JP3032984U - 物置きスタンド - Google Patents

物置きスタンド

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JP3032984U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物置きスタンドの組立作業および収納作業を
より簡単にする。 【解決手段】 縦パイプ21に滑動ブロック24を外嵌
するとともに、各縦パイプの下端に下固定座23を取り
付け、これら縦パイプのうち、2本の縦パイプの上端に
主固定座3を設けるとともに、他の2本の縦パイプの上
端に挟持溝座4を設け、かつ、各隣接する縦パイプ間を
連結ロッド25により連結し、主固定座と挟持溝座の上
面に机面板6を支承する一対の渡りロッド5を平行に跨
設してなる物置きスタンド2において、渡りロッドの両
端に拡大端部532,542を備えた上下係着体53,
54を取り付け、かつ、主固定座に貫挿孔31を縦パイ
プの格納室211と連通させて設けるとともに貫挿孔内
に係止縁311を形成し、かつ、貫挿孔の上端縁側壁よ
り挟持溝座に向けて欠溝32を開設する一方、挟持溝座
の上端に欠溝と同一方向の挟持溝41を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は収納や据え付けが便利な物置きスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の折畳構造の物置きスタンド2は、図6および図7に示すように、主とし て、四角形状に配置する直立した4本の縦パイプ11を支柱としており、これら 縦パイプ11には軸心に沿って格納室111が形成されている。また、各縦パイ プ11の上端にはそれぞれ上固定座12が嵌着される一方、下端には上記格納室 111を閉塞する下固定座13が嵌着されている。さらに、各縦パイプ11には 軸芯に沿って上下方向に滑り移動が可能な滑動ブロック15が設けられている。 これら各滑動ブロック15と隣接する縦パイプ11の上端に設けた上固定座12 との間にはそれぞれ連結ロッド16が連結されている。そして、それぞれ隣接す る縦パイプ11,11の間に取り付けられる一対の連結ロッド16,16は互い に交差状に枢着されている。
【0003】 上記各上固定座12の上面には、それぞれ上面開口の挟持溝121が形成され 、各挟持溝121をそれぞれ同一の横向きに位置させている。これら挟持溝12 1内にはそれぞれ上向き突出する挿着ピン122が設けられ、これら挿着ピン1 22に、上記格納室111の内径より外径が小さい渡りロッド14の両端周面に 穿設された挿着孔141を対応させて挿着している。これにより、前後両側の各 挟持溝121にそれぞれ一本の渡りロッド14が跨設され、図7に示すように、 これら渡りロッド14の上面に複数の板材171を並設してなる机面板17が架 設されている。このように、従来の物置きスタンド2は、平行リンク機構の組合 せ形態をなしている。
【0004】 上記構成の物置きスタンド1を使用する時には、各縦パイプ11の滑動ブロッ ク15を上向き滑動させて、四本の縦パイプ11が所定の立体形状となるように 突っ張り展開させる。そして、同じサイドの上固定座12,12の各挿着ピン1 22,122間と渡りロッド14の各挿着孔141間の距離が等しくなった時に 、該渡りロッド14の両挿着孔141に各上固定座12の挿着ピン122を挿着 させる。これにより、それぞれ同じサイドの各縦パイプ11の間隔を固定保持す ることができる。そして、机面板17の板材171を両渡りロッド14と直交す るように位置させ、これら両渡りロッド14上に机面板17を設置することによ り、物置きスタンド1を物品を載置するのに便利な棚やテーブルなどの形態に組 み立てることが出来る。
【0005】 一方、上記物置きスタンド1を収納する時には、まず、机面板17および両渡 りロッド14,14を取り外した後、縦パイプ11の軸芯に沿って各滑動ブロッ ク15を下向きに滑動させる。これにより、各隣接する縦パイプ11,11の間 隔を狭めて四本の縦パイプ11を中心に寄せ集めることができる。次に、4本の 縦パイプのうち、2本の縦パイプ11,11の下固定座13,13を取り外し、 図6に一点鎖線で示すように2本の渡りロッド14を別々に下から縦パイプ11 の格納室111に挿入した後、上記下固定座13,13を再び縦パイプ11,1 1に取り付ける。これにより、各渡りロッド14,14を効率的に収納でき、組 み立てが便利で収納体積を小さくし得るという目的を達成することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記物置きスタンド1では、各部材をリンク機構により連結し て一対の渡りロッド上に机面板17を架設することにより机の形態を形成してい るが、組み立てや収納作業の便利性の点で、なおも改善が要求される点がある。 即ち、上記渡りロッド14,14の収納設計では、上固定座12から渡りロッ ド14を取り外し、更に2つの下固定座13,13を取り外した後、これら下固 定座を取り外した2本の縦パイプ11,11の格納室111,111にそれぞれ 渡りロッド14,14を挿入し、再び上記下固定座13,13を縦パイプ11, 11に取り付けなければならない。当然、組み立てる場合には逆の工程で渡りロ ッド14,14を組み付けなければならないため作業工程が多く、比較的作業が 煩雑である。
【0007】 また、組立作業では、隣接する縦パイプ11,11の間を展開させる間隔は、 必ず渡りロッド14の両挿着孔141,141の間隔に対応させなければならな い。即ち、各縦パイプ11を展開させて形成する立体の上側の面積が小さ過ぎて も、大き過ぎても渡りロッド14の架設に影響をもたらすため、このような制限 が使用上不便である。さらに、物置きスタンド1の組立作業あるいは収納作業を 問わず、上記のように必ず2つの下固定座13,13を取り外した後に再び取り 付けなければならないため、下固定座13の取付部位が広がって弛みが生じ、あ るいは下固定座13が紛失するという問題がある。
【0008】 本考案は上記従来の物置きスタンドにおける問題点に鑑みてなされたもので、 組立作業および収納作業がより便利な物置きスタンドを提供することを課題とし ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の物置きスタンドは、軸芯に沿って格納室を 備え支柱として立設される4本の縦パイプにそれぞれ滑動ブロックを外嵌すると ともに、各縦パイプの下端に下固定座を取り付け、これら縦パイプのうち、2本 の縦パイプの上端に主固定座を設けるとともに、他の2本の縦パイプの上端に上 記主固定座と同一高さの挟持溝座を設け、かつ、各隣接する縦パイプ間の主固定 座あるいは下固定座と滑動ブロックとの間を交差状態に枢着した一対の連結ロッ ドにより連結し、上記主固定座と挟持溝座の上面に机面板を支承する一対の渡り ロッドを平行に跨設してなる物置きスタンドにおいて、上記渡りロッドの両端に 直径が該渡りロッドの外径より大きい拡大端部を備えた上下係着体を取り付け、 かつ、上記主固定座に上記渡りロッドが貫挿する貫挿孔を上記縦パイプの格納室 と連通させて設けるとともに、該貫挿孔内に対向する辺の間隔が上記上下係着体 の拡大端部の直径よりも小さい一対の係止縁を形成し、かつ、上記貫挿孔の上端 縁側壁より上記挟持溝座に向けて水平に延びる欠溝を開設する一方、上記挟持溝 座の上端に上記欠溝と同一方向に延びる挟持溝を設け、上記各渡りロッドを上向 きに抜き出すと、該渡りロッドの下挟着体の拡大端部が上記係止縁の下面に係止 した後、横倒しして上記主固定座の欠溝および上記挟持溝座の挟持溝内に渡りロ ッドを挟着させてこれら渡りロッドの上面に机面板を架設する一方、上記渡りロ ッドを直立状に起こして上記主固定座の貫挿孔より縦パイプの格納室内に押し込 んで収納すると、該渡りロッドの上係着体の拡大端部が上記係止縁の上面に係止 する構成としている。
【0010】 上記構成の物置きスタンドを組み立てる時には、まず、滑動ブロックを移動さ せて隣接する縦パイプの間隔を所定の距離に展開させた後、両渡りロッドを両主 固定座の上端より抜き出して、これら渡りロッドの下係着体の拡大端部を上記主 固定座の係止縁の下面に係止させる。ついで、各渡りロッドをそれぞれ欠溝の延 び方向に横倒しし、再度各縦パイプを展開させて上記渡りロッドの上係着体を挟 持溝座の挟持溝に対応させ、該渡りロッドを下向きに押圧する。これにより、両 渡りロッドの下係着体を主固定座の欠溝内に固着させるとともに、上係着体の拡 大端部を挟持溝座の挟持溝内に固着させ、前後両側の渡りロッドを互いに平行し た状態に固定保持する。そして、上記一対の渡りロッドの上部に机面板を架設し て使用する。
【0011】 一方、物置きスタンドを収納する時には、まず、机面板を取り外し、次に渡り ロッドの上係着体の取付側を起こし、該渡りロッドを直立状として垂直向きに押 し下げることにより、該渡りロッドを主固定座の貫挿孔から縦パイプの格納室内 に貫挿する。この時、上記渡りロッドの上端に固着した上係着体の拡大端部の外 径が主固定座の対向する係止縁の間隔よりも大きいため、該拡大端部が貫挿孔の 上方に係止される。これにより、次に組み立てる際の渡りロッドの抜出作業性が 向上する。その後、滑動ブロックを移動させて隣接する縦パイプを寄せ集めて物 置きスタンド全体の体積を小さくする。これにより、収納が便利になる。
【0012】 上記挟持溝座の挟持溝内に所要形状の固定部を設け、該固定部に上記渡りロッ ドの上係着体の拡大端部を挟持固定する構成とすることが好ましい。 また、上記上下挟着体の拡大端部が球状をなすことが好ましい。 このようにすれば、主固定座と挟持溝座との間に渡りロッドを確実に固定保持 できる。
【0013】 上記滑動ブロックに外向きの上耳部を突設するとともに、上記下固定座に外向 きの下耳部を突設し、上記連結ロッドの一端を上記滑動ブロックの上耳部に連結 するとともに、該連結ロッドの他端を上記下固定座の下耳部に連結することが好 ましい。 あるいは、上記滑動ブロックに外向きの下耳部を突設するとともに、上記主固 定座および挟持溝座にそれぞれ上耳部を突設し、上記連結ロッドの一端を上記滑 動ブロックの下耳部に連結するとともに、該連結ロッドの他端を上記主固定座あ るいは挟持溝座の上耳部に連結することが好ましい。 このようにすれば、滑動ブロックを上下移動させることにより、隣接する縦パ イプの間の隙間を広げあるいは狭めることができ、容易に展開あるいは寄せ集め ることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。 図1に示すように、本考案の第1実施形態の物置きスタンド2は、大略、4本 の縦パイプ21、下固定座23、滑動ブロック24、連結ロッド25、主固定座 3、挟持溝座4、2本の渡りロッド5及び机面板6から構成されている。
【0015】 上記縦パイプ21は立設させて支柱となるもので、中空パイプにより構成され その軸心に沿った中空部を格納室211としている。
【0016】 上記下固定座23は、上記縦パイプ21の下端を挿着する円形状の嵌合孔23 1を備えた所要厚さの多角形板状をなし、上記各縦パイプ21の下端にそれぞれ ボルト22により取り付けられている。また、該下固定座23には、隣接する縦 パイプ21,21と対向する側面にそれぞれ下耳部232,232が突設されて いる。
【0017】 上記滑動ブロック24は、上記縦パイプ21より大径の円形状嵌合孔242を 備えた所要厚さの多角形板状をなし、上記各縦パイプ21に対して上下方向に滑 動可能に外嵌されている。また、該滑動ブロック24には、隣接する縦パイプ2 1,21と対向する側面に、上記下固定座23の各下耳部232とそれぞれ対応 する上耳部241,241が設けられている。
【0018】 上記連結ロッド25は、隣接する縦パイプ21,21のうち、一端が一方の縦 パイプ21の滑動ブロック24の上耳部241に連結されるとともに、他端が他 方の縦パイプ21の下固定座23の下耳部232に連結されている。また、該連 結ロッド25は、各隣接する縦パイプ21,21の間にそれぞれ2本づつ取り付 けており、これら交差部分はリベット止めにより互いに枢着されている。
【0019】 上記主固定座3は、4本の縦パイプ21のうち、前後の各縦パイプ21のうち いずれか一方の2本の縦パイプ21A,21Bの上端にそれぞれボルト26を介 して固定されている。該主固定座3は長方形状の座体をなし、その座体に縦パイ プ21の格納室211と軸方向に連通する貫挿孔31が穿設されている。該貫挿 孔31の内周壁には、上端縁に沿ってリング状の係止縁311が突設されている 。また、主固定座3には、上記貫挿孔31の上端縁側壁より下記する挟持溝座4 に向けて水平に延びる欠溝32が設けられている。
【0020】 上記挟持溝座4は、4本の縦パイプ21のうち、残された他方の縦パイプ21 C,21Dの上端にそれぞれボルト27を介して固定されている。該挟持溝座4 は、上記主固定座3と同様に長方形状の座体をなし、この座体に長手方向にかけ て挟持溝41が設けられており、該挟持溝41を前後方向に対向する上記主固定 座3の欠溝32の向きと対応させて取り付けている。該挟持溝41の中央部には 所要直径の円形固定部42が形成されている。
【0021】 上記渡りロッド5は、上記主固定座3,3を取り付ける縦パイプ21A,21 Bの格納室211,211内に貫挿されるもので、同じサイドに対応する挟持溝 座4の挟持溝41内に挟持され得る長尺な棒状をなしている。該渡りロッド5の 上下両端部51,52には、それぞれ上下係着体53,54が装着されている。
【0022】 上記上係着体53は、渡りロッド5の上端部51に挿入固定する挿着部531 および渡りロッド5より外径が大きい球状拡大端部53を備えている。該球状拡 大端部532は、上記挟持溝座4の固定部42に係着して固定保持されるととも に、主固定座3の係止縁311を貫通して渡りロッド5が縦パイプ21の格納室 211内に没入するのを防止する直径に形成されている。
【0023】 上記下係着体54は、上記上係着体53と同様に渡りロッド5の下端部51内 に挿入固定する挿着部541および渡りロッド5より大径の球状拡大端部542 を備えている。該球状拡大端部542は、主固定座3の係止縁311の下面に係 止して、該渡りロッド5が主固定座3から離脱するのを防止する直径に形成され ている。
【0024】 前記机面板6は、複数の板材62を密接させて止め輪61により並列に連結し て形成されている。
【0025】 次に、上記構成からなる物置きスタンド2の組み付けについて説明する。 まず、2本の渡りロッド5,5をそれぞれ主固定座3,3の貫挿孔31,31 に挿通し、これら渡りロッド5の上下両端部51、52に上下係着体53、54 をそれぞれ挿入して固定する。
【0026】 つぎに、ボルト26により上記各主固定座3,3を所定の縦パイプ21A,2 1Bの上端に取り付ける。この時、各渡りロッド5,5を対応する縦パイプ21 A,21Bの格納室211,211内に挿入する。また、残りの縦パイプ21C ,21Dの上端にボルト27により挟持溝座4,4を取り付ける。この時、同じ サイドの主固定座3の欠溝32と挟持溝座4の挟持溝41を同一方向に対応させ る。さらに、各縦パイプ21の下端に下固定座23をボルト締めして固定する。
【0027】 その後、リベット継ぎにより連結された一対の連結ロッド25,25を各隣接 する縦パイプ21,21の間に位置させ、一方の縦パイプ21の下固定座23の 下耳部232と他方の縦パイプ21の滑動ブロック24の上耳部241とにそれ ぞれ対角線状に連結して組み付けが完了する。
【0028】 このように組み立られた物置きスタンド2を組み立てて机面板6を架設する時 には、まず、滑動ブロック24を下向きに押し下げることにより、それぞれ隣接 する縦パイプ21の間隔が広げる。 ついで、縦パイプ21A,21Bの格納室211,211内に貫挿された2本 の渡りロッド5を各主固定座3の上端より抜き出して、下係着体54の球状拡大 端部542を上記主固定座3の係止縁311の下面に係止する。その後、各渡り ロッド5をそれぞれ欠溝32の延び方向に横倒しする。
【0029】 ついで、再び滑動ブロック24を移動させてそれぞれ隣接する縦パイプ21, 21の間隔を調節し、上記渡りロッド5の上係着体53を挟持溝座4の円形固定 部42に対応させる。 ついで、上記渡りロッド5を下向きに押圧することにより、上記下係着体54 を主固定座3に欠溝32内に固着させるとともに、上係着体53の球状拡大端部 532を挟持溝座4の円形固定部42内に固着させる。これにより2本の渡りロ ッド5,5が平行した状態に固定保持される。 上記状態で、2本の渡りロッド5,5にかけて各板材62が跨ぐように机面板 6を架設することにより、図2に示すように、机の形態に形成して使用すること ができる。
【0030】 なお、上記物置きスタンド2を据え付ける地面があまり広くない時には、図3 に示すように、隣接する縦パイプ21,21の間隔を狭めることにより、両渡り ロッド5,5をそれぞれの対応する挟持溝座4,4に掛け渡して挟持溝41内に 保持させる。これにより、上記と同様に2本の渡りロッド5,5上に机面板6を 架設して使用することができる。
【0031】 一方、上記物置きスタンド2を収納する時には、まず、上記机面板6を取り外 し、次に渡りロッド5の上係着体53の取付側を起こし、各渡りロッド5,5を 直立させて垂直向きに押し下げる。これにより、各渡りロッド5が主固定座3の 貫挿孔31から縦パイプ21の格納室311内に貫挿される。そして、各渡りロ ッド5,5の上端に固着した上係着体53の球状拡大端部532の外径が主固定 座3の一対の係止縁311の対向する辺の間隔よりも大きいことから、該球状拡 大端部532が該貫挿孔31の上面に係止される。これにより、次に物置きスタ ンド2を組み立てる際における渡りロッド5の抜出作業性が向上する。 その後、上記各滑動ブロック24を上向きに移動させることにより、図4に示 すように、全縦パイプ21を寄せ集める。これにより、物置きスタンド2の体積 が小さくなり、収納するのが便利になる。
【0032】 図5は第2実施形態の物置きスタンド7を示す。 第2実施形態の物置きスタンド7は、第1実施形態の物置きスタンド2と連結 ロッド77の連結位置を異ならせたものである。
【0033】 具体的には、上記物置きスタンド7は、四本の縦パイプ71のうち、2本の縦 パイプ71,71の上端に主固定座72,72が取り付けられるとともに、他の 2本の縦パイプ71,71の上端に挟持溝座73,73が取り付けられている。 また、各縦パイプ71には滑動ブロック74が上下方向に滑動可能に外嵌されて いる。さらに、各縦パイプ71の下端には下固定座75が取り付けられている。 上記両主固定座72には、それぞれ渡りロッド76を上記第1実施形態と同様 に取り付けて、これら渡りロッド76,76を縦パイプ71内に貫挿できるよう にするとともに、それぞれ対応する挟持溝座73の上面に架設できるようにして いる。連結ロッド77は、二本一組としてリベット止めにより互いに枢着されて いる。 以上の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0034】 そして、第2実施形態の主固定座72,72には、隣接する縦パイプ71,7 1と対向する側面にそれぞれ上耳部78,78が突設されている。同様に、挟持 溝座73,73にも隣接する縦パイプ71,71と対向する側面に上耳部78, 78が突設されている。一方、上記各滑動ブロック74には、隣接する縦パイプ 71,71と対向する側面に下耳部741,741が設けられている。
【0035】 上記連結ロッド77を連結する際には、該連結ロッド77を隣接する縦パイプ 71,71の間に位置させ、一端を一方の縦パイプ71の主固定座72あるいは 挟持溝座73の上耳部78に連結するとともに、他端を他方の縦パイプ71の滑 動ブロック74の下耳部741に連結して対角線状に交差した形態に枢着する。
【0036】 上記構成の物置きスタンド7は、第1実施形態の物置きスタンド2とは連結ロ ッド77の連結位置が異なっているが、第1実施形態と同様に各縦パイプ71を 広げて机の形態として使用できる一方、寄せ集めて収納することができる。
【0037】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の物置きスタンドは、使用する時には 滑動ブロックを上下移動させて各縦パイプを所要の大きさに展開させ、次に各渡 りロッドを抜き出して横倒しし、該渡りロッドの両端を主固定座の欠溝および挟 持溝座の挟持溝内にそれぞれ押し込んで固定保持させればよい。即ち、従来例の ように、下固定座の取外作業や取付作業が不要であるとともに、別体の連結ロッ ドの両挿着孔の間隔に対応させるために各縦パイプの広げ作業を慎重に行う必要 がないため、組立作業が非常に簡単である。
【0038】 また、収納する時には、両渡りロッドを垂直に起こして縦パイプ内に押し込ん だ後、滑動ブロックを移動させて四本の縦パイプを内向きに寄せ集めればよいた め、その収納作業も極めて簡単である。さらに、挟持溝座により渡りロッドの挟 持位置を変更することができるため、渡りロッドの架設は隣接する縦パイプの間 隔の制限を受けることがない。かつ、物置きスタンドを組み立てる際および収納 する際には、上記のように下固定座の取り外しや取り付けが不要であるため、縦 パイプに対する下固定座の取付状態に弛みが生じることはないとともに、紛失す る等の不都合が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施形態の物置きスタンドの分
解斜視図である。
【図2】 物置きスタンドの組立状態を示す一部断面側
面図である。
【図3】 物置きスタンドの他の組立状態を示す一部断
面側面図である。
【図4】 物置きスタンドを収納する状態を示す斜視図
である。
【図5】 第2実施形態の物置きスタンドの斜視図であ
る。
【図6】 従来の物置きスタンドの分解斜視図である。
【図7】 図6の物置きスタンドの組立状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
2…物置きスタンド、3…主固定座、4…挟持溝座、5
…渡りロッド、6…机面板、21…縦パイプ、23…下
固定座、24…滑動ブロック、25…連結ロッド、31
…貫挿孔、32…欠溝、41…挟持溝、53…上係着
体、54…下係着体、211…格納室、311…係止
縁、532,542…拡大端部。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯に沿って格納室を備え支柱として立
    設される4本の縦パイプにそれぞれ滑動ブロックを外嵌
    するとともに、各縦パイプの下端に下固定座を取り付
    け、これら縦パイプのうち、2本の縦パイプの上端に主
    固定座を設けるとともに、他の2本の縦パイプの上端に
    上記主固定座と同一高さの挟持溝座を設け、かつ、各隣
    接する縦パイプ間の主固定座あるいは下固定座と滑動ブ
    ロックとの間を交差状態に枢着した一対の連結ロッドに
    より連結し、上記主固定座と挟持溝座の上面に机面板を
    支承する一対の渡りロッドを平行に跨設してなる物置き
    スタンドにおいて、 上記渡りロッドの両端に直径が該渡りロッドの外径より
    大きい拡大端部を備えた上下係着体を取り付け、かつ、
    上記主固定座に上記渡りロッドが貫挿する貫挿孔を上記
    縦パイプの格納室と連通させて設けるとともに、該貫挿
    孔内に対向する辺の間隔が上記上下係着体の拡大端部の
    直径よりも小さい一対の係止縁を形成し、かつ、上記貫
    挿孔の上端縁側壁より上記挟持溝座に向けて水平に延び
    る欠溝を開設する一方、上記挟持溝座の上端に上記欠溝
    と同一方向に延びる挟持溝を設け、上記各渡りロッドを
    上向きに抜き出すと、該渡りロッドの下挟着体の拡大端
    部が上記係止縁の下面に係止した後、横倒しして上記主
    固定座の欠溝および上記挟持溝座の挟持溝内に渡りロッ
    ドを挟着させてこれら渡りロッドの上面に机面板を架設
    する一方、上記渡りロッドを直立状に起こして上記主固
    定座の貫挿孔より縦パイプの格納室内に押し込んで収納
    すると、該渡りロッドの上係着体の拡大端部が上記係止
    縁の上面に係止する構成とした物置きスタンド。
  2. 【請求項2】 上記挟持溝座の挟持溝内に所要形状の固
    定部を設け、該固定部に上記渡りロッドの上係着体の拡
    大端部を挟持固定する構成とした請求項1に記載の物置
    きスタンド。
  3. 【請求項3】 上記上下挟着体の拡大端部が球状をなし
    ている請求項1に記載の物置きスタンド。
  4. 【請求項4】 上記滑動ブロックに外向きの上耳部を突
    設するとともに、上記下固定座に外向きの下耳部を突設
    し、上記連結ロッドの一端を上記滑動ブロックの上耳部
    に連結するとともに、該連結ロッドの他端を上記下固定
    座の下耳部に連結したことを特徴とする請求項1に記載
    の物置きスタンド。
  5. 【請求項5】 上記滑動ブロックに外向きの下耳部を突
    設するとともに、上記主固定座および挟持溝座にそれぞ
    れ上耳部を突設し、上記連結ロッドの一端を上記滑動ブ
    ロックの下耳部に連結するとともに、該連結ロッドの他
    端を上記主固定座あるいは挟持溝座の上耳部に連結した
    ことを特徴とする請求項1に記載の物置きスタンド。
JP1996006150U 1996-06-28 1996-06-28 物置きスタンド Expired - Lifetime JP3032984U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113323208A (zh) * 2021-06-07 2021-08-31 福建金石头建设有限公司 一种带支撑且调平墙板的天地龙骨结构

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