JP3032173U - 伸縮自在な支柱の自由な位置での固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】外管に差し込んだ伸縮自在な支柱の自由な位置
で、締め付け外筒を、締め付け方向に軽く廻すという、
簡単で楽な操作だけで充分な固定をする。 【解決手段】伸縮が自在な支柱２を差し込んだ外管１の
上端を外向きにラッパ状に拡げて、外管１の上端の延長
上に設けた楔誘導テーパー１０と反対側外周にネジ９を
有する筒状のブッシュ４と支柱２との隙間１２の間を、
締め付け外筒５を締め付け方向に軽く廻すだけの動作
で、締め付け外筒５の内周に設けたネジ９の力に依り、
鍔６と嵌合する楔３の溝の押し込み壁を打ち込む方向に
推移させ、外管１と支柱２とを楔の原理により効果的に
固定させる。楔は筒状、或いは、数条に縦割りしても良
い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

伸縮自在な支柱の自由な位置での固定装置に関するもの

【０００２】

【従来の技術】

外側の外管１，の上部に直角に設けられたネジ１４，に依り支柱２，の定位置 に設けられたネジの入る数本の横溝１３，に、これをセットし固定する方法がと られています。

【図１】この様に固定位置に設けられた横溝１３，に固定する場合は、十分な 耐圧効果が狙えるものの、この場合の固定は、溝の有る定位値に限られる。又、 溝以外の個所での固定もできるが、溝位置に於ける程の効果は得られない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

支柱２，の固定したい位置を自由に設定し、外管１，の上端部に有る締め付け 外筒５，を締め付け方向に軽く廻すだけで、ネジ９，の力と楔３，の効果に依り 支柱２，と外管１，の固定

【図２】を図るものである。 又、反対方向に廻すことにより、固定は解除される。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

外管１，の上端の延長上に設けたテーパー１０，と反対側外周にネジ９，を有 する

【図３】筒状のブッシュ４，と、支柱２，との摺動隙間１２，の間に、

【図
６】締め付け外筒５，を締め付け方向に軽く廻すだけで、ネジ９，の力に依り鍔 ６，と嵌合する楔３，の溝１６，を打ち込む方向に推移させて

【図７】外管１， と支柱２，を楔原理の効果により固定させる。

【０００５】

【作用】

支柱２，を差し込んだ

【図７】外管１，の先端に取り付けた、固定装置の締め 付け外筒５，を締め付け方向に軽く廻すだけで、一体に内設された鍔６，が、ネ シ９，の力により、楔３，の後部の溝１６，の押し込み壁７，を打ち込む方向に 推移させて固定させる。

【０００６】

【実施例】

伸縮が自在な支柱２，を差し込んだ外管１，の上端を外向きにラッパ状に拡げ て、

【図３】その外管１，の上端の延長上に設けた楔誘導テーパー１０，と反対 側外周にネジ９，を有する筒状のブッシュ４，と、支柱２，との隙間１２，の間 に、

【図６】締め付け外筒５，を締め付け方向に軽く廻すだけの動作で、締め付 け外筒５，の内周に設けたネジ９，の力に依り、一体に構成された鍔６，は、こ れと嵌合する

【図４】

【図５】筒状の楔３，の溝１６，の押し込み壁７，を打ち 込む方向に推移せしめ、外管１，と支柱２，とを楔原理により効果的に固定させ る。 万一、縦方向に対して思わぬ圧力が掛かった場合も、外管１，と差し込んだ支 柱２，のスライドに伴い、楔は、一旦、食い込むと筒状ブッシュ４，の楔誘導テ イパー１０，に添って鍔６，と嵌合する溝１６，の引戻し壁８，との間に設けた 、

【図７】安全スペースの余裕隙間１７，に依りネジ９，で押さなくても、引き 続き楔が充分深く食い込む形で推移し、楔効果が継続して発揮可能な様に工夫考 案したものである。 又、固定解除の際は、締め付け外筒５，を締め付け方向の反対に軽く廻すだけ で、楔３，の後方に有る溝１６，に嵌合する、鍔６，と引戻し壁８，との間に設 けた、安全スペースの余裕隙間１７，を越えた後に引戻し壁８，に依り楔が引き 下げられ、

【図７】締め付け外筒５，の内周との間に有る遊動隙間１５，に依り 、外管１，と支柱２，と楔３，の縁を切るかたちで固定を解除するものである。

【０００７】

【考案の効果】

外管１，の先端に途取り付けた固定装置の締め付け外筒５，を締め付け方向に 軽く廻すだけで、自由な位置での固定が、可能で、道具も労力も不要で、楽に安 全な固定が得られます。

【図面の簡単な説明】

【図１】 従来有る品の部分断面図

【図２】 本考案品の部分断面図

【図３】 外管の上端部に取り付けた筒状ブッシュの部
分断面図

【図４】 筒状楔に一か所の割を入れた立面図

【図５】 楔の断面拡大図

【図６】 締め付け外筒の部分断面図

【図７】 本考案品の固定した状態の拡大部分断面図

【符号の説明】

１． 外管 ２． 支柱 ３． 楔（クサビ）本体 ４． 筒状ブッシュ本体 ５． 締め付け外筒本体 ６． 締め付け外筒に内接された、鍔 ７． 楔の後部に設けた、押し込み壁 ８． 楔の後部に設けた、引戻し壁 ９． 締め付け外筒５，の、内周に設けたネジ、と之れ
に嵌合する筒状ブッシュ４，の、外周ネジ １０． 筒状ブッシュの上端に設けた、楔誘導テイパー １１． 筒状楔に施された、割り １２． 外管と支柱との、摺動隙間 １３． 従来の支柱に於ける固定の為の、横溝 １４． 従来の外管の横に取り付けられた、締め付けネ
ジ １５． 締め付け開放の為の、遊動隙間 １６． 締め付け外筒に内接された鍔に嵌合する、楔の
溝 １７． 鍔と引戻し壁との間に設けた、安全スペース １８． 従来の外管の横に取り付けられた、雌ネジ

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１１月２２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】伸縮自在に差し込んだ支柱２，と外接の外
   管１，を固定するに際して、ラッパ状に拡げた外管１，
   の上端に取り付けた筒状のブッシュ４，は、外向きの楔
   誘導テーパー１０，を有し、反対側の外周にネジ９，を
   設ける。そして、後部の溝１６，に押し込み壁７，と、
   引き戻し壁８，を一体に設けた楔３，を介して、この楔
   を回転さすことに依り、上げ下げ自由ならしめる為の内
   周にネジ９，とその反対側に内鍔６，を有する締め付け
   外筒５，とから成り、締め付け外筒５，を締め付け方向
   に廻すことにより支柱２，と外管１，との摺動隙間１
   ２，の間に、ネジの力で楔が推移し楔の原理が効果的に
   働く事を助け、自由な位置で支柱２，と外管１，を簡単
   に造作無く固定する、伸縮自在な支柱の自由な位置での
   固定装置。