JP3029638U - 発熱シート - Google Patents

発熱シート

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JP3029638U
JP3029638U JP1996002408U JP240896U JP3029638U JP 3029638 U JP3029638 U JP 3029638U JP 1996002408 U JP1996002408 U JP 1996002408U JP 240896 U JP240896 U JP 240896U JP 3029638 U JP3029638 U JP 3029638U
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sheet
resin
heat
heating
hollow portion
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JP1996002408U
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信博 大野
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Teijin Chemicals Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で融雪、防曇、保温等の機能を有した明
り採り窓、屋根、壁材、床材等の建材を提供する。 【解決手段】 中空部を有する樹脂製シート(1)の中
空部に電熱線(2)を挿入配線した発熱シート。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は融雪、防曇、保温等の機能を有する明り採り窓材、屋根材、壁材、床 材等の建材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本来、採光性、透視性、デザイン性を有し、しかも電気発熱する建材としては 、ガラスに電熱線を配線したものがあるが、このものは、機械的強度の問題(特 に割れの問題)があったり、重いために施工性の問題があったりして、使用する 用途が狭く、制限されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
割れの問題がなく、軽量で施工性のよい発熱性の建材を開発すべく、樹脂製シ ートを使って種々の検討を行ったが、不均一加熱による反り発生の問題等が生じ 、実用に供するものは簡単には得られなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するため、本考案は、中空部を有する樹脂製複層シートを 用い、その中空部に電熱線を挿入配線した発熱シートを提供するものである。
【0005】 更に、かかる樹脂製複層シートの中空部に電熱線を挿入配線する方法として、 まず片側から電熱線を挿入し、反対側から電熱線が折り返し挿入できるように、 樹脂製複層シートのリブ構造部を、一部切り取って配線することを特徴とする発 熱シートを提供するものである。尚、折り返す際には、1つ飛び、2つ飛びに折 り返してもかまわない、その飛び具合により、発熱効率が変化する。またリブ構 造部の切り取り方法も、図3に示すように色々な形状が考えられる。
【0006】 本考案における中空部を有する樹脂製複層シートは、断面梯子條、断面ハーモ ニカ状等のシートであり、PMMA樹脂製やポリカーボネート樹脂製の複層シー トが透明断熱材として市販されている。ここではポリカーボネート製が、透明性 、耐熱性、機械的強度の面から好ましい。
【0007】 また、本考案における電熱線は、電気的抵抗により発熱する線なら、いかなる ものも使用出来るが、アラミド繊維とメタル繊維を組み合わせた複合発熱繊維を 耐熱樹脂で被覆したものが好ましい。このものは、単純なニクロム線などと異な り局所加熱が起こりにくく、複層シートの均一加熱に都合がよい。
【0008】 このような複合発熱繊維を耐熱樹脂で被覆したものとしては、例えば図5の如 きものがある。
【0009】
【実施例】
以下、実施例により本考案を具体的に説明する。
【0010】 中空部を有するポリカーボネート製透明複層シート9mm×1000mm×1 000mm(帝人化成製パンライトユニB−9)に、アラミド繊維とメタルファ イバーを組み合わせに導体に耐熱ビニルで被覆した発熱体(帝人製ソフテレック EP−6050)4000デニールを250W/m2 になるように挿入配線し、 得られた発熱複層シートを屋根として強制曲げ施工し、50cm積雪時(外気温 −1℃)に通電したところ、10分後に屋根に積っていた雪が一部融けて、滑っ て落下し、30分後には、ポリカーボネート製透明複層シート上面部は乾いてい た。又、通電発熱による反り等の問題も発生しなかった。
【0011】
【考案の効果】
本考案は上述の通り構成されているので、次の如き効果を有する。
【0012】 (1)樹脂製複層シートであるので、積雪によって割れることなく、軽量で、施 工制がよく、しかも短時間通電することにより、簡単に積雪を除去できる。更に 、防曇、保温性を有する。
【0013】 (2)ポリカーボネート製複層シートを用いた場合、さらに透明性が効果として 加わる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中空部を有する樹脂製複層シートに電熱線を挿
入配線した発熱シートの全体を表わす斜視図である。
【図2】発熱シートの要部断面図である。
【図3】中空部を有する樹脂製複層シートへ電熱線を折
り返し挿入する為、リブの一部を切り取った、複層シー
トの端部の斜視図である。
【図4】発熱シートを強制曲げして作成した屋根の斜視
図である。
【図5】アラミド繊維とメタルファイバーを組み合わせ
た複合発熱繊維を耐熱樹脂で被覆した発熱体の断面であ
る。
【符号の説明】
1.中空部を有する複層シート 2.電熱線 3.リブ 4.中空部 5.屋根 6.アラミド繊維/メタルファイバー組成の導体 7.耐熱ビニルよりなる絶縁被覆 8.耐熱ビニルよりなる保護被覆

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する樹脂製複層シート(1)
    の中空部に電熱線(2)を挿入配線した発熱シート。
  2. 【請求項2】 中空部を有する樹脂製複層シート(1)
    がポリカーボネート樹脂製複層シートである請求項1の
    発熱シート。
  3. 【請求項3】 中空部を有する樹脂製複層シートの中空
    部に電熱線を複層シートの片側から挿入し、反対側から
    出た電熱線が折り返し挿入できるように、樹脂製複層シ
    ートのリブ構造部を、一部切り取って配線することを特
    徴とする発熱シート。
  4. 【請求項4】 中空部を有する樹脂製複層シートがポリ
    カーボネート樹脂製複層シートであり、電熱線がアラミ
    ド繊維とメタル繊維を組合わせた複合発熱繊維を耐熱樹
    脂で被覆したものである請求項3の発熱シート。
JP1996002408U 1996-04-01 1996-04-01 発熱シート Expired - Lifetime JP3029638U (ja)

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