JP3030287U - 作業用ゴンドラ - Google Patents

作業用ゴンドラ

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JP3030287U
JP3030287U JP1996003118U JP311896U JP3030287U JP 3030287 U JP3030287 U JP 3030287U JP 1996003118 U JP1996003118 U JP 1996003118U JP 311896 U JP311896 U JP 311896U JP 3030287 U JP3030287 U JP 3030287U
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gondola
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work
exit
opening
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JP1996003118U
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数雄 山本
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数雄 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の乗降や物の出入を迅速かつ容易に行うこ
とができる作業用ゴンドラを提供すること。 【解決手段】 上部が開放された箱形のゴンドラ本体1
であって、このゴンドラ本体1の囲部を構成する四面に
は、人または物が出入りするための出入口Dを各々配設
し、これら各出入口Dには開閉ドア2をスライド自在に
装着する一方、この開閉ドア2をストッパー機構にて少
なくとも開放位置と閉塞位置においてゴンドラ本体1に
ロックするという手段を採用した。 【効果】 人命救助や荷物運搬作業を能率よく迅速に行
うことができ、しかも、昇降移動時には出入口が確実に
遮蔽されて安全性の秀れた作業用ゴンドラを得ることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、消防車やクレーン車などのブーム(boom)の先端に吊り下げて用い る作業用ゴンドラの改良、更に詳しくは、人の乗降や物の出入を迅速かつ容易に 行うことができ、しかも、昇降移動時には出入口が確実に遮蔽されて安全性の秀 れた作業用ゴンドラに関するものであり、特に災害時の人命救助作業、建物の外 壁清掃作業、高所における荷物運搬作業などに役立つものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、火事などの災害時の人命救助作業においては、建物に取り残さ れた人を乗せて救出するために、消防車のブームの先端に吊り下げた箱形のゴン ドラ(gondola )を使用している。また、地上から高所または高所から地上へ荷 物を昇降する際の荷物運搬作業においても、クレーン車のブーム先端にゴンドラ を吊り下げそのゴンドラに荷物を出し入れして運搬作業を行っており、このよう にゴンドラは各種用途において広く利用されている。
【0003】 ところで、このような作業用ゴンドラにあっては、人が乗り降りしたり物を出 し入れしたりするためのゴンドラ出入口が一箇所しか設けられていない。このた め、火事等の災害時などの如き緊急を要する場合であっても、ゴンドラ出入口と 目標位置とを向き合せるのには何度も位置合せを繰返さねばならず、人の乗降や 物品の出入を効率よく迅速にできないことが多く、場合によっては、人命救助も 思うように捗らないという問題があった。さらに、火事の発生した現場が狭くて 入り組んだ場所であるときには、消防車のブーム先端に吊り下げたゴンドラの出 入口を目標位置に向けつゝその位置に的確に合わせることは非常に困難であり、 たとえ一箇所しかない出入口を目標位置に向き合せることが出来たとしても、時 間がかかって人命救助を迅速に行えないという問題があった。
【0004】 また、一箇所しか出入口を設けていない作業用ゴンドラにあっては、荷物運搬 作業の際にその出入口のみから荷物を出し入れするため、運搬作業における待ち 時間が増大して作業能率が悪いという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の作業用ゴンドラに上記の如き問題があったことに鑑みて為さ れたものであり、人の乗降や物の出入を迅速かつ容易に行うことができる作業用 ゴンドラを提供することを目的としたものである。
【0006】 また、本考案は、昇降移動時に出入口が確実に遮蔽されて安全性の秀れた作業 用ゴンドラを提供することを目的としたものである。
【0007】 さらに、本考案は、強風等によって建物の外壁に衝突しても、その外壁を傷め ることがなく、しかも衝撃を緩和して安定性の秀れた作業用ゴンドラを提供する ことを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。
【0009】 即ち、本考案は、上部が開放された箱形のゴンドラ本体1であって、このゴン ドラ本体1の囲部を構成する四面には、人または物が出入りするための出入口D を各々配設するという手段を採用することによって、上記課題を解決した点に特 徴がある。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を添附図面に示す実施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、 図1は本考案の実施形態であるゴンドラの概要を示した斜視説明図である。
【0011】 図面上、符号1で指示するものは、クレーン車などのブームの先端に吊り下げ て種々の高所作業を行う際に用いる金属製のゴンドラ本体である。このゴンドラ 本体1は複数本のフレーム11・11・・・・を連結して箱形に構成されており、その上 部は開放してある。そして、ゴンドラ本体1の上端四隅には4本のワイヤロープ W・W・W・Wの一端がそれぞれ掛止してあり、これら各ワイヤロープWの他端 を互いに環部Rにおいて接続してある。この環部Rをクレーン車などのブーム先 端のフック部に引っ掛けることにより、ゴンドラ本体1が吊下げ可能となってい る。本実施形態においては、環部Rを一箇所だけ設けた1本吊の吊下げ構造を採 用しているけれども、環部Rを二箇所設けた2本吊の吊下げ構造を採用してもよ い。ゴンドラ本体1の素材としては、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼などの金 属材を使用している。
【0012】 そして、前記ゴンドラ本体1の底部にはプレート状の底板12が設けてあり、こ の底板12の四辺から上方に起立する如く枠状の側板13・13・・・・が設けてある。こ れら各側板13の上部および下部には2個のスライドリール14・14が各々軸支して あり、これら各スライドリール14によって後述の開閉ドアがスライド可能となっ ている。また、各側板13の上隅部近傍には上下に移動可能な棒状のストッパー15 が取り付けてあり、このストッパー15によって後述の開閉ドアを固定している。 前記側板13・13・・・・は各側面に2つずつ間隔を空けて形成してあり、両側板13・ 13の間が出入口Dとなっており、この出入口Dが4つの側面に各々配設されてあ る。これら4つの出入口D・D・D・Dは、人が乗り降りしたり物を出し入れし たりするためのものである。
【0013】 このようにゴンドラ本体1の各側面に出入口Dを各々配設したことにより、災 害時の人命救助作業や荷物運搬作業などにおいて従来の如き出入口が一箇所しか ないゴンドラでは解決できなかった問題(例えば、災害時で緊急を要する場合に 人の乗降を効率よく迅速に行うことができないため、人命救助が思うように捗ら ないという問題や、一箇所の出入口のみから荷物を出し入れするため、運搬作業 における待ち時間が増大して作業能率が悪いという問題等)を見事に解消するこ とが可能となったのである。すなわち、四箇所の出入口D・D・D・Dから同時 に人が乗り降りでき、また、一箇所の出入口Dに荷物を搬入しながら他の出入口 Dから荷物を搬出することができるので、人命救助や荷物運搬作業を能率よく迅 速に行うことができる。
【0014】 つぎに、符号2で指示するものは、前記出入口Dに装着される柵状の開閉ドア であり、金属製の素材にて作製してある。この開閉ドア2は、ゴンドラ本体1の 側面に対して平行にスライド自在に取り付けてある。このスライド機構は、ゴン ドラ本体1の各側面の2つの側板13・13に軸支された8個のスライドリール14・ 14・・・・に開閉ドア2の上下周縁部をスライドさせる機構となっており、左右何れ の方向にも開閉ドア2をスライド可能である。そして、開閉ドア2の上部には筒 状のストッパー受部21・21が2個形成してあり、このストッパー受部21に前記ス トッパー15を挿入してロックすることにより、開閉ドア2が開放位置と閉塞位置 において確実に固定されている。よって、ゴンドラの昇降移動時には各出入口D が確実に遮蔽されて秀れた安全性を有するとともに、人の乗降・物の出入時には ストッパー15を外しロック解除して開閉ドア2をスライドさせるだけで各出入口 Dを簡単に開放状態にすることができる。なお、図1の開閉ドア2においては、 4つの側面のうち2面は開放状態、残りの2面は閉塞状態を示してある。
【0015】 また、符号3で指示するものは、前記ゴンドラ本体1の角部近傍に付設された リール状の緩衝体であり、弾性を有するゴム製またはプラスチック製の素材にて 作製してある。この緩衝体3は箱形のゴンドラ本体1を構成する垂直方向の4本 のフレーム11・11・11・11の外側に付設してあり、各フレーム11に2個の緩衝体 3・3が間隔を空けて配置してある。これら各緩衝体3により、人命救助や荷物 運搬の作業時にゴンドラ本体1が強風等によって建物の外壁に衝突しても、その 外壁を傷めることがないうえに、ゴンドラ本体1の衝突時の衝撃を緩和できるた め、安定性の秀れた作業用ゴンドラが得られる。
【0016】 本考案の実施形態は概ね上記のとおりであるが、本考案は前述の実施形態に限 定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種 々の変更が可能であって、例えば、本実施形態においては、引戸タイプの開閉ド ア2を使用しているけれども、蝶番にて枢支された開き戸タイプの開閉ドア2を 採用することも可能であり、また、出入口Dをゴンドラ本体1側面の略中央部で なく側面の両端部に設けたり、各側面に2つ以上の出入口D・D・・・・を設けたり することも可能であり、これら何れの変更態様も本考案の技術的範囲に属するこ とは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】
以上実施形態を挙げて説明したとおり、本考案の作業用ゴンドラにあっては、 人の乗降や物の出入を行うための出入口をゴンドラの各側面にそれぞれ配設し、 かつ、各出入口に開閉ドアをスライド自在に装着してあるので、人の乗降や物の 出入を迅速かつ容易に行うことができ、その結果、人命救助や荷物運搬作業を能 率よく迅速に行うことが可能となる。また、各出入口に装着した開閉ドアにスト ッパー機構を設けてあるので、昇降移動時には出入口が確実に遮蔽されて安全性 の秀れた作業用ゴンドラを得ることができる。
【0018】 さらに、作業用ゴンドラの外面に緩衝体を付設してあるので、強風等によって ゴンドラが建物の外壁に衝突しても、その外壁を傷めることがないうえに、ゴン ドラの衝突時の衝撃を緩和できるため、秀れた安定性を有する。よって、上記の 如く多数の効果を奏し、産業上の実用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態であるゴンドラの概要を示し
た斜視説明図である。
【符号の説明】
1 ゴンドラ本体 11 フレーム 12 底板 13 側板 14 スライドリール 15 ストッパー 2 開閉ドア 21 ストッパー受部 3 緩衝体 D 出入口 W ワイヤロープ R 環部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開放された箱形のゴンドラ本体1
    であって、このゴンドラ本体1の囲部を構成する四面に
    は、人または物が出入りするための出入口Dが各々配設
    されて成ることを特徴とした作業用ゴンドラ。
  2. 【請求項2】 上部が開放された箱形のゴンドラ本体1
    であって、このゴンドラ本体1の囲部を構成する四面に
    は、人または物が出入りするための出入口Dが各々配設
    されているとともに、これら各出入口Dには開閉ドア2
    がスライド自在に装着されて成ることを特徴とした作業
    用ゴンドラ。
  3. 【請求項3】 上部が開放された箱形のゴンドラ本体1
    であって、このゴンドラ本体1の囲部を構成する四面に
    は、人または物が出入りするための出入口Dが各々配設
    され、これら各出入口Dには開閉ドア2がスライド自在
    に装着されている一方、この開閉ドア2がストッパー機
    構にて少なくとも開放位置と閉塞位置においてゴンドラ
    本体1にロックされることを特徴とした作業用ゴンド
    ラ。
JP1996003118U 1996-04-17 1996-04-17 作業用ゴンドラ Expired - Lifetime JP3030287U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166944A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Aichi Corp 高所作業車
JP2013060778A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Shinwa Kk 搬送用容器
CN114380185A (zh) * 2021-12-13 2022-04-22 中建八局浙江建设有限公司 内置货车的施工吊篮系统及其吊装施工方法

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