JP3031502U - 低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加工 - Google Patents
低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加工Info
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- JP3031502U JP3031502U JP1996002049U JP204996U JP3031502U JP 3031502 U JP3031502 U JP 3031502U JP 1996002049 U JP1996002049 U JP 1996002049U JP 204996 U JP204996 U JP 204996U JP 3031502 U JP3031502 U JP 3031502U
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- JP
- Japan
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- temperature fusion
- bending
- deformed
- fusion metal
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は異形アルミパイプに、低温熔融合金を
流し込み、バネ鋼（ピアノ線等）をアンコにして、中空
パイプの中を埋める事により、異形アルミパイプを自由
にプレス曲げ加工することが出来る。 【構成】異形アルミパイプ（１）の内部に、バネ鋼
（２）を差し込み、低温熔融合金（３）を溶かして流し
込み、冷えて固まった状態の、特殊異形アルミ中実棒
（４）を作る、そしてプレス金型（５）で曲げ加工を行
う、低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加
工。
流し込み、バネ鋼（ピアノ線等）をアンコにして、中空
パイプの中を埋める事により、異形アルミパイプを自由
にプレス曲げ加工することが出来る。 【構成】異形アルミパイプ（１）の内部に、バネ鋼
（２）を差し込み、低温熔融合金（３）を溶かして流し
込み、冷えて固まった状態の、特殊異形アルミ中実棒
（４）を作る、そしてプレス金型（５）で曲げ加工を行
う、低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加
工。
Description
【０００１】
この考案は、プレス加工技術および精密板金加工技術の金属パイプの曲げ加工 に関するものである。
【０００２】
従来、鉄パイプなどを曲げるには砂と熱を加える方法があった。
【０００３】
これは次のような問題点もあった。 従来、アルミ金属と云う材質の特質もあり、異形の変形したアルミパイプを冷間 にて寸法精度を保って曲げる事は出来なかった。 本考案は、これらの問題点を除くためになされたものである。
【０００４】
まず、異形アルミパイプ（１）の内部を完全に埋めて中実棒にする必要がある 。また、プレスの曲げ圧力をその内部全体に均等力として加える必要がある、つ まり一部分に圧力が集中して亀裂の原因にならないようにする事である。 その為に、異形アルミパイプ（１）の内部に、バネ鋼（２）を差し込む、そして 低温熔融合金（３）を熱を加えて熔融させたものを、丹念に流し込み、特殊異形 アルミ中実棒（４）を作る、これをプレス金型（５）に装着して、プレス機械で 押し曲げて完成する。その後、これに熱を少し加えて溶かして低温熔融合金（３ ）とバネ鋼（２）を回収して加工を終了する。 本考案は、以上のような構成よりなる曲げ加工である。
【０００５】
異形アルミパイプ（１）の内部に、バネ鋼（２）やピアノ線などを差し込み、 あらかじめ熔融させてある低温熔融合金（３）を流し込み、冷えてかたまった状 態の特殊異形アルミ中実棒（４）をつくる、次にプレス金型（５）で曲げ加工を 行えば良い、曲げ加工が完了したら、それに熱を加えて内部の低温熔融合金（３ ）を溶かして、バネ鋼（２）と共に取り出して、完成する。
【０００６】
以下、本案の実施例について説明する。 異形アルミパイプ（１）は通常の丸パイプや角パイプと違い、複雑な形状であ る為に、これを曲げる事は大変であり、さらにアルミの材質である事がさらに困 難な状況を作り出していた。 また寸法精度が要求され、曲げた後も肉厚や形状寸法を維持する事が必要である 。これらの条件を満たす方法として、異形アルミパイプ（１）の内部にぴったり と隙間のないように、バネ鋼（２）と共に、８０〜１２０℃で容易に溶ける、低 温熔融合金（３）を溶かして流し込む、その後冷やすとすぐ固まるので、それは 特殊異形アルミ中実棒（４）となり、それをプレス金型（５）で自由にアール曲 げ加工を実施する事ができる。 曲げ加工が完了したら、特殊異形アルミ中実棒（４）に熱を加えてやると、内部 の低温熔融合金（３）が溶けて流れ出し、バネ鋼（２）も取り出されて、曲げら れた異形アルミパイプ（１）が完成する。 本考案は、以上のような構造であり、使用方法である。 このアール曲げ加工の特長は、異形アルミパイプ（１）にプレス圧力が加わると 固まっている低温熔融合金（３）に圧力がかかり、この時にこの内部に閉じ込め たバネ鋼（２）にも細かい圧力に分散されて加わり、均等にプレス圧力が分散さ れながらパイプ内部全体を押す事になるので、亀裂が起きたり、つぶれたりする ことなく、精度の高いアール曲げが完成する。
【０００７】
異形のアルミパイプでも、寸法精度の高いアール曲げ加工が完成した。
【図１】本考案の実施図である。
【図２】本考案の特殊異形アルミ中実棒の断面図であ
る。
る。
【図３】本考案の曲げ加工実施図である。
【図４】本考案の仕上げ実施図である。
１ 異形アルミパイプ ２ バネ鋼 ３ 低温熔融合金 ４ 特殊異形アルミ中実棒 ５ プレス金型
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年６月１３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (1)
- 【請求項１】 異形アルミパイプ（１）の内部に、バネ
鋼（２）を差し込み低温溶融合金（３）を溶かして流し
込み、冷えて固まった状態の、特殊異形アルミ中実棒
（４）を作る、そしてプレス金型（５）で曲げ加工を行
う、低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加
工。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996002049U JP3031502U (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加工 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996002049U JP3031502U (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加工 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3031502U true JP3031502U (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=43166449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1996002049U Expired - Lifetime JP3031502U (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 低温熔融合金を利用した異形アルミパイプの曲げ加工 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3031502U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110385954A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-29 | 天人汽车底盘（芜湖）股份有限公司 | 管制冲压成型的抗疲劳扭力梁 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP1996002049U patent/JP3031502U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110385954A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-29 | 天人汽车底盘（芜湖）股份有限公司 | 管制冲压成型的抗疲劳扭力梁 |
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