JP3031734B2 - 防火構造物および防火ドア - Google Patents

防火構造物および防火ドア

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防火構造物および防火
ドアに関する。さらに詳しくは、火災時に防火構造物ま
たは防火ドアのガス抜きが容易にできる防火構造物およ
び防火ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】高層建築物、デパート、ホテルなど火災
が発生すると被害が大きいと予想される場所において
は、消防法により防火構造物および/または防火ドアを
備えることが義務づけられており、延焼防止により被害
を最小限に押さえている。
【0003】実際に火災が発生すると、数百度以上の温
度にさらされるため、壁、天井、床などの防火構造物ま
たは防火ドアの内部から、構造物自体に起因するガスが
発生することが知られている。すなわち、防火構造物や
防火ドアは、ほとんどの部分が耐熱性の不燃材料などで
構成されているが、その内部には接着剤や有機物が存在
するので、これらに起因して火災時に内部からガスが発
生する。このガスは、火災時の高温化によって一気に噴
出する傾向があるため、噴出ガスの圧力により防火構造
物や防火ドアが破壊してしまうという問題が、従来から
知られている。従って、防火構造物に要求される性能と
して、遮炎性、遮煙性、遮熱性、耐熱強度の他に、内部
ガス抜け性も重要視される。
【0004】前記の問題を解決するため、従来、ドアの
周枠部分にガス抜き孔を形成することが提案されている
(実開昭61−152689号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
61−152689号公報などに提案されている従来の
ドアの周枠部分にガス抜き孔を形成する手段を、軽量化
を図るために無機繊維を含む耐火性板を用いた構造に応
用しても、前側面(正面)または後側面(背面)側に面
全体から発生してくる噴出ガスを有効に逃がすことがで
きないという課題があった。
【0006】本発明は前記従来技術の課題を解決するた
め、火災時において防火構造物または防火ドアのガス抜
きが容易にできる防火構造物および防火ドアを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1番目の防火構造物は、断熱性の芯材の
少なくとも片面側に耐熱性繊維を含む耐火性板が設けら
れた防火構造物であって、前記耐火性板は火災時に変形
して発生ガスを抜くことができる構造であることを特徴
とする。
【0008】次に本発明の第2番目の防火構造物は、断
熱性の芯材の少なくとも片側に耐熱性繊維を含む耐火性
板が設けられた防火構造物であって、前記耐火性板は火
災時に発生するガスを抜くことができる空隙を備えてい
ることを特徴とする。
【0009】前記構成においては、耐火性板が、少なく
ともセラミックス繊維層と無機微粒子及びバインダーを
含む層とからなる積層体であることが好ましい。
【0010】次に本発明の防火ドアは、断熱性の芯材の
少なくとも片面側に耐熱性繊維を含む耐火性板が設けら
れた防火ドアであって、前記耐火性板は複数枚が平面的
に貼り合わされた構造であり、かつ火災時に変形し得る
構造であることを特徴とする。
【0011】また本発明の防火ドアは、断熱性の芯材の
少なくとも片側に耐熱性繊維を含む耐火性板が設けられ
た防火ドアであって、前記耐火性板は火災時に発生する
ガスを抜くことができる空隙を備えていることを特徴と
する。
【0012】
【作用】前記本発明の第1番目の防火構造物の構成によ
れば、耐火性板は火災時に変形して発生ガスを抜くこと
ができる構造であるから、空気が逃げる箇所が多くとれ
るとともに、小さなガス圧力で小さく変形し、内部圧力
が小さいうちに内部ガスを外側に逃がしてしまうという
作用がある。したがって大きな変形を受けること無く、
防火機能を発揮し続けることができる。また小さな変形
で済むので、炎や熱を通さず、延焼を防止できる。
【0013】次に本発明の第2番目の防火構造物の構成
によれば、耐火性板は火災時に発生するガスを抜くこと
ができる空隙を備えているので、面全体から発生してく
るガスを効率良く外側に逃がすことができる。
【0014】また、耐火性板が少なくともセラミックス
繊維層と無機微粒子及びバインダーを含む層とからなる
積層体であるという本発明の好ましい構成によれば、防
火性に優れ、強度も高く、軽量で、防音性にも優れ、防
火建築材料として総合的に優れたものとすることができ
る。
【0015】次に本発明の防火ドアの構成によれば、無
機繊維を含む耐火性板は複数枚が平面的に貼り合わされ
た構造であり、かつ火災時に変形し得る構造であるの
で、空気が逃げる箇所が多くとれるとともに、小さなガ
ス圧力で小さく変形し、内部圧力が小さいうちに内部ガ
スを外側に逃がしてしまうという作用がある。また、火
災時に発生するガスを抜くことができる空隙を備えてい
るので、内部ガスを外側に逃がしてしまうという作用が
ある。したがって大きな変形を受けること無く、防火機
能を発揮し続けることができる。
【0016】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。なお本発明は下記の実施例によって限定され
るものではない。また以下の実施例においては、防火ド
アを例にあげて説明する。
【0017】図1〜6は本発明の一実施例の防火ドアの
構成および作用を示し、図7は耐火性板の構造を示すも
のである。図1〜7において、1は本発明の防火ドア、
2は木材などのフレーム、3は断熱性の芯材、5は耐熱
性繊維を含む耐火性板、4は耐火性板5に開けたスリッ
ト孔、4´は同多数の穴、6は合板などの当て板、7は
フレーム2の外側に配置する耐火性側板(材質は耐火性
板5と同じで差し支えない)、8は釘、ビス、ステープ
ルなどの固定具、9は固定具のヘッド部、11,13は
化粧板、12は膨脹材、32,32´は耐熱性繊維シー
ト層、34はバインダー層、33,33´は耐熱性繊維
とバインダーとの混合層である。
【0018】図1(a)は第1の実施例を示す平面図で
あり、耐火性板5は防火ドア1の前側面または後側面に
4枚で平面的に貼り合わされている例である。1枚の耐
火性板5の面積は1m2 以下の面積が好ましい。壁など
の耐火構造材として使用する場合は、1枚の耐火性板5
の面積は1m2 以上であってもよいが、平面的に貼り合
わせた構造とし、火災時に変形して発生ガスを抜くこと
ができるようにしておく。貼り合わせは、図1(b)〜
(c)に示すような釘8またはステープル8´などを用
い、ヘッド9,9´を打ってフレーム2に固定するのが
好ましい。図2(a)は図1のX−X断面図である。
【0019】かかる構成からなる第1の実施例の防火ド
アについて、以下その作用を説明する。図2(b)は第
1の実施例の作用を示すものである。火災が発生すると
火災発生側の高熱により、複数枚の耐火性板5は小さな
変形を起こす。この結果、耐火性板5は1枚づつが小面
積のものであるから、小さなガス圧力で小さく変形し、
内部圧力が小さいうちに内部ガスを矢印に示すように外
側に逃がしてしまう。したがって大きな変形を受けるこ
と無く、防火機能を発揮し続けることができる。また小
さな変形で済むので、炎や熱を通さず、延焼を防止でき
る。
【0020】次に図3は第2の実施例を示すものであ
り、耐火性板5に空隙を設けた例である。同図(a)は
耐火性板5にスリット孔4を横方向に複数設けた例、同
図(b)はスリット孔4を縦方向に複数設けた例、同図
(c)は複数の穴4´を碁盤目状に規則正しく設けた
例、同図(d)は同千鳥状に設けた例、同図(e)は同
ランダムに設けた例、同図(f)はスリット孔4と複数
の穴4´を混在させた例である。図4(a)は図3の断
面図である。スリット孔4の幅または複数の穴4´の直
径は、ガスのみを通過させ、延焼を防ぐため、数ミリメ
ートル以下が好ましい。より具体的にはスリット孔4の
幅は0.1〜3mm程度が好ましく、穴4´の場合は直
径0.1〜5mm程度が好ましい。
【0021】かかる構成からなる第2の実施例の防火ド
アについて、以下その作用を説明する。図4(b)は第
2の実施例の作用を示すものである。耐火性板5は火災
時に発生するガスを効率良く抜くことができるスリット
孔4または複数の穴4´を備えているので、内部から発
生してくるガスを効率良く外側に逃がすことができる。
次に図5は、前記第1の実施例の部分断面図を示すもの
である。フレーム2の空隙部に断熱性の芯材3を充填
し、その前面と後面を耐火性板5で覆い、その表面を化
粧板11で覆った例である。
【0022】次に図6は、防火ドアの枠の部分を示す別
の実施例であり、フレーム2の空隙部に断熱性の芯材3
を充填し、その前面と後面にまず耐火性板5で覆い、そ
の上に当て板6を挿入し、その表面を化粧板11で覆っ
た例である。また外枠部分は、フレーム2の外側に耐火
性側板7を配置し、その外側に加熱によって膨脹してド
アと壁との間の空間を遮断する膨脹材12を配置し、そ
の外側に化粧板13を貼合せた例である。
【0023】次に図7は、本発明で好ましく用いること
ができる耐火性板5の例である。図7(a)は断面模式
図であり、同図(b)は同図(a)のC−C´の部分拡
大模式図である。図7に示す耐火性板5は、耐熱性繊維
シート層32,32´と、バインダー層34と、耐熱性
繊維とバインダー33,33´との混合層からなる積層
体である。
【0024】以下各種材料について詳細に説明する。本
発明における断熱性の芯材3に使用することができる耐
熱性繊維としては、一例としてロックウール、ガラス繊
維、炭化ケイ素繊維、炭素繊維、シリカーアルミナ繊
維、シリカ繊維、アルミナ繊維、金属繊維などを1種類
以上使用するのが好ましい。別の繊維としては、メタ系
またはパラ系芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊維)、
ポリアミドイミド繊維、ポリテトラフルオロエチレンな
どのフッ素繊維、芳香族ポリエーテルアミド繊維、ポリ
ベンズイミダゾール繊維、フェノール繊維、セルロース
繊維などのように有機繊維であっても300℃以上で形
状を保持できる繊維であれば使用できる。これらの中で
も特に好ましいのはロックウールである。本発明の断熱
性の芯材を形成するには耐熱性の接着剤を用いることも
できる。
【0025】前記芯材3は断熱層としての機能と使用す
る際の厚みの制約から、10〜40mm程度の厚さにする
のが好ましい。前記芯材3を形成する手段は、前記耐熱
性繊維を使用して乾式法または湿式法により繊維集合体
を形成させたり、あらかじめフレーム2と耐熱性板5間
で形成される空間に前記耐熱性繊維を詰め込む手段など
がある。また前記芯材3の好ましい見掛比重は0.05
〜0.3g/cm3 の範囲である。断熱性、軽量化、およ
び耐熱性板5板に外力が加わった際の緩衝機能などを発
揮させるためである。
【0026】次に耐熱性板5について説明する。耐熱性
板5は高温流体や炎を遮断する機能を有する。また耐熱
性繊維層を含むので、高温流体の圧力によって破壊され
る恐れがない。さらに緩衝機能を発揮する芯材3と相俟
って防火構造全体として弾力性を発揮し、より高温の流
体の圧力に対して対抗できる。さらに、耐熱性板5を芯
材3の両面に形成することにより、万一一方の面の板が
破壊されても残る他方の耐熱性板5により高温流体の伝
播や延焼防止ができる。このような耐熱性板5を構成す
る耐熱性繊維は、アルミナ繊維、シリカ繊維、アルミナ
−シリカ繊維、炭化ケイ素繊維(以上をセラミックス繊
維ともいう)などの耐熱性1000℃以上の無機繊維を
使用することが好ましい。なお、ガラス繊維などのよう
に耐熱性がやや低い繊維であっても、これらのセラミッ
クス繊維と併用することにより使用できる。そして特に
好ましくは、耐熱性板はセラミックス繊維層と無機微粒
子及びバインダーを含む層とからなる積層体(以下無機
繊維ボードという)で形成することである。
【0027】前記無機繊維ボードを形成するための好ま
しいセラミックス繊維層は、乾式法または湿式法により
不織布や抄紙シートのように形成してもよいし、織物布
または編物のように布帛に形成してもよい。このように
して得られたセラミックス繊維層の表面に少なくとも無
機微粒子を含浸または塗布し、さらにその上にバインダ
ーを塗布するか、または無機微粒子とバインダーを混合
した組成物を含浸または塗布し、乾燥または熱処理など
によって接着一体化させる。前記バインダーとしては、
シリカゾル、アルミナゾル、ジルコニアゾル、ケイ酸
塩、リン酸塩、またはシリカセメント、アルミナセメン
ト、マグネシアセメント、ジルコニアセメントのような
耐熱セメント類から選ばれるものを例示できる。次に無
機微粒子としては、ロウ石、長石、マグネシア、ケイソ
ウ土、シリカ、シリカーアルミナ、ムライトアルミナ、
水酸化アルミニウム、炭化ケイ素、ジルコン、ジルコニ
ア、酸化チタン、酸化マグネシア、酸化カルシウム、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、シラス、シラス
バルーン、ガラス、ガラスバルーン、パーライト、ドロ
マイト、カオリン、シャモット、雲母、コージェライ
ト、窒化ケイ素、窒化ホウ素、セピオライト、アタパル
ジャイト、ベントナイト、ヘクトライト、合成フッ素雲
母、モンモリロナイト、各種ウィスカー、炭素粉末、金
属粉末などを例示できる。前記耐熱性板5の見掛密度は
0.2〜0.8g/cm3 程度が好ましく、耐熱性板5の
厚さは2mm以上が好ましい。
【0028】次に耐熱性板5の製造方法の一例を説明す
る。繊維直径2〜3μmのシリカーアルミナ系セラミッ
ク繊維集合体シートを湿式抄造法によって作成する。こ
の繊維集合体シートは、2wt%アクリルエマルジョンを
含む、目付90g/m2 、見掛密度0.18g/cm3
厚さ0.5mmのものである。この繊維集合体シートを
8枚用意し、下記に示す配合により作成した粘度100
0cps のバインダーを、1枚の繊維シート上に乾燥重量
で470g/m2 塗布した。このようにして得られた繊
維シート上無機微粒子を含むバインダーを塗布したもの
を8枚積層し、10kg/cm2 の圧力を掛けて密着させた
後、乾燥し、目付4000g/m2 、見掛密度0.70
g/cm3 、厚さ5.7mmの板状に成形した。
【0029】 (配合) アルミナ粉末(平均粒子直径:3μm) 32重量% シリカ粉末(平均粒子直径:2μm) 16重量% コロイダルシリカ(濃度30wt%) 39重量% セピオライト 6.5重量% 水 6.5重量% 以上説明した通り、本発明の防火構造物および防火ドア
は、防火特性に優れ、しかも軽量であり、建築材料とし
て優れたものである。なお前記実施例は防火ドアについ
て説明したが、本発明の防火構造物は、壁、天井、床、
間仕切りなどの防火構造物にも好適に使用できるもので
ある。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り本発明の防火構造物お
よび防火ドアによれば、耐火性板は火災時に変形して発
生ガスを抜くことができる構造であるかまたは1枚づつ
が小面積のものであるから、小さなガス圧力で小さく変
形し、内部圧力が小さいうちに内部ガスを外側に逃がす
ことができる。したがって大きな変形を受けること無
く、防火機能を発揮し続けることができる。また小さな
変形で済むので、炎や熱を通さず、延焼を防止できる。
【0031】また、耐火性板は火災時に発生するガスを
抜くことができる空隙を備えているので、面全体から発
生してくるガスを効率良く外側に逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の防火ドアを示す平面図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の防火ドアの作用を説明
する断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の防火ドアを示す平面図
である。
【図4】本発明の第2の実施例の防火ドアの作用を説明
する断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の部分断面図である。
【図6】本発明の別の実施例の防火ドアの枠の部分断面
図である。
【図7】本発明で好ましく用いることができる耐熱性板
の断面図である。
【符号の説明】
1 防火ドア 2 フレーム 3 断熱性の芯材 4 スリット孔 4´ 穴 5 耐火性板 6 当て板 7 耐火性側板 8 固定具 11,13 化粧板 12 膨脹材 32,32´ 耐熱性繊維シート層 34 バインダー層 33,33´ 耐熱性繊維とバインダーとの混合層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 速水 勝義 滋賀県守山市勝部町1128 日本バイリー ン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 5/16 E04B 1/94

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱性の芯材の少なくとも片面側に耐熱
    性繊維を含む耐火性板が設けられた防火構造物であっ
    て、前記耐火性板は火災時に変形して発生ガスを抜くこ
    とができる構造であることを特徴とする防火構造物。
  2. 【請求項2】 断熱性の芯材の少なくとも片側に耐熱性
    繊維を含む耐火性板が設けられた防火構造物であって、
    前記耐火性板は火災時に発生するガスを抜くことができ
    る空隙を備えていることを特徴とする防火構造物。
  3. 【請求項3】 耐火性板が、少なくともセラミックス繊
    維層と無機微粒子及びバインダーを含む層とからなる積
    層体である請求項1または2に記載の防火構造物。
  4. 【請求項4】 断熱性の芯材の少なくとも片面側に耐熱
    性繊維を含む耐火性板が設けられた防火ドアであって、
    前記耐火性板は複数枚が平面的に貼り合わされた構造で
    あり、かつ火災時に変形し得る構造であることを特徴と
    する防火ドア。
  5. 【請求項5】 断熱性の芯材の少なくとも片側に耐熱性
    繊維を含む耐火性板が設けられた防火ドアであって、前
    記耐火性板は火災時に発生するガスを抜くことができる
    空隙を備えていることを特徴とする防火ドア。
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