JP3029749U - 自動車内におけるアルファ波の発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車内において、運転者等の脳内にアルフ
ァ波を発生させ、集中力を高めて安全運転に寄与する。 【構成】 自動車のシートの背もたれに固定した枕に左
右２個のスピーカを取り付け、２つのスピーカからお互
いに周波数が僅かに異なる音を出して左右の耳それぞれ
に１個のスピーカからの音を聞かせて，アルファ波の発
生を促す。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 ［産業上の利用分野］ この考案は、運転者の脳内にアルファ波を発生させて、集中力を高めることに より安全運転に寄与するための、自動車内におけるアルファ波の発生装置に関す るものである。 【０００２】 ［従来の技術］ 従来、アルファ波の発生は集中力を高め、ストレスを軽減する等の効果がある ことは既に知られているが、アルファ波を発生させる手段として、両耳に僅かに 異なる周波数の音を聞かせる方法が有効であることが知られており、その方法と してヘッドフォンを使用するものであったので、両耳が塞がれてしまい、自動車 の運転中には適用できないという欠点があった。 【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ この考案は、従来の方法の欠点を取り除いて、アルファ波の発生により集中力 を高め、ストレスを軽減して、安全運転に寄与するために開発されたものである 。 【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 本考案は、この欠点を除いて両耳を塞がないで有効にアルファ波を発生させ、 安全運転に寄与出来るものであり、 （あ）自動車内にアルファ波を発生させるための周波数シフト回路を設ける。 （い）自動車内のシートの背もたれに固定され取り付けられた枕の左右両端付近 に１つずつのスピーカを設ける。 という構成のものである。 【０００５】 ［作用］ 次にこの作用を説明すると、図１において、１に加わったカーラジオ、カース テレオ等から出力された信号が２ａ，２ｂを経由して２に加わり，２ａ，２ｂか らの信号のいずれか一方又は両方の周波数がシフトされて２ｃおよび２ｄに出力 され、それぞれ３ａ及び３ｂに加わる。３ａと３ｂはそれぞれ自動車内のシート の背もたれに固定された４の左右両端付近に設けられており、運転者等が正常に 腰をかけると，３ａは左耳に３ｂは右耳に，それぞれ近づいて，それぞれから発 せられる音をそれぞれの耳で聞くことが出来、結果，運転者等の脳内にアルファ 波を発生させることが出来る。３ａ及び３ｂは耳を塞がないので外部の音を聞く ことが出来る。従って，運転上必要な情報収集の妨げにはならない。 【０００６】 ［実施例］ 本考案の実施に当たっては、３ａ及び３ｂを枕の中に埋め込むことにより、突 起物をなくして、安全に配慮し、室内の美観を高めることが望ましい。 【０００７】 ［考案の効果］ 以上説明のように、本考案によれば，自動車内で運転手等の集中力を高めるこ とにより安全運転への寄与が可能であり、快適なドライブが楽しめるものである 。

【図面の簡単な説明】 【図１】 本考案の構成図 【符号の説明】 １は外部信号の入力端子 ２ａは周波数シフト回路の左耳用の入力端子 ２ｂは周波数シフト回路の右耳用の入力端子 ２は周波数シフト回路 ３ａは周波数シフト回路の左耳用の出力端子 ３ｂは周波数シフト回路の右耳用の出力端子 ４ａは左耳用のスピーカ ４ｂは右耳用のスピーカ ５は自動車内シートの背もたれに固定された枕

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （１）１つのモノラール又はステレオの音源からお互い
   に周波数の僅かに異なる信号出力を得る、周波数シフト
   回路を設ける。 （２）自動車の背もたれに固定された枕の、頭を当てた
   ときに左右の耳が近ずく位置にそれぞれ１つずつのスピ
   ーカを設ける。 以上の如く構成された、自動車内におけるアルファ波の
   発生装置。