JP3028424U - 取出し手段を備えた錠剤容器 - Google Patents

取出し手段を備えた錠剤容器

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JP3028424U
JP3028424U JP1996001015U JP101596U JP3028424U JP 3028424 U JP3028424 U JP 3028424U JP 1996001015 U JP1996001015 U JP 1996001015U JP 101596 U JP101596 U JP 101596U JP 3028424 U JP3028424 U JP 3028424U
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JP1996001015U
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Inventor
エンリケ・ベルナト・フオントラドサ
Original Assignee
エンリケ・ベルナト・エフ・ソシエダッド・アノニマ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、確実に機能を発揮し、低コス
トである、錠剤またはピルを1錠ずつ取出すことができ
る錠剤容器を提供する。 【解決手段】 錠剤容器は角柱の形をした外ケース1
と、この外ケースに挿入可能なほぼ同じ断面形状の内ケ
ース2を備えている。外ケースの閉鎖された底に開口4
が形成され、外ケースの幅の広い側面1bに切欠き3が
形成されている。内ケース2の幅の狭い側面が開放し、
この開放部から下方へ通路6が延設され、この通路が外
ケース1の底の開口に挿入可能である。通路6がその中
間にくびれ部13を備え、内ケース2の底に弾性のアー
ム16が形成されている。2つの位置の間で内ケース2
が移動可能であり、第1の容器閉鎖位置では内ケース2
の通路6が外ケース1内にある。第2の錠剤取出し位置
では、通路6がくびれ部13の付近まで外ケース1の底
の開口から下方へ突出して錠剤を放出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、錠剤容器に関し、更に詳しくは特に小さくて扁平でほぼ三角形の錠 剤を一つずつ取出すことができる錠剤容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
錠剤またはピルの供給容器は、その機能上かなり複雑な構造をしている。更に 、錠剤またはピルを常に1個ずつ取り出すのは、非常に困難である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、構造が簡単で、確実に機能を発揮し、低コストである、錠剤 またはピルを1錠ずつ取出すことができる錠剤容器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題は本考案に従い、角柱の形をした外ケースと、この外ケースに挿入可 能なほぼ同じ断面形状の内ケースを備え、外ケースの上端が開放し、外ケースの 閉鎖された底に開口が形成され、外ケースの幅の広い側面に切欠きが形成され、 内ケースの幅の狭い側面が開放し、この開放部から下方へ通路が延設され、この 通路が外ケースの底の開口とほぼ同じ断面形状を有し、かつこの開口に挿入可能 であり、通路がその中間にくびれ部を備え、内ケースの底に弾性のアームが形成 され、2つの位置の間で内ケースが移動可能であり、第1の容器閉鎖位置では内 ケースの通路が外ケース内にあり、内ケースが前記アームによって外ケースの底 に支持され、第2の錠剤取出し位置では、通路が前記くびれ部の付近まで外ケー スの底の開口から下方へ突出して錠剤を放出し、その後アームの弾力によって内 ケースが容器閉鎖位置の方へ押しやられることによって解決される。
【0005】 内ケースの通路は内ケースの奥の方へ延び、その断面が錠剤を取り出す通路の 部分の断面よりも僅かに大きくなっている。 通路の先端は傾斜した壁によって閉鎖され、この通路の中に中間のくびれ部が 形成され、このくびれ部は錠剤を1個収容するのに充分な寸法を有し、通路の出 口は外ケースの外に達する錠剤取出し位置において、外ケースの底の開口の縁と 通路のくびれ部が錠剤の通過を防止する。
【0006】 ストッパーが内ケースの底から下方へ延び、このストッパーの長さが、錠剤を 取出す通路の部分の長さよりも短く、内ケースが錠剤取出し位置に達すると、ス トッパーが外ケースの底に当たり、内ケースのそれ以上の下降を防止する。 内ケースの通路からほぼ下方へ突起が延び、容器閉鎖位置で、この突起の先端 の縁が外ケースの開口の縁に当接して内ケースの飛び出しを防止している。
【0007】
【実施の形態】
次に、図を参照して本考案の実施の形態を詳しく説明する。 図1に示すように、本考案の錠剤容器は、角柱形の外ケース1と、この外ケー ス1の中に挿入される、ほぼ同じ断面形状の内ケース2からなっている。この外 ケース1と内ケース2は例えばプラスチックによって形成されている。外ケース 1は上側が開放し、この開放部の縁1aから幅の広い側面1bに、V字形または U字形の切欠き3が形成されている。外ケース1の底面1cは図3,4に示すよ うに、幅の狭い側面1dの近くに開口4を備えている。
【0008】 内ケース2は図2に示すように、幅の狭い側面5が開放し、そしてこの開放部 から下方へ延びる通路6を備えている。この通路6はその下端が傾斜した壁7に よって閉鎖されている。通路6の開放縁8は内ケース2の開放部5の縁から少し だけ後退している(図3,4参照)。 通路6は内ケース2の奥の方へ上向き傾斜して延びている。この傾斜した区間 10の横断面と通路6の横断面は、錠剤よりもわずかに大きくなっており、かつ 段部11,12によって内ケース2よりも幅が少し狭くなっている。
【0009】 通路6はその中程にくびれ部13を備えている。このくびれ部13と壁7との 間の通路供給区間14は、1個の錠剤、例えばピル15を収容するように形成さ れている。 通路6の出口は、容器の閉鎖位置では外ケース1の中にあり、この出口の下側 に外ケース1の開口4が位置している。通路6と開口4の大きさはほぼ同じであ る。
【0010】 内ケース2から斜め下方へアーム16が延びており、このアームは弾性変形可 能であり、その下端は図3に示すように外ケース1の底に支持されている。更に 、内ケース2から下方へストッパー17が延びている。 内ケース2は外ケース1内で二つの位置の間で移動することができる。一方の 位置は容器閉鎖位置(図3参照)であり、他方の位置は錠剤取出し位置(図4参 照)である。容器閉鎖位置では、内ケース2の通路6の出口が外ケース1の中に あり、弾性変形可能なアーム16が外ケース1の底に支持されている。内ケース 2の中に収容されている錠剤は通路6に沿って落下し、その1個が通路区間14 内に達する。
【0011】 錠剤取出し位置は錠剤を供給する位置である。切欠き3の範囲において内ケー ス2を指で押して、外ケース1と相対的に内ケース2を下方へ動かすことによっ てこの位置に達する。その際、アーム16が弾性変形して曲がり、ストッパー1 7が外ケース1の底に当接してそれ以上下降しないようにする。この錠剤取出し 位置では、通路6の出口が外ケース1の開口4から下方へ突出し、通路供給区間 14が外ケース1の外に出るので、この通路供給区間14に収容されていた錠剤 15が放出される。その際、通路6のくびれ部13と外ケース1の底の開口4の 縁との間隔が、錠剤の大きさよりも狭いので、後続の錠剤の通過を阻止する(図 4参照)。
【0012】 錠剤15を取り出した後で、指を内ケース2から離すと、内ケース2はアーム 16の弾力性によって図3に示す位置へ押し上げられる。その際、通路6の壁7 に形成された突起18の縁19が外ケース1の底の開口4の縁に当接し、それ以 上の上昇を阻止する。内ケース2が容器閉鎖位置に戻るときに、次の錠剤が通路 供給区間14に到達し、次の錠剤を取出す準備が完了する。
【0013】 内ケース2の通路6の傾斜区間10の底には、錠剤15が通路の出口の方へ滑 り落ちやすいようにするために、傾斜方向に延びるリブ20が形成されている。 更に、通路6の供給区間14の底にも、リブ21が形成されている。このリブ は通路6の出口に向かって下方へ傾斜し、錠剤15の滑り放出を容易にする。 内ケース2は縦方向の溝22を有する壁面一つで仕切られている。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の錠剤容器は、錠剤を1個ずつ確実に取り出すこと ができると共に、構造が簡単で低コストであるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】外ケースと内ケースを備えた本考案による錠剤
容器の分解図である。
【図2】内ケースを図1と反対側から見た図である。
【図3】錠剤容器の閉鎖状態を示す縦断面図である。
【図4】錠剤容器の錠剤取出し状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 外ケース 1a 縁 1b 側面 1c 底面 1d 側面 2 内ケース 3 切欠き 4 開口 5 側面 6 通路 7 壁 8 開放縁 10 傾斜区間 11,12 段部 13 くびれ部 14 供給区間 15 錠剤 16 アーム 17 ストッパー 18 突起 19 縁 20 リブ 21 リブ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角柱の形をした外ケース(1)と、この
    外ケースに挿入可能なほぼ同じ断面形状の内ケース
    (2)を備え、外ケース(1)の上端が開放し、外ケー
    ス(1)の閉鎖された底に開口(4)が形成され、外ケ
    ース(1)の幅の広い側面(1b)に切欠き(3)が形
    成され、 内ケース(2)の幅の狭い側面(5)が開放し、この開
    放部から下方へ通路(6)が延設され、この通路(6)
    が外ケース(1)の底の開口(4)とほぼ同じ断面形状
    を有し、かつこの開口に挿入可能であり、通路(6)が
    その中間にくびれ部(13)を備え、 内ケース(2)の底に弾性のアーム(16)が形成さ
    れ、 2つの位置の間で内ケース(2)が移動可能であり、第
    1の容器閉鎖位置では内ケース(2)の通路(6)が外
    ケース(1)内にあり、内ケース(2)が前記アーム
    (16)によって外ケース(1)の底に支持され、 第2の錠剤取出し位置では、通路(6)が前記くびれ部
    (13)の付近まで外ケース(1)の底の開口(4)か
    ら下方へ突出して錠剤(15)を放出し、その後アーム
    (16)の弾力によって内ケース(2)が容器閉鎖位置
    の方へ押しやられることを特徴とする錠剤容器。
  2. 【請求項2】 内ケース(2)の通路(6)が内ケース
    の奥の方へ延び、その断面が錠剤を取り出す通路の部分
    の断面よりも僅かに大きくなっていることを特徴とする
    請求項1記載の錠剤容器。
  3. 【請求項3】 通路(6)の先端が傾斜した壁(7)に
    よって閉鎖され、この通路の中に中間のくびれ部(1
    3)が形成され、このくびれ部が錠剤を1個収容するの
    に充分な寸法を有し、通路(6)の出口が外ケース
    (1)の外に達する錠剤取出し位置において、外ケース
    (1)の底の開口(4)の縁と通路(6)のくびれ部
    (13)が錠剤の通過を防止することを特徴とする請求
    項1記載の錠剤容器。
  4. 【請求項4】 ストッパー(17)が内ケース(2)の
    底から下方へ延び、このストッパーの長さが、錠剤を取
    出す通路(6)の部分の長さよりも短く、内ケース
    (2)が錠剤取出し位置に達すると、ストッパー(1
    7)が外ケース(1)の底に当たり、内ケースのそれ以
    上の下降を防止することを特徴とする請求項1記載の錠
    剤容器。
  5. 【請求項5】 内ケース(2)の通路(6)からほぼ下
    方へ突起(18)が延び、容器閉鎖位置で、この突起の
    先端の縁(19)が外ケース(1)の開口(4)の縁に
    当接して内ケース(2)の飛び出しを防止していること
    を特徴とする請求項1記載の錠剤容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030855A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粒状物用容器
JP2014184962A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Taisei Kako Co Ltd 錠剤用容器
JP2019119479A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社吉野工業所 錠剤用容器
US10532878B2 (en) 2014-09-17 2020-01-14 Nec Corporation Pill case

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JP7057047B2 (ja) 2017-12-28 2022-04-19 株式会社吉野工業所 錠剤用容器

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