JP3028631B2 - 主軸装置 - Google Patents

主軸装置

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JP3028631B2
JP3028631B2 JP3097522A JP9752291A JP3028631B2 JP 3028631 B2 JP3028631 B2 JP 3028631B2 JP 3097522 A JP3097522 A JP 3097522A JP 9752291 A JP9752291 A JP 9752291A JP 3028631 B2 JP3028631 B2 JP 3028631B2
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JP
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main shaft
fixed
hydrostatic bearing
thrust
headstock
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暉 坪井
幸雄 前田
孝夫 谷口
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱膨張による伸びが加工
に影響しないようにした主軸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の主軸装置を図2において
説明する。図2において、10は主軸台でこの主軸台1
0には主軸11が静圧軸受12,13を介して鉛直軸線
まわりに回転可能に軸承されている。そして、主軸台1
0の上端はキャップ10aによって閉塞されている。ま
た、主軸11の上端には、ロータ30が固定されロータ
30に対応する位置でケーシング31にステータ32が
固定されている。前記ケーシング31は主軸台10の上
端に固定され、ロータ30とステータ32とケーシング
31とで主軸11を回転駆動するモータを構成してい
る。またステータ32には、ロータ30の回転を制御す
る制御電流を給電する駆動用インバータ33が接続され
ている。
【0003】主軸台10の下端においては、静圧軸受1
3が主軸台10の前面に形成された固定面14にボルト
15により固定されている。主軸11の下端には、静圧
軸受13のスラスト軸受面13bに対抗する当接面18
aを有し径方向に突出した円筒状のスラストランナ16
が固着されており、円板状のワークWを吸引によって把
持する真空チャック21がスラストランナ16を介して
ボルト22により主軸11に固定されている。また、こ
れらスラストランナ16および真空チャック21の外周
を保持する補助部材23がボルト24により静圧軸受1
3に固着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
おいて、加工中に主軸11と静圧軸受12,13とのラ
ジアル静圧軸受面12a,13aに発生する熱により主
軸11および静圧軸受12,13が膨張する。このと
き、ワーク装着側の静圧軸受13のスラスト静圧軸受面
13bは、この静圧軸受13の主軸台10への固定面1
4よりワークWの装着側にあるため、主軸11および静
圧軸受13の軸線方向の変位がスラストランナ16およ
び真空チャック21を介してワークWに影響する。ま
た、スラスト静圧軸受面13bに発生する熱でスラスト
ランナが膨張すると、真空チャック21を介してワーク
Wの位置に影響する。このためワークWの位置が軸線方
向においてずれ、所望の加工を行うことができないとい
う問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した問題点
を解決するためになされたもので、主軸台のチャック側
固定面に固定され、この固定面と主軸の軸線方向で一致
するチャック側のスラスト静圧軸受面を有する静圧軸受
と、この静圧軸受の前記静圧軸受面と対抗する当接面を
有し前記主軸に固着されたスラストランナと、前記主軸
に固着されたスラストランナの軸心に設けられ前記チャ
ックを固定支持する低熱膨張部材とを備えたものであ
る。
【0006】
【作用】ワークW装着側の軸受13の主軸台10への固
定面14と、この軸受13のスラストランナ16とのス
ラスト軸受面13bとを主軸の軸線方向において一致さ
せたことにより、固定面14を基準にして変位するた
め、軸受13の熱膨張がチャック21と逆の方向にのみ
変位するので、軸受13の熱膨張による軸線方向の変位
はワークWに影響しない。また、ワークWを装着するチ
ャック21を主軸との間に低熱膨張部材19を介して固
定したため、スラストランナ16が熱膨張してもチャッ
ク21にスラストランナ16が当接せず、ワークWの軸
線方向の位置に影響を及ぼさない。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、10は主軸台でこの主軸台10には主軸
11が静圧軸受12,13を介して鉛直軸線まわりに回
転可能に軸承されている。そして、主軸台10の上端は
キャップ10aによって閉塞されている。また、主軸1
1の上端には、ロータ30が固定されロータ30に対応
する位置でケーシング31にステータ32が固定されて
いる。前記ケーシング31は主軸台10の上端に固定さ
れ、ロータ30とステータ32とケーシング31とで主
軸11を回転駆動するモータを構成している。またステ
ータ32には、ロータ30の回転を制御する制御電流を
給電する駆動用インバータ33が接続されている。
【0008】主軸台10の下端においては、静圧軸受1
3が主軸台10の固定面14にボルト15により固定さ
れており、この静圧軸受13には固定面14に軸線方向
位置が一致したスラスト静圧軸受面13bが形成されて
いる。そして、16は径方向に突出した円筒状のスラス
トランナであり、スラスト静圧軸受面13bに対抗する
当接面18が形成され、主軸11の下端に固着されてい
る。このスラストランナ16の軸心には、スラストラン
ナ16より軸線方向に長い膨張係数の小さな円筒状の低
熱膨張部材19が、主軸11に当接された状態で挿入さ
れている。そして、円板状のワークWを吸引によって把
持する真空チャック21がスラストランナ16との間に
隙間を持ってボルト22により低熱膨張部材19を介し
て主軸11に固定されている。また、これらスラストラ
ンナ16および真空チャック21の外周を保持する補助
部材23がボルト24により静圧軸受13に固着されて
いる。
【0009】一方、主軸11の上部はキャップ10aと
軸線方向に多少の隙間が形成され、主軸の内部には真空
チャック21にワークWを吸引保持させるための吸引通
路34が形成されている。次に上述した構成に基づいて
本実施例の主軸装置の動作を説明する。真空チャック2
1にワークWを装着して駆動用インバータ33を作動さ
せてモータにより主軸11を回転させ、バイト装着した
図略のテーブルを主軸11の軸線方向と直交する方向に
送り移動させワークWの切削加工を行う。
【0010】かかる切削加工において、主軸11の回転
によりラジアル静圧軸受面12a,13aに発生する熱
で主軸11および静圧軸受12,13が熱膨張する。し
かし、静圧軸受13の主軸台10への固定面14と、こ
の静圧軸受13のスラストランナ16とのスラスト静圧
軸受面13bを軸線方向において一致させたことによ
り、静圧軸受13が熱膨張しても、この変位は固定面1
4を基準にして固定されていないスラスト静圧軸受面1
3bより上側のロータ30側に変位が作用するため、ワ
ークWには影響しない。また、真空チャック21はボル
ト22により低熱膨張部材19を介してスラストランナ
16との間に隙間をもって主軸11に装着されているた
め、スラストランナ16が熱膨張しても真空チャック2
1の軸線方向の位置に影響を及ぼさない。従って、ワー
クWは軸線方向において変位しないので所望の切削加工
を行うことができる。また、上記実施例ではスラストラ
ンナ16と低熱膨張部材19を別体にして静圧軸受面1
3bの加工が容易な金属を使用しているが、これに限ら
れるものでなく、静圧軸受面13bでの加工を無視すれ
ば、スラストランナ16と低熱膨張部材19とを一体に
して低熱膨張部材にて形成してもよい。なお、この場合
スラストランナ16と真空チャック21との間の隙間は
形成する必要はない。
【0011】
【発明の効果】本発明の主軸装置によれば、ワーク装着
側の静圧軸受の主軸台への固定面と、この静圧軸受のス
ラストランナとのスラスト静圧軸受面とを主軸の軸線方
向において一致させたことと、ワークを装着するチャッ
クを低熱膨張部材を介してスラストランナとの間に隙間
をもって主軸に固定したことにより主軸および静圧軸受
の熱膨張による軸線方向の変位がワークに影響しない。
このため、主軸および静圧軸受またはスラストランナが
熱膨張しても所望の切削加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主軸装置を示す図である。
【図2】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
10 主軸台 11 主軸 12,13 静圧軸受 13b スラスト静圧軸受面 14 固定面 16 スラストランナ 18 当接面 19 低熱膨張部材 21 チャック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 19/02 B23Q 5/04 510 B23Q 5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸台と、この主軸台に回転可能に静圧
    支持された主軸と、この主軸を回転駆動するモータと、
    前記主軸の先端に挿着されたワークを保持するチャック
    とからなる主軸装置において、前記主軸台のチャック側
    固定面に固定され、この固定面と主軸の軸線方向で一致
    するチャック側のスラスト静圧軸受面を有する軸受と、
    この軸受の前記静圧軸受面と対抗する当接面を有し前記
    主軸に固着されたスラストランナと、前記主軸に固着さ
    れたスラストランナの軸心に設けられ前記チャックを固
    定支持する低熱膨張部材とを備えたことを特徴とする主
    軸装置。
JP3097522A 1991-04-26 1991-04-26 主軸装置 Expired - Lifetime JP3028631B2 (ja)

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JP3097522A JP3028631B2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 主軸装置

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JPH04331004A JPH04331004A (ja) 1992-11-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022055091A1 (ko) * 2020-09-11 2022-03-17 두산공작기계 주식회사 공작기계의 빌트인모터 방식의 주축

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WO2022055091A1 (ko) * 2020-09-11 2022-03-17 두산공작기계 주식회사 공작기계의 빌트인모터 방식의 주축
KR20220034513A (ko) * 2020-09-11 2022-03-18 두산공작기계 주식회사 공작기계의 빌트인모터 방식의 주축
KR102382695B1 (ko) * 2020-09-11 2022-04-05 두산공작기계(주) 공작기계의 빌트인모터 방식의 주축

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JPH04331004A (ja) 1992-11-18

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