JP3039421B2 - 紡績装置 - Google Patents
紡績装置Info
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- JP3039421B2 JP3039421B2 JP9031272A JP3127297A JP3039421B2 JP 3039421 B2 JP3039421 B2 JP 3039421B2 JP 9031272 A JP9031272 A JP 9031272A JP 3127297 A JP3127297 A JP 3127297A JP 3039421 B2 JP3039421 B2 JP 3039421B2
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- Japan
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- plate
- spun yarn
- yarn
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸切れが発生した
際に、パッケージとフリクションローラー間にパッケー
ジプレートを挿入して、パッケージを、フリクションロ
ーラーから離反させるとともに、ピーシング後に、パッ
ケージプレートを待機位置に戻して、パッケージをフリ
クションローラーに接触させて回転させ、紡出が再開さ
れた紡績糸をパッケージに巻き取るようにした紡績装置
に関するものである。
際に、パッケージとフリクションローラー間にパッケー
ジプレートを挿入して、パッケージを、フリクションロ
ーラーから離反させるとともに、ピーシング後に、パッ
ケージプレートを待機位置に戻して、パッケージをフリ
クションローラーに接触させて回転させ、紡出が再開さ
れた紡績糸をパッケージに巻き取るようにした紡績装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、図3〜図6を用いて、従来の紡
績装置に使用されているパッケージプレート及び該パッ
ケージプレートを使用してのピーシング作業時の紡績糸
の挙動について説明する。
績装置に使用されているパッケージプレート及び該パッ
ケージプレートを使用してのピーシング作業時の紡績糸
の挙動について説明する。
【0003】クレードルアーム1に支持されているとと
もに、常時回転されているフリクションローラー2に接
触して回転されているパッケージ3に巻き取られている
紡績糸yに糸切れが発生した場合には、後方に待機して
いるパッケージプレート4の支持ロッド4aを、図3に
おいて、パッケージ3方向に回動させて、パッケージプ
レート4を、図4に示されているように、パッケージ3
とフリクションローラー2との間に挿入することによっ
て、パッケージ3をフリクションローラー2から離反さ
せて、パッケージ3の回転を停止させるとともに、パッ
ケージ3とフリクションローラー2の接触点5の略上方
に位置する綾振りガイド6から紡績糸yを外すように構
成されている。パッケージプレート4は、図5に示され
ているように、略パッケージ3の幅と同じ長さを有する
上方に湾曲した方形状の板材で形成されており、板材
は、切欠や透孔等が設けられていない無垢に形成されて
いる。
もに、常時回転されているフリクションローラー2に接
触して回転されているパッケージ3に巻き取られている
紡績糸yに糸切れが発生した場合には、後方に待機して
いるパッケージプレート4の支持ロッド4aを、図3に
おいて、パッケージ3方向に回動させて、パッケージプ
レート4を、図4に示されているように、パッケージ3
とフリクションローラー2との間に挿入することによっ
て、パッケージ3をフリクションローラー2から離反さ
せて、パッケージ3の回転を停止させるとともに、パッ
ケージ3とフリクションローラー2の接触点5の略上方
に位置する綾振りガイド6から紡績糸yを外すように構
成されている。パッケージプレート4は、図5に示され
ているように、略パッケージ3の幅と同じ長さを有する
上方に湾曲した方形状の板材で形成されており、板材
は、切欠や透孔等が設けられていない無垢に形成されて
いる。
【0004】パッケージ3とフリクションローラー2と
の間にパッケージプレート4を挿入して、パッケージ3
をフリクションローラー2から離反させた後に、後方に
待機していた逆転ローラー7を支持している支持ロッド
7aをパッケージ3方向に回動させて、逆転ローラー7
をパッケージ3に接触させ、パッケージ3を逆転させる
とともに、図示されていないサクションマウスをパッケ
ージ3に接近させて、パッケージ3に巻き込まれた切断
糸端を吸引する。パッケージ3を逆転させる際には、パ
ッケージプレート4を、図6に示されているように、パ
ッケージ3から離反させるが、サクションマウスにより
パッケージ3から引き出され、パッケージプレート4の
糸ガイド面4bに接触する紡績糸yが、作動状態の綾振
りガイド6に係合して綾振りされないような位置まで、
パッケージプレート4を後退させる。
の間にパッケージプレート4を挿入して、パッケージ3
をフリクションローラー2から離反させた後に、後方に
待機していた逆転ローラー7を支持している支持ロッド
7aをパッケージ3方向に回動させて、逆転ローラー7
をパッケージ3に接触させ、パッケージ3を逆転させる
とともに、図示されていないサクションマウスをパッケ
ージ3に接近させて、パッケージ3に巻き込まれた切断
糸端を吸引する。パッケージ3を逆転させる際には、パ
ッケージプレート4を、図6に示されているように、パ
ッケージ3から離反させるが、サクションマウスにより
パッケージ3から引き出され、パッケージプレート4の
糸ガイド面4bに接触する紡績糸yが、作動状態の綾振
りガイド6に係合して綾振りされないような位置まで、
パッケージプレート4を後退させる。
【0005】サクションマウスによりパッケージ3から
引き出された紡績糸yを種糸として、図示されていない
旋回空気流を利用した公知の加撚装置に挿入するととも
に、停止されていたドラフト装置を再駆動して、加撚装
置にスライバーを供給して、同じく再駆動された加撚装
置内において、上記の種糸に、スライバーを構成する繊
維を付着させてピーシング作業を行う。このようにして
ピーシングが行われた後に、図6に示されている状態か
ら、パッケージ3をフリクションローラー2に接触させ
て回転を再開するとともに、パッケージプレート4を後
退させて、綾振りガイド6に紡績糸yを係合させて、巻
き取りを再開する。
引き出された紡績糸yを種糸として、図示されていない
旋回空気流を利用した公知の加撚装置に挿入するととも
に、停止されていたドラフト装置を再駆動して、加撚装
置にスライバーを供給して、同じく再駆動された加撚装
置内において、上記の種糸に、スライバーを構成する繊
維を付着させてピーシング作業を行う。このようにして
ピーシングが行われた後に、図6に示されている状態か
ら、パッケージ3をフリクションローラー2に接触させ
て回転を再開するとともに、パッケージプレート4を後
退させて、綾振りガイド6に紡績糸yを係合させて、巻
き取りを再開する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の紡績装置においては、パッケージ3から紡績糸yを
引き出す際には、パッケージプレート4は、図6に示さ
れているように、パッケージ3から離反させるととも
に、引き出された紡績糸yが、作動状態の綾振りガイド
6に係合しないような位置にある。ピーシング後、パッ
ケージ3をフリクションローラー2に接触させて回転を
再開するとともに、パッケージプレート4を後退させ
て、綾振りガイド6に紡績糸yを係合させることになる
が、図6に示されているパッケージプレート4の糸ガイ
ド面4bに接触している紡績糸yが、綾振りガイド6に
係合するまでの移動距離は、パッケージプレート4の糸
ガイド面4bにおける接触点p1から、綾振りガイド6
までの距離dということになる。この距離が長いと、フ
リクションローラー2に接触し回転を再開したパッケー
ジ3に巻き取られる紡績糸yは、パッケージプレート4
の糸ガイド面4bに接触して綾振りガイド6に係合され
ていないので、パッケージ3の一定の箇所に、より長い
紡績糸yが棒状に巻き取られる、即ち、棒巻きされるこ
とになる。
来の紡績装置においては、パッケージ3から紡績糸yを
引き出す際には、パッケージプレート4は、図6に示さ
れているように、パッケージ3から離反させるととも
に、引き出された紡績糸yが、作動状態の綾振りガイド
6に係合しないような位置にある。ピーシング後、パッ
ケージ3をフリクションローラー2に接触させて回転を
再開するとともに、パッケージプレート4を後退させ
て、綾振りガイド6に紡績糸yを係合させることになる
が、図6に示されているパッケージプレート4の糸ガイ
ド面4bに接触している紡績糸yが、綾振りガイド6に
係合するまでの移動距離は、パッケージプレート4の糸
ガイド面4bにおける接触点p1から、綾振りガイド6
までの距離dということになる。この距離が長いと、フ
リクションローラー2に接触し回転を再開したパッケー
ジ3に巻き取られる紡績糸yは、パッケージプレート4
の糸ガイド面4bに接触して綾振りガイド6に係合され
ていないので、パッケージ3の一定の箇所に、より長い
紡績糸yが棒状に巻き取られる、即ち、棒巻きされるこ
とになる。
【0007】パッケージ3に、必要以上に長い棒巻きが
形成されると、糸継ぎ作業の際に、パッケージ3に巻き
込まれた切断端部を、サクションマウスでパッケージ3
より吸引しても、棒巻き部分の全部をサクションマウス
に吸引することができず、パッケージ3中に棒巻きが残
ることになる。このように、棒巻きが残ったパッケージ
3を、ワインダー等において、紡績糸の巻き返し作業に
使用すると、棒巻き部分に紡績糸が引っ掛かって、スム
ースな糸解舒が行えなくなる等のトラブルが発生するこ
とになる。
形成されると、糸継ぎ作業の際に、パッケージ3に巻き
込まれた切断端部を、サクションマウスでパッケージ3
より吸引しても、棒巻き部分の全部をサクションマウス
に吸引することができず、パッケージ3中に棒巻きが残
ることになる。このように、棒巻きが残ったパッケージ
3を、ワインダー等において、紡績糸の巻き返し作業に
使用すると、棒巻き部分に紡績糸が引っ掛かって、スム
ースな糸解舒が行えなくなる等のトラブルが発生するこ
とになる。
【0008】本発明の目的は、上述した従来の紡績装置
が有する課題を解決し、スムースな糸解舒が行えるパッ
ケージを形成することができる紡績装置を提供すること
にある。
が有する課題を解決し、スムースな糸解舒が行えるパッ
ケージを形成することができる紡績装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、紡績装置に、パッケージ
側に開口部を有する切欠部が形成されたパッケージプレ
ートを具備したものであり、第2には、パッケージ側に
形成された開口部の対向する先端部から、パッケージか
ら遠ざかるに従って外側に傾斜した傾斜ガイド部を、切
欠部に形成したものであり、第3には、パッケージから
巻き戻された紡績糸が接触するパッケージプレートの直
線部を、定常状態の綾振り幅より短くしたものである。
を達成するために、第1には、紡績装置に、パッケージ
側に開口部を有する切欠部が形成されたパッケージプレ
ートを具備したものであり、第2には、パッケージ側に
形成された開口部の対向する先端部から、パッケージか
ら遠ざかるに従って外側に傾斜した傾斜ガイド部を、切
欠部に形成したものであり、第3には、パッケージから
巻き戻された紡績糸が接触するパッケージプレートの直
線部を、定常状態の綾振り幅より短くしたものである。
【0010】
【実施例】パッケージやパッケージプレート等の斜視図
である図1と図1の側面図である図2を用いて、本発明
の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない
限り何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、
上述した従来の紡績装置を構成する部材と同じ部材につ
いては、同一の符号を使用した。
である図1と図1の側面図である図2を用いて、本発明
の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない
限り何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、
上述した従来の紡績装置を構成する部材と同じ部材につ
いては、同一の符号を使用した。
【0011】本発明においては、上方に湾曲したパッケ
ージプレート4に、パッケージ3側に開口部8aが形成
された切欠部8が形成されている。切欠部8は、パッケ
ージ3側に形成された開口部8aの対向する先端部8
a’から、パッケージ3から遠ざかるに従って外側に傾
斜した傾斜ガイド部8bと、傾斜ガイド部8bの奥部か
ら、パッケージ3の軸線と直交する方向に延びた直線部
8cと、パッケージ3の軸線と略平行で、直線部8cの
奥部に連接された直線部8dにより形成されている。
ージプレート4に、パッケージ3側に開口部8aが形成
された切欠部8が形成されている。切欠部8は、パッケ
ージ3側に形成された開口部8aの対向する先端部8
a’から、パッケージ3から遠ざかるに従って外側に傾
斜した傾斜ガイド部8bと、傾斜ガイド部8bの奥部か
ら、パッケージ3の軸線と直交する方向に延びた直線部
8cと、パッケージ3の軸線と略平行で、直線部8cの
奥部に連接された直線部8dにより形成されている。
【0012】パッケージ3側に形成された開口部8aの
対向する先端部8a’からパッケージ3の軸線と略平行
で、直線部8cの奥部に連接された直線部8d迄の距離
Dは、逆転ローラー7をパッケージ3に接触させ、パッ
ケージ3を逆転させるために、パッケージプレート4
が、図2に示されているように、パッケージ3から離反
した際に、サクションマウスによりパッケージ3から引
き出された紡績糸yが、作動状態の綾振りガイド6に係
合して綾振りされないような位置を維持するような距離
となっている。
対向する先端部8a’からパッケージ3の軸線と略平行
で、直線部8cの奥部に連接された直線部8d迄の距離
Dは、逆転ローラー7をパッケージ3に接触させ、パッ
ケージ3を逆転させるために、パッケージプレート4
が、図2に示されているように、パッケージ3から離反
した際に、サクションマウスによりパッケージ3から引
き出された紡績糸yが、作動状態の綾振りガイド6に係
合して綾振りされないような位置を維持するような距離
となっている。
【0013】上述したように、逆転ローラー7をパッケ
ージ3に接触させ、パッケージ3を逆転させるととも
に、サクションマウスをパッケージ3に接近させて、パ
ッケージ3に巻き込まれた紡績糸yの切断糸端を引き出
すが、パッケージ3から引き出された紡績糸yは、図1
及び図2に示されているように、パッケージプレート4
の切欠部8に導入され、直線部8dと接触することにな
る。従って、ピーシング後、パッケージ3をフリクショ
ンローラー2に接触させて回転を再開するとともに、パ
ッケージプレート4を後退させて、綾振りガイド6に紡
績糸yを係合させる際に、パッケージプレート4の直線
部8dに接触している紡績糸yが、綾振りガイド6に係
合するまでの移動距離は、直線部8dから綾振りガイド
6までの距離d’ということになる。この距離は、上述
した従来の距離dに比べて、切欠部8の深さ、即ち、パ
ッケージ3側に形成された開口部8aの対向する先端部
8a’から直線部8d迄の距離D分だけ短い。
ージ3に接触させ、パッケージ3を逆転させるととも
に、サクションマウスをパッケージ3に接近させて、パ
ッケージ3に巻き込まれた紡績糸yの切断糸端を引き出
すが、パッケージ3から引き出された紡績糸yは、図1
及び図2に示されているように、パッケージプレート4
の切欠部8に導入され、直線部8dと接触することにな
る。従って、ピーシング後、パッケージ3をフリクショ
ンローラー2に接触させて回転を再開するとともに、パ
ッケージプレート4を後退させて、綾振りガイド6に紡
績糸yを係合させる際に、パッケージプレート4の直線
部8dに接触している紡績糸yが、綾振りガイド6に係
合するまでの移動距離は、直線部8dから綾振りガイド
6までの距離d’ということになる。この距離は、上述
した従来の距離dに比べて、切欠部8の深さ、即ち、パ
ッケージ3側に形成された開口部8aの対向する先端部
8a’から直線部8d迄の距離D分だけ短い。
【0014】従って、ピーシング後、パッケージ3をフ
リクションローラー2に接触させて回転を再開するとと
もに、パッケージプレート4を後退させて、綾振りガイ
ド6に紡績糸yを係合させる迄に、パッケージ3上に形
成される棒巻きの長さが短くなる。パッケージ3上に形
成される棒巻きの長さが短いので、棒巻き部分が、サク
ションマウスによるパッケージ3からの切断糸端の吸引
作業の際に吸引除去されて、パッケージ3上に残るよう
なことがない。このように、パッケージ3中に棒巻きが
残ることがないので、ワインダー等における紡績糸の巻
き返し作業中に、棒巻き部分に紡績糸が引っ掛かって、
スムースな糸解舒が行えなくなる等のトラブルが防止で
きる。仮に、パッケージ3上に棒巻きが残ったとして
も、棒巻きの長さが短いので、スムースな糸解舒にとっ
て障害となるようなことがない。
リクションローラー2に接触させて回転を再開するとと
もに、パッケージプレート4を後退させて、綾振りガイ
ド6に紡績糸yを係合させる迄に、パッケージ3上に形
成される棒巻きの長さが短くなる。パッケージ3上に形
成される棒巻きの長さが短いので、棒巻き部分が、サク
ションマウスによるパッケージ3からの切断糸端の吸引
作業の際に吸引除去されて、パッケージ3上に残るよう
なことがない。このように、パッケージ3中に棒巻きが
残ることがないので、ワインダー等における紡績糸の巻
き返し作業中に、棒巻き部分に紡績糸が引っ掛かって、
スムースな糸解舒が行えなくなる等のトラブルが防止で
きる。仮に、パッケージ3上に棒巻きが残ったとして
も、棒巻きの長さが短いので、スムースな糸解舒にとっ
て障害となるようなことがない。
【0015】ピーシング後、パッケージ3をフリクショ
ンローラー2に接触させて回転を再開するとともに、パ
ッケージプレート4を後退させることにより、綾振りガ
イド6に係合されて綾振りが再開された紡績糸yは、パ
ッケージプレート4の傾斜ガイド部8bに沿って、パッ
ケージプレート4からスムースに抜け出ることになる。
ンローラー2に接触させて回転を再開するとともに、パ
ッケージプレート4を後退させることにより、綾振りガ
イド6に係合されて綾振りが再開された紡績糸yは、パ
ッケージプレート4の傾斜ガイド部8bに沿って、パッ
ケージプレート4からスムースに抜け出ることになる。
【0016】また、綾振りガイド6に係合されて綾振り
が再開された時点においては、綾振り幅が、パッケージ
プレート4の直線部8dの長さに限定されるので、定常
状態の綾振り幅より短く、従って、急に大きく綾振りさ
れて、張力が急増するようなことがないので、ピーシン
グ後の巻き取り再開に伴う紡績糸yの切断が防止でき
る。
が再開された時点においては、綾振り幅が、パッケージ
プレート4の直線部8dの長さに限定されるので、定常
状態の綾振り幅より短く、従って、急に大きく綾振りさ
れて、張力が急増するようなことがないので、ピーシン
グ後の巻き取り再開に伴う紡績糸yの切断が防止でき
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0018】パッケージ上に形成される棒巻きの長さが
短いので、棒巻き部分が、サクションマウスによるパッ
ケージからの切断糸端の吸引作業の際に吸引除去され
て、パッケージ上に残るようなことがない。従って、ワ
インダー等における紡績糸の巻き返し作業中に、棒巻き
部分に紡績糸が引っ掛かって、スムースな糸解舒が行え
なくなる等のトラブルが防止できる。
短いので、棒巻き部分が、サクションマウスによるパッ
ケージからの切断糸端の吸引作業の際に吸引除去され
て、パッケージ上に残るようなことがない。従って、ワ
インダー等における紡績糸の巻き返し作業中に、棒巻き
部分に紡績糸が引っ掛かって、スムースな糸解舒が行え
なくなる等のトラブルが防止できる。
【0019】切欠部に傾斜ガイド部を形成したので、ピ
ーシング後、パッケージをフリクションローラーに接触
させて回転を再開するとともに、パッケージプレートを
後退させることにより、綾振りガイドに係合されて綾振
りが再開された紡績糸が、パッケージプレートからスム
ースに抜け出ることができる。
ーシング後、パッケージをフリクションローラーに接触
させて回転を再開するとともに、パッケージプレートを
後退させることにより、綾振りガイドに係合されて綾振
りが再開された紡績糸が、パッケージプレートからスム
ースに抜け出ることができる。
【0020】パッケージから巻き戻された紡績糸が接触
するパッケージプレートの直線部が、定常状態の綾振り
幅より短いので、綾振りガイドに係合されて綾振りが再
開された時点における綾振り幅が、定常状態の綾振り幅
より短く、従って、急に大きく綾振りされて、張力が急
増するようなことがないので、ピーシング後の巻き取り
再開に伴う紡績糸の切断が防止できる。
するパッケージプレートの直線部が、定常状態の綾振り
幅より短いので、綾振りガイドに係合されて綾振りが再
開された時点における綾振り幅が、定常状態の綾振り幅
より短く、従って、急に大きく綾振りされて、張力が急
増するようなことがないので、ピーシング後の巻き取り
再開に伴う紡績糸の切断が防止できる。
【図1】図1は本発明の紡績装置に配置されたパッケー
ジやパッケージプレート等の斜視図である。
ジやパッケージプレート等の斜視図である。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は従来の紡績装置に配置されたパッケージ
やパッケージプレート等の側面図である。
やパッケージプレート等の側面図である。
【図4】図4は従来の紡績装置におけるパッケージから
の糸端の巻き戻し作業を説明するための図3と同様の側
面図である。
の糸端の巻き戻し作業を説明するための図3と同様の側
面図である。
【図5】図5は従来の紡績装置に配置されたパッケージ
プレートの斜視図である。
プレートの斜視図である。
【図6】図6は従来の紡績装置におけるパッケージから
の糸端の巻き戻し作業を説明するための図3と同様の側
面図である。
の糸端の巻き戻し作業を説明するための図3と同様の側
面図である。
【符号の説明】 2・・・・・・フリクションローラー 3・・・・・・パッケージ 4・・・・・・パッケージプレート 8・・・・・・切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−137228(JP,A) 特開 昭55−152822(JP,A) 特開 昭59−15526(JP,A) 特開 平3−249071(JP,A) 実開 昭52−30832(JP,U) 実開 昭56−158456(JP,U) 特公 昭36−33563(JP,B1) 実公 昭43−5148(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 15/00 B65H 63/00 - 63/08 D01H 13/14 - 13/24 B65H 54/72
Claims (3)
- 【請求項1】 パッケージとフリクションローラとの間
に挿入すること により該パッケージをフリクションロー
ラから離反させると共に、綾振り ガイドから紡績糸を外
すパッケージプレートを有する紡績装置であって、 上記
パッケージプレートが、パッケージ側に開口部を有する
切欠部が形成されたパッケージプレートであることを特
徴とする紡績装置。 - 【請求項2】パッケージ側に形成された開口部の対向す
る先端部から、パッケージから遠ざかるに従って外側に
傾斜した傾斜ガイド部を、切欠部に形成したことを特徴
とする請求項1に記載の紡績装置。 - 【請求項3】パッケージから巻き戻された紡績糸が接触
するパッケージプレートの直線部が、定常状態の綾振り
幅より短いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の紡績装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9031272A JP3039421B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 紡績装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9031272A JP3039421B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 紡績装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10219528A JPH10219528A (ja) | 1998-08-18 |
JP3039421B2 true JP3039421B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=12326708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9031272A Expired - Fee Related JP3039421B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 紡績装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039421B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190057680A (ko) | 2017-11-20 | 2019-05-29 | 박은하 | 팩 음료 보관 보냉용기 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103046183B (zh) * | 2013-01-14 | 2015-04-22 | 江苏悦达纺织集团有限公司 | 导丝辊长丝间歇退绕装置及方法 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP9031272A patent/JP3039421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190057680A (ko) | 2017-11-20 | 2019-05-29 | 박은하 | 팩 음료 보관 보냉용기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10219528A (ja) | 1998-08-18 |
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