JP3032944B2 - 積層式書架の耐火支柱 - Google Patents

積層式書架の耐火支柱

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JP3032944B2 JP7074802A JP7480295A JP3032944B2 JP 3032944 B2 JP3032944 B2 JP 3032944B2 JP 7074802 A JP7074802 A JP 7074802A JP 7480295 A JP7480295 A JP 7480295A JP 3032944 B2 JP3032944 B2 JP 3032944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層式書架における支
柱に関し、特に、耐火機能を備える耐火支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の積層式書架の耐火支柱の代表的な
ものは、図5に示す如くである。この耐火支柱(01)は、
下端にベース板(03)が固着された断面矩形の芯部材(02)
と、この芯部材(02)を被覆する断熱性耐火材(04)(例え
ば石膏、又はガラス繊維を主材として成る)と、この耐
火材(04)を囲むようにして、溶接により互いに接合され
た2つの平面視コ字形の支柱カバー(05)(05)と、支柱カ
バー(05)(05)の接合部に固着される、棚受け(図示略)支
持用のブラケット(06)とからなっている。
【0003】上述の耐火支柱(01)の組立要領は、次の通
りである。ベース板(03)の角部に穿設された通孔(07)
に、床面(図示略)より立設されたボルト(08)を挿通する
とともに、このボルト(08)にナット(09)を締着して、芯
部材(02)を下方の床面(図示略)に固定する。ついで、芯
部材(02)の周囲を被覆する耐火材(04)を囲うようにし
て、2つの支柱カバー(05)(05)をベース板(03)に載置
し、支柱カバー(05)(05)とベース板(03)の接合面、及び
支柱カバー(05)(05)同士の接合面を溶接する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】溶接後の耐火支柱(01)
の体裁をよくするためには、支柱カバー(05)(05)とベー
ス板(03)とを溶接する際に、支柱カバー(05)(05)の位置
を確認して、その位置で固定しながら、溶接を行わなけ
ればならないが、その作業は困難である。また、支柱カ
バー(05)(05)とベース板(03)、及び支柱カバー(05)(05)
同士を溶接により固着するため、製作コストが高くな
る。本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであ
り、組立作業を容易にするとともに、製作コストを低く
抑えるようにした、積層式書架の耐火支柱を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 下端面にベース板が固着された、上下の階の床面
同士を連結するための芯部材と、この芯部材の外周を被
覆する耐火材と、該耐火材の外周を囲む支柱カバーとを
備える積層式書架の耐火支柱において、前記ベース板に
凹溝を設けるとともに、前記支柱カバーの下端に、前記
凹溝へ嵌合しうる下向き突片を設け、かつ前記支柱カバ
ーを、筒体を縦割りにした2つの半部材の各側部に係止
孔を穿設したものとし、両側部に前記係止孔に係合しう
る係止片を有するブラケットをもって、支柱カバーの半
部材同士を連結する。
【0006】(2) 上記(1)項において、芯部材に外側
方へ突出する上向きフック状の突片を設け、かつ前記支
柱カバーに、前記突片が挿通しうる縦長孔を穿設し、前
記フック状の突片が前記縦長孔の上縁に係合するように
する。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、ブ
ラケットに、棚受け係止用の係止孔を設ける。
【0008】
【作用】ベース板に設けた取付孔に、支柱カバーの下端
に設けた下向き突片を嵌合することにより、支柱カバー
をベース板に容易に固定することができる。
【0009】
【実施例】以下、請求項1記載の発明を適用した本発明
の第1実施例を、添付図面を参照しながら説明する。図
1〜図3は、積層式書架における最下層の書架(1)の一
部を示す。
【0010】この書架(1)は、所定間隔をもって立設さ
れた複数の耐火支柱(2)と、耐火支柱(2)(2)の間に架
設された多数の棚板(14)と、各棚板(14)の両側端に取り
付けられた棚受け(15)とを備えている。
【0011】耐火支柱(2)は、床面(18)に立設したボル
ト(16)を、ベース板(4)の角部に設けた通孔(6)へ挿通
し、ナット(17)を締着することにより、床面(18)に強固
に固定されている。
【0012】床板(19)は、図1に示すように、耐火支柱
(2)の上端において、その芯部材(3)の上端に固着さ
れ、各耐火支柱(2)間に架設された梁(20)と、平行をな
して隣接する梁(20)の間に架設された基板(21)とを備え
ている。
【0013】芯部材(3)の上端部は、梁(20)の下側から
嵌合したチャンネル状のブラケット(22)を介して、梁(2
0)と固定されている。
【0014】梁(20)の間に架設された各基板(21)の長手
方向の両端の垂下片(24)は、ボルト(25)をもって、前記
ブラケット(22)に固定されている。
【0015】基板(21)の上面には、耐火ボード(26)が敷
かれ、その上に、耐炎、難燃性の化粧床材(27)が敷かれ
ている。基板(21)における垂下片(24)の下端の外向折曲
片(23)の下面には、少なくとも2枚の耐火ボード(28)(2
8)(例えば、石膏ボード、ガラス繊維ボード)が止着さ
れている。上下に重なる各耐火ボード(28)における継ぎ
目(29)は、互いに位置をずらしてある。これにより、継
ぎ目(29)への火炎および高温ガスの侵入は防止され、耐
火性は高められている。なお、基板(21)の下方における
耐火ボード(28)の最下層のものの下面には、耐炎、難燃
性の化粧板(30)が貼着されている。
【0016】次に、耐火支柱(2)について詳述する。
(3)は、従来と同様の、断面が矩形で、書架の剛性を維
持する芯部材であり、その下端には、互いに対向する4
つの鉤状の凹溝(5)、及び2つの円形の通孔(6)を設け
たベース板(4)が固着されている。
【0017】支柱カバー(7)(7)は、中空で断面ほぼ方
形をなし、芯部材(3)と嵌合するように、一部を切り欠
いてある。支柱カバー(7)の側面には、上下に並ぶ係止
孔(8)(8)を穿設してあり、かつ下端には、ベース板
(4)の鉤状の凹溝(5)へ嵌合しうる下向き突片(9)を設
けてある。支柱カバー(7)の内部には、耐火材(10)が嵌
合固着されている。この耐火材(10)の中心には、芯部材
(3)と嵌合しうる嵌合孔(10a)が設けられている。
【0018】棚受け(15)を支持するためのブラケット(1
1)は、支柱カバー(7)の係止孔(8)に係合しうる係止片
(12)(12)を有するとともに、その背板(11a)には、棚受
け(15)の係止片(15a)と係止しうる係止孔(13)が穿設さ
れている。
【0019】この耐火支柱(2)の組立要領は、次の如く
である。まず、従来例と同様にして、ベース板(4)を床
面(18)に固定した後、耐火材(10)(10)の嵌合孔(10a)(10
a)を芯部材(3)に嵌合させつつ、支柱カバー(7)(7)に
おける下向き突片(9)(9)を、ベース板(4)の鈎状の
(5)(5)に嵌合する。
【0020】ついで、支柱カバー(7)(7)に穿設された
係止孔(8)(8)に、ブラケット(11)の係止片(12)(12)を
係合する。これにより、支柱カバー(7)(7)の側方への
移動は阻止され、支柱カバー(7)(7)同士が離間するこ
とはなくなる。
【0021】ついで、ブラケット(11)の係止孔(13)に、
棚受け(15)の係止片(15a)を係合すれば、ブラケット(1
1)に下向きの荷重が掛かり、ブラケット(11)の係止片(1
2)と支柱カバー(7)との係合は強固となる。
【0022】このような本実施例の耐火支柱(2)は、支
柱カバー(7)とベース板(4)及び支柱カバー(7)(7)同
士を容易に固定できるとともに、溶接を要しないので、
製作コストを低く抑えることができる。
【0023】次に、請求項2の発明を適用した本発明の
第2実施例を、図4に基づいて説明する。なお、第1実
施例と同様の部材には、同じ符号を付すにとどめて、そ
の詳細な説明は省略する。
【0024】本実施例の芯部材(3)の両側面には、外側
方に向かって突出する上向きフック状の突片(31)(31)を
設けてあり、支柱カバー(7)の側面には、この突片(31)
が貫通しうる縦長孔(32)を穿設してある。
【0025】突片(31)の遊端部は、その基部よりも上向
突出しており、かつこの遊端部に保持孔(33)を穿設して
ある。
【0026】支柱カバー(7)の縦長孔(32)に突片(31)を
挿通して、支柱カバー(7)を芯部材(3)に嵌合した際
に、縦長孔(32)の上縁と突片(31)の基部の上縁の間に大
きな間隙が形成されるので、図4に示す状態から支柱カ
バー(7)を下降させることにより、下向き突片(9)をベ
ース板(4)の凹溝(5)に嵌合させることができる。
【0027】本実施例では、突片(31)に保持孔(33)を穿
設してるので、この保持孔(33)に筋かい等の補強材
(図示略)を取り付けて、書架(1)の耐震性等を向上させ
ることができる。
【0028】第1実施例及び第2実施例では共に、支柱
カバー(7)及び耐火材(10)を2つに分割してあるが、こ
れらを単体とすることもある。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、支柱カ
バーにおける下向き突片を凹溝に嵌合するという、極め
て簡単な作業により、支柱カバーとベース板とを固定で
きるので、耐火支柱の組立を、容易かつ迅速に行うこと
ができるとともに、製作コストを低く抑えることができ
る(全請求項)。
【0030】また、支柱カバーを芯部材の側方から取り
付けることができるので、組立作業が容易となる。さら
に、支柱カバーに設けた係止孔にブラケットの係止片を
係合するという、極めて簡単な作業により、支柱カバー
同士を連結することができるので、耐火支柱の組立を容
易かつ迅速に行うことができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、突片に、例
えば筋かい等の補強材を取り付けることができ、書架の
耐震性を向上させることができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、ブラケット
により棚受けを支持するので、ブラケットに下向きの荷
重が掛かり、ブラケットの係止片と支柱カバーの係止孔
との係合が強固となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す縦断側面図で
ある。
【図2】同じく、耐火支柱の下部を拡大して示す分解斜
視図である。
【図3】同じく、耐火支柱の横断平面図である。
【図4】本発明の第2実施例における耐火支柱の下部を
拡大して示す分解斜視図である。
【図5】従来の耐火支柱の下部を拡大して示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
(1)書架 (2)耐火支柱 (3)芯部材 (4)ベース板 (5)凹溝 (6)通孔 (7)支柱カバー (8)係止孔 (9)下向き突片 (10)耐火材 (10a)嵌合孔 (11)ブラケット (11a)背板 (12)係止片 (13)係止孔 (14)棚板 (15)棚受け (15a)係止片 (16)ボルト (17)ナット (18)床面 (19)床板 (20)梁 (21)基板 (22)ブラケット (23)外向折曲片 (24)端部 (25)ボルト (26)耐火ボード (27)化粧床材 (28)耐火ボード (29)継ぎ目 (30)化粧板 (31)突片 (32)縦長孔 (33)保持孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端面にベース板が固着された、上下の
    階の床面同士を連結するための芯部材と、この芯部材の
    外周を被覆する耐火材と、該耐火材の外周を囲む支柱カ
    バーとを備える積層式書架の耐火支柱において、 前記ベース板に凹溝を設けるとともに、前記支柱カバー
    の下端に、前記凹溝へ嵌合しうる下向き突片を設け、か
    つ前記支柱カバーを、筒体を縦割りにした2つの半部材
    の各側部に係止孔を穿設したものとし、両側部に前記係
    止孔に係合しうる係止片を有するブラケットをもって、
    支柱カバーの半部材同士を連結したことを特徴とする積
    層式書架の耐火支柱。
  2. 【請求項2】 芯部材に外側方へ突出する上向きフック
    状の突片を設け、かつ前記支柱カバーに、前記突片が挿
    通しうる縦長孔を穿設し、前記フック状の突片が前記縦
    長孔の上縁に係合するようにした請求項1記載の積層式
    書架の耐火支柱。
  3. 【請求項3】 ブラケットに、棚受け係止用の係止孔を
    設けた請求項1または2記載の積層式書架の耐火支柱。
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