JP3027684U - 歯間清掃器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は歯間清掃器具に関し、歯間に詰まっ
た柔らかい食物のかすをほじり出すと共に、歯に付着し
ている歯結石も削り取ることを可能とすることを課題と
する。 【解決手段】 手で掴むための把持部（１０）を有し、
且つ、把持部（１０）の先端より上に凸の円弧状に延び
たフック部（２０）を有する。フック部（２０）は、そ
の先端に、歯間に入り易いように尖った先端部（２１）
を有する。フック部（２０）は、先端部（２１）が歯を
擦る方向については、高い剛性を有する。使用者は、先
端部（２１）を歯に強く当てて擦することが出来、よっ
て、歯間に詰まった柔らかい食物のかすがほじり出され
る共に、歯に付着している歯結石も削り取られるように
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は歯間清掃器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の歯間清掃器具は、ブラシ又はワイヤ製である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに、従来の歯間清掃器具では、ブラシ又はワイヤが柔らかいため、取り 除くことが出来るは、歯間に詰まっている柔らかいものに限られ、歯に強く付着 している硬いもの、例えば、歯結石は取り除くことは出来なかった。 このため、従来の歯間清掃器具を使用した場合には、歯結石は取り除くことが 出来ず、歯周病の予防には効果的ではなかった。

【０００４】 そこで、本考案は上記課題を解決した歯間清掃器具を提供することを目的とす る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、手で掴むための把持部を有し、且つ、把持部の先端より延 びた板状のフック部を有し、該フック部の先端を、歯間に入り易いように尖った 先端部とした構成である。 請求項２の考案は、板状の部材よりなり、手で掴むための把持部を有し、且つ 、把持部の先端より延びたフック部を有し、該フック部の先端を、歯間に入り易 いように尖った先端部とした構成である。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１は本考案になる歯間清掃器具を示す。歯間清掃器具は、例えばステンレス 鋼製の薄い板状の部材であり、手で掴むための把持部１０を有し、且つ、把持部 １０の先端より延びたフック部２０を有する。フック部２０は、把持１０を水平 の姿勢に置いた場合に、上に凸の略円弧状の形状を有する。フック部２０の先端 は、少し斜め下を向いている。フック部２０の先端は、歯間清掃器具歯間に入り 易いように尖った先端部２１となっている。なお、板状の部材の材質は硬質の合 成樹脂等でも良い。

【０００７】 フック部２０は、歯間清掃器具を使用するときに、先端部２１を歯に当てやす いようにするために設けてある。 このフック部２０についてみるに、フック部２０は薄い板状であるので、先端 部２１に、力を、歯間清掃器具の面Ｓに垂直の方向（Ｘ方向）に加えたときには 、簡単に撓んでしまうけれども、力を、歯間清掃器具の面Ｓと平行な方向（Ｙ方 向）に加えたときには、撓み難く、剛性を有する。このＹ方向が使用時に擦る方 向である。よって、使用時に先端部２１を歯に強く当てて擦っても、フック部２ ０が曲がってしまうことはなく、先端部２１を歯に強く当てて擦することが可能 となる。

【０００８】 図１の歯間清掃器具は、図２に示すように、把持部１０を手で掴み、先端部２ １を歯間に入れて上下（図１中、Ｙ方向）に擦ることにより使用される。フック 部２０は、図１中、Ｙ方向上には剛性を有して曲がり難いため、使用者は先端部 ２１を歯に強く当てて擦することが出来、よって、尖った先端部２１は、歯間に 詰まった柔らかい食物のかすをほじり出すと共に、歯に付着している歯結石も削 り取る。よって、歯間が清掃されると共に、歯周病も予防出来る。

【０００９】

【考案の効果】

上述の如く、請求項１の考案によれば、フック部が、擦る方向については剛性 を有して曲がり難いため、使用者は先端部を歯に強く当てて擦することが出来、 よって、歯間に詰まった柔らかい食物のかすをほじり出すと共に、歯に付着して いる歯結石も削り取ることが出来る。よって、本考案の歯間清掃器具を使用する ことによって、歯間の清掃が出来るのは勿論、歯周病も予防出来るという効果を 有する。

【００１０】 請求項１の考案によれば、全体が板状の部材よりなる構成であるため、上記の 効果に加えて、安価に製造出来るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の歯間清掃器具の斜視図である。

【図２】図１の歯間清掃器具を使用状態を示す図であ
る。

【符号の説明】

１０ 把持部 ２０ フック部 ２１ 先端部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手で掴むための把持部（１０）を有し、
   且つ、把持部（１０）の先端より延びた板状のフック部
   （２０）を有し、該フック部（２０）の先端を、歯間に
   入り易いように尖った先端部（２１）とした構成の歯間
   清掃器具。
2. 【請求項２】 板状の部材よりなり、手で掴むための把
   持部（１０）を有し、且つ、把持部（１０）の先端より
   延びたフック部（２０）を有し、該フック部２０の先端
   を、歯間に入り易いように尖った先端部（２１）とした
   構成の歯間清掃器具。