JP3028691U - 眼 鏡 - Google Patents
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- JP3028691U JP3028691U JP1996002194U JP219496U JP3028691U JP 3028691 U JP3028691 U JP 3028691U JP 1996002194 U JP1996002194 U JP 1996002194U JP 219496 U JP219496 U JP 219496U JP 3028691 U JP3028691 U JP 3028691U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リムを用いずにレンズを保持する眼鏡におい
て、枠構成部品にレンズ止めをネジで留め付けてレンズ
当てで安定させる構造に代わる構造を得て、レンズと枠
構成部品の新規な固定構造を提供し、眼鏡の強度と装用
感の維持向上を図る。 【解決手段】 切り欠きを加工したレンズと、レンズの
切り欠きにレンズ表側から嵌挿される水平維持ピンと通
孔を設けた枠構成部品とで構成し、レンズと枠構成部品
とをネジ、ナットおよびワッシャ等を用いてレンズ裏面
から固定する。あるいは、切り欠きを加工したレンズ
と、水平維持部材を嵌挿する長孔を設けた枠構成部品と
を、ネジ部材と、ネジ部材より大型非円筒形状であっ
て、レンズの切り欠きおよび枠構成部品にレンズ表側か
ら嵌挿される水平維持部材とネジ部材を備えた固定部
品、ナットおよびワッシャ等を用いて固定する。必要に
応じてレンズ裏側で固定されて、レンズの切り欠きをレ
ンズの側面で封じる脱落防止部材を組み合わせて用いる
とよい。
て、枠構成部品にレンズ止めをネジで留め付けてレンズ
当てで安定させる構造に代わる構造を得て、レンズと枠
構成部品の新規な固定構造を提供し、眼鏡の強度と装用
感の維持向上を図る。 【解決手段】 切り欠きを加工したレンズと、レンズの
切り欠きにレンズ表側から嵌挿される水平維持ピンと通
孔を設けた枠構成部品とで構成し、レンズと枠構成部品
とをネジ、ナットおよびワッシャ等を用いてレンズ裏面
から固定する。あるいは、切り欠きを加工したレンズ
と、水平維持部材を嵌挿する長孔を設けた枠構成部品と
を、ネジ部材と、ネジ部材より大型非円筒形状であっ
て、レンズの切り欠きおよび枠構成部品にレンズ表側か
ら嵌挿される水平維持部材とネジ部材を備えた固定部
品、ナットおよびワッシャ等を用いて固定する。必要に
応じてレンズ裏側で固定されて、レンズの切り欠きをレ
ンズの側面で封じる脱落防止部材を組み合わせて用いる
とよい。
Description
【0001】
本考案は、縁なし枠あるいは縁なし枠と溝ほり枠の複合枠眼鏡部品に関する。 詳しくは、レンズと枠部品を固定する接続部材に関する。
【0002】
従来の眼鏡枠は大まかに、レンズの保持に用いるリムの形態によって分類され る。フルリムを用いる眼鏡枠は、薬研加工を施したレンズ周囲をリムで取り巻く ように保持するものである。枠構成部品は、金属、プラスチック、金属とプラス チックの組み合わせを素材としている。金属製の部品は、ロー付けやネジ止めに より接続されるが、プラスチック製の部品同士の接続には、接着剤を用いる。
【0003】 他には、リムを一部用いた、ナイロール等の溝掘り枠がある。溝掘り枠は、レ ンズにリムバーおよびバンドを固定する溝を加工し、リムバーとバンドによりレ ンズを保持するものである。リムバーは、丁度リムの上側部分にあたり、リムバ ーの両端からバンドを用いてレンズを懸架する。溝掘り枠も、レンズやバンドを 除き、枠構成部品は金属製が多く、部品の接続にはネジ止めやロー付けが多用さ れる。
【0004】 リムを用いない眼鏡枠には、レンズに直接枠構成部品をネジ等により固定する いわゆるツーポイントと呼ばれる縁なし枠がある。レンズには、丁番を固定する レンズ止めやブリッジを固定するレンズ止めをネジで固定するためのネジ孔が空 けられている。ネジの緩みや締めすぎを防ぐために緩衝材を挟み、レンズ止めを レンズにネジ止めする。
【0005】 ネジ止めされたレンズ止めを安定して保持するために、レンズ切りだし面に当 接するレンズ当てが設けられている。ヨロイ丁番やブリッジは、レンズ止めとレ ンズ当てにより固定されている。ツーポイントを構成する枠部品は、そのほとん どが金属製であるため、部品同士の接続には、ネジ止めやロー付けが用いられる 。
【0006】 図1は従来の縁なし枠眼鏡の一例を示す斜視図である。ネジ孔を空けたレンズ 1とブリッジ2、ヨロイ5の枠構成部品により縁なし枠眼鏡が構成されている。 ブリッジ2にはレンズ当て3とレンズ止め4、ヨロイ5にはレンズ当て6とレン ズ止め7を備えており、レンズ1のネジ孔にネジ止めで取り付けられる。
【0007】 このような縁なし枠は枠構成部品が小さく、リムを用いる眼鏡枠とは大きく異 なるデザインが可能である。このようなデザインに対する需要が多く、部品素材 の開発や加工技術の向上によって実用に適するようになった結果、眼鏡枠全体に 占める割合を増している。
【0008】 リムを用いずにレンズを保持する枠はレンズの保持強度から、レンズ止めを介 してレンズのネジ孔にネジ止めで固定した枠構成部品を、レンズ当てを添えて安 定させる画一的なものに限られており、まだ強度に難点があることから、新規な レンズの固定部品が案出されている。
【0009】 本考案者の考案に係る実用新案登録3008213号の「眼鏡」に示されるリ ムを用いない眼鏡枠は、枠構成部品として、ネジ穴を有するレンズ止めと、レン ズ止めからブリッジに至る部分に、レンズに加工した凹状の切り欠きに嵌着され る曲部を有するブリッジ部品、ネジ穴を有するレンズ止めと、レンズ止めからヨ ロイに至る部分に、レンズに加工した凹状の切り欠きに嵌着される曲部を有する ヨロイ部品を用いて、枠構成部品を固定するネジ穴と側面に凹状の切り欠きを有 するレンズを固定支持する。
【0010】 本考案者の他の考案に係る実用新案登録3013803号の「リムレス眼鏡」 に示される眼鏡枠は、枠構成部品として、ネジ穴を有するレンズ止めと、レンズ 止めからブリッジに至る部分に、レンズに加工した凹状の切り欠きに装着される 固定ピンを有するブリッジ部品、ネジ穴を有するレンズ止めと、レンズ止めから ヨロイに至る部分に、レンズに加工した凹状の切り欠きに装着される固定ピンを 有するヨロイ部品を用いて、枠構成部品を固定するネジ穴と側面に凹状の切り欠 きを有するレンズを固定支持する。
【0011】 本考案者の他の考案に係る実用新案登録3021011号の「眼鏡」では、リ ムを用いない眼鏡について、レンズに嵌合・接着する形状のレンズ嵌着部と枠部 品に接続するための枠部品支持部を備え、枠部品とレンズの間に介在させる樹脂 製のレンズ・枠部品固定部材、および前記レンズ嵌着部と嵌合する形状の切り欠 き部を備えたレンズを備えたものである。
【0012】
リムを用いずにレンズを保持するツーポイント等は眼鏡全体に占めるシェアを 伸ばしているが、後進のデザインであることから、部品素材の開発や加工技術の 向上だけでなく、構造そのものに改良の余地を残し、いまだに技術的な問題を抱 えている。
【0013】 例えば一般のツーポイントでは、ブリッジやヨロイにはレンズ止めとレンズ当 てを設け、レンズに空けたネジ孔にレンズ止めをネジで固定し、レンズ当てを添 えて安定させている。レンズ止めとネジ孔を正確に加工しても、レンズ当てとレ ンズの切り出しカーブとが厳密に一致しない場合、レンズは安定した保持状態が 得られにくい。
【0014】 レンズ止め一つを介してネジで固定する構造は、ネジ止め部分に負担が大きく 、ネジが緩んだり、抜け落ちる恐れがある。レンズ当てがレンズの切り出しカー ブに合っていない場合、レンズ止めが安定せず、ガタつきを生じる。レンズにネ ジ孔を加工する際、レンズの破損を起こす恐れがある。レンズは、特別のレンズ 加工機を用いて正確な形状に切り出す必要があり、玉型の形状は、組み合わせる 枠構成部品のレンズ当ての形状に制限される。
【0015】 このような枠構成部品は、フルリムを用いる枠に比べて簡素なデザインである が、レンズ当てとブリッジ、ヨロイをロー付けで一体化するなど、作業工程は多 くなっている。レンズにネジ孔を空ける際、レンズに亀裂を生じる恐れがあるこ とから、加工には注意を要し、手間が掛かる。
【0016】 本考案は、リムを用いずにレンズを保持する眼鏡において、枠構成部品にレン ズ止めをネジで留め付けてレンズ当てで安定させる構造に代わる構造を得て、レ ンズと枠構成部品の新規な固定構造を提供し、眼鏡の強度と装用感の維持向上を 図ることを目的としている。
【0017】
上記の課題を解決するために本考案の眼鏡は、切り欠きを加工したレンズと、 レンズの切り欠きにレンズ表側から嵌挿される水平維持ピンと通孔を設けた枠構 成部品とで構成し、レンズと枠構成部品とをネジ、ナットおよびワッシャ等を用 いてレンズ裏面から固定する。あるいは、切り欠きを加工したレンズと、水平維 持部材を嵌挿する長孔を設けた枠構成部品とを、ネジ部材と、ネジ部材より大型 非円筒形状であって、レンズの切り欠きおよび枠構成部品にレンズ表側から嵌挿 される水平維持部材とネジ部材を備えた固定部品、ナットおよびワッシャ等を用 いて固定する。
【0018】 レンズと枠構成部品は、ネジないしネジ部材とナットの締結により固定し、レ ンズの切り欠きに収容された水平維持ピンないし水平維持部材により、ネジない しネジ部材を軸とする揺動を抑止し、安定した固定状態を得る。レンズの切り欠 きは、ネジ等と水平維持ピンないし水平維持部材が丁度収まり、加工しやすく、 レンズ強度を維持し、安定した固定状態が得られる形状であればよく、ほぼレン ズ中央方向に伸びる擬U字形状の溝が考えられる。なお、レンズにはヨロイとブ リッジを取り付ける箇所に切り欠きを加工すればよく、その他の通孔等を加工す る必要はない。
【0019】 枠構成部品には、通孔および水平維持ピン、ないしは長孔を設ける必要がある 。通孔ないし長孔は、組み合わせて用いるネジの頭径、固定部品の水平維持部材 の頭径より小さいものとなる。レンズ当て等がない簡素な形状であるため、一体 成形で製造することが考えられる。長孔を設けた枠構成部品と共に用いる固定部 品は、水平維持部材とネジ部材を備えた簡素な形状であるため、ボルト同様に、 一体成形と機械加工で製造することが考えられる。
【0020】 本考案の眼鏡に用いる枠構成部品は、レンズの切り欠きに嵌挿されたネジ等及 び水平維持ピン、ないしは、水平維持部材がレンズの切り欠きから突出しないよ うに押さえるとともにレンズの切り欠きを保護する脱落防止部材と組み合わせて 用いてもよい。このような脱落防止部材は、レンズ裏側で固定されて、レンズの 切り欠きをレンズの側面で封じて水平維持ピンや水平維持部材等の突出を押さえ るよう、少なくともレンズ裏面とレンズ側面にわたって当接する部分を有する。 また、脱落防止部材はレンズ裏面に当接する部分にネジ孔を設けて、枠構成部品 を固定するネジやネジ部材を通し、ナット等で同時に固定し、さらにレンズの側 面で両面テープ等を用いて接着するとよい。
【0021】
本考案の眼鏡の構成について一例を挙げ、図面と共に説明する。図2は本考案 の眼鏡に用いるレンズの一例を示す説明図であって、レンズの切り欠き部分につ いては拡大して抜き出してある。図のレンズは、ヨロイとブリッジを取り付ける 箇所に切り欠きを加工してある。切り欠きは、レンズの強度や固定強度を考慮す ると、水平維持ピンおよびネジ等、あるいは、水平維持部材を収容するには、図 のようにレンズ外周からほぼ中央に向かってやや縦長の擬U字形状等が適してい る。
【0022】 図3は本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の一例を説明する斜視図であって、ヨ ロイを示す図面である。ヨロイには通孔12と水平維持ピン11が設けられてい る。レンズの切り欠きに、通孔12が当接され、かつ、水平維持ピン11が嵌着 された状態でネジで固定する。一例に示すヨロイは、円柱形の水平維持ピンが設 けられている。
【0023】 図4は本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の一例を説明する斜視図であって、ヨ ロイを示す図面である。前図と同様、ヨロイには通孔14と水平維持ピン13が 設けられている。レンズの切り欠きに、通孔が当接され、かつ、水平維持ピン1 3が嵌着された状態でネジで固定する。ここでは角柱形の水平維持ピンが設けら れている。
【0024】 このような枠構成部品の場合は、レンズ表側から、水平維持ピンをレンズに加 工した切り欠きに嵌着し、通孔の部分を切り欠きに当接し、通孔と切り欠きにネ ジを通してレンズ裏側でワッシャおよびナットで固定する。
【0025】 本考案の眼鏡に用いる枠構成部品に設ける水平維持ピンの形状は、一例に限定 されず、レンズに加工した切り欠きに嵌着され、レンズを安定できるものであれ ばよい。また本考案の眼鏡に用いる枠構成部品に、ワッシャおよびナットを組み 合わせて固定する際、他の部品を共に用いて、一層安定した保持を得ることが可 能である。例えば、水平維持ピンにクッション材としてポリカパイプ、ナイロン パイプ等の樹脂製のパイプを装着してもよい。レンズの切り欠きに対し、レンズ 側面からレンズ裏面にわたって当接する形状を有し、枠構成部品ともにワッシャ およびナットで固定される脱落防止部材を用いて、水平維持ピンの脱落を防ぐこ とも考えられる。
【0026】 図5は本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の一例を説明する斜視図であって、ヨ ロイを示す図面である。図6は本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の固定部材の一 例を説明する斜視図である。図6に示すように、枠構成部品の固定部材は、水平 維持部材16とネジ17を備えている。一方、図5に示す枠構成部品は、水平維 持部材を嵌挿する長孔15を有する。このような枠構成部品の場合、レンズ表側 から、枠構成部品の長孔15をレンズの切り欠きに当接し、さらに長孔15に固 定部材を嵌挿し、レンズ裏面からワッシャおよびナットで留め付ける。
【0027】
本考案の眼鏡の実施例について、以下、図面と共に詳細を説明する。
【0028】 (実施例1) 図7は本考案の眼鏡の実施例におけるレンズを示す説明図で、レンズの切り欠 き部分については拡大して抜き出してある。レンズには、ヨロイとブリッジを取 り付ける箇所に図のような切り欠きを加工する。本実施例の枠構成部品は、水平 維持ピンを設けたブリッジおよびヨロイであるため、切り欠きは、水平維持ピン およびネジ等を収容するよう、擬U字形状に加工されている。
【0029】 図8は本考案の眼鏡の実施例において、ブリッジの取付を示す説明図である。 ブリッジ21には水平維持ピン22と通孔23が設けられ、レンズ10には前述 通り、切り欠きが加工されている。図中矢示するようにレンズ10の表側から、 ブリッジ21の通孔23を切り欠きに当接し、水平維持ピン22を切り欠きに収 める。レンズの両面にワッシャ28、ワッシャ29を介し、通孔23にネジ27 を通して、レンズ裏側でナット30で固定する。
【0030】 図9は本考案の眼鏡の実施例において、ヨロイの取付を示す説明図である。ヨ ロイ24には水平維持ピン25と通孔26が設けられ、レンズ10には切り欠き が加工されている。図中矢示するようにレンズ10の表側から、ヨロイ24の通 孔26を切り欠きに当接し、水平維持ピン25を切り欠きに収める。レンズの両 面にワッシャ32、ワッシャ33を介し、通孔26にネジ31を通じて、レンズ 裏側でナット34で固定する。
【0031】 図10は本考案の眼鏡の実施例におけるフロントを示す説明図である。前述の ようにレンズ10に、ネジ27やナット30などを用いてブリッジ21を取り付 け、ネジ31やナット34などを用いてヨロイ24を取り付けると、図のような フロントが完成する。点線で図示するように、水平維持ピンは切り欠きに収容さ れ、正面からは従来のツーポイント枠と同様の外観が得られる。
【0032】 (実施例2) 図11は本考案の眼鏡の実施例におけるレンズを示す説明図で、レンズの切り 欠き部分については拡大して抜き出してある。レンズには実施例1と同様にヨロ イとブリッジを取り付ける箇所に図のような切り欠きを加工する。本実施例の枠 構成部品は、実施例1と同様に水平維持ピンを設けたブリッジおよびヨロイであ るため、切り欠きは、水平維持ピンおよびネジ等を収容するよう、擬U字形状に 加工されている。
【0033】 図12は本考案の眼鏡の実施例において、ブリッジの取付を示す説明図である 。実施例1と全く同様に、ブリッジ35には水平維持ピン36と通孔37が設け られ、レンズ20には切り欠きが加工されている。レンズ20の表側から、ブリ ッジ35の通孔37を切り欠きに当接し、水平維持ピン36を切り欠きに収めて 、レンズの両面にワッシャ44、ワッシャ45を介し、通孔37にネジ43を通 し、レンズ裏側でナット46で固定する。
【0034】 図13は本考案の眼鏡の実施例において、ヨロイの取付を示す説明図である。 実施例1と同様のヨロイその他の部品に、ネジ孔42を設けた脱落防止部材を組 み合わせて用いたものである。ヨロイ38には水平維持ピン39と通孔40が設 けられ、レンズ20には切り欠きが加工されている。図中矢示するようにレンズ 20の表側から、ヨロイ38の通孔40を切り欠きに当接し、水平維持ピン39 を切り欠きに収める。脱落防止部材41は図のように、レンズ20の側面と裏面 に当接して切り欠きを封じ、水平維持ピン39の突出を防いだり、レンズ20を 保護するのに役立つ。脱落防止部材41は、必要に応じてヨロイ38やレンズ2 0に両面テープや接着剤等を利用して接着するとよい。レンズの両面にワッシャ 48、ワッシャ49を介し、通孔40およびネジ42にネジ31を通じて、レン ズ裏側でナット50で固定する。
【0035】 図14は本考案の眼鏡の実施例におけるフロントを示す説明図である。前述の ようにレンズ20に、ネジ43やナット46などを用いてブリッジ35を取り付 け、脱落防止部材41を添えて、ネジ47やナット50などを用いてヨロイ38 を取り付けると、図のようなフロントが完成する。点線で図示するように、水平 維持ピンは切り欠きに収容され、脱落防止部材はヨロイの影に隠れるため、正面 からは従来のツーポイント枠と同様の外観が得られる。
【0036】 (実施例3) 図15は本考案の眼鏡の実施例におけるレンズを示す説明図であって、レンズ の切り欠き部分については拡大して抜き出してある。レンズには実施例1、実施 例2と同様にヨロイとブリッジを取り付ける箇所に図のような切り欠きを加工す る。本実施例の枠構成部品は、水平維持部材およびネジ部材を備えた固定部品を 嵌挿する長孔を設けたヨロイであるため、切り欠きは、水平維持部材を収容する よう、擬U字形状に加工されている。
【0037】 図16は本考案の眼鏡の実施例において、ヨロイの取付を示す説明図である。 実施例1や実施例2とは異なり、水平維持部材およびネジ部材を備えた固定部品 とナット等を用いて、水平維持部材を嵌挿する長孔を設けたヨロイを取り付ける ものである。
【0038】 ヨロイ51には長孔52が設けられ、レンズ60には切り欠きが加工されてい る。固定部品53は、水平維持部材54とネジ部材55を備えており、水平維持 部材54の頭部は、ヨロイの長孔52より大きく形成してある。図中矢示するよ うにレンズ60の表側から、ヨロイ51の長孔52を切り欠きに当接し、固定部 品53を嵌挿して水平維持部材54を切り欠きに収める。レンズの裏面にワッシ ャ57を介し、長孔52を通じたネジ部材55にレンズ裏側にてナット58で固 定する。
【0039】 図17は本考案の眼鏡の実施例におけるフロントを示す説明図である。前述の ようにレンズ60に、固定部品53やナット58などを用いてヨロイ51を取り 付けると、図のようなフロントが完成する。点線で図示するように、水平維持部 材は頭部を残して切り欠きに収容され、ヨロイの影に隠れるため、正面からは従 来のツーポイント枠と同様の外観が得られる。本実施例ではヨロイのみを示した が、ブリッジについても同様の固定部品を用いて取り付けることが出来る。
【0040】 本考案の眼鏡に用いるレンズおよび枠構成部品や固定部材は、上記の実施例に は限定されず、眼鏡枠のデザインに応じて様々な形状とすることが可能である。
【0041】
上記のように本考案の眼鏡は、切り欠きを加工したレンズと、水平維持ピンと 通孔を設けた枠構成部品、あるいは、長孔を設けた枠構成部品とで構成し、ネジ やネジ部材と水平維持部材を備える固定部品、ナットワッシャ等を用いて取付を 行うものである。
【0042】 レンズにはネジ孔は不要となり、切り欠きのみを加工すれば足りるため、レン ズ加工が容易となり、加工時間が短縮される。枠構成部品は、レンズ当て等がな い簡素な形状となるため、枠構成部品やその取付位置やレンズの玉型形状は比較 的自由に選ぶことが出来、使用者に合わせて眼鏡を組み上げることが可能となり 、多種多様の眼鏡を提供することができる。本考案の枠構成部品や固定部品は簡 素な形状であるため一体成形で製造できる。ロー付けが不要になるため、作業工 程が省力化され、部品の強度も増すだけでなく、コストの低減を図ることができ る。
【0043】 レンズと枠構成部品は、ネジないしネジ部材とナットの締結により固定するた め、外観は従来の縁なし枠と変わらないが、レンズの切り欠きに収容された水平 維持ピンないし水平維持部材により、ガタつきは起こりにくい。このようなこと からデザインの自由度が広がるだけでなく、使用感の向上が期待され、クッショ ン材や脱落防止部材とともに用いれば一層効果がある。
【図1】従来の縁なし枠眼鏡の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案の眼鏡に用いるレンズの一例を示す説明
図である。
図である。
【図3】本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の一例を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図4】本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の一例を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図5】本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の一例を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図6】本考案の眼鏡に用いる枠構成部品の固定部材の
一例を説明する斜視図である。
一例を説明する斜視図である。
【図7】本考案の眼鏡の実施例におけるレンズを示す説
明図である。
明図である。
【図8】本考案の眼鏡の実施例において、ブリッジの取
付を示す説明図である。
付を示す説明図である。
【図9】本考案の眼鏡の実施例において、ヨロイの取付
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図10】本考案の眼鏡の実施例におけるフロントを示
す説明図である。
す説明図である。
【図11】本考案の眼鏡の実施例におけるレンズを示す
説明図である。
説明図である。
【図12】本考案の眼鏡の実施例において、ブリッジの
取付を示す説明図である。
取付を示す説明図である。
【図13】本考案の眼鏡の実施例において、ヨロイの取
付を示す説明図である。
付を示す説明図である。
【図14】本考案の眼鏡の実施例におけるフロントを示
す説明図である。
す説明図である。
【図15】本考案の眼鏡の実施例におけるレンズを示す
説明図である。
説明図である。
【図16】本考案の眼鏡の実施例において、ヨロイの取
付を示す説明図である。
付を示す説明図である。
【図17】本考案の眼鏡の実施例におけるフロントを示
す説明図である。
す説明図である。
1 レンズ 2 ブリッジ 3 レンズ当て 4 レンズ止め 5 ヨロイ 6 レンズ当て 7 レンズ止め 10 レンズ 11 水平維持ピン 12 通孔 13 水平維持ピン 14 通孔 15 長孔 16 水平維持部材 17 ネジ 20 レンズ 21 ブリッジ 22 水平維持ピン 23 通孔 24 ヨロイ 25 水平維持ピン 26 通孔 27 ネジ 28 ワッシャ 29 ワッシャ 30 ナット 31 ネジ 32 ワッシャ 33 ワッシャ 34 ナット 35 ブリッジ 36 水平維持ピン 37 通孔 38 ヨロイ 39 水平維持ピン 40 通孔 41 脱落防止部材 42 ネジ孔 43 ネジ 44 ワッシャ 45 ワッシャ 46 ナット 47 ネジ 48 ワッシャ 49 ワッシャ 50 ナット 51 ヨロイ 52 長孔 53 固定部品 54 水平維持部材 55 ネジ部材 57 ワッシャ 58 ナット 60 レンズ
Claims (16)
- 【請求項1】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられた枠構成部品、前記
通孔から嵌挿されるネジと前記水平維持ピンを嵌挿、収
容する切り欠きを加工したレンズとを備えたことを特徴
とする眼鏡。 - 【請求項2】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられたヨロイおよびブリ
ッジで構成されることを特徴とする眼鏡枠。 - 【請求項3】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられたことを特徴とする
ヨロイ。 - 【請求項4】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられたことを特徴とする
ブリッジ。 - 【請求項5】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられた枠構成部品、前記
通孔から嵌挿されるネジと前記水平維持ピンを嵌挿、収
容する切り欠きを加工したレンズを備え、前記通孔とと
もにネジが嵌挿されるネジ孔を有し、前記レンズの切り
欠きに裏面から側面まで当接して封じる脱落防止部材を
前記枠構成部品に組み合わせたことを特徴とする眼鏡。 - 【請求項6】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられたヨロイおよびブリ
ッジで構成され、前記通孔とともにネジが嵌挿されるネ
ジ孔を有し、レンズの裏面から側面まで当接する脱落防
止部材を前記ヨロイまたはブリッジに組み合わせたこと
を特徴とする眼鏡枠。 - 【請求項7】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられたヨロイと、前記通
孔とともにネジが嵌挿されるネジ孔を有し、前記レンズ
の裏面から側面まで当接する脱落防止部材とで構成され
ることを特徴とするヨロイ部品。 - 【請求項8】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、ネジを嵌挿する通孔と棒状の水平維
持ピンがレンズ取付部位に設けられたブリッジと、前記
通孔とともにネジが嵌挿されるネジ孔を有し、前記レン
ズの裏面から側面まで当接する脱落防止部材とで構成さ
れることを特徴とするブリッジ部品。 - 【請求項9】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接続
する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレン
ズ取付部位に設けられたヨロイおよびブリッジと、前記
水平維持部材を嵌挿、収容する切り欠きを加工したレン
ズとを備え、前記水平維持部材とネジ部材で構成され、
前記水平維持部材が当該ネジ部材より大型非円筒形状で
ある固定部品を前記枠構成部品に組み合わせたことを特
徴とする眼鏡。 - 【請求項10】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接
続する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレ
ンズ取付部位に設けられたヨロイおよびブリッジと、前
記水平維持部材とネジ部材で構成され、前記水平維持部
材が当該ネジ部材より大型非円筒形状である固定部品と
前記ヨロイまたはブリッジを組み合わせたことを特徴と
する眼鏡枠。 - 【請求項11】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接
続する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレ
ンズ取付部位に設けられたヨロイと、前記水平維持部材
とネジ部材で構成され、前記水平維持部材が当該ネジ部
材より大型非円筒形状である固定部品とで構成されるこ
とを特徴とするヨロイ部品。 - 【請求項12】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接
続する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレ
ンズ取付部位に設けられたブリッジと、前記水平維持部
材とネジ部材で構成され、前記水平維持部材が当該ネジ
部材より大型非円筒形状である固定部品とで構成される
ことを特徴とするブリッジ部品。 - 【請求項13】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接
続する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレ
ンズ取付部位に設けられたヨロイおよびブリッジと、前
記水平維持部材を嵌挿、収容する切り欠きを加工したレ
ンズとを備え、前記水平維持部材とネジ部材で構成さ
れ、前記水平維持部材が当該ネジ部材より大型非円筒形
状である固定部品と、前記長孔とともにネジが嵌挿され
るネジ孔を有し、前記レンズの切り欠きに裏面から側面
まで当接して封じる脱落防止部材とを前記枠構成部品に
組み合わせたことを特徴とする眼鏡。 - 【請求項14】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接
続する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレ
ンズ取付部位に設けられたヨロイおよびブリッジと、前
記水平維持部材とネジ部材で構成され、前記水平維持部
材が当該ネジ部材より大型非円筒形状である固定部品
と、前記長孔とともにネジが嵌挿されるネジ孔を有し、
前記レンズの切り欠きに裏面から側面まで当接して封じ
る脱落防止部材とを前記ヨロイまたはブリッジを組み合
わせたことを特徴とする眼鏡枠。 - 【請求項15】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接
続する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレ
ンズ取付部位に設けられたヨロイと、前記水平維持部材
とネジ部材で構成され、前記水平維持部材が当該ネジ部
材より大型非円筒形状である固定部品と、前記長孔とと
もにネジが嵌挿されるネジ孔を有し、前記レンズの切り
欠きに裏面から側面まで当接して封じる脱落防止部材と
を組み合わせたことを特徴とするヨロイ部品。 - 【請求項16】 レンズと枠構成部品がリムを介さず接
続する眼鏡において、水平維持部材を嵌挿する長孔がレ
ンズ取付部位に設けられたブリッジと、前記水平維持部
材とネジ部材で構成され、前記水平維持部材が当該ネジ
部材より大型非円筒形状である固定部品と、前記長孔と
ともにネジが嵌挿されるネジ孔を有し、前記レンズの切
り欠きに裏面から側面まで当接して封じる脱落防止部材
とを組み合わせたことを特徴とするブリッジ部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002194U JP3028691U (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 眼 鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002194U JP3028691U (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 眼 鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028691U true JP3028691U (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=43163749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002194U Expired - Lifetime JP3028691U (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 眼 鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028691U (ja) |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP1996002194U patent/JP3028691U/ja not_active Expired - Lifetime
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