JP3031089B2 - ボビンの静電気除去装置 - Google Patents

ボビンの静電気除去装置

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JP3031089B2
JP3031089B2 JP4328686A JP32868692A JP3031089B2 JP 3031089 B2 JP3031089 B2 JP 3031089B2 JP 4328686 A JP4328686 A JP 4328686A JP 32868692 A JP32868692 A JP 32868692A JP 3031089 B2 JP3031089 B2 JP 3031089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、精紡機と自動ワイン
ダーとの間を循環するボビンより静電気を除去する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】精紡機上がりの管糸を自動ワインダーで
巻き解くときに、その糸はバルーンによってボビン表層
をこすりながら引き出される。そのときの糸同士の摩擦
によって、巻き終わったボビンには静電気が発生し、ボ
ビンの材質にもよるが、大きいものになると−8〜−6
KVにもなる。しかしながら、従来は、この静電気を除
去するための特別な処置は施されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、精紡機にお
ける糸掛け時に糸切れがあると、その後紡出される糸は
その上に巻かれる。従って、自動ワインダーで巻き返し
た後に排出されるボビンには、糸切れ部分が糸屑として
巻き付いている。その場合、搬送中に隣の空ボビンに静
電気によって引きつけられて巻き付き、精紡機において
紡出糸を巻き取るときに糸切れ等の支障を起こすことが
ある。また、ワインディングユニットから、3分玉以上
糸が残っているものが排出されると、再度口出装置に戻
されるが、その場合も、その糸端が搬送中に隣の空ボビ
ンに静電気によって引きつけられ、巻き付くことがあ
る。こうなると、精紡機側へ導かれる空ボビンとの間の
糸が邪魔になって口出装置に戻ることができなくなる。
【0004】この発明は、自動ワインダーから精紡機に
戻される空ボビンから静電気を除去することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のボビンの静電
気除去装置は、精紡機上がりの管糸を巻取るワインダー
より排出されるトレイに挿着された残糸ボビンと空ボビ
ンが混在して搬送される搬出路の移動ボビンに接近する
位置に配され、移動ボビンより静電気を除去するもので
ある。静電気除去装置は、通常は搬出路側に突出してい
て搬出路中を移動する満管ボビンに接触する満管検出フ
ィーラーに設けるようにする。
【0006】
【作 用】上記のように構成されたボビンの静電気除去
装置においては、ワインダーで巻取りが終了して空ボビ
ンとなったトレイが搬出路中を静電気除去装置の位置ま
で移動してくると、帯電している空ボビンの静電気は、
そこで除去され、その空トレイは精紡機側へ送られる。
【0007】
【実施例】図1及び図2を参照し、この発明のボビンの
静電気除去装置の実施例について説明する。
【0008】先ず、この発明のボビンの静電気除去装置
が採用される精紡機と自動ワインダーの連結システムに
ついて説明する。
【0009】このシステムは、精紡管糸(以後、実ボビ
ンということもある)を生産する多数錘からなる精紡機
Sと精紡管糸を巻き返す自動ワインダーWとの間をボビ
ンをトレーに挿着した状態で循環させるものであり、自
動ワインダーW内には、多数錘のワインディングユニッ
トからなるワインダー本体1と、精紡管糸の糸端を口出
しするための周知の口出装置2とが設けられている。こ
れらの間のトレイの移動は、各部分を巡る移送路によっ
てなされる。
【0010】移送路は、精紡機Sより自動ワインダーW
に延びる搬入路L1 と、その延長にあり、ワインダー本
体1の長手方向に沿って循環形成された導入路L2 と、
ワインダー本体1の各錘から巻き尽くされたボビンを挿
着する空トレイを排出する排出路L3 と、各排出路L3
から排出される空トレイを精紡機S側へ運ぶ搬出路L4
と、口出装置2で糸端の口出しミスをした実ボビンを再
度口出装置2に戻す循環路L5 とよりなっている。
【0011】搬出路L4 を移動するトレイに挿着のボビ
ンに残糸がある場合には、ボビンストリッパー3によっ
て残糸が取り除かれ、空ボビンにして精紡機Sに返され
る。また、搬出路L4 を移動するトレイに挿着のボビン
に3分玉以上糸が残っている場合には、循環路L5 より
再度口出装置2に戻される。
【0012】この発明のボビンの静電気除去装置は、例
えば、図2に示すように、上記システムのボビンストリ
ッパー3における満管検出フィーラー4を利用して構成
することができる。
【0013】この満管検出フィーラー4は、支軸6に揺
動可能、且つ、コイルスプリング7によって右回りに付
勢され、通常は、ストッパー8によって搬出路L4 側を
向いて突出している。また、満管検出フィーラー4の支
持部には、検出片9が一体化されており、搬出路L4
を移動する満管のボビンBによって満管検出フィーラー
4が押されることにより、検出片9が近接センサー10
に接近し、そのボビンBに糸が一杯に巻かれていること
が検出される。
【0014】満管検出フィーラー4は、金属製のもので
あり、この静電気除去装置においては、満管検出フィー
ラー4の搬出路L4 に面する部分に短い炭素繊維あるい
は金属線等の導電性ブラシ5を比較的に密に付着させて
いる。導電性ブラシ5の長さは、その先端が検出位置に
あるボビンBと接する程度が最良であるが、それよりも
短めでもよい。その場合は、ボビンBとの間にコロナ放
電が起きる。また、満管検出フィーラー4には、アース
を付す必要がある。更に、このような静電気除去装置を
搬出路L4 を挟んで両側に設けるようにしてもよい。
【0015】このように構成されたボビンの静電気除去
装置において、巻取りが終了して自動ワインダーSのワ
インディングユニットから排出路L3 へ放出される空ボ
ビンBを挿着したトレイTが搬出路L4 を移動してボビ
ンストリッパー3の位置にやってきて満管検出フィーラ
ー4を揺動させると、帯電しているボビンBの静電気
は、導電性ブラシ5から満管検出フィーラー4を経て放
電される。従って、それ以降の行程での静電気による悪
影響を防ぐことができる。また、この実施例では、ボビ
ンの巻き径の大きいもの、小さいものにも同様に静電気
除去効果を得ることができる。
【0016】以上、ボビンの静電気除去装置を満管検出
フィーラー4を利用して構成する例を説明したが、同様
なものを搬出路L4 に沿う他の部分に設けても、同様の
効果を得ることができる。但し、満管検出フィーラー4
を兼用する場合は、それだけ部品数を少なくすることが
できる利点がある。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0018】 即ち、ワインダーより排出されるトレイ
に挿着されている空ボビンを全く静電気のない状態で精
紡機へ送り出すことができるので、搬送中に他のボビン
に巻かれている糸を巻き込むことはなく、ワインダー中
でのトラブルや精紡機における巻取り中の糸の切断等を
確実に防ぐことができる。また、静電気除去装置を満管
検出フィーラーに設ける場合は、部品点数を少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボビンの静電気除去装置がセットされる精紡機
と自動ワインダーの連結システムの概略平面図である。
【図2】この発明のボビンの静電気除去装置の正面図で
ある。
【符号の説明】
3 ボビンストリッパー 4 満管検出フィーラー 5 導電性ブラシ B ボビン L4 搬出路 S 精紡機 T トレイ W 自動ワインダー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精紡機上がりの管糸を巻取るワインダー
    より排出されるトレイに挿着された残糸ボビンと空ボビ
    ンが混在して搬送される搬出路の移動ボビンに接近する
    位置に配され、移動ボビンより静電気を除去するボビン
    の静電気除去装置。
  2. 【請求項2】 静電気除去装置が、通常は搬出路側に突
    出していて搬出路中を移動する満管ボビンに接触する満
    管検出フィーラーに設けられている請求項1に記載のボ
    ビンの静電気除去装置
JP4328686A 1992-11-13 1992-11-13 ボビンの静電気除去装置 Expired - Fee Related JP3031089B2 (ja)

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