JP3030374B2 - 構真柱の建込工法および装置 - Google Patents
構真柱の建込工法および装置Info
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- JP3030374B2 JP3030374B2 JP6029385A JP2938594A JP3030374B2 JP 3030374 B2 JP3030374 B2 JP 3030374B2 JP 6029385 A JP6029385 A JP 6029385A JP 2938594 A JP2938594 A JP 2938594A JP 3030374 B2 JP3030374 B2 JP 3030374B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆打ち工法での構真柱
の建込工法および装置に関するものである。
の建込工法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】逆打ち工法とは、地下躯体の施工を仮設
の切梁支保工を架けることなく、建築物本体を山留支保
工として利用しながら上階から下階へと順次掘削し、躯
体の構築を繰り返していく工法である。構真柱は、かか
る逆打ち工法において、場所打ち杭の生コンクリート打
設後に杭頭部に建込むもので、地下部の主柱となるため
非常に高い鉛直精度を要求される。
の切梁支保工を架けることなく、建築物本体を山留支保
工として利用しながら上階から下階へと順次掘削し、躯
体の構築を繰り返していく工法である。構真柱は、かか
る逆打ち工法において、場所打ち杭の生コンクリート打
設後に杭頭部に建込むもので、地下部の主柱となるため
非常に高い鉛直精度を要求される。
【0003】このような構真柱の建込みは、建込装置と
して建込み専用の架台を杭孔上端にセットし、この架台
に挿通するように構真柱を吊り下ろしていく。そして、
架台には構真柱側部が当接するガイドローラや、水平レ
ベル、垂直レベルを修正する移動機構もしくはジャッキ
が組込まれ、これにより吊り下す構真柱の姿勢制御を行
う。
して建込み専用の架台を杭孔上端にセットし、この架台
に挿通するように構真柱を吊り下ろしていく。そして、
架台には構真柱側部が当接するガイドローラや、水平レ
ベル、垂直レベルを修正する移動機構もしくはジャッキ
が組込まれ、これにより吊り下す構真柱の姿勢制御を行
う。
【0004】その1例として特公昭59-42143号公報で
は、図20に示すように、ベースフレーム1上に敷設した
レール2を介して一方向に移動自在にして固定位置が調
節できる下部台車3を設け、この下部台車3上に敷設し
たレール4を介して下部台車3の移動方向と直交する方
向に移動自在にして固定位置が調節できる上部台車5を
設け、この上部台車5上に360 度回転自在にして固定位
置が調節できる回転台6を設け、この回転台6に支持真
柱(構真柱)支承用ジャッキ7を設けるとともに、起倒
自在なガイドローラ付アーム8の基部を放射方向に移動
自在にして固定位置が調節できるようにした複数組の真
柱ガイド装置を設けてなる支持真柱(構真柱)の建込み
装置が示されている。
は、図20に示すように、ベースフレーム1上に敷設した
レール2を介して一方向に移動自在にして固定位置が調
節できる下部台車3を設け、この下部台車3上に敷設し
たレール4を介して下部台車3の移動方向と直交する方
向に移動自在にして固定位置が調節できる上部台車5を
設け、この上部台車5上に360 度回転自在にして固定位
置が調節できる回転台6を設け、この回転台6に支持真
柱(構真柱)支承用ジャッキ7を設けるとともに、起倒
自在なガイドローラ付アーム8の基部を放射方向に移動
自在にして固定位置が調節できるようにした複数組の真
柱ガイド装置を設けてなる支持真柱(構真柱)の建込み
装置が示されている。
【0005】支持真柱(構真柱)の建込み方法として
は、図示は省略するが、地盤中にケーシングを圧入し、
そのケーシング内を掘削し、その底部に鉄筋コンクリー
ト基礎を打設してから、前記建込み装置を地上に設置す
る。
は、図示は省略するが、地盤中にケーシングを圧入し、
そのケーシング内を掘削し、その底部に鉄筋コンクリー
ト基礎を打設してから、前記建込み装置を地上に設置す
る。
【0006】そしてこの装置を貫通して支持真柱(構真
柱)を前記ケーシング内に吊り下げて支持真柱の下端部
を前記打設コンクリート中にどぶつけし、前記支持真柱
建込装置上に設けたジャッキ7により支持真柱を高低調
節自在に支承するとともに、前記貫通部に設けたガイド
ローラ付アーム8よりなる真柱ガイド装置により支持真
柱を挟持し、この支持真柱建込み装置と、支持真柱とケ
ーシング間に配置した複数組の調節ジャッキにより支持
真柱の芯出しを行った後、前記打設コンクリートの養生
を行う。
柱)を前記ケーシング内に吊り下げて支持真柱の下端部
を前記打設コンクリート中にどぶつけし、前記支持真柱
建込装置上に設けたジャッキ7により支持真柱を高低調
節自在に支承するとともに、前記貫通部に設けたガイド
ローラ付アーム8よりなる真柱ガイド装置により支持真
柱を挟持し、この支持真柱建込み装置と、支持真柱とケ
ーシング間に配置した複数組の調節ジャッキにより支持
真柱の芯出しを行った後、前記打設コンクリートの養生
を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の建込み装
置は、杭孔内に鉄筋コンクリート基礎を打設してから、
後でこれをセットするものであった。そして、建込み装
置を一度にセットするものであるため、定位置セットお
よび水平出しにはある程度の時間をかける必要がある
が、これに時間がかかり過ぎるとコンクリート基礎の硬
化を招いてしまい支持真柱(構真柱)の建込みができな
くなるおそれがある。
置は、杭孔内に鉄筋コンクリート基礎を打設してから、
後でこれをセットするものであった。そして、建込み装
置を一度にセットするものであるため、定位置セットお
よび水平出しにはある程度の時間をかける必要がある
が、これに時間がかかり過ぎるとコンクリート基礎の硬
化を招いてしまい支持真柱(構真柱)の建込みができな
くなるおそれがある。
【0008】さらに、高低調節自在に支承するジャッキ
7や支持真柱とケーシング間に配置した複数組の調節ジ
ャッキは油圧ジャッキがほとんどであり、その操作は自
動化が困難であった。
7や支持真柱とケーシング間に配置した複数組の調節ジ
ャッキは油圧ジャッキがほとんどであり、その操作は自
動化が困難であった。
【0009】また、ガイドローラ付アーム8のガイドロ
ーラは構真柱の側面である平面部に当接するため横滑り
等が生じ、確実なガイドが得られないことがある。
ーラは構真柱の側面である平面部に当接するため横滑り
等が生じ、確実なガイドが得られないことがある。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、第1に生コン打設後の構真柱の建込み時間が短縮で
き、第2に操作は全て機械式で行い、油圧装置は使用し
ていないためコンピュータと連結する全自動化も可能で
あり、第3にガイドローラの正確なガイドが期待できる
構真柱の建込工法および装置を提供することにある。
し、第1に生コン打設後の構真柱の建込み時間が短縮で
き、第2に操作は全て機械式で行い、油圧装置は使用し
ていないためコンピュータと連結する全自動化も可能で
あり、第3にガイドローラの正確なガイドが期待できる
構真柱の建込工法および装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、構真柱の建込工法としては、下部架台と上部
架台とに分離可能で、上部架台は下部架台上に載置し、
上部架台に、矩形の下枠でネジジャッキ式のレベル調整
機構を介して中間枠を支承し、この中間枠にはスライド
レールを介在させて矩形の上枠を水平移動可能に載せ、
これら中間枠と上枠間にはネジシャフトによる水平移動
機構を設けた構真柱の建込修正手段を設けた構真柱の建
込装置を使用し、孔内に鉄筋篭を建て込んだ後、スタン
ドパイプ内に下部修正ジャッキを設置し、構真柱の建込
装置の分離可能な下部架台と上部架台のうち、下部架台
を設置し、孔内に生コンを打設後、下部架台上に上部架
台を設置し、上部架台の建込修正手段および下部修正ジ
ャッキにより調整しながら構真柱を建込むことを要旨と
するものである。
するため、構真柱の建込工法としては、下部架台と上部
架台とに分離可能で、上部架台は下部架台上に載置し、
上部架台に、矩形の下枠でネジジャッキ式のレベル調整
機構を介して中間枠を支承し、この中間枠にはスライド
レールを介在させて矩形の上枠を水平移動可能に載せ、
これら中間枠と上枠間にはネジシャフトによる水平移動
機構を設けた構真柱の建込修正手段を設けた構真柱の建
込装置を使用し、孔内に鉄筋篭を建て込んだ後、スタン
ドパイプ内に下部修正ジャッキを設置し、構真柱の建込
装置の分離可能な下部架台と上部架台のうち、下部架台
を設置し、孔内に生コンを打設後、下部架台上に上部架
台を設置し、上部架台の建込修正手段および下部修正ジ
ャッキにより調整しながら構真柱を建込むことを要旨と
するものである。
【0012】構真柱の建込装置としては、下部架台と上
部架台とに分離可能で、上部架台は下部架台上に載置
し、上部架台に、矩形の下枠でネジジャッキ式のレベル
調整機構を介して中間枠を支承し、この中間枠にはスラ
イドレールを介在させて矩形の上枠を水平移動可能に載
せ、これら中間枠と上枠間にはネジシャフトによる水平
移動機構を設けた構真柱の建込修正手段を設けたこと、
または、この構成に加えて、上部架台の構真柱の建込修
正手段は、モータにより駆動するネジ式ジャッキもしく
はネジ式シャフトを使用した電動機械式であること、も
しくは/および、上部架台には、構真柱上端に接続する
正方形のヤットコのコーナーに当接するガイドローラを
設けることを要旨とするものである。
部架台とに分離可能で、上部架台は下部架台上に載置
し、上部架台に、矩形の下枠でネジジャッキ式のレベル
調整機構を介して中間枠を支承し、この中間枠にはスラ
イドレールを介在させて矩形の上枠を水平移動可能に載
せ、これら中間枠と上枠間にはネジシャフトによる水平
移動機構を設けた構真柱の建込修正手段を設けたこと、
または、この構成に加えて、上部架台の構真柱の建込修
正手段は、モータにより駆動するネジ式ジャッキもしく
はネジ式シャフトを使用した電動機械式であること、も
しくは/および、上部架台には、構真柱上端に接続する
正方形のヤットコのコーナーに当接するガイドローラを
設けることを要旨とするものである。
【0013】
【作用】請求項1および請求項2記載の本発明によれ
ば、上部架台と下部架台とが分割できるので、生コン打
設前に時間のかかる架台の定位置セットおよび水平が出
せ、その分、生コン打設後の構真柱の建込み時間が短縮
できる。
ば、上部架台と下部架台とが分割できるので、生コン打
設前に時間のかかる架台の定位置セットおよび水平が出
せ、その分、生コン打設後の構真柱の建込み時間が短縮
できる。
【0014】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、操作は全て機械式で行い、油圧装置は使用し
ていないので、コンピュータと連結すれば自動で行える
ことになる。さらに、上部架台は機械の水平、構真柱の
位置および方向が1か所の操作盤で操作できる。
に加えて、操作は全て機械式で行い、油圧装置は使用し
ていないので、コンピュータと連結すれば自動で行える
ことになる。さらに、上部架台は機械の水平、構真柱の
位置および方向が1か所の操作盤で操作できる。
【0015】請求項4記載の本発明によれば、上部架台
のガイドローラは正方形のヤットコのコーナーで支持す
るため、正確である。
のガイドローラは正方形のヤットコのコーナーで支持す
るため、正確である。
【0016】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。先に図1〜図3について本発明の構真柱の建
込装置を説明すると、建込装置9は下部架台10と上部架
台11とに分離可能なものである。
説明する。先に図1〜図3について本発明の構真柱の建
込装置を説明すると、建込装置9は下部架台10と上部架
台11とに分離可能なものである。
【0017】前記下部架台10はスタンドパイプ12の上端
が挿入する挿入部を中央に有し、この挿入部に端部が突
出してスタンドパイプ12の外周に押圧固定するネジ式の
押圧ハンドル13を備える。
が挿入する挿入部を中央に有し、この挿入部に端部が突
出してスタンドパイプ12の外周に押圧固定するネジ式の
押圧ハンドル13を備える。
【0018】上部架台11は前記下部架台10上に載置し、
ロックピンで固定するもので、この上部架台11は建込修
正手段として、H型鋼で組んだ矩形の下枠14でネジジャ
ッキ式のレベル調整機構15を介して矩形の中間枠36を支
承し、この中間枠36にはスライドレール16を介在させて
矩形の上枠17を水平移動可能に載せ、これら中間枠36と
上枠17間にはネジシャフトによる水平移動機構18を設け
る。図中19,20は前記レベル調整機構15および水平移動
機構18の駆動用モータである。
ロックピンで固定するもので、この上部架台11は建込修
正手段として、H型鋼で組んだ矩形の下枠14でネジジャ
ッキ式のレベル調整機構15を介して矩形の中間枠36を支
承し、この中間枠36にはスライドレール16を介在させて
矩形の上枠17を水平移動可能に載せ、これら中間枠36と
上枠17間にはネジシャフトによる水平移動機構18を設け
る。図中19,20は前記レベル調整機構15および水平移動
機構18の駆動用モータである。
【0019】さらに、上枠17上には回転リングによるタ
ーンテーブル21を設け、このターンテーブル21の中央に
構真柱の吊支承架台22を配置する。該吊支承架台22は支
承用油圧ジャッキ22aを立設した。
ーンテーブル21を設け、このターンテーブル21の中央に
構真柱の吊支承架台22を配置する。該吊支承架台22は支
承用油圧ジャッキ22aを立設した。
【0020】また、前記回転リングによるターンテーブ
ル21には中央に向けてガイドローラ23aを先端に有する
ガイドアーム23を起倒自在に設ける。このガイドローラ
23aは、後述の正方形のヤットコ24のコーナーに当接す
るように断面V字状の溝付ローラである。
ル21には中央に向けてガイドローラ23aを先端に有する
ガイドアーム23を起倒自在に設ける。このガイドローラ
23aは、後述の正方形のヤットコ24のコーナーに当接す
るように断面V字状の溝付ローラである。
【0021】以上が構真柱の建込装置であるが、これに
建込修正手段としてはパンタグラフ式の下部修正ジャッ
キ25がある。図4に該下部修正ジャッキ25を示すが、リ
ンクアームでの伸縮アーム25aの先端に当接ローラ25b
を設け、伸縮アーム25aの一方の端をスタンドパイプ27
側に固定し、他方の端を操作杆25cで牽引するようにし
た。
建込修正手段としてはパンタグラフ式の下部修正ジャッ
キ25がある。図4に該下部修正ジャッキ25を示すが、リ
ンクアームでの伸縮アーム25aの先端に当接ローラ25b
を設け、伸縮アーム25aの一方の端をスタンドパイプ27
側に固定し、他方の端を操作杆25cで牽引するようにし
た。
【0022】次に、前記建込装置を使用する本発明の構
真柱の建込工法について説明する。図5はフローチャー
トであるが、構真柱の建込工事に先立ち、掘削工事があ
る。
真柱の建込工法について説明する。図5はフローチャー
トであるが、構真柱の建込工事に先立ち、掘削工事があ
る。
【0023】掘削工事は図6、図7に示すようにパワー
ジャッキ26を杭芯にセットし、このパワージャッキ26で
スタンドパイプ12を建込み、スタンドパイプ12内をハン
マー28で掘削する。
ジャッキ26を杭芯にセットし、このパワージャッキ26で
スタンドパイプ12を建込み、スタンドパイプ12内をハン
マー28で掘削する。
【0024】そして、図8に示すようにアースドリル機
(ドリルバケット)29をセットして掘削し、図9に示す
ように拡底部を掘削して拡底バケツ30により1次スライ
ム処理を行う。
(ドリルバケット)29をセットして掘削し、図9に示す
ように拡底部を掘削して拡底バケツ30により1次スライ
ム処理を行う。
【0025】孔壁測定をしたのち、構真柱の建込工事に
入り、孔底スライム処理を行い、スタンドパイプ12の外
周鉄板養生をして、図10に示すように鉄筋篭31を建込
む。その後、図11に示すようにスタンドパイプ12内に4
本のH鋼からなる下部修正ジャッキ25を補強リングで固
定して吊り込み、スタンドパイプ12に固定金具で固定す
る。
入り、孔底スライム処理を行い、スタンドパイプ12の外
周鉄板養生をして、図10に示すように鉄筋篭31を建込
む。その後、図11に示すようにスタンドパイプ12内に4
本のH鋼からなる下部修正ジャッキ25を補強リングで固
定して吊り込み、スタンドパイプ12に固定金具で固定す
る。
【0026】次いで図12に示すように、下部架台10を4
方向に取付けられた押圧ハンドル13によりスタンドパイ
プ12に固定して設置する。その際、下部架台10は下部を
鉄板で養生し、予め、下部架台10に取り付けられた定規
により下げ振りを下ろし、構真柱の中心に合わせてセッ
トする。
方向に取付けられた押圧ハンドル13によりスタンドパイ
プ12に固定して設置する。その際、下部架台10は下部を
鉄板で養生し、予め、下部架台10に取り付けられた定規
により下げ振りを下ろし、構真柱の中心に合わせてセッ
トする。
【0027】かかる下部架台10の設置完了後、図13に示
すようにトレミー管32を建込み、さらに、図14に示すよ
うにスロープ33を設けて生コン車のシュートにより直接
トレミーホッパーに投入することで生コン(生コンクリ
ート)の打設を行う。
すようにトレミー管32を建込み、さらに、図14に示すよ
うにスロープ33を設けて生コン車のシュートにより直接
トレミーホッパーに投入することで生コン(生コンクリ
ート)の打設を行う。
【0028】図15に示すように上部架台11を下部架台10
上部に吊り下ろし、これをロックピンで固定する。ま
た、上部架台11に設けたレベル調整機構15で水平レベル
を合わせ、図16に示すように構真柱34をその上部にヤッ
トコ24を接続した状態で吊り下ろす。この構真柱34には
予め鉛直精度確認の下げ振り式の傾斜計35を取付けてお
く。
上部に吊り下ろし、これをロックピンで固定する。ま
た、上部架台11に設けたレベル調整機構15で水平レベル
を合わせ、図16に示すように構真柱34をその上部にヤッ
トコ24を接続した状態で吊り下ろす。この構真柱34には
予め鉛直精度確認の下げ振り式の傾斜計35を取付けてお
く。
【0029】そして、所定の高さまで吊り下ろした状態
で、上部架台11に取り付けられたガイドアーム23で4方
から構真柱34を挟み込み固定する。この場合、ガイドア
ーム23の先端のガイドローラ23aはヤットコ24のコーナ
ーに当接させる。
で、上部架台11に取り付けられたガイドアーム23で4方
から構真柱34を挟み込み固定する。この場合、ガイドア
ーム23の先端のガイドローラ23aはヤットコ24のコーナ
ーに当接させる。
【0030】ヤットコ24にスケールを取付け、3方向か
らトランシットで構真柱34の位置を確認し、水平移動機
構18およびターンテーブル21で定位置に構真柱34を移動
させ、頭部を固定する。
らトランシットで構真柱34の位置を確認し、水平移動機
構18およびターンテーブル21で定位置に構真柱34を移動
させ、頭部を固定する。
【0031】図17に示すように前記傾斜計35で鉛直精度
を確認し、修正方法は下部修正ジャッキ25により4点で
修正する。
を確認し、修正方法は下部修正ジャッキ25により4点で
修正する。
【0032】図18に示すように構真柱34を吊り下げ、生
コン部に挿入するが、挿入した時点で傾斜計35で構真柱
34の傾斜が確認された場合には、再度吊り上げ、下部修
正ジャッキ25により修正し、挿入する。鉛直精度が確認
された時点で吊支承架台22の支承用油圧ジャッキ22aで
高さを調節する。
コン部に挿入するが、挿入した時点で傾斜計35で構真柱
34の傾斜が確認された場合には、再度吊り上げ、下部修
正ジャッキ25により修正し、挿入する。鉛直精度が確認
された時点で吊支承架台22の支承用油圧ジャッキ22aで
高さを調節する。
【0033】構真柱34の建込みが完了した翌日に、下部
架台10および上部架台11、下部修正ジャッキ25、傾斜計
35を撤去したのち、埋め戻す。
架台10および上部架台11、下部修正ジャッキ25、傾斜計
35を撤去したのち、埋め戻す。
【0034】なお、他の実施例として前記下部修正ジャ
ッキ25を直接スタンドパイプ27側に固定するのではな
く、図19に示すようにこの下部修正ジャッキ25の設置台
37をスタンドパイプ12に対して移動自在のものとしても
よい。
ッキ25を直接スタンドパイプ27側に固定するのではな
く、図19に示すようにこの下部修正ジャッキ25の設置台
37をスタンドパイプ12に対して移動自在のものとしても
よい。
【0035】前記設置台37は下部修正ジャッキ25のリン
クアームの一端を係止する係止部37aの反対側に押圧板
37bを有し、この設置台37相互は正方形の対角上に配置
されるとともに屈折可能なアーム38で連結する。
クアームの一端を係止する係止部37aの反対側に押圧板
37bを有し、この設置台37相互は正方形の対角上に配置
されるとともに屈折可能なアーム38で連結する。
【0036】このようにして、アーム38を伸直させるこ
とで押圧板37bはスタンドパイプ27に押圧固定され、一
方、アーム38を屈折させれば押圧固定が解除されて、設
置台37および下部修正ジャッキ25は移動できるものとな
る。
とで押圧板37bはスタンドパイプ27に押圧固定され、一
方、アーム38を屈折させれば押圧固定が解除されて、設
置台37および下部修正ジャッキ25は移動できるものとな
る。
【0037】これにより下部修正ジャッキ25の位置修正
を楽にかつ正確に行うことができる。
を楽にかつ正確に行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構真柱の建込
工法および装置は、上部架台と下部架台とが分割できる
ので、下部架台を先行設置することで、生コン打設後の
構真柱の建込み時間が短縮でき、また、操作は全て機械
式で行い、油圧装置は使用していないためコンピュータ
と連結する全自動化も可能であり、さらに、ガイドロー
ラの正確なガイドが期待できるものである。
工法および装置は、上部架台と下部架台とが分割できる
ので、下部架台を先行設置することで、生コン打設後の
構真柱の建込み時間が短縮でき、また、操作は全て機械
式で行い、油圧装置は使用していないためコンピュータ
と連結する全自動化も可能であり、さらに、ガイドロー
ラの正確なガイドが期待できるものである。
【図1】本発明の構真柱の建込装置の1実施例を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図2】本発明の構真柱の建込装置の1実施例を示す要
部の縦断側面図である。
部の縦断側面図である。
【図3】本発明の構真柱の建込装置の1実施例を示す要
部の横断平面図である。
部の横断平面図である。
【図4】下部修正ジャッキの側面図である。
【図5】本発明の構真柱の建込工法のフローチャートで
ある。
ある。
【図6】本発明の構真柱の建込工法の第1工程の側面図
である。
である。
【図7】本発明の構真柱の建込工法の第2工程の側面図
である。
である。
【図8】本発明の構真柱の建込工法の第3工程の側面図
である。
である。
【図9】本発明の構真柱の建込工法の第4工程の側面図
である。
である。
【図10】本発明の構真柱の建込工法の第5工程の側面
図である。
図である。
【図11】本発明の構真柱の建込工法の第6工程の側面
図である。
図である。
【図12】本発明の構真柱の建込工法の第7工程の側面
図である。
図である。
【図13】本発明の構真柱の建込工法の第8工程の側面
図である。
図である。
【図14】本発明の構真柱の建込工法の第9工程の側面
図である。
図である。
【図15】本発明の構真柱の建込工法の第10工程の側
面図である。
面図である。
【図16】本発明の構真柱の建込工法の第11工程の側
面図である。
面図である。
【図17】本発明の構真柱の建込工法の第12工程の側
面図である。
面図である。
【図18】本発明の構真柱の建込工法の第13工程の側
面図である。
面図である。
【図19】下部修正ジャッキの設置構造の他の実施例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図20】従来の構真柱の建込装置を示す横断平面図で
ある。
ある。
1…ベースフレーム 2…レール 3…下部台車 4…レール 5…上部台車 6…回転台 7…ジャッキ 8…ガイドロー
ラ付アーム 9…建込装置 10…下部架台 11…上部架台 12…スタンドパ
イプ 13…押圧ハンドル 14…下枠 15…レベル調整機構 16…スライドレ
ール 17…上枠 18…水平移動機
構 19,20…モータ 21…ターンテー
ブル 22…吊支承架台 22a…支承用油
圧ジャッキ 23…ガイドアーム 23a…ガイドロ
ーラ 24…ヤットコ 25…下部修正ジ
ャッキ 25a…伸縮アーム 25b…当接ロー
ラ 25c…操作杆 26…パワージャ
ッキ 28…ハンマー 29…アースドリ
ル 30…拡底バケット 31…鉄筋篭 32…トレミー管 33…スロープ 34…構真柱 35…傾斜計 36…中間枠 37…設置台 37a…係止板 37b…押圧板 38…アーム
ラ付アーム 9…建込装置 10…下部架台 11…上部架台 12…スタンドパ
イプ 13…押圧ハンドル 14…下枠 15…レベル調整機構 16…スライドレ
ール 17…上枠 18…水平移動機
構 19,20…モータ 21…ターンテー
ブル 22…吊支承架台 22a…支承用油
圧ジャッキ 23…ガイドアーム 23a…ガイドロ
ーラ 24…ヤットコ 25…下部修正ジ
ャッキ 25a…伸縮アーム 25b…当接ロー
ラ 25c…操作杆 26…パワージャ
ッキ 28…ハンマー 29…アースドリ
ル 30…拡底バケット 31…鉄筋篭 32…トレミー管 33…スロープ 34…構真柱 35…傾斜計 36…中間枠 37…設置台 37a…係止板 37b…押圧板 38…アーム
フロントページの続き (72)発明者 金山 廣美 千葉県浦安市北栄四丁目12番9号 株式 会社東京製作所内 (56)参考文献 特開 昭52−48209(JP,A) 特開 昭55−89529(JP,A) 特公 昭47−29847(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 13/00 - 13/04
Claims (4)
- 【請求項1】 下部架台と上部架台とに分離可能で、上
部架台は下部架台上に載置し、上部架台に、矩形の下枠
でネジジャッキ式のレベル調整機構を介して中間枠を支
承し、この中間枠にはスライドレールを介在させて矩形
の上枠を水平移動可能に載せ、これら中間枠と上枠間に
はネジシャフトによる水平移動機構を設けた構真柱の建
込修正手段を設けた構真柱の建込装置を使用し、孔内に
鉄筋篭を建て込んだ後、スタンドパイプ内に下部修正ジ
ャッキを設置し、構真柱の建込装置の分離可能な下部架
台と上部架台のうち、下部架台を設置し、孔内に生コン
を打設後、下部架台上に上部架台を設置し、上部架台の
建込修正手段および下部修正ジャッキにより調整しなが
ら構真柱を建込むことを特徴とした構真柱の建込工法。 - 【請求項2】 下部架台と上部架台とに分離可能で、上
部架台は下部架台上に載置し、上部架台に、矩形の下枠
でネジジャッキ式のレベル調整機構を介して中間枠を支
承し、この中間枠にはスライドレールを介在させて矩形
の上枠を水平移動可能に載せ、これら中間枠と上枠間に
はネジシャフトによる水平移動機構を設けた構真柱の建
込修正手段を設けたことを特徴とする構真柱の建込装
置。 - 【請求項3】 上部架台の構真柱の建込修正手段は、モ
ータにより駆動するネジ式ジャッキもしくはネジ式シャ
フトを使用した電動機械式である請求項2記載の構真柱
の建込装置。 - 【請求項4】 上部架台には、構真柱上端に接続する正
方形のヤットコのコーナーに当接するガイドローラを設
ける請求項2又は請求項3に記載の構真柱の建込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029385A JP3030374B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 構真柱の建込工法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029385A JP3030374B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 構真柱の建込工法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07238546A JPH07238546A (ja) | 1995-09-12 |
JP3030374B2 true JP3030374B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=12274677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6029385A Expired - Fee Related JP3030374B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 構真柱の建込工法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030374B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4563243B2 (ja) * | 2005-04-19 | 2010-10-13 | 三菱重工業株式会社 | 柱脚基礎の施工方法および位置決め装置 |
CN113235654B (zh) * | 2021-05-15 | 2022-06-28 | 中铁十一局集团第一工程有限公司 | 一种盖挖逆作法永久钢管柱定位装置及施工方法 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6029385A patent/JP3030374B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07238546A (ja) | 1995-09-12 |
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