JP2001327276A - エチケットタバコケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ケース本体１内に紙巻きタバコを収納するタ
バコ収納部２と、該タバコ収納部２に隣接してライター
収納部３を設け、前記ケース本体１の下部には紙巻きタ
バコを挿脱可能であって挿入状態で前記紙巻きタバコの
火を消すことができる筒状消火部６と、吸殻入れ用スペ
ースを形成し、筒状消火部６と吸殻入れ用スペースを覆
う開閉蓋を有する灰皿部５を着脱自在に設けたエチケッ
トタバコケース。 【効果】 タバコをケース本体のタバコ収納部に収納
し、タバコ収納部に隣接して設けたライター収納部にラ
イターを収納し、ケース本体の下部に灰皿部を着脱自在
に設けて、一体化して持ち歩くことができ、灰皿部に筒
状消火部が設けられているので、直ちに消火でき、消火
したタバコを灰皿部内に収納できるので、吸殻の投げ捨
てを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、市販のタバコケー
スの改良に関する。更に詳しくは、タバコ収納部とライ
ター収納部と、タバコの火を消す消火機能と吸殻入れ機
能とを兼備した灰皿部を有するエチケットタバコケース
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術としては、喫煙者には防火
上、または環境美化のために紙巻きタバコの吸殻を路上
及び駅のホーム、あるいは河川、湖、海等に投げ捨てな
いことが求められている。灰皿の設置されていない場
所、特に屋外でスポーツ、あるいは魚釣り等のレジャー
を楽しんでいる時に紙巻きタバコを吸う場合には、良識
ある喫煙者はその吸殻を収納するための携帯用の吸殻入
れをタバコケースとは別に持ち歩いているという状況で
ある。しかし、これを解決するものとして、ケース本体
内に複数の紙巻きタバコを収納するタバコ収納部と、前
記紙巻きタバコを挿脱可能であって挿入状態で前記紙巻
きタバコの火を消す筒状消火部を有する消火部とがそれ
ぞれ設けられ、前記複数の使用前の紙巻きタバコ、また
は火を消した紙巻きタバコを１本ずつ挿入可能に前記タ
バコ収納部内を区画する仕切板が前記タバコ収納部に設
けられた、前記ケース本体と脱着可能な底蓋を有する消
火機能付吸殻入れ兼用タバコケースが存在している（特
開平６−７０７４０号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術において、従来、愛煙家は、タバコとライター、
（またはマッチ）を常に持ち歩いている。しかし、タバ
コは持っているが、ライター、マッチを忘れたり、また
その反対にタバコを忘れるということが多くある。ま
た、禁煙の場所も現在増えてきている昨今、表に出て喫
煙しても灰皿の無い場所では、吸殻を平気で道路等に捨
てている現状があり、エチケットとして愛煙家の最低の
マナーとして、灰皿ケースを持ち歩きたい。現在、外で
はゴミ箱は設置してあっても、なかなか灰皿の設置はな
く、道路そのものが灰皿と化しており、朝ともなればタ
バコの吸殻が沢山落ちていて、毎日掃除をする人は大変
である。自分の捨てた吸殻を誰かが掃除していることも
知るべきであるという問題があった。

【０００４】本発明は、このような事情に鑑み、簡単な
構成でタバコ収納部とライター収納部をケース本体内で
仕切り、さらに灰皿部を着脱自在にケース本体下部に取
り付け、特に灰皿部はケース本体から取り外し掃除が簡
単にできるエチケットタバコケースを提供することを目
的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、ケース本体内に紙巻きタバコを収納
するタバコ収納部と、該タバコ収納部に隣接してライタ
ー収納部を設け、前記ケース本体の下部には、紙巻きタ
バコを挿脱可能であって挿入状態で前記紙巻きタバコの
火を消すことができる筒状消火部と、吸殻入れ用スペー
スを形成し、筒状消火部と吸殻入れ用スペースを覆う開
閉蓋を有する灰皿部を着脱自在に設けるという技術手段
を採用した。

【０００６】

【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施例に
ついて図面に基づいて詳細に説明する。以下、本発明の
第１実施例を図１〜図３に基づいて説明すると、図１に
示すものは本発明のエチケットタバコケース全体を示す
概略斜視図、図２に示すものはエチケットタバコケース
の蓋を開いた状態を示す概略正面図、図３に示すものは
エチケットタバコケースの開蓋した状態を示す概略斜視
図である。

【０００７】図１〜図３に示されたものからも理解でき
るように、ケース本体１内に市販の紙巻きタバコ１２を
そのケースごと収納するタバコ収納部２と、該タバコ収
納部２に隣接してライター１３を収納するライター収納
部３を形成し、タバコ収納部２とライター収納部３の上
面を開放可能に閉止するケース用蓋７がケース本体１に
連結して設けられている。

【０００８】さらに、ケース本体１の下部にはファスナ
ー４等の部材で取り付けることによって着脱自在に灰皿
部５を設ける。この灰皿部５には灰、及び吸殻を入れら
れる収納部と、金属パイプにより形成した筒状消火部６
を設けたものである。筒状消火部６はタバコ１２の直径
と略同一の径を有する孔を穿設し、この孔にタバコ１２
を挿入すると直ちに消火できるものである。

【０００９】このタバコの灰、吸殻を清掃しなければな
らない煩わしさがあるが、ケース本体１と切り離せる、
すなわちファスナー４等で一体化してあるのを開放して
取り外し灰皿部５だけにすることができるので清掃が簡
単に行える。

【００１０】また、携帯をしている場合は灰皿部５を切
り離さず、灰皿用蓋８を開放して筒状消火部６にタバコ
１２を挿入して直ちに消火を行えるものであり、吸殻、
灰は灰皿部５内に収納するものである。

【００１１】灰皿のない屋外で紙巻きタバコ１２を吸う
ためには、ケース用蓋７を開放し、紙巻きタバコ１２の
うちの１本をタバコ収納部２から取り出し、さらにライ
ター収納部３からライター１３を取り出して火をつけて
喫煙し、ライター１３をライター収納部３に戻しタバコ
１２を吸い始めたら灰皿用蓋８を開放して灰を収納す
る。そして、吸い終ると灰皿部５内に設けた筒状消火部
６に挿入してタバコ１２の消火を直ちに行え、この消火
されたタバコ１２は、灰皿部５内に収納して灰皿用蓋８
を閉止する。そして、吸殻、灰が溜まると、ファスナー
４で取り付けられている灰皿部５を取り外し、清掃する
ものである。

【００１２】ケース本体１、灰皿部５は合成樹脂製、ま
たは金属製から成るもので、ケース用蓋７、灰皿用蓋８
は一片が折り曲げ易いように型押しされて、この型押し
部をヒンジにして、開放・閉止することができるように
なっている。そして、ケース用蓋７、灰皿用蓋８には係
止片９を設けケース本体１と灰皿部本体の一部に係止孔
１０を設けてある。

【００１３】さらに、持ち運ぶのに便利なように、ケー
ス本体１の側部上方に紐を取り付ける孔１１を設けたも
のである。この孔１１に紐を付けることで首に掛けたり
ベルトに取り付ける等して持ち歩くことができるエチケ
ットタバコケースである。なお、上記の実施例では、ケ
ース本体及び蓋は合成樹脂製及び金属製であるが、これ
らに限定されるものではない。

【００１４】また、上記実施例では、筒状消火部６を金
属パイプにより形成したが、耐熱性材料であればこれに
限らず、熱硬化性樹脂、またはその他の不燃性部材によ
り形成しても良い。

【００１５】

【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。 （１）複数の紙巻きタバコをケース本体のタバコ収納部
に収納し、タバコ収納部に隣接して設けたライター収納
部にライターを収納し、ケース本体の下部に灰皿部を着
脱自在に設けて、一体化して常時一緒に持ち歩くことが
できる。そして、灰皿部に筒状消火部が設けられている
ので、火のついた紙巻きタバコを筒状消火部に挿入して
直ちに消火でき、消火した紙巻きタバコの吸殻を灰皿部
内に収納することができるので、吸殻の投げ捨てを防止
できる。しかも、吸殻、灰が溜まったら灰皿部を取り外
して灰皿用蓋を開放してゴミ箱内等に簡単に捨てること
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のエチケットタバコケース全体を示す概
略斜視図である。

【図２】本発明のエチケットタバコケースの蓋を開いた
状態を示す概略正面図である。

【図３】本発明のエチケットタバコケースの開蓋して状
態を示す概略斜視図である。

【符号の説明】

１‥‥ケース本体 ２‥‥タバコ収
納部 ３‥‥ライター収納部 ４‥‥ファスナ
ー ５‥‥灰皿部 ６‥‥筒状消火
部 ７‥‥ケース用蓋 ８‥‥灰皿用蓋 ９‥‥係止片 １０‥‥係止孔 １１‥‥孔 １２‥‥タバコ １３‥‥ライター

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケース本体内に紙巻きタバコを収納する
   タバコ収納部と、該タバコ収納部に隣接してライター収
   納部を設け、前記ケース本体の下部には紙巻きタバコを
   挿脱可能であって挿入状態で前記紙巻きタバコの火を消
   すことができる筒状消火部と、吸殻入れ用スペースを形
   成し、筒状消火部と吸殻入れ用スペースを覆う開閉蓋を
   有する灰皿部を着脱自在に設けたことを特徴とするエチ
   ケットタバコケース。