JP3029352U

JP3029352U - 自発光式停止表示板

Info

Publication number: JP3029352U
Application number: JP1996003397U
Authority: JP
Inventors: 昌行山本
Original assignee: 昌行山本
Priority date: 1996-03-22
Filing date: 1996-03-22
Publication date: 1996-09-27
Anticipated expiration: 2002-03-22

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は、自車が停車中であることを他車に
容易に認識させること。【解決手段】本考案は従来の停止表示板に、発光体を
備え付け、発光体をレンズで覆い、発光体を点滅させる
ことによって、夜間や見通しの悪い道路において、停止
表示板の存在、形状をよく他車に知らせることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、発光体を備え付けた、停止表示板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の停止表示板は、三角形の各辺に反射板を備え付けただけのものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

道路交通法及び施行令は、故障等によって停止する場合に停止表示器材により、停止中であることを表示しなければならないとし、夜間と昼間とその表示の方法を分別して定めている（法７５条の１１、施行令２７条の７）。昼間は停止表示板、夜間は点滅表示燈によることになっているが、夜間においても停止表示板のみを使用し、このことが原因で交通事故が発生するケースが多々ある。現在、国家公安委員会が認定している停止表示板は、三角形の各辺に反射板が備え付けられ、夜間他車が発するライトの反射により一定程度停止表示板の存在を知らしめるということに役立っているが、これでは他車のライトが届かない距離からは表示板の存在を認識できず、霧が出ている場合にさらに認識困難となる。また、車線がカーブしている場合には、ライトが停止表示板に届かず、そのため他車が停車中の車を認識できない。また、大型トラックのような大型車にあっては、運転席が高く、道路上の停止板を見おろす状態となるためこれを認識しにくく、かつ、ヘッドライトの位置が高いので、停止表示板が死角に入るという難点もあった。停止表示板の存在、及び形状の認識の欠如及び認識の遅れを原因とする交通事故を減少させることが、本考案の課題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

他車に停止表示板の存在、形状を認識しやすくするため、他車の発するライトに頼ることなく、自発光式とし、停止表示板の三角形の反射板全体を光らせ、さらにこれを点滅させるものである。また、発光体をレンズで覆い、発光度を高めることができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

自車が停止中であることを後続車だけでなく対向車にも表示しうるように、反射板を停止表示板の両面に備え付け、両面の停止表示板に電球を埋め込む。停止表示板が、他車等が引き起こす風圧により倒れないようにしっかりした台座を設け、台座に自発光式停止表示板を固定する。道路上に自発光式停止表示板を立てスイッチを入れて電球を点滅させる。

【０００６】

【実施例】

三角形に組み立てる方式の従来の停止表示板を利用して、自発光式停止表示板を製作するか、あるいは、組立式ではなく三角形に加工した停止表示板を使用することも考えられる。組立式の停止表示板は、持ち運びが容易であるという利点があるが、風圧等によって三角形の頂点箇所の組立部分がはずれてしまうという難点がある。はじめから三角形に加工したものを使用すれば、この難点を解消することができる。さらに、風圧等による停止表示板の転倒を防止するため、台座はしっかりしたものとする必要があり、台座を停止表示板のケースで補強し安定度を高めることが考えられる。この場合、ケースは、停止標示板と同形の正三角形とし、停止表示板はケースと一体化し、ケースを開けて停止標示板を引き起こして使用することになる。使用時の側面図が図３であり、上面図が図４である。雨つゆに耐えられるよう、電池、スイッチ、点滅器を防護する。

【０００７】

【考案の効果】

従来の停止表示板に手を加えて、自発光式表示板を製作し、実験をしたところ、夜間で直線距離にして１ｋｍ以上手前から表示板の存在、形状を確知することができる。また、カーブでも、ヘッドライトがあたらなくとも鮮明に認識できる。昼間でも、従来の停止表示板よりもずっと、他車が認識しやすくなっており、交通事故の減少に役立つと確信する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の自発光式停止表示板の正面図である。

【図２】自発光式停止表示板の反射板内部の配線図であ
る。

【図３】自発光式停止表示板の一実施例を示す側面図で
ある。

【図４】自発光式停止表示板の一実施例を示す上から見
た図である。

【符号の説明】

１反射板２発光体３レンズ４台座５配線６スイッチ７点滅器８電池ボックス９ケース

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】故障などによって自動車を停止する場
合に、停車中であることを他車に知らせるための停止表
示板の反射板に、一定間隔に発光体（電球）を備え付
け、発光体をレンズで覆い、発光体、電池及び点滅器を
配線し、発光体を点滅させ反射板を光らせて、停止表示
板の存在、形状を他車に容易に認識させるための、自発
光式停止表示板。