JP3030168U - キー入力のブラインドタッチ習得用具 - Google Patents

キー入力のブラインドタッチ習得用具

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JP3030168U
JP3030168U JP1996003062U JP306296U JP3030168U JP 3030168 U JP3030168 U JP 3030168U JP 1996003062 U JP1996003062 U JP 1996003062U JP 306296 U JP306296 U JP 306296U JP 3030168 U JP3030168 U JP 3030168U
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JP1996003062U
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悦郎 竹田
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君津企業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー操作を繰り返しているうちに、いつの間
にかブラインドタッチ技術を習得することのできる習得
用具を提供する。 【解決手段】 手袋20は、左手用のものであり、その
人差指22、中指24、薬指26、小指28には、夫
々、各指の守備範囲の文字がキー位置に対応して、指先
から付け根に向けて順に配列されている。例えば、左手
の中指の守備範囲は、JIS配列キーボードでは、最上
段から最下段に向けて順に「あ、い、し、そ」である
が、この順に並んだ文字列32が中指24に標記されて
いる。練習者は、手袋20の各指に標記されている文字
を探すことで、これから打とうとする文字を守備範囲と
する指とキー位置とを知ることができ、これを手掛かり
に、キー入力操作を繰り返すことで、自然に、ブライン
ドタッチ技術を身に付けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、パソコン、ワープロにおける文字情報の入力をブラインドタッチ で行うタイピング技術を習得するのに用いるブラインドタッチ習得用具に関する 。
【0002】
【従来の技術】
パソコン、ワープロは、近時の急激な普及によって、パーソナル機器として数 多くの人々に活用されている。これらパソコン等を活用するにあたり、今までタ イプの経験の無い者にとっては、文字情報の入力つまりキーボード入力が第1の 障害となり、一日も早くブラインドタッチで入力できるようになることを願って 、日夜悪戦苦闘するのが通例である。ブラインドタッチとは、左右の手の各指毎 に守備範囲を設定してキーボードを見ずに入力するものであり、文字情報の入力 速度を上げるためには必須のタイピング技術であると考えられている。すなわち 、ブラインドタッチの技術は、入力すべき文字情報を目で捉え、次に、頭の中で 、対応するキー(文字盤)の位置を判断すると共にこのキーを打つのに使用する 指を選定した後に、該当するキーを打つという操作を繰り返すものである。この ため、ブラインドタッチでの入力を巧みに行うには、頭の中で行う工程を無意識 で行うことができるように、つまり入力すべき文字情報を目で捉えると同時に指 が動いて該当するキーを打つことができるように訓練しなければならない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このブラインドタッチの技術を習得するには、キーボードを見る癖が付かない ように、最初からキーボードを全く見ずにキー入力する練習を積み重ねることが 重要であると言われているが、キー配列を覚えていない初心者にとっては簡単な ことではない。また、キー配列を覚えたとしても、この頭の中のキー配列に基づ いて、各指とその守備範囲の文字との対応関係を意識しないでキーを打つことが できるようになるには、練習者に相当の負担を強いる。 そこで、本考案の目的は、ブラインドタッチ技術を習得するまでの負担をでき るだけ軽減して、キー操作を繰り返しているうちに、いつの間にかブラインドタ ッチ技術を習得することのできるブラインドタッチ習得用具を提供することにあ る。
【0004】
【技術的課題を達成するための手段】
かかる技術的課題を達成すべく、本考案によれば、キーボードの入力操作をブ ラインドタッチを行うタイピング技術を習得するための用具であって、 手に着脱自在に装着され、 各指の守備範囲の文字が各指に対応して標記され、 各指に対応して標記された文字が、当該指の守備範囲のキーの配置位置に関連 付けて配列されている、ことを特徴とするブラインドタッチ習得用具を提供する 。
【0005】
【作用効果】
本考案によれば、この用具を手に装着し、このブラインドタッチ習得用具に標 記された文字列を見ることで、練習者は2つの情報を得ることができる。第1の 情報は、各指の守備範囲にどのような文字が含まれるかであり、第2の情報は、 各文字に対応するキーの配置位置である。したがって、練習者は、ブラインドタ ッチ習得用具から得られた情報に基づいて、右手あるいは左手のホームポジショ ンから該当する指をキー位置まで伸ばすことで入力操作を行うことができる。し たがって、このブラインドタッチ習得用具に標記された文字を確認しながら、こ こから得られる情報に基づいてキー入力操作を繰り返すことで、自然に、各指が 守備範囲とする文字と、対応するキー位置とを自然に身体に覚え込ませることが できる。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案を実施する形態としては、各指に対応して標記された文字を、キーボー ドの上段のキーから下段のキーに向かう順に手の先から手の付け根に向けて配列 してもよい。これによれば、各指の守備範囲のキー配置つまり上段から下段まで の縦列のキー配置と同じに、各指に対応して標記された文字列が縦列に配置され るので、キー位置の把握を感覚的に行うことができる。本考案の他の目的および 特徴は、以下の実施例の説明から明らかになろう。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の好ましい実施例を図面に従って説明する。 図1は、JIS配列キーボードの平仮名キー配列と、左右の手の各指の守備範 囲との関係を示す説明図である。ブラインドタッチにおけるキー操作は、上述し たように、左右の手の各指毎に守備範囲を設定して行うものであるが、この守備 範囲は、同図から理解できるように、キー配列1を中央で左右に分け、キーボー ドに向かって右側を右手2の守備範囲4とし、左側を左手6の守備範囲8とし、 右左の各々の守備範囲4、8を更に夫々4つの領域に分けて、キーボードの中央 から左右の端に向かって人差指、中指、薬指、小指の守備範囲として設定される 。
【0008】 JIS配列キーボードの各キーと、これに割り振られた平仮名との対応は図1 に示すとおりである。図2は、本考案の第1実施例の指サックであり、この図面 に示す指サック10は、左手の人差指用のものを示してある。したがって、この 左手の人差指用の指サック10は、左手の人差指の守備範囲である「う、え、す 、か、は、き、ひ、こ」の8つの文字が指先から指の付け根に向けて順に配列さ れている。図示しない他の指の指サックについても、例えば、右手の中指であれ ば、この指の守備範囲である「ゆ、に、の、ね」の4文字が指先から指の付け根 に向けて順に配列される。
【0009】 上述の例から分かるように、各指の指サックは、対応する守備範囲のキーに関 し、キーボードの最上段のキーから最下段のキーに向けて順にこれに対応する文 字が指先から指の付け根に向けて配列されている。したがって、指サック10は 、これに付された文字列12によって、2つの情報を装着者つまり練習者に与え ることになる。すなわち、装着者は、第1に各指の守備範囲にどのような文字が 含まれるかを具体的に知ることができ、第2に、指サックに記された文字列の中 で指先から数えて何番目に位置しているかで、感覚的に、各文字に対応するキー の配置位置を知ることができる。
【0010】 図2に示す指サック10は、指先から付け根にわたって全体的に覆う形態を有 しているが、同図に仮想線Fで示すように、指先部分14を切り欠いた形態のも のであってもよい。これによれば、キーを打つために、これに接触する指先が露 出するため、指サック10を装着したとしても、キータッチを損なうことはない 。
【0011】 図3は本考案の第2実施例の手袋を示す。この手袋20は、人差指22、中指 24、薬指26、小指28の各々に、各指の守備範囲の文字が標記され、各指に 標記された文字は、上記第1実施例と同様に、キーボードの最上段のキーから最 下段のキーに向けて順にこれに対応する文字が指先から指の付け根に向けて配列 されている。具体的には、この手袋20は、左手用であるので、人差指22には 指先から付け根に向けて順に「う、え、す、か、は、き、ひ、こ」の文字列30 が標記されている。同じように、中指24には「あ、い、し、そ」の文字列32 が標記され、薬指26には「ふ、て、と、そ」の文字列34が標記され、小指2 8には「ぬ、た、ち、つ」の文字列36が標記されている。右手の手袋にあって は、図示しないが、右手の各指の守備範囲に含まれるキー(文字)とそのキー位 置とを、左手の手袋20と同じ要領で文字列に置換して、各指の背の部分に標記 される。なお、手袋20は、指先をカットした形態で示してあるが、指先を含む 手袋であってもよい。
【0012】 第1実施例の指サック10あるいは第2実施例の手袋20の作用は、基本的に は、同一であるので、代表的に手袋20を例にその作用を説明する。ブラインド タッチを習得しようとする者は、先ず、手袋20を左手に嵌め、図示しない右手 用の手袋を右手に嵌める。全くの初心者であれば、頭の中で適当な文字を思い描 き、この思い描いた文字を手袋の各指に標記されている文字列から探す。
【0013】 例えば、「あ」という文字を入力したいのであれば、左手の中指24の中にあ る「あ」を探す。この「あ」という文字は、中指24の文字列32の先頭つまり 最も指先に近い部分に標記されていることから、「あ」というキーが、左手の中 指の守備範囲のうち、キーボードの最上段に位置していることを知る。つまり、 練習者は、手袋20から次の2つの情報、すなわち、第1に「あ」が左手の中指 の守備範囲であることを知り、第2に、該当するキーが、この守備範囲の最上段 に存在していることを知ることになる。練習者は、この得られた情報に基づいて 、左手のホームポジションから左手の中指を伸ばすことで、該当するキーを打つ ことができる。
【0014】 以上の操作を繰り返すことで、各指が守備範囲とする文字と、対応するキー位 置とを自然に身に付けることができる。つまり、従来の訓練法によれば、それま で頭の中で行っていた工程を、手袋20を見て視覚的に確認しながら行うことが できるため、手袋20を見ながらキー入力操作を繰り返すだけで、自然にブライ ンドタッチの技術を身体に覚え込ませることができる。
【0015】 以上、本考案の実施例を説明したが、本考案は、これに制限されることなく、 次のような変形例を包含するものである。 (1)指サック10に代えて、指の背に沿って延びる帯に文字列を標記し、この 帯を例えば紐で指に取り付けるようにしてもよい。 (2)手袋20に代えて、手の甲の部分を覆う例えば布を紐などを用いて装着す るようにし、この布の表面に、各指に対応付けて該当する文字列を標記するもの であってもよい。文字列の具体的な標記の仕方としては、各指から手の甲に向け て延びる延長線上に、該当する文字列を夫々配置するようにしてもよい。 (3)「ひらがな」入力を例に説明したが、アルファベットのブラインドタッチ 入力を習得しようとする者に対しては、「ひらがな」に代えて、アルファベット を標記すればよい。 (4)JIS配列のキーボードを例に説明したが、親指シフトキーボードなど他 の形式のキーボードであったとしても、各指の守備範囲の文字列を各指に対応し て標記するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】JIS配列キーボードの平仮名キー配列と、左
右の手の各指の守備範囲との関係を示す説明図。
【図2】本考案の第1実施例の指サックの斜視図であ
り、ここに図示した指サックは左手の人差指用のもので
ある。
【図3】本考案の第2実施例の手袋の平面図であり、こ
こに図示した手袋は左手用のものである。
【符号の説明】
1 JIS配列キーボードの平仮名キー配列 4 キーボードにおける右手の守備範囲 8 キーボードにおける左手の守備範囲 10 左手の人差指用の指サック 12 指サックに標記された文字列 20 左手用の手袋 30 手袋の人差指に標記された文字列 32 手袋の中指に標記された文字列 34 手袋の薬指に標記された文字列 36 手袋の小指に標記された文字列

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボードの入力操作をブラインドタッ
    チを行うタイピング技術を習得するための用具であっ
    て、 手に着脱自在に装着され、 各指の守備範囲の文字が各指に対応して標記され、 この各指に対応して標記された文字が、当該指の守備範
    囲のキーの配置位置に関連付けて配列されている、こと
    を特徴とするブラインドタッチ習得用具。
  2. 【請求項2】 前記各指に対応して標記された文字が、
    キーボードの上段のキーから下段のキーに向かう順に手
    の先から手の付け根に向けて配列されている、請求項1
    のブラインドタッチ習得用具。
  3. 【請求項3】 前記各指に対応して標記された文字が、
    各指の背の部分に標記されている、請求項2のブライン
    ドタッチ習得用具。
  4. 【請求項4】 前記ブラインドタッチ習得用具が指サッ
    クからなる、請求項3のブラインドタッチ習得用具。
  5. 【請求項5】 前記ブラインドタッチ習得用具が手袋か
    らなる、請求項1ないし請求項3のブラインドタッチ習
    得用具。
  6. 【請求項6】 指先を切り欠いた形状を有する、請求項
    4又は請求項5のブラインドタッチ習得用具。
JP1996003062U 1996-04-16 1996-04-16 キー入力のブラインドタッチ習得用具 Expired - Lifetime JP3030168U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242703A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Tamotsu Yamada キーボード文字付指キャップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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