JP3032032U - シガレットケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に吸い殻入れを携帯できる構成を提案せん
とするものである。 【解決手段】 ケース本体２ａの前面に、吸い殻収納ポ
ケット部１ａが設けられており、また該吸い殻収納ポケ
ット部１ａには、カバー１３ａよりなる開口部遮蔽構成
が備えられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、シガレットケースの改良構成に関する。

【０００２】

【従来の技術】

嫌煙ブームの昨今、道路でのポイ捨てや禁煙タイム時の駅ホームでの喫煙など 、一部の不道徳な者の行為により、愛煙家は嫌煙者から余計に白い目で見られて おり、灰皿を備えているところが少なくなったこととも相俟って、一部の愛煙家 は携帯用の吸い殻入れを持ち歩くことが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし上記吸い殻入れは単体であるため、忘れてしまったり、無くしてしまう ことがあり、その場合はやむを得ず上記ポイ捨てなどをすることもある。また結 局面倒になり、上記吸い殻入れを携帯しなくなるケースもある。 本考案は従来技術の上記問題に鑑み創案されたもので、常に吸い殻入れを携帯 できる構成を提案せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そのため本考案は、ケース本体の周囲に吸い殻収納ポケット部を備えたシガレ ットケースの構成を基本的特徴としている。 また上記の吸い殻収納ポケット部の構成に、該収納ポケット部に吸い殻などを 入れた時に直ぐに火を消すことができるようにするために、図１(a)(b)に示すよ うな凹凸チャック構成１１、図２に示すようなビニールチャック構成１２、図３ に示すような磁石やマジックテープ等の係着により閉塞可能なカバー構成１３な ど、開口部を閉塞できる開口部遮蔽構成を有していると良い。

【０００５】

【作用】

上記構成によれば、たばこを収納するシガレットケース本体に吸い殻入れに相 当する吸い殻収納ポケット部を備えているので、たばこの灰や吸い殻をそのまま 外部に捨てなくて済み、シガレットケースさえ忘れなければ、（特に喫煙を禁止 されている場所でない限り）どこでも喫煙をすることが可能となる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施形態につき、説明する。図４(a)(b)は本考案に係るシガレッ トケースの一実施形態構成を示す説明図である。図中２ａはケース本体、１ａは 吸い殻収納ポケット部の構成を各示す。

【０００７】 本実施形態構成では、ケース本体２ａの前面に、吸い殻収納ポケット部１ａが 設けられており、また該吸い殻収納ポケット部１ａには、カバー１３ａよりなる 開口部遮蔽構成が備えられている。 上記ケース本体２ａは、例えば皮革製であり、吸い殻収納ポケット部１ａも同 様な素材（異種素材でも構わない）でできており、該ケース本体２ａ側のカバー ２０先端はマジックテープ２１ａ、２１ｂによってケース本体２ａの当接相当箇 所に係着できるようになっている。 また吸い殻収納ポケット部１ａの内壁は、不燃性素材でできており（内面に同 素材が貼られた状態でも良い）、灰や吸い殻を捨てる時に、図４(b)に示すよう に、カバー１３ａを開放して灰や吸い殻を内部に投入するようにすればよい。そ の場合火の着いたたばこを投入しても、上記カバー１３ａを閉塞することで、１ 〜２秒で火を完全に消すことが可能である。更にたばこの吸い殻収納ポケット部 １ａは、例えば３〜４本程度の吸い殻が収納できる程度の容積を有している。な お、３０はケース本体２ａ内に収容されたライタである。

【０００８】 図５(a)〜(c)は、他の実施形態構成を示す説明図である。図中２ｂはケース本 体、１ｂは吸い殻収納ポケット部の構成を各示す。

【０００９】 本実施形態構成では、ケース本体２ｂの背面に、吸い殻収納ポケット部１ｂが 設けられており、また該吸い殻収納ポケット部１ｂには、カバー１３ｂよりなる 開口部遮蔽構成が備えられており、該カバー１３ｂはケース本体２ｂのカバー構 成も兼ねている。 上記ケース本体２ｂは、例えばプラスチック製であり、吸い殻収納ポケット部 １ｂも同様な素材（異種素材でも構わない）でできている。 また吸い殻収納ポケット部１ｂの内壁は、前記実施形態構成と同様、不燃性素 材でできており（内面に同素材が貼られた状態でも良い）、灰や吸い殻を捨てる 時に、図５(c)に示すように、カバー１３ｂを開放して灰や吸い殻を内部に投入 するようにすればよい。また本実施形態では、特にケース背面側に面する側に不 燃性素材の板１４が貼着されており、たばこの火の熱が伝わらないようにしてい る。そして前記カバー１３ｂは、ケース本体２ｂを覆うことによって、吸い殻収 納ポケット部１ｂも閉塞でき、その場合火の着いたたばこを投入しても、１〜２ 秒で火を完全に消すことが可能である。更にたばこの吸い殻収納ポケット部１ｂ は、例えば５〜６本程度の吸い殻が収納できる程度の容積を有している。

【００１０】 図６(a)(b)は、前記実施形態構成の場合とは逆に、吸い殻収納ポケット部１ｃ がケース本体２ｃの前面に設けられた構成を示しており、この場合、ケース本体 ２ｃ側のカバー２２が吸い殻収納ポケット部１ｃを覆う開口部遮蔽構成を兼ねて いる。

【００１１】 図７は、たばこ包装袋をスライド可能に収納するプラスチック製のケース本体 ２ｄのスライド開口部の反対面側にビニール製の吸い殻収納ポケット部１ｄを備 えたシガレットケースの構成を示す他の実施形態構成の斜視図である。上記実施 形態構成や本実施形態構成のように、吸い殻収納ポケット部１ｄの構成をプラス チックやビニール製の構成とすることにより、その外面にグラビア印刷を施すこ とができ、美観上も優れたものとなる。

【００１２】

【考案の効果】

以上詳述した本考案のシガレットケースの構成によれば、吸い殻入れを単体で 持ち歩くのではなく、吸い殻入れに相当する吸い殻収納ポケット部をケース本体 に取り付け合体させることで、たばこの灰や吸い殻をそのまま外部に捨てなくて 済み、特に喫煙を禁止されている場所でない限り、どこでも喫煙をすることが可 能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のシガレットケースの一態様を示す斜視
図である。

【図２】本考案のシガレットケースの他の態様を示す斜
視図である。

【図３】本考案のシガレットケースの別の態様を示す斜
視図である。

【図４】本考案に係るシガレットケースの一実施形態構
成を示す説明図である。

【図５】本考案に係るシガレットケースの別の実施形態
構成を示す説明図である。

【図６】本考案に係るシガレットケースの他の実施形態
構成を示す説明図である。

【図７】本考案に係るシガレットケースの更に別の実施
形態構成を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ 吸い殻収納ポケット部 ２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ ケース本体 １３、１３ａ、１３ｂ、２２ カバー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケース本体の周囲に吸い殻収納ポケット
   部を備えたことを特徴とするシガレットケース。
2. 【請求項２】 ケース本体の周囲に吸い殻収納ポケット
   部を備えると共に、吸い殻収納ポケット部に開口部遮蔽
   構成を有することを特徴とするシガレットケース。