JP3027335U - 治療用電位の正負比率が一定である電位治療器 - Google Patents

治療用電位の正負比率が一定である電位治療器

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JP3027335U
JP3027335U JP1996000873U JP87396U JP3027335U JP 3027335 U JP3027335 U JP 3027335U JP 1996000873 U JP1996000873 U JP 1996000873U JP 87396 U JP87396 U JP 87396U JP 3027335 U JP3027335 U JP 3027335U
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resistor
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human body
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JP1996000873U
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Inventor
利弘 河辺
英之 岳村
Original Assignee
株式会社日本理工医学研究所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の有無に関わらず常に一定の正負ピーク
値比率の電位出力を得ること。消費電力が増加すること
なく、しかも使用電源周波数に影響されることなく一定
の正負ピーク値比率の電位出力を得ること。 【解決手段】 交流昇圧トランスの二次側端子の両端
に、抵抗R1とダイオードDから成る並列回路と抵抗R
2とを直列に接続し、前記ダイオードDのアノードから
治療用出力を得る電位治療器において、前記並列回路に
人体負荷容量に応じた補償用容量素子Coを並列に接続
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は治療用出力電位の正負ピーク値の比率を一定とする電位治療器に関し 、より詳しくは、出力波形の正側ピーク値と負側ピーク値の比率を約1:3(2 5%:75%)とする電位治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電位治療において、出力波形の正側ピーク値と負側ピーク値の比率を約1:3 (25%:75%)とした電位出力を人体に印加することが治療効果において特 に有効であることが知られている。従来、そのような電位出力を発生する回路と して種々のものが提案されている。例えば、図3に示す回路において、抵抗R1 と抵抗R2の抵抗値の比率を約2対1に設定することにより、理論上、出力端子 1には正側ピーク値と負側ピーク値の比率が1:3の治療電位出力が得られる。 図において、Dはダイオード、R3は保護抵抗、R4はトランス2の二次側から 一次側への電気的結合をなし、人体及び商用電源接地側を介して閉ループを形成 するための高抵抗値を有する所謂ハイメグ抵抗である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の回路においては、人体に治療電位が印加されていない状態、即ち無負荷 の状態では、抵抗R1及びR2の抵抗値の比率で定まる正側ピーク値と負側ピー ク値が一定比率の電位出力を出力端子に一応理論通り得られる。しかしながら、 実際の治療時、即ち人体負荷時には、人体が容量性負荷(以下、負荷CLという )として作用し、しかもその負荷CLが個人差により異なり、またその時の状態 、治療環境等により変化することから、人体に理論値通りの治療電位が必ずしも 印加されない欠点があった。
【0004】 なお、前記比率を決定するための抵抗R1及びR2を低抵抗値のものとすれば 、人体が負荷した時の負荷CLに治療電位があまり影響されないようにすること ができる。しかしこの場合、消費電力の増大は避けられない。
【0005】 また、通常、高圧昇圧手段に昇圧トランスを用いて商用周波数をそのまま使用 しているため、50Hz商用周波数での負荷CLのインピーダンスに対応してR 1,R2の抵抗値を設定しても、60Hz商用周波数へ変わると、正側ピーク値 と負側ピーク値の比率が変化してしまう。つまり、正負ピーク値の比率が使用す る商用電源周波数によって変動してしまう欠点があった。
【0006】 上記のように、従来の治療器では、実際の治療時の負荷CLの影響が何ら考慮 されておらず、有効な治療効果を得るために効果的な正側ピーク値25%、負側 ピーク値75%の出力が人体に必ずしも印加されない欠点があった。
【0007】 そこで、本考案は、消費電力の増大もなく、また、使用電源周波数の違いによ る影響を受けることもなく、常に正側ピーク値と負側ピーク値の比率が1:3の 出力を人体に印加することを可能とする電位治療器を提供することを目的とする 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、交流昇圧トランスの二次側端子の両端に、抵抗R1とダイオ ードDから成る並列回路と抵抗R2とを直列に接続し、前記ダイオードDのアノ ードから正側ピーク値と負側ピーク値の比率が1対3の治療用出力を得る電位治 療器において、前記並列回路に人体負荷容量に応じた補償用容量素子Coを並列 に接続したことを特徴とする電位治療器が提供される。
【0009】
【作用】
並列回路に容量素子Coが並列に接続されたことにより、人体負荷時、人体の 負荷容量CLとのバランスがとれ、所期の設定値通りの比率を有する治療用出力 を得ることができる。比率を決定する抵抗R1及びR2の抵抗値を高抵抗とする ことができ、消費電力の損失を小さくすることができる。また、商用電源周波数 に依存しない出力を得ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説明する。 図1は、本考案の電位治療器の回路図を示す。 図において、交流昇圧トランス2の二次側端子両端には、ダイオードDと抵抗 R1からなる並列回路と抵抗R2とが直列に接続される。治療用出力の正負ピー ク値の比率は、抵抗R1及びR2の抵抗値の比率により決まり、R1:R2=2 :1とすることにより、出力電位の正負ピーク値の比率を1対3とすることがで きる。なお、抵抗R2は正負ピーク値の比率を決定するのみならず、治療終了時 、人体負荷容量CLに充電された電荷を放電する役割も果たす。図において、抵 抗R3は、保護抵抗であり、過度の電流が人体に流れることを防止するためのも のである。なお、交流昇圧トランス2の二次側端子の一方と一次側端子の一方と の間に接続された抵抗R4は、人体負荷時、治療用出力端子1から交流昇圧トラ ンス2の二次側回路、抵抗R4、商用電源の接地側回路、大地、そして人体とい う閉ループを形成するためのものであり、通常極めて高い抵抗値の抵抗器が用い られ、所謂ハイメグ抵抗と呼ばれる。本考案は、上記回路において、ダイオード Dと抵抗R1の並列回路に、更に補償用容量素子Coが並列に接続されたことを 特徴とする。容量素子Coの容量は、人体負荷容量CLに応じた値が選ばれる。 使用環境の違いを考慮し、複数種類の容量値からスイッチ操作により適宜選択で きる構成とすることもできる。
【0011】 図2は本考案による他の実施例を示す。前記実施例と異なる点は、並列回路に おける単一のダイオードDが直列接続されたダイオードDaとDbに、単一の抵 抗R1が直接接続された抵抗R1aとR1bに変更された点である。これに伴い 、補償用容量素子Coも各並列素子にそれぞれCoa,Cobが並列接続される 。このように各素子を直列接続とすることの利点は、各素子に耐圧の低い、安価 な素子を使用することができるため、回路全体を安価に構成することができるこ とである。
【0012】
【考案の効果】
このように構成することで、負荷CLが加わったときでも補償用容量素子Co を挿入したために負荷CLとのバランスがとれ、常に一定の正負ピーク値比率を 有する電位出力が得られる。
【0013】 また、抵抗R1,R2で負荷CLの補正をしないので、抵抗R1,R2を高抵 抗にすることができるため、消費電力の損失を小さくできる。更に、商用電源周 波数に依存しない電位治療器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の回路図である。
【図2】本考案の第2の実施例の回路図である。
【図3】従来の電位治療器の回路図である。
【符号の説明】
1 出力端子 2 高圧昇圧トランス D,Da,Db ダイオード R1,R1a,R1b,R2,R3,R4 抵抗 Co,Coa,Cob 補償用容量素子 CL 負荷容量

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流昇圧トランスの二次側端子の両端
    に、抵抗R1とダイオードDから成る並列回路と抵抗R
    2とを直列に接続し、前記ダイオードDのアノードから
    正側ピーク値と負側ピーク値の比率が約1対3の治療用
    出力を得る電位治療器において、前記並列回路に人体負
    荷容量に応じた補償用容量素子Coを並列に接続したこ
    とを特徴とする電位治療器。
JP1996000873U 1996-01-29 1996-01-29 治療用電位の正負比率が一定である電位治療器 Expired - Lifetime JP3027335U (ja)

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