JP3028711U - 割箸の矯正クリーナ装置 - Google Patents

割箸の矯正クリーナ装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反った割箸を直線状に矯正すると同時に、該
割箸に滅菌処理等を施して衛生的にも優れた割箸の矯正
クリーナ装置を提供する。 【構成】 割箸Wを供給するホッパー1と、ローラ2a
〜2hを両サイド交互に複数配置してローラ間に蛇行す
る通路Pを形成し、該通路Pに前記ホッパー1から供給
された割箸Wを通し、ローラ2a〜2hの回転で割箸W
を移送させると共に該割箸Wを矯正する割箸矯正部2
と、該割箸矯正部2より送り出された割箸Wへ滅菌照射
する殺菌32灯が配設された滅菌部3と、を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は木製の割箸に生じた「反り」を修正すると共に修正した割箸に滅菌処 理等を施して衛生向上を図る割箸の矯正クリーナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、持ち帰り弁当等においては省力化を図るために、割箸を樹脂フィルムや 紙の包装容器内に収納して予め弁当トレー等に粘着テープや糊付けで次々に固定 していく方法が採られている。 こうした状況に対応して、本出願人は、先に樹脂フィルム容器内へ割箸を収納 ,包装する割箸自動包装機を提案した(特願平6−197664号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、割箸は、最近、その多くが外国からの輸入によって賄われており、 木材の材質や長期の輸送の間の温度変化等に起因して、割箸に「反り」が生じて いるケースが目だってきた。そして、斯る反った割箸は、上記公報技術の機械に よる樹脂フィルム容器への供給自動化の妨げとなっていた。 また、割箸は、従来、その形状に削られたものを樹脂フィルムや紙の包装容器 内にそのまま収納,包装する方法が採られていた。ところが、近頃では、衛生面 から消毒されたクリーンイメージの割箸の潜在需要が高まってきており、これに 応えた装置がなかった。
【0004】 本考案は上記課題を解決するもので、反った割箸を直線状に矯正すると同時に 、該割箸に滅菌処理等を施して衛生的にも優れた割箸の矯正クリーナ装置を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本考案の要旨は、割箸を供給するホッパーと、ローラを両サ イド交互に複数配置してローラ間に蛇行する通路を形成し、該通路に前記ホッパ ーから供給された割箸を通し、ローラの回転で割箸を移送させると共に該割箸を 矯正する割箸矯正部と、該割箸矯正部より送り出された割箸へ滅菌照射する殺菌 灯が配設された滅菌部と、が備えられたことを特徴とする割箸の矯正クリーナ装 置にある。 請求項2に記載の本考案の要旨は、請求項1で、割箸矯正部の複数のローラを 覆うフードが設けられ、且つ、該フードに導通するダクトが設けられ、該ダクト 吸引により前記フード内の空気を吸引処理する除塵部を更に具備する割箸の矯正 クリーナ装置にある。請求項3に記載の本考案の要旨は、請求項2で、滅菌部の 上流側で、割箸矯正部より送り出される割箸の良否を検出し、不良割箸を滅菌部 に移送しないよう排除する選別手段を更に具備する割箸の矯正クリーナ装置にあ る。
【0006】 請求項4に記載の本考案の割箸の矯正クリーナ装置は、請求項3の選別手段の 操作部が、不良割箸を吹き飛ばし得る圧縮エアの噴射するエアノズルを有するこ とを特徴とする。 請求項5に記載の本考案の割箸の矯正クリーナ装置は、請求項4の割箸矯正部 が、通路を挟んで、進行方向に向かって両サイドに配される少なくとも一方のロ ーラを他方のローラに対して前記通路の蛇行量を増減できるよう、ローラの回転 軸が自在継手を介して駆動モータの出力軸から回転伝動を受けられるようにした ことを特徴とする。
【0007】 請求項1に記載の考案のごとく、割箸矯正部において、複数のローラを両サイ ド交互に配置し、該ローラ間に蛇行した通路を形成して、該通路内へ割箸を通過 させると、蛇行通路内を通過する間、割箸は振れ変形させられるので、全体がほ ぐされて「反り」が解消される。そして、該割箸矯正部より送り出された割箸へ 滅菌照射する殺菌灯が配設された滅菌部を備えていると、一回の投入処理で、割 箸の矯正のみならず衛生的な割箸が得られるので、商品の品質が向上する。 請求項2に記載の考案のごとく、前記複数のローラを覆ったフードを設け、ダ クト吸引によってフード内の空気を吸引処理する除塵部が設けられていると、割 箸の矯正と同時に割箸に付着した不純物をも取除くことが可能になる。 請求項3,4に記載の考案のごとく、選別手段が設けられていると、割箸の不 良品をいち早く排除できるので、生産性が向上する。 請求項5に記載の考案のごとく、駆動モータの出力軸から自在継手を介してロ ーラの回転軸へと回転伝動を伝えるようにすると、両サイドに配されるローラの うち一方のローラを他方のローラに対して移動させて蛇行通路の蛇行量の増減調 整が行い易くなるので、より効果的に「反り」が解消される。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る割箸の矯正装置の実施形態について詳述する。 図1〜図7は本考案の割箸の矯正クリーナ装置(以下、単に「矯正クリーナ装 置」という。)の一実施形態で、図1は矯正クリーナ装置の一部破断正面図、図 2は図1の一部破断平面図、図3は矯正クリーナ装置の概略左側面図、図4はホ ッパー周りの概略断面図、図5は割箸矯正部の垂直断面図、図6は割箸矯正部の 詳細平面図、図7は割箸矯正部周りの拡大正面図である。各図は、判り易くする ため、一部ハッチングを省き、また主要部を除き一部構成要素を省略して描いて いる。
【0009】 矯正クリーナ装置は、ホッパー1と割箸矯正部2と滅菌部3とを主要構成要素 とし、更に、より好ましい装置にすべく、除塵部4と選別手段5とを構成要素に 加える。 矯正クリーナ装置は、図1のごとく、割箸Wの供給側(図1の右側)から見て 左右両サイド(図6の上下)位置に、詳細を後述する複数のローラ2a〜2hを 備え、更に、ローラ全体をフード41で覆う除塵部4を設けている。フード41 は平面,側面共に矩形をなし、一側面でダクト42に接続される(図2)。ダク ト42は集塵装置43に導かれており、フード41内を負圧にして、供給された 割箸Wに付着している木屑等の不純物を吸引脱離する。そして、割箸矯正部2か ら出た割箸Wは滅菌部3をくぐり、殺菌処理されるようになっている。
【0010】 ホッパー1は矯正しようとする割箸Wが投入される容器で、該ホッパー1の下 側出口には斜め下方へ向かう送りベルト11が設けられる(図4)。この送りベ ルト11に対し、ホッパー1底近傍で割箸一本の厚さ程度の小間隙を設けて、そ の直上に装填用ドラム12が近接配置されている。装填用ドラム12が図4の矢 印方向へ回転すると、その外周に形成した爪122によってホッパー1内の割箸 Wがほぐされ、ホッパー1内で割箸が詰まったりブリッジでかんだりすることは ない。装填用ドラム12によって割箸Wは横向きに整列させられる。
【0011】 ホッパー1内で整列した割箸Wは、図4の矢印で示すごとく、下方傾斜する送 りベルト11上を滑りながら投入口13に向けて一列に並んで送られていく。投 入口13は下方へ湾曲しており、割箸Wが一本づつ、その小幅側面にて立った状 態に配される。割箸Wは水平な隔板61上へ供給されるが、隔板61には中央に スリット状の貫通溝が形成され、この貫通溝を通って上方へ前記係止爪62が延 びている。 係止爪62は、スプロケット63に懸架したローラチェーン64に適宜間隔を おいて取付けられる。スプロケット63の回転により、隔板61上へ供給された 割箸Wの後端に前記係止爪62が当たると、割箸Wは係止爪62に押されて前進 する(図1)。そして、投入口13の前方にはガイド板65,66が隣接してお り、該ガイド板65,66間を割箸が図6,図7のごとく小幅側面で立った状態 でそのまま割箸矯正部2(後述)へと移送されるしくみである。 この段階において、割箸Wは、「反り」により、平面視で進行方向と直交する 左右いずれかへ湾曲している。
【0012】 図6に割箸矯正部2の詳細平面図を示す(図6では除塵部4を省略)。同図に おいて、装置架台71の支持板21上には、ガイド板65,66に隣接してロー ラ2a〜2hが配されている。ローラは左右両サイドに交互に8つある。 各ローラ2a〜2hの下縁には鍔αが張出し、前記ガイド板65間を移送して きた割箸Wが鍔αの上に乗るように供給される(図5、図7)。各ローラ2a〜 2hの高さHは、鍔α上を移動する割箸Wの上縁位置より高い。 各ローラ2a〜2hの回転軸22を上下端で支持する各々の軸受部材23は、 図5に示すごとく、上下の支持板21,21間に水平移動自在に設けた各摺動体 24に一体化している。前記各回転軸22の下端は、自在継手25を介して歯車 26の回転軸27に連結する。
【0013】 前記摺動体24の各端部には、装置架台71の後端上下位置に設けた回転ハン ドル28から延びる操作ネジの先端がねじ込み結合される。従って、回転ハンド ル28を正逆回転操作すると、これに応じて各摺動体24が支持板21上を図5 の矢印で示すように左右方向へ移動し、割箸の長手方向(紙面垂直方向)から見 た右側ローラ2a〜2dと左側ローラ2e〜2hの重なりの程度を調整できる。 符号211は支持板21に形成したガイド孔で、各ローラ2a〜2hが個別に 動けるようにするものである。符号29はローラ調整後に、該ローラを支持板2 1へ固定化するストップレバーを示す。
【0014】 装置架台71内には駆動モータ72が設置される(図1)。前記ローラ2a〜 2hが該駆動モータ72から回転伝動を受けられるよう、駆動モータ72の出力 軸79に設けたスプロケット73に懸架されたチェーン74がギアボックス75 のスプロケット76を回転させ、該スプロケット76の回転で歯車77が連動し 、これに噛合する前記歯車26,26,…が回転するしかけになっている。 かくして、駆動モータ72を回転させると、歯車77,26,26,…で噛合 された各ローラ2a〜2hが図6のごとく同方向へ回転して、右側から供給され る割箸Wを同図の左方へ移送させる。
【0015】 ここで、図6のガイド板65,66から割箸移送方向に向って見ると、外端の 左側ローラ2aとローラ2dを結ぶ線(実際はローラは紙面垂直方向に高さを有 するため面となる。)と、右側ローラ2eとローラ2hを結ぶ線は互いに平行で 、割箸Wの厚さにほぼ等しい距離分だけ離している。すなわち、割箸Wの移送方 向に対して、ローラ2aとローラ2eとの通路P間隔と、ローラ2dとローラ2 hとの通路P間隔とはほぼ等しく、割箸Wの厚みと同幅となる。これに対して、 内側に位置する2個の左側ローラ2b,2cが右側ローラ2e〜2g側へ所定量 だけ張出している。または(或いは更に)、右側ローラ2f,2gが左側ローラ 2b〜2d側へ所定量張出すようにしてもよい。 こうして、上記ローラ2a〜2d,2e〜2hの間に割箸Wを通す通路Pが形 成されるが、ローラ2bがローラ2e,2f間に、ローラ2cがローラ2f,2 g間に進出する構成をとることで、ローラ間に蛇行する通路Pが形成される(図 2,図6)。勿論、各ローラ2a〜2hの回転ハンドル28を個別に動かし、蛇 行する所望の通路Pを形成してもよい。
【0016】 図6の右側より割箸矯正部2へ供給された割箸Wは、左側ローラ2aの回転に よって右側ローラ2e〜2hと左側ローラ2a〜2dとの間に送り込まれる。そ して、蛇行する通路P内を通過する間に、割箸は先頭部から順次図示のように波 形に左右に振れ変形させられながらローラ2a〜2d,2e〜2hの間を通過す ることによって、直線状に整形されて後段の搬送ベルト81上に送り出される。 この通路P内の割箸Wの移送及び搬送ベルト81への割箸Wの送り出しは、ロー ラ2a〜2hの回転によって行われる。 かくして、割箸Wはローラ2a〜2d,2e〜2h間の蛇行通路Pで左右に湾 曲変形させられ、ほぐされる結果、割箸の「反り」は効果的に解消される。尚、 図2,図6の通路Pでは、判り易くするため蛇行レベルを強調して描き、また、 鍔αを省略する。
【0017】 ところで、前述のごとく、除塵部4に係るフード41は、ローラ2a〜2h全 体を覆うようにして支持板21上に被せられる(図1,図2)。フード41の一 側面を開口し、ここからコーン形状に絞って集塵装置43につなぐダクト42が 形成されている。上記フード41に囲われた内空間には、ローラ2a〜2hが収 納される。支持板21にはガイド孔211や割箸Wの入口,出口が設けられてい るため、割箸Wがローラ間を通過する際、バキュームをかけダクト吸引を行なう ことにより、ガイド孔等から空気を吸い上げ、該空気に同伴させて割箸Wに付着 した不純物の取除きを可能にする。ローラ間では、割箸Wの反りがほぐされ、こ のときゴミをはじき出し易くなるため、割箸についた付着物を効率的に吸引除去 できる。すなわち、別個独立にフード41を設け除塵するよりも、設置スペース が小さくなる有利さのみならず、割箸Wについた付着物の除去効率は上がる。 集塵装置43として、本実施形態ではフィルター方式の集塵機(株式会社新東 工機製作所,形式:ミクロマンS)を採用するが、他にサイクロン方式等のもの に依ってもよい。
【0018】 ローラ2a〜2hに送り出され、搬送ベルト81へ乗った割箸Wは、滅菌部3 へと至る(図2では下方方向)。符号82は搬送ベルト81の駆動用モータを示 す。搬送ベルト81には小孔(図示せず)が多数開いており、搬送ベルト81上 で割箸Wが踊らないよう小孔を利用してダクト83で吸引処理されている。 滅菌部3は、割箸矯正部2を経て、搬送ベルト81上に送り出された割箸Wを 消毒するところである。滅菌部3では、搬送ベルト81を跨ぐようにしてボック ス形状の隔室31を形成し、該隔室31内に複数の殺菌灯32を設置する。搬送 ベルト81に乗った割箸Wが隔室31をくぐり抜けれるよう、隔室31の入出口 には切欠開口33が設けられる(図3)。前記殺菌灯32は、例えば253.7 nmの紫外線がもつ殺菌作用を利用するもので、次々と隔室31内へ入ってくる 割箸Wに殺菌灯32で滅菌照射することで、割箸Wが消毒されていく。 こうして消毒された割箸Wは、搬送ベルト81に乗ってそのまま進み、その先 端から落ちてケース91内へ収納される。収納された割箸Wは反りがなく、塵等 の不純物が取り除かれ、しかも、殺菌処理されてクリーンなものとなっている。 これにより、樹脂フィルム等を使った自動包装用に用いることのできる割箸Wが 完成する。 尚、前記ケース91は、集積ストッカー装置(図示せず)に載り、図3の矢印 のごとく前後動してケース91内へ割箸を均等に納める。
【0019】 ところで、前記ホッパー1に投入した割箸Wの中には、輸送途中等で既に二つ の箸に割れてしまっているもの(以下、「不良品」という。)が混ざる場合があ る。斯る不良品は、早く取り除いてやらないと、後工程たる滅菌部3や樹脂フィ ルム等を使った自動包装等の生産性を低下させたり、不良品が包装された製品を 造ったりする。 そこで、本実施形態では、選別手段5を取付けることによって、前記不良品を 効率よく排除している。
【0020】 選別手段5は、検出部5aと操作部5bとを具備する(図2)。検出部5aは 、ローラ2aの手前の支持板21上で、ガイド板65からローラ2aに割箸Wが 乗り移るに際に、小幅側面で立った状態の割箸Wの上側の箸部分に光電センサ5 1(例えば、発光素子と受光素子の組合せ)をあてることによって、割箸Wが割 れてしまっているかどうかその良否を検出する(図7)。光電センサ51の光信 号を割箸Wが遮るか否かで割箸の良否が判別される。そして、不良品(割れた割 箸)が通過した場合、検出部5aで検知したその情報を操作部5bへ伝達し、不 良品を排除する構成をとっている。 操作部5bでは、複数のエアノズル52が一本のパイプ53に設けられ、該パ イプ53を搬送ベルト81に横架するように配している。該パイプ53は、割箸 Wが乗り移る搬送ベルト位置から少し下流側(滅菌部3の上流側)に設置される 。そして、不良品NGが検出部5aを通過した時は、該不良品NGが搬送ベルト 81に送り込まれるタイミングをとって、パイプ53の元弁(図示せず)が開き 、不良品NGを進行方向と逆向きに圧縮エアで吹き飛ばして取り除く。吹き飛ば された不良品NGは、案内筒54を通ってバケット55に入る。
【0021】 このように構成した矯正クリーナ装置は、ローラ2a〜2hを回転することに よって、割箸Wを搬送ベルト81へ移送させると共に反った割箸Wを直線状に矯 正する。 そして、木屑等の不純物は、割箸の前記反り矯正過程ではじき出され易くなっ ており、ローラ2a〜2hを覆うフード41内を吸引処理することによって効率 的に排除できる。 更に、目に見える形の不純物を割箸Wから取り除くにとどまらず、殺菌灯32 を配設した滅菌部3内を割箸Wがくぐり抜けることによって、殺菌処理もなされ たクリーンな割箸Wが出来上る。薬剤や洗浄処理等によらず、殺菌線(紫外線) によるので、割箸Wへの薬液等の化学物質付着や残存の虞れがなく、人体への心 配はない。 かくして、本発明の矯正クリーナ装置で処理した割箸Wは、反り修正が施され 、生産性向上に寄与するのみならず、衛生的で、品質付加価値も高い包装用割箸 等に供することができる。 また、本実施形態のごとく、選別手段5の設置によって、割箸Wの不良品をい ち早く排除して生産性,歩留り向上に役立てることができる。加えて、ローラ2 a〜2hの回転軸22が自在継手25を介して駆動モータ72の回転伝動を受け られるようにしていると、個々のローラ2a〜2hの重なり程度の調整が円滑に なるので、割箸Wの「反り」程度に応じて、楽に矯正対応できる。すなわち、個 々の回転ハンドル28を使ってのローラ2a〜2hの移動調整に際し、自在継手 25がその変位を吸収するので、割箸Wの反り具合に応じて効率の良いローラセ ットが可能になる。
【0022】 尚、本考案においては、前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応 じて本考案の範囲内で種々変更できる。ホッパー1,割箸矯正部2,滅菌部3, 除塵部4,選別手段5等の形状,大きさ,個数等は目的に応じ適宜選択される。 ローラ2a〜2hの回動軸が駆動モータから回転伝動を受けられる伝動手段は、 実施形態に限定されず、ベルト伝動,チェーン伝動,ロープ伝動,歯車伝動等に よってもよい。また、本考案の装置で処理された割箸は、樹脂フィルムの包装容 器に収納,包装する割箸に供するだけでなく、紙の包装容器や或いはそのまま使 用に供する割箸であってもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上のごとく、本考案の割箸の矯正クリーナ装置は、反った割箸を直線状に矯 正するにとどまらず、割箸から木屑等の不純物を取り除き、更に、滅菌処理等を 施して衛生的にも優れた割箸に生まれ変らせるなど、品質向上に多大な効を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態たる割箸の矯正クリーナ装
置の一部破断正面図である。
【図2】図1の一部破断平面図である。
【図3】図1の割箸の矯正クリーナ装置の概略左側面図
である。
【図4】ホッパー周りの概略断面図である。
【図5】割箸矯正部の垂直断面図である。
【図6】割箸矯正部の詳細平面図である。
【図7】割箸矯正部周りの拡大正面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 割箸矯正部 2a〜2h ローラ 22 回転軸 25 自在継手 3 滅菌部 4 除塵部 41 フード 42 ダクト 5 選別手段 52 エアノズル 72 駆動モータ 79 出力軸 P 通路 W 割箸

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割箸を供給するホッパー(1)と、ロー
    ラを両サイド交互に複数配置してローラ間に蛇行する通
    路を形成し、該通路に前記ホッパーから供給された割箸
    を通し、ローラの回転で割箸を移送させると共に該割箸
    を矯正する割箸矯正部(2)と、該割箸矯正部より送り
    出された割箸へ滅菌照射する殺菌灯が配設された滅菌部
    (3)と、が備えられたことを特徴とする割箸の矯正ク
    リーナ装置。
  2. 【請求項2】 前記割箸矯正部の複数のローラを覆うフ
    ード(41)が設けられ、且つ、該フードに導通するダ
    クト(42)が設けられ、該ダクト吸引により前記フー
    ド内の空気を吸引処理する除塵部(4)を更に具備する
    請求項1記載の割箸の矯正クリーナ装置。
  3. 【請求項3】 滅菌部の上流側で、割箸矯正部より送り
    出される割箸の良否を検出し、不良割箸を滅菌部に移送
    しないよう排除する選別手段(5)を更に具備する請求
    項2記載の割箸の矯正クリーナ装置。
  4. 【請求項4】 前記選別手段の操作部は、不良割箸を吹
    き飛ばし得る圧縮エアが噴射すエアノズルを備えた請求
    項3記載の割箸の矯正クリーナ装置。
  5. 【請求項5】 前記割箸矯正部は、通路を挟んで、進行
    方向に向かって両サイドに配される少なくとも一方のロ
    ーラを他方のローラに対して前記通路の蛇行量を増減で
    きるよう、ローラの回転軸が自在継手を介して駆動モー
    タの出力軸から回転伝動を受けられるようにした請求項
    4記載の割箸の矯正クリーナ装置。
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