JP3028212B2 - 結束具 - Google Patents

結束具

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JP3028212B2
JP3028212B2 JP9136315A JP13631597A JP3028212B2 JP 3028212 B2 JP3028212 B2 JP 3028212B2 JP 9136315 A JP9136315 A JP 9136315A JP 13631597 A JP13631597 A JP 13631597A JP 3028212 B2 JP3028212 B2 JP 3028212B2
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知英 粟村
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Morito Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外傷による出血の
防止や注射後の出血防止等の医療補助具として、あるい
は棒状物、箱体等の結束等の輸送補助具等としての使用
を目的とするものであって、具体的には、医療補助具と
しては腕、脚等人体の任意の部位(以下、腕等とい
う。)、輸送補助具等としてはスキー板とストック、ビ
ニル管、鋼管等を対象として巻付、締縛する結束具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、実開昭62−1089
04に開示されるように、雌面ファスナー、雄面ファス
ナーを同一の片面に具備した非伸縮性の熱可塑性樹脂製
操作ベルトと、該操作ベルトの一端を巻き返して接着及
び面ファスナーの係着により締縛調節のみを固定連結
し、ベルトの雌面ファスナー、雄面ファスナー縫着側を
外側として、腕等に巻付し、ベルトの先端を締縛調節用
に挿通して前記腕等を締め付けつつ、前記先端を雌
面ファスナー及び雄面ファスナーによって係着する止血
を目的とした医療補助具として案出された結束具や、樹
脂製バックルを一端に具備した非伸縮性の合成樹脂製の
紐が輸送補助具として公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の結束具
のうち前者の医療補助具として、具体的には止血帯とし
て使用する目的上、非常に強く締め付けを行う必要があ
り、これに伴って雌雄面ファスナーの係着部分には、常
に過大な負荷がかかり、僅かな係着部分への衝撃等、あ
るいは雌雄面ファスナーの若干のへたりによって該係着
部分が外れ易い欠点があった。
【0004】該係着部分の外れを解消するためには、前
記した雌雄面ファスナーの係着部分に対する負荷を減ら
さなければならないことから、結局、結束具の締め付け
を多少緩める必要があり、当該結束具の機能が十分に発
揮できない場合があった。
【0005】また、当該結束具を腕等に装着する際に
は、締縛調節用のが腕等に直接接触することから、該
が皮膚を挟み込みやすく、怪我をする虞れもあり、安
全性においても問題もあった。
【0006】更には、締縛用のベルトが非伸縮性である
ことから、腕等に装着した場合、締縛時の該腕等の取付
部位の皺の発生や起伏等により締縛力が均一に維持され
ず、前記腕等の動き等によっては、結束具の緩みやズレ
が発生し易い欠点もあった。
【0007】また、後者の輸送補助具とした結束具をス
キーとストック、鋼管等の硬質棒状物に装着した場合に
おいても、前記した通り、ベルトが非伸縮性であるた
め、輸送時の振動等により複数の棒状物間のズレを起こ
すことで、その結果結束具の緩みやズレが生じ易く、ま
た外部からの衝撃等も吸収できないことから、常に安定
した締縛機能を発揮できるものではなかった。
【0008】本発明は、係止部である面ファスナーの外
れを防止した上で、止血帯として用いた場合には、皮膚
の挟み込みを起こさず、十分な締縛が可能であり、棒状
物等の輸送補助具とした場合には、当該結束具の緩みや
ズレを起こすことのない安全、且つ十分な締縛力を有
し、幅広い条件、用途に対応した結束具を提供すること
を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】一端部にベルト挿通用の
環を取付け、また雌雄の面ファスナーを片面に備えた非
伸縮性の操作ベルトと、該操作ベルトよりも長手方向寸
法を短く形成した伸縮性を有する当接ベルトとを当該当
接ベルトの面ファスナー取付面側を上側として重ね、各
々の両端を相互に固着し、前記操作ベルトに長手方向寸
法差による弛みを形成したことを特徴とする結束具によ
り課題の解決を図るものである。
【0010】本発明の最も特徴的であるのは、弛ませた
非伸縮性の操作ベルトと長手方向寸法の短い伸縮性を有
する当接ベルトとを両端で連結することにより、装着の
際、操作ベルトを引っ張り、弛みを無くすことで略弛み
部分の長さ分、当接ベルトを伸ばすことができ、当接ベ
ルトを伸ばした状態で装着することによって、極めて強
固に締縛することができる点にある。
【0011】尚、ここで本発明における雌雄の面ファス
ナーとは、係合する二面の一方に雌面ファスナーと他方
に雄面ファスナーとするか、あるいは係合する二面の双
方に雌雄を一体として具備しているかについては、特に
限定するものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】本発明の実施例は、図1の組立説明図、図2
の断面図に示すように、環状を有する合成樹脂製の環
(3) を端部に有し、且つ係合フックと係合ループを同一
面に混在させた雌雄面ファスナー(20)を片面全域に具備
した非伸縮性の操作ベルト(2) と、該操作ベルト(2) の
略二倍の幅で、当該操作ベルト(2) よりも短く形成し、
且つ長手方向を含めた全方位方向に伸縮性を有する合成
ゴム製の当接ベルト(1) とを、当該操作ベルト(2) の面
ファスナー取付面側を上側として重ね、環側の端部分
は、当接ベルト(1) の先端が、前記環(3) に当接する位
置まで延長するように位置決めし、他端は操作ベルト
(2) の先端を当接ベルト(1) よりも20mm程度長くし
て装着操作用部(21)として形成するように接着固定し、
前記操作ベルト(2) に長手方向寸法差による弛みを形成
したものである。
【0013】本発明実施例における使用方法は、腕等に
対し、合成ゴム製の当接ベルト(1)を内側として装着操
作用部側の一端である操作ベルト(2) 及び連結された当
接ベルト(1) を(3) に挿通した後、該装着操作用部(2
1)を引き、これにより当接ベルト(1) を伸ばすと同時
に、操作ベルト(2) の弛みがなくなるように強く引っ張
り巻付して締縛しつつ、前記(3) から前記一端を折り
返し、操作ベルト(2) の面ファスナー(20)によって係着
させるものである。
【0014】また、本発明実施例における環(3) の固着
方法は、操作ベルト(2) の一端を該(3) へ巻き返し、
接着及び面ファスナー(20)による係着としているが、こ
れに代えて、巻き返した部分を溶着、縫着等の手段を用
いたり、既存の二又の金属製の接続部を有するの該二
又部分に操作ベルト(2) の一端を挟み込んでピン、カシ
メ等の手段で固定しても同様の効果を得ることができる
のはいうまでもない。
【0015】ここで、腕等に対し、上記既存の金属製の
接続部を有するを使用して、ピン、カシメ等の手段に
より固定する場合には、当該手段の金属製部分が皮膚に
触れないよう、該金属製部分に被覆等を行うことが望ま
しい。
【0016】尚、本発明実施例においては、当接ベルト
(1) を取付部位との摩擦抵抗の大きい合成ゴム製とする
ことで、結束具の回転を防止し、締縛機能をより確実な
ものとする効果を有している。
【0017】また、輸送補助具として用いた場合におい
ても、取付方法は上記方法と共通する。この場合、当接
ベルト(1) の伸縮性及び摩擦抵抗によって、外部からの
負荷による硬質棒状物のズレを防止する機能を有し、こ
れによって当該結束具の緩みやズレを防止している。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、伸縮性を有する当接ベ
ルトと、これより長く形成した非伸縮性の操作ベルトを
組み合わせ、該操作ベルトに弛みを持たせたことによ
り、使用時において先端をに挿通した後、装着操作用
部を引き、操作ベルトの緩みを無くして係着させるのみ
で、当接ベルトが引っ張られた状態を維持して該当接ベ
ルトによる極めて強い締縛力を発揮することができる。
【0019】また、締縛力は主として伸縮性を有する
接ベルトの作用によるものであり、係止部である面ファ
スナーは操作ベルトに取り付けられていることから、該
面ファスナーに直接過大な負荷がかからず、従来におい
て発生していた負荷による面ファスナーの外れを無くす
ことができる。
【0020】更には、当接ベルトが全方位方向に伸縮性
を有していることから、取付部位の面に合わせて適合す
ることで、皺や間隙の発生等を防止し、該取付部位に均
一に締縛力を与えることができる点で医療補助具として
用いた場合、優れた機能を発揮し、また、衝撃に対する
吸収力をも具備するので、特に輸送補助具とした用いた
場合、効果的に棒状物間のズレ等を防ぎ、結束具の緩み
やズレを防止し、確実な締縛を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例にかかる結束具の組立説明図であ
る。
【図2】本発明実施例にかかる結束具の長手方向断面図
である。
【図3】本発明実施例にかかる結束具の使用方法説明図
である。
【符号の説明】
(1) 当接ベルト (2) 操作ベルト (3) (20) 面ファスナー (21) 装着操作用部 (22) 裏面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部にベルト挿通用の環(3) を取付
    け、また雌雄の面ファスナー(20)を片面に備えた非伸縮
    性の操作ベルト(2) と、該操作ベルト(2) よりも長手方
    向寸法を短く形成した伸縮性を有する当接ベルト(1) と
    を当該当接ベルト(1) の面ファスナー取付面側を上側と
    して重ね、各々の両端部分を相互に固着し、前記操作ベ
    ルト(2) に長手方向寸法差による弛みを形成したことを
    特徴とする結束具。
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