JP3029361B2 - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

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JP3029361B2
JP3029361B2 JP13447693A JP13447693A JP3029361B2 JP 3029361 B2 JP3029361 B2 JP 3029361B2 JP 13447693 A JP13447693 A JP 13447693A JP 13447693 A JP13447693 A JP 13447693A JP 3029361 B2 JP3029361 B2 JP 3029361B2
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利道 直井
玄博 椎野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル通信の受信機
等に使用される自動利得制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の自動利得制御回路の一例を
示すブロック図である。
【0003】この自動利得制御回路は増幅器の利得を制
御することにより、該増幅器の出力レベルを一定に保持
するものである。すなわち、図2において、入力された
アナログ信号を増幅器1で増幅し、AD変換器2でディ
ジタル信号に変換し、レベル計算手段3で増幅器1の出
力の平均パワーを計算する。次いで、差分器4で前記平
均パワーとあらかじめ設定された基準レベルとの差を計
算し、これを積分回路5で積分した後DA変換器6でア
ナログ信号に変換する。このアナログ信号をレスポンス
関数7を通して増幅器1に供給し、その入力信号のレベ
ルが変動しても出力信号のレベルが一定になる様に増幅
器1の利得を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
移動通信における移動局の受信機では、その受信信号の
レベルがフェージングにより激しく変動し、また移動局
が基地局に近付くに従って、或は遠ざかるに従ってその
受信信号のレベルがほぼ直線的に変動する(以下、この
変動を定常的な変動という)。このため、移動局の受信
機に使用する自動利得制御回路は、前記フェージングに
よる受信信号レベルの変動の下においても安定に動作
し、かつ、前記定常的な変動に対して十分に追従できる
ことが要求される。
【0005】しかしながら、上記構成による従来の自動
利得制御回路では、フェージングによる受信信号の変動
の下で安定に動作するように、レスポンス関数7を設定
すると定常的な変動に対する追従性が低下し、定常的な
変動に十分追従できるようにレスポンス関数7を設定す
るとフェージングによる受信信号の変動の下での動作が
不安定になるという問題点があった。
【0006】また、前述の移動局の受信機では、フェー
ジングにより受信信号のレベルが広い範囲で変動するた
め、受信機に使用する自動利得制御回路の動作範囲もそ
れに応じて広く設定する必要がある。
【0007】しかしながら、上記構成による従来の自動
利得制御回路の動作範囲を広く設定するためには、AD
変換器2、レベル計算手段3その他のディジタル部分を
桁数の大きなデータを取り扱えるように設定する必要が
あるため、使用するデバイスが大きくなり、価格も高く
なるという問題点があった。
【0008】本発明は上記の各問題点を解決するために
なされたものであって、帰還ループにループフィルタを
設けることにより激しい受信信号のレベル変動の下でも
安定に動作し、定常的な変動にも十分追従できるように
すると共に、対数変換手段を設けることにより広い範囲
でレベル変動する受信信号にも十分対応できるようにし
た優れた自動利得制御回路を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動利得制御回
は上記目的を達成するため、入力信号を増幅する増幅
器と、前記増幅器の出力の平均レベルを計算するレベル
計算手段と、前記平均レベルを対数変換して出力する対
数変換手段と、前記対数変換手段の出力とあらかじめ設
定した基準レベルとの差を計算する差分器と、前記差分
器で計算した差の値と第1の定数(β2)とを乗算した
値の積分値を計算し、前記差の値と第2の定数(β1)
とを乗算した値に前記積分値を加算して出力するループ
フィルタと、前記ループフィルタの出力を積分する積分
器とを有し、前記積分器の出力に基づいて前記増幅器の
利得を制御することを特徴とする
【0010】
【作用】前記ループフィルタで入力信号の定常的な変動
に対応する成分を生成しこれを前記積分器へ出力してい
るので、前記定常的な変動に追従することができる。ま
た、前記対数変換手段を設けたことによりレベル変動の
大きい入力信号にも対応することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。
【0012】本実施例は図2に示す従来の自動利得制御
回路のレベル計算手段3と差分器4との間に対数変換手
段8を挿入し、差分器4と積分器5との間にループフィ
ルタ9を挿入したものであって、増幅器1、AD変換器
2、レベル計算手段3、差分器4、積分器5、DA変換
器6およびレスポンス関数7は図2において同一符号を
付したものと同様なものである。なお、レベル計算手段
3から積分器5に至るディジタル信号を取り扱う部分は
1個のDSP(Digital SignalProc
essor)で実現することができる。
【0013】次に、本実施例の動作を図1に基づいて説
明する。
【0014】入力端子10から入力されたアナログ信号
は増幅器1で増幅され、AD変換器2でディジタル信号
に変換される。レベル計算手段3は前記ディジタル信号
を用いて受信信号の平均パワーを(1)式により計算す
る。
【0015】
【数1】
【0016】次いで、対数変換手段8で前記RCV−P
OWを(2)式によりdB変換する。
【0017】 LD = 10 log10(RCV−POW) (2) このdB変換により、PCV−POWの値が大きくなっ
てもLD は一定の値以下に抑えられるので、受信レベル
が大きくなっても差分器4からDA変換器6に至るディ
ジタル部分がオーバーフローを起こす様なことはない。
【0018】次いで、差分器4で前記dB変換した信号
D とあらかじめ設定された基準レベルLrとの差Δm
を(3)式により求める。
【0019】 Δm = LD −Lr (3) 増幅器1の出力レベルはこの基準レベルLrによって決
まってくる。
【0020】次いで、ループフィルタ9で前記Δmに対
して(4)式、(5)式で表わされる計算を実行する。
【0021】 αn = αn-1 + β2 Δm (4) ΔM = αn + β1 Δm (5) ただし、β1 ,β2 は定数である。
【0022】すなわち、ループフィルタ9は、差分器4
から出力された差Δmに定数β2 を乗算し、これを積分
することにより得たαn と、前記差Δmに定数β1 を乗
算することにより得たβ1 Δmとを加算して(5)式に
表わされるΔMを算出するものである。
【0023】ここで、定数β1 の値は、増幅器1に入力
されるアナログ信号のレベルがフェージング等の影響を
受けて激しく変動する場合にも、増幅器1の出力がその
変動の影響を大きく受けることなく安定に所定の値に収
束するように設定する。しかし、この様にして定数β1
の値を設定した場合、増幅器1に入力されるアナログ信
号のレベルの定常的な変動に対する追従性が低下し、増
幅器1の出力レベルを一定に制御することが困難にな
る。そこで、本実施例では、差分器4から出力される差
Δmに定数β2 を乗算し、これを積分することにより定
常的な変動に比例した成分αn を生成し、積分器5へ出
力して増幅器1の利得を制御し、増幅器1の出力におけ
る定常的な変動を小さくするものである。定数β2 は増
幅器1の出力における定常的な変動が最も小さくなるよ
うに設定される。
【0024】なお、図2に示す従来の自動利得制御回路
では、増幅器1の出力の収束時における安定性や収束の
迅速性の調整は、レスポンス関数(f)7のハードウェ
アを変更することにより行う必要があったので、その実
行は簡単ではなかった。しかし、本実施例では上述の収
束時の安定性や収束の迅速性を図1のループフィルタ9
の定数β1 の値を変更することにより調整するものであ
る。従って、このループフィルタ9を含むディジタル部
分をDSPで実現すれば定数β2 の値を容易に変更する
ことが可能になり、上述の収束時の安定性や収束時の迅
速性の調整も容易になる。
【0025】次いで、積分器5でループフィルタ9から
の出力ΔMを積分する。積分器5の出力Mn は(6)式
で表わされる。
【0026】 Mn = Mn-1 + ΔM (6) 積分器5の出力Mn をDA変換器6でアナログ信号に変
換し、レスポンス関数(G)7で制御信号Gn に変換
し、この制御信号Gn により増幅器1の出力レベルが一
定になるように、その利得を制御する。レスポンス関数
としては、例えば(7)式で表わされる線形式を用い
る。
【0027】 Gn = aMn+b (7) ただし、a,bは定数である。
【0028】なお、ループフィルタ9の定数β1 ,β2
を乗ずる位置は、上記実施例に限定されるものではな
く、これと同じ効果を与えるならば、他の位置で、
β1 ,β2を乗じても良い。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、入力アナログ信号レベルの定常的な変動に対応す
る定常的な変動成分を生成するループフィルタを、帰還
ループの積分器の前段に設けたので、前記定常的な変動
に追従し、これを補償することが可能になる。従って、
本発明は受信信号レベルが定常的に変動する移動局の受
信機に使用する自動利得制御回路等に適している。
【0030】また、帰還ループのディジタル部分の前段
に入力信号の値を対数変換する対数変換手段を設けたの
で、レベル変動の大きな入力アナログ信号を取り扱うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の自動利得制御回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 増幅器 2 AD変換器 3 レベル計算手段 4 差分器 5 積分器 6 DA変換器 7 レスポンス関数 8 対数変換手段 9 ループフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−164277(JP,A) 特開 平4−343508(JP,A) 特開 昭51−118314(JP,A) 特開 平3−53707(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 3/20 - 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅する増幅器と、 前記増幅器の出力の平均レベルを計算するレベル計算手
    段と、前記平均レベルを対数変換して出力する対数変換手段
    と、 前記対数変換手段の出力とあらかじめ設定した基準レベ
    ルとの差を計算する差分器と、 前記差分器で計算した差の値と第1の定数(β2)とを
    乗算した値の積分値を計算し、前記差の値と第2の定数
    (β1)とを乗算した値に前記積分値を加算して出力す
    るループフィルタと、 前記ループフィルタの出力を積分する積分器とを有し、 前記積分器の出力に基づいて前記増幅器の利得を制御す
    ことを特徴とする自動利得制御回路。
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JPH06350364A JPH06350364A (ja) 1994-12-22
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