JPH0911157A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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JPH0911157A
JPH0911157A JP7178167A JP17816795A JPH0911157A JP H0911157 A JPH0911157 A JP H0911157A JP 7178167 A JP7178167 A JP 7178167A JP 17816795 A JP17816795 A JP 17816795A JP H0911157 A JPH0911157 A JP H0911157A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
gear
load side
spindle
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP7178167A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiya Sakurai
靖也 桜井
Yukio Tokida
裕樹夫 常田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP7178167A priority Critical patent/JPH0911157A/ja
Publication of JPH0911157A publication Critical patent/JPH0911157A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軸受保持部に冷却風を当て、この保持部を強制
冷却することのできる電動工具を提供することを目的と
している。 【構成】減速機外郭(ギヤケース)に吸気口と排気口を
設け、本体の一方に工具固定具を設け、この工具固定具
を支持および回転させる機能をもつ軸を設け、この軸に
冷却フアンを設けた、この様な構成の電動工具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減速機内の負荷側軸受
部を冷却する機能を備えた電動工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電動工具には電気ドリル、電気グライン
ダ、電気丸のこ等各種電動工具がある。ここでは電気ド
リルを例にとり、図3に基づいて従来の電動工具の構成
の説明をする。
【0003】電気ドリルはドリルなどの工具を用いて、
金属、木材などの対象物に一定の径の孔明けをおこな
う、電動機を駆動源とした工具である。フレーム4の内
部には駆動源となる電動機が配されており、この電動機
の回転子(アーマチュア)5の負荷側軸端部は歯切加工
が施されている。この歯切加工部12とギヤ8とが噛合
しており、このギヤ8はスピンドル9に固定されてい
る。そして、このスピンドル9は軸受10、11を介
し、減速機外郭(Bギヤケース20、ブラケット14)
に保持されており、このスピンドル9の先端には工具固
定具(チャック19、テーパーシャンク等)が装着され
ている。
【0004】この様な構成において、電気ドリル1Bの
スイッチを入れることにより回転子5が回され、この回
転子5の軸端にある歯切加工部12が高速で回転する。
この回転が噛合しているギヤ8に伝達され、回転数が減
少する。このギヤの回転数と同一回転数でスピンドル9
とチャツク19、および、ドリルが回される。
【0005】この回転しているドリルの先端を金属、木
材などの対象物にあて、スラスト方向に力を加えること
により、回転力とスラスト方向の荷重により一定の径の
孔が明けられる。
【0006】また、回転子5の軸にはB冷却フアン21
が備えられており、回転子5の回転によりこのフアン2
1が回転する。この回転により吸入口(風窓)15より
空気が入り冷却風18となって固定子6と回転子5の間
を通り、それぞれの冷却をおこないB排気口16より排
出される。負荷側軸受10付近の冷却はおこなっていな
い。
【0007】対象物に大径の孔を明ける場合はこの図に
は示していないが、歯切加工部12とギヤ8との間にピ
ニオンを1〜2個介在させ、2〜3段の減速をおこない
ドリルの回転数を落として孔明けをおこなっている。以
上が、従来の電気ドリルの構成および作用の概要であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、この孔明け作
業をおこなう場合は、作業能率を上げるためにスラスト
方向に高荷重を加えて孔明け作業をおこなうことが多
い。このために、スピンドルやピニオンの軸受部は高負
荷と高速回転により摩擦熱が発生し、この部分が過熱し
て軸受けの耐久性が落ちるという問題がある。特に、負
荷側の軸受けに高負荷がかかり過熱して、軸受けの寿命
が短くなるという問題があった。また、図3の様に従来
の電動工具の負荷側軸受部の冷却は空気による自然冷却
だけであった。
【0009】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、ギヤケースの軸受保持部の周囲に通風路を
設け、そして、この通風路に冷却フアンで冷却風を送風
し、軸受保持部を強制冷却することのできる電動工具を
提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は本体に吸気口と
排気口を設け、そして、本体の一方に工具固定具を設
け、この工具固定具を支持、および、回転させる機能を
持っている軸を設け、さらに、この軸に冷却フアンを設
け、そして、このフアンによる冷却風の送風で、軸受保
持部を強制冷却し、負荷側軸受部付近の摩擦熱を放散す
る機能を備えることにより課題を解決している。
【0011】
【作用】電気ドリルのスイッチを入れることにより、電
動機の回転子が高速で回転する。この回転により回転子
の歯切加工された軸端部が同時に回転する。この回転が
噛合しているギヤに伝達されて回転数が減少する。この
ギヤの回転数と同一回転数でスピンドルとチャツク、お
よび、ドリルが回転する。
【0012】この回転しているドリルの先端を金属や木
材などの対象物にあて、スラスト方向に荷重を加え、こ
の荷重と回転力とにより一定の径の孔が明けられる。こ
の孔明け作業の継続により、スピンドルを支持している
軸受部に摩擦抵抗がかかり、そのために発生した摩擦熱
により軸受部がしだいに過熱する。
【0013】また、このスピンドルには電動機のフアン
とは別個の冷却フアンが備えられており、回転子の回転
によりこの回転がギヤに伝達され、さらに、ギヤとスピ
ンドルが一体に回転するよう構成されているため、スピ
ンドルに備えられているフアンがまわされる。このフア
ンの回転により吸入口より負荷側軸受保持部に空気が流
入し、この軸受保持部が冷却される。軸受保持部の温度
が低下することにより、軸受部の熱が軸受保持部に移動
し、負荷側軸受けおよび軸の温度が低下する。
【0014】一方、回転子の回転により、この回転子に
装着されている冷却フアンが回される。このフアンの回
転により吸入口より空気が流入し、ブラケットと固定子
および回転子が冷やされる。
【0015】
【実施例】電気ドリルを例に本発明を図1に示された一
実施例に基づいて説明する。
【0016】図1において、フレーム4の内部には電動
機が配されており、この電動機の回転子5の負荷側軸端
部は歯切加工が施されている。この歯切加工部12とギ
ヤ8とが噛合しており、このギヤ8はスピンドル9に固
定されている。そして、このスピンドル9は軸受10、
11を介し減速機の外郭内にある軸受保持部18、22
に保持されており、このスピンドル9の先端には工具固
定具(チャツク19等)が装着されている。さらに、こ
のスピンドル9にはA冷却フアン7が備えられている。
また、減速機の外郭はAギヤケース13とブラケット1
4とから構成されており、Aギヤケース13には負荷側
軸受保持部18が設けられている。この軸受保持部18
にローラーベアリングやボールベアリングあるいはスリ
ーブメタルなどの軸受け10が挿入されておりスピンド
ル9を支持している。また、低速して使用する場合はス
ピンドル9の回転を減速させるため、歯切加工部12と
ギヤ8との間にピニオンを1〜2個介在させた機構にな
っている。さらに、ギヤケースには図に示す通り、吸入
口2および排気口3を設けており、さらに、リブ23を
設けてもよい。また、回転子5にはB冷却フアン7が装
着されている。
【0017】図2は本発明の一実施例におけるギヤケー
スの斜視図である。この図はAギヤケース13の吸気口
2、および、排気口3の形状の一実施例を示したもので
ある。
【0018】この様な構成において、電気ドリル1のス
イッチを入れることにより回転子5が回転する。回転子
5の軸の負荷側端には歯切加工部12があり、この歯切
加工部12がギヤ8と噛合しているので、ギヤ8が回さ
れる。さらに、このギヤ8はスピンドル9に装着され、
キーなどで回り止めが施されているために、スピンドル
9が回転する。このスピンドル9にはチャツク19が装
着されており、さらに、このチャツク19にはドリルが
締着されている。従って、スピンドル9の回転によりこ
のドリルが回転する。
【0019】対象物に回転しているドリルをあて、スラ
スト方向に荷重を加えることにより、この荷重と回転力
とにより一定の径の孔が明けられる。この孔明け作業の
継続により、スピンドルなどの軸を保持している軸受部
に摩擦抵抗がかかり、そのために発生した摩擦熱により
軸受部がしだいに過熱する。特に、負荷側軸受10の温
度上昇が著しい。この各軸受部の熱が熱伝導により各軸
受保持部に伝わり、この保持部が加熱される。
【0020】本発明は負荷側軸受10の温度上昇対策と
して、この負荷側軸受保持部18を強制冷却することに
より、負荷側軸受10の焼付きを防止することを目的と
している。
【0021】軸受保持部18の冷却方法を図1に基づい
て説明する。回転子5の回転により、この回転がギヤ
8、および、スピンドル9に伝達される。このスピンド
ル9にはA冷却フアン7が装着されており、スピンドル
9の回転と同時に、このフアンが回される。このフアン
7の回転により、空気がA吸入口2から吸い込まれる。
この吸い込まれた冷却風17が負荷側軸受保持部18に
当たりこの保持部18が強制冷却される。この冷却によ
り、負荷側軸受10の熱が軸受保持部18に移動し負荷
側軸受10が冷やされる。そして、軸受部より熱を吸収
した風はA排気口3より空気中に放出される。
【0022】また、Aギヤケース13の通風路にリブ2
3を設けることにより、通風路の表面積の増加による冷
却効率アップと強度アップの2つの効果を得ることがで
きる。さらに、冷却風17、18がAギヤケース13の
両面より当たるためにギヤケース13全体が冷やされ
る。
【0023】なお、Aギヤケース13はアルミ材や樹脂
材などで成形される。このAギヤケース13に設けられ
ているA排気口3の形成は成形型であるダイキャスト型
や樹脂型にスライドコア方式などを採用することにより
成形できるので、成形上の問題はない。
【0024】また、A冷却フアン7の材質は金属板や樹
脂などが考えられ、金属板の場合はプレス加工、樹脂の
場合は成形などで製造すればよい。
【0025】この様に、ギヤケース13に通風路を設け
冷却風17を負荷側軸受保持部18に当てることにより
負荷側軸受10が冷却される。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、フアンの回転により負
荷側軸受部が強制冷却されるため、軸受部の温度が下が
り、高負荷が生じても過熱を防止できる。従って、軸受
けの耐久性が向上した電動工具を提供することができ、
また、従来よりも小サイズの軸受けを使用することも可
能でありコンパクトな電動工具を提供することができ
る。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電気ドリル要部の断
面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるギヤケースの斜視図
である。
【図3】従来品の一実施例における電気ドリル要部の断
面図である。
【符号の説明】
1・・・・電気ドリル 2・・・・A吸入口 3・・・・A排気口 4・・・・フレーム 5・・・・回転子 7・・・・A冷却フアン 8・・・・ギヤ 9・・・・スピンドル 10・・・・負荷側軸受 11・・・・反負荷側軸受 12・・・・歯切加工部 13・・・・Aギヤケース 17・・・・A冷却風 18・・・・負荷側軸受保持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機と減速機とを備えた電動工具におい
    て、吸気口と排気口を設け、本体の一方に工具固定具を
    設け、この工具固定具を支持および回転させる機能の軸
    を設け、この軸に冷却フアンを設けたことを特徴とした
    電動工具。
JP7178167A 1995-06-20 1995-06-20 電動工具 Pending JPH0911157A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7178167A JPH0911157A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 電動工具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7178167A JPH0911157A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 電動工具

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JPH0911157A true JPH0911157A (ja) 1997-01-14

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ID=16043794

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JP7178167A Pending JPH0911157A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 電動工具

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