JP3030835U - 電子機器用振動緩衝装置 - Google Patents

電子機器用振動緩衝装置

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JP3030835U
JP3030835U JP1996003747U JP374796U JP3030835U JP 3030835 U JP3030835 U JP 3030835U JP 1996003747 U JP1996003747 U JP 1996003747U JP 374796 U JP374796 U JP 374796U JP 3030835 U JP3030835 U JP 3030835U
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JP1996003747U
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Inventor
正美 江口
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株式会社ジャパンビデオコミュニケーションズ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラオケプレーヤー等の電子機器を振動の激
しい環境下に設置するにあたり、上下方向の振動と共に
側方からの衝撃や振動に対して電子機器を保護すること
ができる電子機器用振動緩衝装置を提供する。 【解決手段】 電子機器用振動緩衝装置1は、カラオケ
プレーヤーCを置くためのプレーヤー受台2と、プレー
ヤー受台2の周囲を間隙を介して覆い板6を有するアウ
タカバー3と、プレーヤー受台2の下方に位置するスプ
リング9とを有する。コマンダCはゴムベルト12によ
りプレーヤー受台2に固定され、下側からの振動はスプ
リング9によって減衰される。一方、側方からの衝撃振
動に対しては、アウタカバー3の覆い板6によりカラオ
ケプレーヤーCを保護する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、外部の振動から電子機器を保護する電子機器用振動緩衝装置に係り 、特に、観光バスなどの車両に搭載される通信カラオケシステムのディスクプレ ーヤーに代表されるような、その作動が過酷な振動環境下におかれる電子機器を 外部の振動から保護する電子機器用振動緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、我が国のカラオケ人口は1000万人を越えるとも言われており、その 人気も今や広く社会に定着した状況下にある。そして、これに伴って使用される カラオケシステムも、これまで主流であった一般業務用大型システムから家庭用 、カラオケボックス用などの小型システムへと移行する傾向にあり、また、カラ オケシステムにおける音楽や映像の再生方式も、これまでのレーザディスク、C D等の記録媒体を使用したものに加えて、電話回線等の通信回線を用いた通信カ ラオケシステムが現れてきている。
【0003】 また、最近では乗客へのサービス向上の観点から、通信カラオケシステムを搭 載した観光バスが現れてきている。この観光バス用通信カラオケシステムは、通 常、コマンダーと呼ばれる映像・音声再生用のカラオケプレーヤーと、映像音声 を出力するモニターとによって構成されており、カラオケプレーヤーに搭載され たハードディスクに、通信回線を介して定期的に演奏・映像データを書き込んで ゆき、リクエストに応じてハードディスクから読み出して再生するようになって いる。
【0004】 観光バス用カラオケシステムは、高速道路や一般道路上といったように振動の 激しい条件下における使用を余儀なくされているため、例えば、上述した通信カ ラオケシステムにおいて、ハードディスクからデータを読み出しているときにカ ラオケプレーヤーに大きな振動が加わると、ハードディスクユニットが破損して 、システム自体が作動不能になってしまう虞れがある。このため、現状では、カ ラオケプレーヤーの下にインシュレーションボードやダンパといったような振動 吸収部品を置き、できるだけ車両の振動がカラオケプレーヤーに伝播しないよう にしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、単にカラオケプレーヤーの下に振動吸収部品を配置するだけで は、例えば、車両が大きくカーブして、カラオケプレーヤーに対し、その側方か ら振動や外力が加わった場合、このような振動吸収部品があってもカラオケプレ ーヤーに大きな振動が加わってしまう虞れがある。
【0006】 更に、観光バス等の車両内においては、このようなカラオケプレーヤーは通常 、運転席や乗降口付近といったように比較的限られたスペースに設置されること が多い。設置場所によっては、使用者等によってカラオケプレーヤー近傍の狭い 隙間にリクエスト本、観光マップ、ロードマップ等の物品が置かれ、振動が加わ るとカラオケプレーヤーとこれら物品が衝突して、大きな振動や衝撃が加わる虞 れがあった。
【0007】 本考案の目的は、カラオケプレーヤー等の電子機器を振動の激しい環境下に設 置するにあたり、上下方向の振動と共に側方からの衝撃や振動に対して電子機器 を保護することができる電子機器用振動緩衝装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、外部の振動から電子機器を保護する電子機器用振動緩衝装置であ って、前記電子機器が載置される機器受台と、前記機器受台上に前記電子機器を 固定する固定手段と、前記機器受台の周囲に所定の間隙を介して設けられた側板 と、前記機器受台の下方に設けられた底板とを有するカバーと、前記カバーの底 板と前記機器受台との間に設けられ、前記カバーの振動を減衰する振動減衰手段 とを有することを特徴とする電子機器用振動緩衝装置によって達成される。
【0009】 上述した電子機器用振動緩衝装置において、前記固定手段は、前記受台に固定 され、前記電子機器に巻き付けられる帯体と、前記帯体を前記機器受台に係止す る係止具とを有し、前記帯体により前記電子機器を前記機器受台に固定するよう にしてもよい。 上述した電子機器用振動緩衝装置において、前記振動減衰手段は、前記機器受 台の下面に設けられた複数の弾性部材を有するようにしてもよい。
【0010】 上述した電子機器用振動緩衝装置において、前記カバーの前記底板上に設けら れ、前記複数の弾性部材を支持する複数の支持台を更に有し、前記複数の支持台 の間の前記底板上に、物体を載置するための空間が画成されるようにしてもよい 。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施形態による電子機器用振動緩衝装置を図1及び図2を用いて説 明する。図1は本実施形態による電子機器用振動緩衝装置の外観斜視図であり、 図2は本実施形態による電子機器用振動緩衝装置の平面図である。 本実施形態の電子機器用振動緩衝装置1として、コマンダーと呼ばれるカラオ ケプレーヤーCを載置するためのプレーヤー受台2と、このプレーヤ受台2を外 側より囲うアウタカバー3とが設けられている。プレーヤー受台2は、カラオケ プレーヤーPの外形寸法(幅Wc×奥行きDc)よりも大きな寸法を有しており 、その四隅にはカラオケプレーヤーPの下面に設けられた円形インシュレータ( 図示せず)を嵌合するための孔4が形成されている。
【0012】 アウタカバー3は、一枚の底板5と、底板5に接合され直立するコの字形の覆 い板6とからなり、覆い板6はプレーヤー受台2に対して間隙K1,K2を隔て てこれを包囲するような外形寸法(幅W3、奥行きD3)を有している。覆い板 6を構成する側板部分の下縁には本電子機器用振動緩衝装置装置を設置するため の取付フランジ6aが側方に延設され、この取付フランジ6aにスタッドボルト の取付穴6bが形成される。
【0013】 本実施形態では、このアウタカバー3の覆い板6に囲まれた底板5上には、ス プリング置台8が電子機器用振動緩衝装置1の奥行き方向に2個隔置される。そ して、上述したプレーヤー受台2とスプリング置台8との間には、弾性部材とし てのスプリング9が、各スプリング置台8につき左右2つづつ設けられる。各ス プリング9とプレーヤー受台2との固定、スプリング9とスプリング置台8との 固定は、止め金具10を用いて行われる。
【0014】 スプリング置台8間に形成された空間には、例えば、カラオケプレーヤーCを 作動するための補機11(例えば、カラオケプレーヤーCの駆動電源を得るため のインバータ等)が収納される。 プレーヤー受台2上において、カラオケプレーヤーCは伸縮自在な2本のゴム ベルト12を介して受台2に堅固に固定される。ゴムベルト12は、その両端に プラスチックビス13を介して接続された締着具としてのフック14を備えてお り、片やプレーヤー受台2の側縁には、フック14を係止するためのフック受け 15が設けられている。ゴムベルト12は、図示するように、カラオケプレーヤ ーCに対してこれを乗り越えるように巻き掛けされ、弾性的に引き伸ばされた状 態でフック14をフック受け15に係止することで、カラオケプレーヤーCをプ レーヤー受台2に堅固に固定するようになっている。
【0015】 このように構成された電子機器用振動緩衝装置1を車両に搭載するにあたって は、まず上述したようにゴムベルト12によってカラオケプレーヤCをプレーヤ ー受台2に固定した状態で設置場所、例えば、バス乗降口近傍の設置台等に仮に 設置し、次いで、カラオケプレーヤCに対してAVケーブル(図示せず)等の所 定の配線を行う。次いで、本電子機器用振動緩衝装置1を設置場所で位置決めし 、更に、ボルト等を用いて、アウターカバー3のフランジ6aを設置土台(図示 せず)に固定する。
【0016】 これにより、カラオケプレーヤーCは、覆い板6によってその三方(前方及び 両側方)が覆われると共に、覆い板6に対して一定の距離K1,K2を隔てた状 態でスプリング9により浮遊状態で下方支持されることになる。この結果、カラ オケプレーヤーCの側方からの外力や衝撃に対しては、覆い板6がカラオケプレ ーヤーCを保護することとなり、設置土台側からの振動に対してはスプリング9 が振動を吸収する。これにより、カラオケプレーヤーCは、外力・衝撃・振動の ある環境下でも十分保護された状態で設置されていることとなる。
【0017】 また、本実施形態の電子機器用振動緩衝装置1を使用したカラオケシステムで は、外部からの振動によりカラオケプレーヤーCが揺れたとしても、アウターカ バー3があるので、カラオケプレーヤーCが周囲の物体に衝突して、強い衝撃を を受けるような事故を防止することができる。また、電子機器用振動緩衝装置1 周囲の空間にカラオケリクエスト本、観光マップ、ロードマップ等を置いても、 これらが邪魔になって外部からの振動が加わったりすることがない。
【0018】 本考案は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。 例えば、上記実施形態では、スプリングを用いた電子機器用振動緩衝装置とし て説明したが、スプリング以外にもゴムダンパなど他の振動減衰手段を用いても よい。また、図示した実施形態では、スプリング置台8にスプリング9を設置し たが、スプリング置台8を設けることなく、底板5とプレーヤー受台2との間に スプリングを置くようにしてもよい。
【0019】 また、プレーヤー受台2の大きさについても、図1に示すように、その奥行き 寸法を長くとり、カラオケプレーヤーC裏面に接続されるAVコードのコネクタ 部分をプレーヤー受台2で保護し、周囲にある物品との干渉を防止するようにし てもよい。 さらに、プレーヤー受台2への電子機器の固定方法についても、上記実施形態 のようなゴムバンド12に限定されない。ねじ等の他の固定手段を用いて電子機 器を固定してもよい。
【0020】 さらに、上記実施形態では電子装置としてカラオケプレーヤーを例示したが、 カラオケプレーヤーに限らず、他の電子装置を自動車などの振動や衝撃が多い環 境から保護するために用いてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上の通り、本考案によれば、電子機器が載置される機器受台と、機器受台上 に電子機器を固定する固定手段と、機器受台の周囲に所定の間隙を介して設けら れた側板と、機器受台の下方に設けられた底板とを有するカバーと、カバーの底 板と機器受台との間に設けられ、カバーの振動を減衰する振動減衰手段とを設け たので、外部からの振動や衝撃に対して電子機器を保護することができる。
【0022】 また、固定手段として、受台に固定され、電子機器に巻き付けられる帯体と、 帯体を機器受台に係止する係止具を用いれば、帯体により電子機器を機器受台に しっかりと固定することができる。 また、振動減衰手段として、機器受台の下面に設けられた複数の弾性部材を用 いれば、外部からの振動を効果的に吸収することができる。
【0023】 また、カバーの底板上に、複数の弾性部材を支持する複数の支持台を設ければ 、複数の支持台の間の底板上に、物体を載置するための空間を画成することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態による電子機器用振動緩衝
装置の外観斜視図である。
【図2】本考案の一実施形態による電子機器用振動緩衝
装置の平面図である。
【符号の説明】
1…ショックアブソーバー装置 2…プレーヤー受台 3…アウタカバー 5…底板 6…覆い板 8…スプリング置台 9…スプリング 11…インバータ 12…ゴムバンド 14…フック 15…フック受け C…カラオケプレーヤー(コマンダ)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の振動から電子機器を保護する電子
    機器用振動緩衝装置であって、 前記電子機器が載置される機器受台と、 前記機器受台上に前記電子機器を固定する固定手段と、 前記機器受台の周囲に所定の間隙を介して設けられた側
    板と、前記機器受台の下方に設けられた底板とを有する
    カバーと、 前記カバーの底板と前記機器受台との間に設けられ、前
    記カバーの振動を減衰する振動減衰手段とを有すること
    を特徴とする電子機器用振動緩衝装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器用振動緩衝装置
    において、 前記固定手段は、 前記受台に固定され、前記電子機器に巻き付けられる帯
    体と、 前記帯体を前記機器受台に係止する係止具とを有し、 前記帯体により前記電子機器を前記機器受台に固定する
    ことを特徴とする電子機器用振動緩衝装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子機器用振動緩
    衝装置において、 前記振動減衰手段は、前記機器受台の下面に設けられた
    複数の弾性部材を有することを特徴とする電子機器用振
    動緩衝装置装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子機器用振動緩衝装置
    において、 前記カバーの前記底板上に設けられ、前記複数の弾性部
    材を支持する複数の支持台を更に有し、 前記複数の支持台の間の前記底板上に、物体を載置する
    ための空間が画成されていることを特徴とする電子機器
    用振動緩衝装置。
JP1996003747U 1996-05-02 1996-05-02 電子機器用振動緩衝装置 Expired - Lifetime JP3030835U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189718A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Takazono Sangyo Co Ltd 薬剤分包機

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