54)に収納された状態でそのブラシ(43)の先端が対
向する側縁片(53a)の内側に重ね合されてブラシ(4
3)の先端が接触される接触縁片(56)が一体に折曲形
成され、他側縁には回転体(41)の回転範囲(略90゜)
を規制するストッパー縁片(57)が開口部(35)の内側
へやや突出した状態で折曲形成されている。
なお、蓋板(33)の開口部(35)は必ずしも必要とす
るものではなく、前述した接触縁片(56)及びストッパ
ー縁片(57)を切起こし状に形成するための打ち抜き孔
として形成されるものであるが、この開口部(35)を利
用してブラシ(43)に付着した塵埃を外部に払い落すこ
とができる。
次に、以上のように構成されるクリーニング用カート
リッジのクリーニング動作を説明する。
クリーニング用カートリッジ、即ちカートリッジ(3
1)を前述したディスクドライブ装置(11)に匣状主体
(32)を下側にした状態で前面側からディスクカートリ
ッジ(1)と同様に挿入すると、第2のシャッタ開閉ア
ーム(17)のシャッタ開閉ピン(17a)がシャッタ(3
6)とスライダ(37)にかけて形成された係合凹部(4
0)に係合し、一方第1のシャッタ開閉アーム(16)の
シャッタ開閉ピン(16a)は匣状主体(32)の前端縁に
単に当接される(第4図参照)。
この状態からさらにカートリッジ(31)を押し込んで
ゆくと、その押圧力によって両シャッタ開閉アーム(1
6),(17)は引張バネ(20)の偏倚力に抗して後方へ
回動され、このとき、第2のシャッタ開閉アーム(17)
の回動に伴ってシャッタ開閉ピン(17a)がシャッタ(3
6)を閉塞位置から開放方向へ移動させる如く作用し、
一方第1のシャッタ開閉アーム(16)のシャッタ開閉ピ
ン(16a)はシャッタ(36)の開放動作に関係すること
なく匣状主体(32)の前端縁からシャッタ(36)の前面
側(36a)に沿って摺動される。
このようにしてカートリッジ(31)を挿入することに
より、シャッタ(36)の開放動作においてスライダ(3
7)はカム面(37a)が連動機構(44)の回転レバー(4
6)の前端(46a)に摺接された状態で一体に摺動され、
この状態では回転レバー(46)は回転されず連動機構
(44)は不動状態にある。
この状態で、シャッタ(36)の開放移動が持続し、そ
して、匣状主体(32)の開口部(34)がターンテーブル
(12)上を通過すると回転レバー(46)の前端(46a)
からスライダ(37)のカム面(37a)が離れて回転レバ
ー(46)は回転が自由となり、これによりスライドレバ
ー(45)は引張りスプリング(50)の偏倚力により摺動
される。このスライドレバー(45)の摺動によりクリー
ニング部材(30)の回転体(41)が係合ピン(49)を介
して回動され、これに植設されたブラシ(43)が匣状主
体(32)の開口部(34)から外方、即ち底部(32a)の
外面側に突出されて、その先端が光ピックアップ(13)
の対物レンズ(13a)に摺接され、これによって対物レ
ンズ(13a)の表面に付着していた塵埃等が除去され、
即ち対物レンズ(13a)のクリーニングが行われる。
このようにして、対物レンズ(13a)をクリーニング
しながらカートリッジ(31)が奥まで挿入された状態に
おいては、カートリッジ(31)の前面部、即ち匣状主体
(32)の前端縁には第1のシャッタ開閉アーム(16)の
シャッタ開閉ピン(16a)が入り込む凹部等の逃げ部が
ないため、カートリッジ(31)が挿入規制突起(22
a),(22b)に当接するより前に第1のシャッタ開閉ピ
ン(16a)がストッパ(23)に衝合し、即ち、カートリ
ッジ(31)の前面部とストッパ(23)の間に第1のシャ
ッタ開閉ピン(16a)が挟まれる状態となる。この状態
では前述したディスクカートリッジ(1)の誤挿入時
(第16図)と同じ状態であるためカートリッジ(1)は
所定の装着位置まで完全に挿入することはできない(第
5図参照)。
従って、カートリッジ(31)は所定の装着位置でロッ
クできないので、手による押込みを解除すると引張バネ
(20)による両シャッタ開閉アーム(16),(17)の前
方への回動偏倚力により排出方向に押し出されることに
なるが、この排出初期の状態では匣状主体(32)の開口
部(34)は開放され、ブラシ(43)が突出されているた
め、このブラシ(43)の先端は再び対物レンズ(13a)
に摺接されることになってクリーニングが行われる。
この後、シャッタ(36)は閉塞方向に摺動され、匣状
主体(32)の開口部(34)が光ピックアップ(13)上を
通過する状態となるとスライダ(37)の摺動により、そ
のカム面(37a)が回転レバー(46)の前端(46a)に当
接して、これを押圧することになり、これにより回転レ
バー(46)は回動されてスライドレバー(45)を引張り
スプリング(50)の偏倚力に抗して摺動させる。
このスライドレバー(45)の摺動によりクリーニング
部材(30)の回転体(41)が係合ピン(49)を介して前
述の場合と逆方向に回動され、即ちブラシ(43)が匣状
主体(32)内に没入するように回動されてブラシ(43)
は収納部(54)に収納され、この状態でシャッタ(36)
が閉塞摺動されながらターンテーブル(12)上を通過
し、カートリッジ(31)は排出される。
以上のカートリッジ(31)の挿入・排出動作を数回繰
返し行うことにより光ピックアップ(13)の対物レンズ
(13a)のクリーニングがほぼ完全に行なえることにな
る。
このように、本例のクリーニング用カートリッジ(3
1)はディスクドライブ装置(11)への挿入・排出動作
においてクリーニング部材(30)のブラシ(43)は光ピ
ックアップ(13)に対応する位置においてのみ突出され
て対物レンズ(13a)に摺接することになるので対物レ
ンズ(13a)に他の部位、例えばカートリッジ挿入口,
ターンテーブル,ターンテーブルシャフト等の汚れを付
着させるおそれがなく、対物レンズ(13a)を確実にク
リーニングでき、また不使用時はクリーニング部材(3
0)がシャッタ(36)により自動的に保護される。
次に、本発明の他実施例を第8図乃至第10図を参照し
て説明するに、前述した一実施例の構成部材と同種部材
には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
本例においてもディスクカートリッジ(1)と略同大
のカートリッジ(31)は匣状主体(32)とこの匣状主体
(32)の上面側を覆う導電金属製の蓋板(33)から構成
され、この匣状主体(32)の底部(32a)に形成された
開口部(34)を開閉するシャッタ(36)が匣状主体(3
2)と蓋板(33)の前縁間に横方向に摺動自在に係合さ
れるスライダ(37)にその折曲前面(36a)において固
定され、後縁(36b)に突設した突片(36b1),(36
b2)を匣状主体(32)の底部(32a)に横方向に形成さ
れたスリット状のガイド溝(39)に挿入係合することに
より横方向に摺動自在に備えられている。
なお、このシャッタ(36)の前面側にも折曲前面(36
a)からスライダ(37)に開閉操作用の係合凹部(40)
が切欠状に形成されている。
そして、カートリッジ(31)の匣状主体(32)内には
開口部(34)に対応してクリーニング部材(30)が備え
られている。このクリーニング部材(30)は開口部(3
4)の前後方向にほぼ渡る長さで前後端面に軸ピン(42
a),(42b)を突設して開口部(34)の前後縁部に軸支
し、横方向に回転可能とされる回転体(41)に、カート
リッジ(31)のディスクドライブ装置(11)に対する挿
入方向である前後方向にブラシ(43)を複数植設して構
成される。このクリーニング部材(30)もシャッタ(3
6)の開閉動作に連動して回転体(41)が回転され、こ
の回転体(41)はシャッタ(36)が開口部(34)を開放
した状態でブラシ(43)が匣状主体(32)の底部(32
a)の外面側から突出されるように回転される。
本例においては、このクリーニング部材(30)とシャ
ッタ(36)との連動機構が前述した一実施例の連動機構
(44)と異なる構成である。
本例の連動機構(144)はシャッタ(36)が固定され
るスライダ(37)の内側面(37b)に押圧部材としての
係合ピン(145)が突設され、このスライダ(37)の内
側面(37b)と相対するクリーニング部材(30)の回転
体(41)の前端面(41a)にスライダ(37)の摺動にお
いて係合ピン(145)が当接される被押圧部材としての
係合突面(146)が突設されて構成されている。即ち、
係合ピン(145)がシャッタ(36)の開放時におけるス
ライダ(37)の摺動において、当接して押圧する第1の
係合突面(146a)と、シャッタ(36)の閉塞時における
スライダ(37)の復帰摺動において、当接して押圧する
第2の係合突面(146b)とを突設して構成されている。
そして、このように構成されるクリーニング部材(3
0)とシャッタ(36)の連動機構(144)は、スライダ
(37)をシャッタ(36)が匣状主体(32)の開口部(3
4)を開放する方向に摺動すると係合ピン(145)が回転
体(41)の第1の係合突面(146a)に当接し、このスラ
イダ(37)を更に開放方向に摺動することにより回転体
(41)は第1の係合突面(146a)が係合ピン(145)に
より押圧されて軸ピン(42a),(42b)を中心として回
転され、開口部(34)がほぼ完全に開放された状態でこ
の回転体(41)に植設されたブラシ(43)が開口部(3
4)を通して匣状主体(32)の底部(32a)の外面側から
突出される。
また、この匣状主体(32)の開口部(34)からクリー
ニング部材(30)のブラシ(43)が突出された状態では
回転体(41)の第2の係合突面(146b)がスライダ(3
7)の係合ピン(145)に対向されることになってこの状
態でスライダ(37)をシャッタ(36)が開口部(34)を
閉塞する方向に摺動させると係合ピン(145)が回転体
(41)の第2の係合突面(146b)に当接してこれを押圧
することになって、回転体(41)を前述の場合とは逆方
向に回転させてこれによりブラシ(43)は匣状主体(3
2)内に開口部(34)から没入されることになってシャ
ッタ(36)は開口部(34)を閉塞する。
以上の動作においてクリーニング部材(30)のブラシ
(43)が匣状主体(32)の開口部(34)に対し確実に出
没されるように回転体(41)の第1の係合突面(146a)
の端部側は回転体(41)のブラシ植設面と略平行な押面
(146a1)に、また第2の係合突面(146b)の端部側は
ブラシ植設面に対し略直交する方向の押面(146b1)に
それぞれ形成してある。
このように第1及び第2の係合突面(146a)及び(14
6b)を形成することにより、前述したスライダ(37)の
係合ピン(145)による回転体(41)の回転、即ちシャ
ッタ(36)の開放時のブラシ(43)を突出させる回転に
おいてはこの最終段階で係合ピン(145)が第1の係合
突面(146a)の押面(146a1)に当接して押圧すること
になって回転体(41)はブラシ(43)がほぼ完全な突出
状態になるように回転され、またシャッタ(36)の閉塞
時のブラシ(43)を没入させる回転においてはこの最終
段階で係合ピン(145)が第2の係合突面(146b)の押
面(146b1)に当接して回転体(41)をブラシ(43)が
匣状主体(32)内に確実に没入されるように回転させる
ことになる。
以上のように構成される本例のクリーニング用カート
リッジも前述した一実施例のクリーニング用カートリッ
ジと同様にディスクドライブ装置に挿入動作及び排出動
作させることにより対物レンズのクリーニングを行うこ
とができるものである。
即ち、カートリッジ(31)を前述したディスクドライ
ブ装置(11)に匣状主体(32)を下側にした状態で前面
側から挿入することによりスライダ(37)がシャッタ
(36)の開放方向に摺動されてブラシ(43)が匣状主体
(32)の底部(32a)から突出され、その先端が光ピッ
クアップの対物レンズに摺接してその表面に付着した塵
埃等を除去する対物レンズクリーニングが行われる。
なお、本例においてスライダ(37)の摺動動作をブラ
シ(43)を植設した回転体(41)に回転動作として直接
伝達する機構を係合ピン(145)と係合突面(146a),
(146b)による当接押圧機構により構成したが、これを
カム機構等の他の連動機構により構成することができ
る。
以上のように本例は匣状主体(32)の開口部(34)を
開閉するシャッタ(36)を固定したスライダ(37)の摺
動動作によりクリーニング部材(30)のブラシ(43)を
植設した回転体(41)を直接的に回動動作させるように
構成し、ばね力による保持機構を省略したので動作が一
層安定化し品質の向上を図ることができると共に、部品
点数削減による組立工数の低減を図ることができてコス
トの低廉化が可能となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれ等
の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変更できるものである。
例えば、カートリッジ(31)の匣状主体(32)に形成
されるクリーニング部材(30)の収納部(54)に挿入さ
れてブラシ(43)の先端が接触される蓋板(33)側の接
触片(56)を波状等に形成することにより、ブラシ(4
3)に付着する塵埃を接触時に払い落してブラシ(43)
自体をクリーニングするようにすることができる。
また、蓋板(33)の開口部(35)を省略できる等、各
部材の形状,構成も前述した動作と同様に動作できるも
のであれば適宜に変更できるものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によるクリーニング用カートリッ
ジによれば電気的駆動力を一切必要とすることなくディ
スクドライブ装置内の光ピックアップの対物レンズに付
着する塵埃を容易に除去することができ、特にクリーニ
ング部材をカートリッジに対してそのディスクドライブ
装置に対するディスクカートリッジの装着位置まで挿入
されない挿入動作及び排出動作に連動して出没させるよ
うに構成したことにより、クリーニング部材は対物レン
ズに摺接される前に他の部位に接触することなく対物レ
ンズのみに摺接されて、他の部位に付着する塵埃を対物
レンズに付着させる不具合をほぼ完全に防止できて対物
レンズを確実にクリーニングすることができる。また、
クリーニング用カートリッジは、ディスクドライブ装置
に対しディスクカートリッジの装着位置まで挿入されな
いため、装置の非通電状態であってもクリーニングが行
えるので、装置がクリーニング動作中に誤って記録及び
/又は再生動作することなくディスクドライブ装置に損
害を与えるおそれはない。
また、不使用時にクリーニング部材はカートリッジ内
に没入されることにより保護されて不要に変形したり汚
損することなく、長期の繰返しの使用が可能となる等の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるクリーニング用カートリッジの一
例のクリーニング部材が突出した状態の下面側斜視図、
第2図は同、クリーニング部材が没入した状態の上面側
斜視図、第3図は同、要部の分解斜視図、第4図及び第
5図は同、クリーニング用カートリッジ挿入動作を説明
する一部截断した平面図、第6図は第4図における要部
の縦断面図、第7図は第5図における要部の縦断面図、
第8図は他例のクリーニング用カートリッジの一部省略
した平面図、第9図は同、クリーニング用カートリッジ
の要部の斜視図、第10図は同、動作説明図、第11図はデ
ィスクドライブ装置を示す斜視図、第12図は普通のディ
スクカートリッジのシャッタを閉じた状態の斜視図、第
13図は同、シャッタ開き状態の斜視図、第14図及び第15
図はディスクカートリッジの正規挿入動作を説明する平
面図、第16図は同、誤挿入時の平面図である。 図中、(30)はクリーニング部材、(31)はカートリッ
ジ、(32)は匣状主体、(34)は開口部、(36)はシャ
ッタ、(43)はブラシ、(44),(144)は連動機構で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/00 G11B 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を開閉するシャッタを備え、ディス
    クを収納したディスクカートリッジが装着位置まで挿入
    される挿入ローディング動作に伴って動作するシャッタ
    開閉機構により上記シャッタを開放してディスクを光ピ
    ックアップの対物レンズに対応させて回転駆動させるデ
    ィスクドライブ装置の上記対物レンズをクリーニングす
    るクリーニング用カートリッジであって、 上記ディスクカートリッジと略同大のカートリッジと、
    上記カートリッジに回動自在に設けられ、このカートリ
    ッジの上記ディスクドライブ装置に対する挿入動作及び
    排出動作に伴って出没するように回動するクリーニング
    部材とを備え、上記挿入動作時に上記ディスクドライブ
    装置に設けられたストッパと、上記カートリッジの前端
    縁との間に上記シャッタ開閉機構のシャッタ開閉ピンが
    挟まれることによってディスクカートリッジの装着位置
    まで挿入されないようにしたことを特徴とする対物レン
    ズクリーニング用カートリッジ。
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