JP3027888U - 外壁用パネル - Google Patents

外壁用パネル

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JP3027888U
JP3027888U JP1996001063U JP106396U JP3027888U JP 3027888 U JP3027888 U JP 3027888U JP 1996001063 U JP1996001063 U JP 1996001063U JP 106396 U JP106396 U JP 106396U JP 3027888 U JP3027888 U JP 3027888U
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wall panel
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JP1996001063U
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修 豊泉
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修 豊泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物などの外壁構築用パネルを軽量化すると
共に、断熱性、遮音性を有するものとし、且つ施工を容
易にすること。 【解決手段】 金網13を内蔵し、発泡スチロールの粉
砕粒にセメントと水を加えて所定の厚さの四角形に成形
された、立て並べるための本体板10と、該本体板の表
面に一体に設けられた化粧層15とを有し、前記本体板
の上下方向の平行な二辺12,12の裏側には、本体板
の厚さよりも薄く、且つ該辺の1/2の長さと、所定の
幅を有し、前記本体板と一体に成形されて上下に互い違
いに張り出す二つの張出片16,16を設け、各張出片
を金網の延長部13´,13´に溶接した張出片と同大
の金属板17,17で覆う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、一定の大きさの四角形にセメントを含んで成形し、上下、左右に 立て並べて建物の外壁を構成するための外壁用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような外壁用パネルとして、コンクリートで成形したものは従来から公知 である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の外壁用パネルはコンクリート製で、骨材には砂利、砂が使用されている ため重量があり、上下、左右に立て並べるための取扱いが困難であると共に、断 熱性、遮音性に乏しい。上下、左右に立て並べて連結するために手数がかゝる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は骨材に発泡スチロールの粉砕粒を使用して軽量化を図ると共に 、断熱性、遮音性を高め、且つ柱や間柱に対する取付けを容易にするのである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の外壁用パネルは、金網を内蔵し、発泡スチロールの粉砕粒にセメント と水を加えて所定の厚さの四角形に成形された、立て並べるための本体板と、該 本体板の表面に一体に設けられた化粧層とを有し、前記本体板の上下方向の平行 な二辺の裏側には、本体板の厚さよりも薄く、且つ該辺の1/2の長さと、所定 の幅を有し、前記本体板と一体に成形されて上下に互い違いに張り出す二つの張 出片を設けたことを特徴とする。そして、本体板中に内蔵された金網は、本体板 の上下方向の平行な二辺から上下に互い違いに張り出す二つの張出片上に突出す る延長部を有し、前記二つの各張出片を、上記各延長部に溶接した金属板片で覆 うことが好ましい。
【0006】
【実施例】
図示の実施例において、10は発泡スチロールを粉砕した粒径5mm前後の粉 砕粒にセメントと水を加え、モルタル仕様で所定の厚さの四角形に成形した本体 板で、本体板中にはほゞ同大の金網13が内蔵されている。本体板10の寸法は 、図示の例では、厚さ45mm、上下の長辺11が920mm、左右の短辺12 が300mmの長方形である。金網13は、直径3.2mmの鋼線を縦横に75 mmの間隔を保って溶接したもので、所々に長さ30mmの脚14も溶接されて いる。脚14の下端は本体板10の裏面に位置するため、金網13は本体板10 中に裏面から上30mmの内部に内蔵されている。
【0007】 本体板の表面には同大の化粧層15が設けてある。図示の例では化粧層は厚さ 5mmの化粧モルタルからなり、本体板を成形する際に一体に設けて固めてある が、花崗岩などの天然石の薄板を接着して設けてもよい。この化粧層15の回り には斜めの面取部15´を形成することが好ましい。
【0008】 本体板10を立て並べたとき上下方向になる平行な左右の短辺12,12には 裏側から本体板の厚さよりも薄く、且つ該短辺12の1/2の長さと、所定の幅 を有し、該本体板と一体に成形されて上下に互い違いに張り出す張出片16,1 6が設けてある。図示の実施例では短片12は長さが300mmであるため張出 片16,16の長さは150mmである。又、幅は30mm、厚さは金網13が 内蔵されている深さと同じ30mmである。
【0009】 金網13を構成する長辺方向の鋼線は上下の各張出片16,16上に延長する 延長部13´,13´を有し、この延長部13´,13´上には各張出片と同大 で、取付孔18を有する厚さ2〜3mm程度の金属板片17,17が溶接してあ る。従って、各張出片16,16は溶接された金属板片17で覆われている。各 張出片16,16には金属板片17の取付孔18と連通する一連の孔19を設け てもよい。左右の張出片の金属板片17,17の取付孔18と18、又は張出片 の孔19と19の間隔は建物の基礎から立つ柱20や、間柱21の間隔に合わせ てある。
【0010】 建物の外壁を施工するには、図2に示すように本体板の長辺を横にして基礎の 上に本体板を左右方向に立て並べ、夫々右側の本体板10Rの左の短辺12Lの 上半部の張出片16Lを左側の本体板10Lの短辺12Rの上半部に当接させ、 夫々左側の本体板10Lの右の短辺12Rの下半部の張出片16Rを右側の本体 板10Rの左の短辺12Lの下半部に当接させ、夫々上下に連なった張出片16 L,16Rを柱や間柱の正面に位置させる。そして、上下の張出片16L,16 Rを釘22やボルトで柱や、間柱に固定し、外壁の最下段にする。この最下段の 上に次々と本体板を左右方向に立て並べては同様に固定し、化粧層15で装飾さ れた所定の高さの外壁を構成することができる。
【0011】 前述したように各張出片16,16上を、厚さ2〜3mm程度の金属板片17 で覆っておくと、本体板10よりも厚さが薄い張出片が保護され、施工の際など の取扱い時に張出片が欠けるのが防げると共に、柱や間柱に釘を打ち付けたり、 柱や間柱からのボルトにナットで締付けて張出片を固定する際に張出片が割れる のが防げる。
【0012】 所定の高さの外壁を構成すると、上下方向に連なった張出片によって一定の間 隔で溝が生じるので、この溝にはコーキング材や、シーリング材を詰めて溝を埋 め、又、下段に立て並べた本体板の上縁の長辺と、上段に立て並べた本体板の上 縁の長辺との間の目地にもコーキング材や、シーリング材を詰める。
【0013】 図示の実施例の本体板の四角形は横長長方形であるが、本体板の四角形は正方 形、平行四辺形など他の形状でもよい。
【0014】
【考案の効果】
表面に化粧層を有する所定の厚さの四角形の本体板は発泡スチロールの粉砕粒 にセメントと、水とを加えて成形されているため比重は約0.7で軽量であると 共に、優れた断熱性、遮音性を有する。そして、本体板の平行な二辺の裏側から 上下に互い違いに張り出す、長さが該辺の1/2で厚さが本体板よりも薄い、一 定幅の二つの張出片を利用し、左と右の隣接した本体板の夫々の張出片を柱や、 間柱の前で上下方向に連ね、各張出片を柱や間柱に釘などで固定し、本体板で容 易に外壁を構築することができる。そして、上下方向に連なった張出片によって 気密の保持、水の浸入を防ぐためのコーキング材や、シーリング材を詰めて埋め る溝を形成できる。
【0015】 又、各張出片を、厚さ2〜3mm程度の金属板片で覆っておくと、本体板より も厚さが薄い張出片が保護され、施工の際などの取扱い時に張出片が欠けるのが 防げると共に、柱や間柱に釘を打ち付けたり、柱や間柱からのボルトにナットで 締付けて張出片を固定する際に張出片が割れるのが防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案の外壁用パネルの一実施例の
平面図、(B)はI−Iでの一部を拡大して示した断面
図である。
【図2】外壁を構築している途中の状態の正面図であ
る。
【符号の説明】
10 本体板 11 本体板の長辺 12 本体板の上下方向の平行な短辺 13 金網 13´ 金網の延長部 14 金網の脚 15 化粧層 15´ 化粧層の面取部 16 張出片 17 金属板片 18 取付孔 20 柱 21 間柱 22 釘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 622 C H 643 K 644 B 645 C E04C 2/04 Z 2/30 Y E04B 2/00 E04F 13/14 102 B 8913−2E D 8913−2E

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金網を内蔵し、発泡スチロールの粉砕粒
    にセメントと水を加えて所定の厚さの四角形に成形され
    た、立て並べるための本体板と、該本体板の表面に一体
    に設けられた化粧層とを有し、前記本体板の上下方向の
    平行な二辺の裏側には、本体板の厚さよりも薄く、且つ
    該辺の1/2の長さと、所定の幅を有し、前記本体板と
    一体に成形されて上下に互い違いに張り出す二つの張出
    片を設けたことを特徴とする外壁用パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の外壁用パネルにおい
    て、本体板中に内蔵された金網は、本体板の上下方向の
    平行な二辺から上下に互い違いに張り出す二つの張出片
    上に突出する延長部を有し、前記二つの各張出片を、上
    記各延長部に溶接した金属板片で覆ったことを特徴とす
    る外壁用パネル。
JP1996001063U 1996-02-02 1996-02-02 外壁用パネル Expired - Lifetime JP3027888U (ja)

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