JP3030717B2 - 記録媒体駆動用回転機 - Google Patents

記録媒体駆動用回転機

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JP3030717B2
JP3030717B2 JP2296577A JP29657790A JP3030717B2 JP 3030717 B2 JP3030717 B2 JP 3030717B2 JP 2296577 A JP2296577 A JP 2296577A JP 29657790 A JP29657790 A JP 29657790A JP 3030717 B2 JP3030717 B2 JP 3030717B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ハードディスク駆動用スピンドルモータの
ように記録媒体を回転子ハブの外周部に保持させて駆動
するための記録媒体駆動用回転機に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 記録媒体を回転子ハブの外周部に保持させて駆動する
ための記録媒体駆動用回転機としては、従来例えば、第
4図に示されるようなハードディスク装置に組み込まれ
るハードディスク駆動用スピンドルモータがある。
近時におけるハードディスク装置では、小型大容量化
の一層の進展に伴い、ハードディスク面に対する磁気ヘ
ッドの浮上量はサブミクロンオーダーとなっている。こ
のようなハードディスク装置のディスク室内に粉塵やオ
イル微粒子が飛散するするとハードディスク面や磁気ヘ
ッドを損傷させるおそれがあるので、それを防ぐため
に、ディスク室におけるスピンドルモータ外部の空間を
清浄に保つ必要がある。
そのための方策の一つとして、回転子ハブにハードデ
ィスクを固定するためにその回転子ハブaにモータ外部
から穿設されたねじ孔bに防錆処理などの表面処理を施
し、以てそのねじ孔bから錆粉が飛散したりするような
不都合が発生することを防いでいる。
ところが、表面処理の際にねじ孔bの奥端部が閉塞し
ていると、表面処理をねじ孔bの全体に亙って確実に行
うのは容易ではない。
そこで、表面処理を容易・確実に行うために、第4図
に示されるようにねじ孔bをモータ内部に貫通させると
共に、それによってモータ内部のオイル微粒子や粉塵等
がモータ外部へねじ孔bを通じて導出されるのを防ぐた
めに、ねじ孔bのスピンドルモータ内部cへの開口部に
シールdを施しているのであるが、オイル微粒子等に対
するシールの完全性は必ずしも期し難い場合がある。
本発明は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑
み行われたものであって、その目的とするところは、回
転機外部の空間の清浄性を効果的に保つことができる記
録媒体駆動用回転機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明記録媒体駆動用回
転機は、回転機の内外を隔てる回転子ハブを有する回転
機であって、 前記回転子ハブが、記録媒体を外周部に嵌合させて保
持するための保持用筒状部と、その保持用筒状部の一端
側にて外方に張り出した張出部を有し、回転子ハブにお
ける保持用筒状部の他端側は、保持用筒状部よりも外方
には実質上張り出さないよう構成されると共に、前記回
転子ハブに設けられたねじ孔のうち入り口が回転機の外
部に開口するものの奥端部が、前記回転子ハブにおける
回転機の外部側に設けられた凹部に開口し、前記奥端部
と凹部とから構成される連通部がシール材によりシール
され、而も前記ねじ孔は、回転機の内部には達しないも
のとしている。
[作用] 回転子ハブは保持用筒状部の一端側にて外方に張り出
した張出部を有し、保持用筒状部の他端側は、その保持
用筒状部よりも外方には実質上張り出さないよう構成さ
れているので、記録媒体を回転子ハブにおける当該他端
側から保持用筒状部に外嵌してその外周部に保持させる
ことができる。
回転子ハブに設けられたねじ孔のうち入り口が回転機
の外部に開口するものは、その奥端部が前記回転子ハブ
における回転機の外部側に設けられた凹部に開口するこ
とにより貫通しているので、当該ねじ孔の全体に亙る表
面処理を確実且つ容易に行うことが可能となる。そのた
め、その表面処理の効果すなわち防錆効果等の確実性が
高くなり、回転機の外部への錆粉の飛散等の不都合が効
果的に防がれる。
また前記ねじ孔は回転機の内部に達しないので、ねじ
孔を通じて回転機内部のオイル微粒子や粉塵等が回転機
外部に導出されることが防がれる。
更に、前記ねじ孔の奥端部と回転子ハブにおける回転
機の外部側に設けられた凹部とから構成される連通部が
シール材によりシールされているので、ねじ孔の入り口
から奥端部に向かってねじを螺入したとしても、それに
よる回転機の外部への切り粉等の排出は防止される。
[実施例] 本発明の実施例を、第1図乃至第3図を参照しつつ説
明する。
第1図乃至第3図は、何れも本発明記録媒体駆動用回
転機の1実施例としてのハードディスク駆動用のブラシ
レススピンドルモータに関するものであり、そのうち第
1図はスピンドルモータの破砕断面図、第2図はその平
面図、第3図は、記録媒体の一例であるハードディスク
を保持させた状態のスピンドルモータの破砕断面図であ
る。
10は強磁性材料製の固定軸である。図面における固定
軸10の上端部内には、ハードディスク装置のディスク室
12の蓋版14にねじ止めするためのねじ孔16が設けられて
おり、固定軸10の下端部外周部は、ディスク室12の基板
18に穿設されたねじ孔にねじ込んで固定するためのねじ
部20に構成されている。22は、固定軸10の下端部外方と
モータ内部24とを連通してリード線26を導出するための
連通孔である。
28及び30は玉軸受である。各玉軸受28及び30の内輪は
固定軸10に固定されている。上玉軸受28の外輪はロータ
ハブ32(回転子ハブ)の、図面における上端部内周面に
固定されており、その上方に磁性流体シール34が施され
ている。一方下玉軸受30の外輪とロータハブ32の下端部
内周面との間には、ブッシュ36が固定されており、その
下方にも磁性流体シール38が施されている。
40は、固定軸10に固定されたステータコア、42は、そ
のステータコア40に捲回されたステータコイルである。
また44は、ロータハブ32の内周壁に固定されたロータマ
グネットであって、径方向ギャップを隔有してステータ
コア40に相対している。
46は、固定軸10に固定された回路基板である。48は、
ロータマグネット44の磁極位置を検出するためのホール
センサであって、回路基板46に設けられている。
ロータハブ32は、ハードディスク50を外周部に嵌合さ
せて保持するための鉄系材料製の保持用筒状部32aと、
その保持用筒状部32aの図面における下端部にて外方に
張り出した張出部32bを有している。52は、張出部32bの
外周部を構成するアルミニウム製環状部材である。ロー
タハブ32における保持用筒状部32aの上端側は、保持用
筒状部32aよりも外方には実質上張り出さないよう構成
されている。
54は、ハードディスク固定用のクランプ部材56をねじ
止めするためにロータハブ32に設けられたねじ孔であ
る。このねじ孔54は、ロータハブ32の上端部におけるモ
ータ外部の環状面32cを入り口として回転軸線方向に平
行に設けられているが、モータ内部24には達していな
い。
58は、保持用筒状部32aの外周部に設けられたU字状
又はV字状断面の環状溝(凹部)である。但し凹部をこ
の実施例の環状溝58のように連続状に形成することは、
必ずしも要しない。
ねじ孔54の奥端部54aは環状溝58に開口しており、こ
のねじ孔54を含むロータハブ32の全表面がニッケルメッ
キ処理されている。メッキ処理には電気メッキ等の各種
メッキ法を用いることができるが、ねじ孔54や環状溝58
の全表面に亙って確実にメッキを施す上で、無電極メッ
キが好ましい。
60は、シール材の一例であるゴム製のOリングであ
る。このOリング60が環状溝58内に嵌込まれることによ
り、ねじ孔54の奥端部54aと環状溝58とから構成される
連通部がシールされている。
第3図において、61は環状のスペーサ、62はねじ、64
はシムである。
シム64は、ポリテトラフルオロエチレン樹脂テープか
らなり、保持用筒状部323aの外周面上に、回転軸線に平
行に60度中心角毎に設けられている。ハードディスク50
は、図面における上端側から保持用筒状部32aの外周部
に外嵌され、各ハードディスク50の間に介在するスペー
サ61と、ねじ62によってロータハブ32にねじ止めされた
クランプ部材56とによって、ロータハブ32に対し固定さ
れている。保持用筒状部32aの材料とハードディスク50
の主材料たるアルミニウムとの熱による膨張率が大きく
異なるが、それらの間にシム64が介在しているので、温
度変化によるハードディスク50のがたつきや変形が防止
される。
ねじ孔54は、その奥端部54aが環状溝58に開口するこ
とにより貫通しているので、ねじ孔54の全体に亙るメッ
キ処理を確実且つ容易に行うことが可能となる。そのた
め、そのメッキ処理の効果すなわち防錆効果等の確実性
が高くなり、モータ外部のディスク室12内への錆粉の飛
散等の不都合が効果的に防がれる。
またねじ孔54はモータ内部24に達しないので、ねじ孔
54を通じてモータ内部24のオイル微粒子や粉塵等が外部
のディスク室12内に導出されることが防がれる。
更に、ねじ孔54の奥端部54aと環状溝58とから構成さ
れる連通部がOリング60によりシールされているので、
クランプ部材56固定のためにねじ孔54の入り口から奥端
部54aに向かってねじ62を螺入することによるディスク
室12内への切り粉等の排出が防止される。
[発明の効果] 本発明の記録媒体駆動用回転機では、回転子ハブに設
けられたねじ孔のうち入り口が回転機の外部に開口する
ものが、回転機の内部に達しないで連通部を介して外部
に貫通しており、而もその連通部がシールされているの
で、ねじ孔の全体に亙る表面処理効果の確実性が高くな
って回転機の外部への錆粉の飛散等の不都合が効果的に
防がれ、回転機内部のオイル微粒子や粉塵等の回転機外
部へのねじ孔を通ずる導出が防がれ、ねじ孔へのねじの
螺入による回転機の外部への切り粉等の排出が防止され
るなど、回転機外部の空間の清浄性を保つ上で優れた効
果を発揮する。従って、例えばハードディスク装置にお
ける密閉されたディスク室内において記録媒体たるハー
ドディスクを回転子ハブにおける保持用筒状部の外周部
に保持させて駆動する場合のように、回転機外部の空間
の清浄性を保つ必要がある場合における使用に最適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、何れも本発明記録媒体駆動用回転
機の1実施例としてのハードディスク駆動用のブラシレ
ススピンドルモータに関するものであり、そのうち第1
図はスピンドルモータの破砕断面図、第2図はその平面
図、第3図は、ハードディスクを保持させた状態のスピ
ンドルモータの破砕断面図である。 第4図は、従来のハードディスク駆動用スピンドルモー
タの破砕断面図である。 図面中、32はロータハブ、32aは保持用筒状部、32bは張
出部、50はハードディスク、54はねじ孔、54aは奥端
部、58は環状溝である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 19/20 G11B 23/00 601

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転機の内外を隔てる回転子ハブを有する
    回転機であって、 前記回転子ハブが、記録媒体を外周部に嵌合させて保持
    するための保持用筒状部と、その保持用筒状部の一端側
    にて外方に張り出した張出部を有し、回転子ハブにおけ
    る保持用筒状部の他端側は、保持用筒状部よりも外方に
    は実質上張り出さないよう構成されると共に、前記回転
    子ハブに設けられたねじ孔のうち入り口が回転機の外部
    に開口するものの奥端部が、前記回転子ハブにおける回
    転機の外部側に設けられた凹部に開口し、前記奥端部と
    凹部とから構成される連通部がシール材によりシールさ
    れ、而も前記ねじ孔は、回転機の内部には達しないこと
    を特徴とする記録媒体駆動用回転機。
JP2296577A 1990-10-20 1990-10-31 記録媒体駆動用回転機 Expired - Fee Related JP3030717B2 (ja)

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