JP3027095U - 無人クリーニング店舗システム - Google Patents

無人クリーニング店舗システム

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JP3027095U JP1996000647U JP64796U JP3027095U JP 3027095 U JP3027095 U JP 3027095U JP 1996000647 U JP1996000647 U JP 1996000647U JP 64796 U JP64796 U JP 64796U JP 3027095 U JP3027095 U JP 3027095U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング商品の受け渡しやクリーニング
商品の工場への集荷・配送作業等を従業員の取次ぎを必
要とせずに無人で24時間行うことができるクリーニン
グ店舗システムの提供を解決課題とする。 【解決手段】 無端状のレール部とこのレール部に所要
間隔を持って正逆両方向に移動自在に吊下された所要数
のクリーニング商品とが配設されてなるクリーニング商
品収納室と、この収容室とクリーニング商品を取り出す
取出口が設けられた仕切り壁を介して隣接するクリーニ
ング商品受渡し室と、クリーニング商品の移動を制御す
る制御部とこの制御部へ制御信号を入力する入力部が備
えられてなり、前記取出口の大きさは一のクリーニング
商品のみを取り出す大きさとされており、制御部は入力
部から入力された一の制御信号に基づいて一のクリーニ
ング商品の位置を確認し取出口に近い方向へこの一のク
リーニング商品を移動させて取出口の所で停止させてな
る無人クリーニング店舗システムとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は無人クリーニング店舗システムに係り、その目的は、クリーニング 商品の受け渡しやクリーニング商品の工場への配送の為の集荷作業等を従業員の 取次ぎを必要とせずに無人で24時間行うことができるクリーニング店舗システ ムを提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
従来、クリーニング店におけるクリーニング商品の受け渡しは従業員の取次ぎ によって行われていた。すなわち、客がクリーニング商品を受け取る際にはクリ ーニング依頼時に商品及び代金と引換えにもらった預かり伝票を従業員に示し、 従業員がこの預かり伝票を見ながら倉庫等に収納してある多数のクリーニング商 品の中から所要のクリーニング商品を選び出して客に渡していた。 また、クリーニング工場への配送のための集荷作業についても、従業員のいる 昼間に行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記したような従来のクリーニング店のシステムでは、例えばサラ リーマン等が仕事帰りにクリーニング店に商品を取りに行こうとしても残業等で 少し帰宅時間が遅れてしまうとクリーニング店は閉店しており、商品を受け取る ことができないということが多々あった。特に一人暮らしのサラリーマンやOL 、或いは共働きの家庭等ではクリーニング店に商品を取りに行くのは仕事帰りの 遅い時間帯に限定されるため、このようなことが往々にしておこり大変不便であ った。 また、クリーニング工場への集荷や配送についても従業員のいる昼間でなけれ ば行うことができないため、交通事情等を考えると非常に効率の悪いものであっ た。
【0004】 そこでこの考案者は上記実情に鑑み、クリーニング商品の受け渡しやクリーニ ング商品の工場への集荷・配送作業等を従業員の取次ぎを必要とせずに無人で行 うことができるクリーニング店舗システムについて鋭意研究を続けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1に係る考案は、無端状のレール部とこのレール部に所要間隔 を持って正逆両方向に移動自在に吊下された所要数のクリーニング商品とが配設 されてなるクリーニング商品収納室と、この収容室とクリーニング商品を取り出 す取出口が設けられた仕切り壁を介して隣接するクリーニング商品受渡し室と、 クリーニング商品の移動を制御する制御部とこの制御部へ制御信号を入力する入 力部が備えられてなり、前記取出口の大きさは一のクリーニング商品のみを取り 出す大きさとされており、制御部は入力部から入力された一の制御信号に基づい て一のクリーニング商品の位置を確認し取出口に近い方向へこの一のクリーニン グ商品を移動させて取出口の所で停止させてなることを特徴とする無人クリーニ ング店舗システムである。
【0006】 請求項2に係る考案は、無端状のレール部とこのレール部に所要間隔を持って 正逆両方向に移動自在に吊下された所要数のクリーニング商品とが配設されてな るクリーニング商品収納室と、この収容室とクリーニング商品を取り出す取出口 が設けられた仕切り壁を介して隣接するクリーニング商品受渡し室とからなり、 前記仕切り壁にはクリーニング商品の移動を制御する制御部とこの制御部へ制御 信号を入力する入力部と一のクリーニング商品のみを取り出す大きさとされた取 出口とが設けられ、前記制御部は入力部から入力された一の制御信号に基づいて 一のクリーニング商品の位置を確認し取出口に近い方向へこの一のクリーニング 商品を移動させて取出口の所で停止させてなるとともに、この一のクリーニング 商品が所定位置にて停止した際に前記取出口へ開放信号を送信し、この開放信号 に基づいて取出口が自動的に所定時間開口されてなることを特徴とする無人クリ ーニング店舗システムである。
【0007】 請求項3に係る考案は、前記制御部がクリーニング商品の収納位置に応じてこ のクリーニング商品の移動速度を調節しクリーニング商品がどの位置にあっても 一定時間で取出口の所で停止してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の 無人クリーニング店舗システムである。 請求項4に係る考案は、前記レール部に吊下された所要数のクリーニング商品 間にそれぞれ隔壁を設けてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載 の無人クリーニング店舗システムである。 請求項5に係る考案は、前記レール部をクリーニング商品が取出口から取出不 可能な位置に配設し、レール部に吊下されたクリーニング商品を取出口位置でこ の取出口へ向けて押し出す押出手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至 4いずれかに記載の無人クリーニング店舗システムである。
【0008】 請求項6に係る考案は、前記レール部が上下二段に配設されてなるとともに、 クリーニング商品がこの上下のレール部間において正逆両方向に移動自在に吊下 されてなることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の無人クリーニング 店舗システムである。 請求項7に係る考案は、前記制御信号の入力が、ICカード又は磁気カードに より行われることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の無人クリーニン グ店舗システムである。 請求項8に係る考案は、前記ICカード又は磁気カードの登録及び抹消を行う ための登録装置が備えられてなることを特徴とする請求項7記載の無人クリーニ ング店舗システムである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、この考案に係る無人クリーニング店舗システムについて、図面に基づい て説明する。図1はこの考案の実施形態の一例に係る無人クリーニング店舗シス テムを示す概略説明図、図2は図1示の部分拡大図、図3はクリーニング商品間 にそれぞれ隔壁を設けた状態を示す説明図、図4はこの考案の実施形態の一例に 係る無人クリーニング店舗システムに押出手段を設けた状態を示す説明図、図5 乃至図8はクリーニング商品の移動速度を説明するための概略説明図、図9は被 クリーニング商品の移動速度を示すグラフで、図10及び図11はこの考案に係 る無人クリーニング店舗システムの別の実施形態の例を示す説明図、図12乃至 図15はこの考案に係る無人クリーニング店舗システムの実施形態の例を示す説 明図、図16は図12に示した実施例における制御部の制御機構を示すフローチ ャートである。
【0010】 本考案に係る無人クリーニング店舗システム(1)は、図1に示すように無端 状のレール部(2)とこのレール部に所要間隔を持って正逆両方向に移動自在に 吊下された所要数のクリーニング商品(3)とが配設されてなるクリーニング商 品収納室(4)と、この収容室とクリーニング商品を取り出す取出口(5)が設 けられた仕切り壁(6)を介して隣接するクリーニング商品受渡し室(7)と、 クリーニング商品の移動を制御する制御部(図示せず)とこの制御部へ制御信号 を入力する入力部(図示せず)が備えられている。 また、取出口(5)の大きさは一のクリーニング商品のみを取り出す大きさと されている。 (13)は無人クリーニング店舗システム(1)への出入口であり、クリーニ ング商品受渡し室(7)に設けられている。
【0011】 取出口(5)は収納室(4)内に収納されたクリーニング商品(3)(3)・ ・・を取り出す部分であって、この取出口(5)は図1乃至図2に示すように、 収納室(4)と受渡し室(7)を隔てる仕切り壁(6)の一部に開口している。 この取出口(5)の大きさ(横幅)は一のクリーニング商品(3)のみを取り 出すことのできる大きさ、好ましくは15cm程度とされている。 つまり、この取出口(5)の大きさを一のクリーニング商品(3)のみを取り 出すことのできる大きさとすることによって、他のクリーニング商品(3)を取 出口(4)から取り出すことができず、盗難を防止することができる。 尚、図2に示すように取出口(5)には扉(8)を設けることが好ましい。 また、本実施例にあっては取出口(5)を一つ設けているが、複数の取出口( 5)を設けても良い。
【0012】 また、図3に示すように、クリーニング商品(3)(3)・・・間にそれぞれ 隔壁(9)(9)・・・を設けても良い。 このように隔壁(9)を設けることによって、取出口(4)から所要のクリー ニング商品(3)を取り出す際に、所要のクリーニング商品(3)と隣接する他 のクリーニング商品(3)が視認されることがなく、個人のプライバシーを保護 することができる。
【0013】 更に、レール部(2)をクリーニング商品(3)(3)・・・が取出口(5) から取出不可能な位置に配設し、レール部(2)に吊下されたクリーニング商品 (3)(3)・・・を取出口(5)位置でこの取出口(5)へ向けて押し出す押 出手段(10)を備えると良い。 この押出手段(10)としては、例えば図4に示すように被収納物クリーニン グ商品(3)(3)・・・をレール部(2)に対して直交方向に向けて移動する 移動棒(11)(11)・・・を介して設け、且つ取出口(5)に対して対向す る位置にシリンダ(12)を設ける。 この一のクリーニング商品(3)が取出口(5)の所に位置した時に、シリン ダ(12)を介して一の移動棒(13)を取出口(5)方向へ移動して一のクリ ーニング商品(3)を取出口(5)から外部へ押し出す。 尚、この取出口(5)から外部へ押し出された一のクリーニング商品(3)を 元の位置に戻すには、例えば前記移動棒(11)(11)・・・にバネ(図示せ ず)を設け、このバネの収縮力により一のクリーニング商品(3)を元の位置に 戻すと良い。 このような構成とすることによって、取出口(5)から手を延ばして他人のク リーニング商品(3)を取り出す行為を防止することができる。
【0014】 制御部はクリーニング商品(3)(3)・・・の移動を制御するものであって 、後述する入力部から入力された一の制御信号に基づいて一のクリーニング商品 (3)の位置を確認し、取出口(5)に近い方向へこの一のクリーニング商品( 3)を移動させて取出口(5)の所で停止させる機能を有している。 また、この制御部はクリーニング商品(3)(3)・・・の収納位置に応じて このクリーニング商品(3)(3)・・・の移動速度を調節しクリーニング商品 (3)(3)・・・がどの位置にあっても一定時間で取出口(5)の所で停止し てなる機能を有している。
【0015】 入力部は制御信号を制御部に入力するものであって、この入力部はICカード 或いは磁気カードで前記制御部へアクセスしても良く、暗唱番号のキー入力によ って制御部へ送信しても良い。
【0016】 上記機能を図5乃至図9に基づいて詳述すると、まず本実施例にあってはレー ル部に11個のクリーニング商品(3)(3)・・・を吊下する。 取出口(5)の所にあるクリーニング商品(3)の(P0 )を0の番地とし、 この(P0 )から右側にあるクリーニング商品(3)(3)・・・の(P1 )、 (P2 )、(P3 )、(P4 )、(P5 )をそれぞれ1、2、3、4、5の番地 として制御部に記憶させる。 この(P0 )から左側にあるクリーニング商品(3)(3)・・・の(P-1) 、(P-2)、(P-3)、(P-4)、(P-5)をそれぞれ−1、−2、−3、−4 、−5の番地として制御部に記憶させる。 尚、後述する演算結果が6以下の場合にはこのクリーニング商品(3)(3) ・・・の個数である11を加算し、演算結果が6以上の場合には−11を加算す る。
【0017】 そして、入力部より例えば(P1 )の制御信号が入力されると、この制御信号 に基づいて 0−1=−1 が演算されて負の方向、つまり図5にあっては左回りにクリーニング商品(3) (P1 )を一つ分移動させて、図6に示すようにクリーニング商品(2)(P1 )を取出口(4)の所で停止させる。
【0018】 次に、この状態で入力部より(P-5)の制御信号が入力されると、この制御信 号に基づいて 1−(−5)=6 演算結果が6以上であるため、 6−11=−5 が演算されて負の方向、つまり図6にあっては左回りにクリーニング商品(3) (P-5)を五つ分移動させて、図7に示すようにクリーニング商品(3)(P-5 )を取出口(5)の所で停止させる。
【0019】 更に、この状態で入力部より(P2 )の制御信号が入力されると、この制御信 号に基づいて −5−2=−7 演算結果が−6以下であるため、 −7+11=4 が演算されて正の方向、つまり図7にあっては右回りにクリーニング商品(3) (P2 )を四つ分移動させて、図8に示すようにクリーニング商品(3)(P2 )を取出口(5)の所で停止させる。
【0020】 上記のようにしてクリーニング商品(3)(3)・・・を移動させるが、この クリーニング商品(3)(3)・・・の移動の際には、図6で示すクリーニング 商品(3)(P1 )にあっては図9に示す実線の如く移動し、図7で示すクリー ニング商品(3)(P-5)にあっては図9に示す一点鎖線の如く前記クリーニン グ商品(3)(P1 )より速い速度で移動し、図8で示すクリーニング商品(3 )(P2 )にあっては図9に示す破線の如く前記クリーニング商品(3)(P-5 )より速い速度で移動する。 つまり、取出口(5)より離れるにつれてクリーニング商品(3)(3)・・ ・の移動速度が速くなり、このクリーニング商品(3)(3)・・・がレール部 (2)のどの位置にあっても同じ時間で取出口(3)の所に移動する。
【0021】 このように、所要数のクリーニング商品(3)(3)・・・をレール部(2) に所要間隔を持って正逆両方向に移動自在に吊下するとともに、このクリーニン グ商品(3)(3)・・・を取り出す取出口(5)の大きさを一のクリーニング 商品(3)のみを取り出す大きさとし、このレール部(2)に吊下されたクリー ニング商品(2)(2)・・・を制御部で入力部から入力された一の制御信号に 基づいて一のクリーニング商品(3)の位置を確認し取出口(5)に近い方向へ この一のクリーニング商品(3)を移動させて取出口(5)の所で停止させるよ うにしたので、一人一人にICカード又は磁気カードを渡すか、又は一人一人に 番号の異なる暗唱番号を与えることによって、そのICカード又は磁気カードを 持っている者或いは暗唱番号を記憶している者以外にはその者のクリーニング商 品(3)を収納室(4)から取り出すことができず、客のプライバシーを保護す ることができ、且つ小スペースで多数の客のクリーニング商品(3)(3)・・ ・を収納することができる。
【0022】 また、無人クリーニング店舗システム(1)への出入口(13)の開閉制御を 前記ICカード又は磁気カードの挿入、或いは暗唱番号のキー入力により行うよ うにすることが好ましい。 このような構成を採用することにより、店に関係のない人物の入店を防ぐこと ができ、盗難やいたずらを防止することができる。
【0023】 また、前記ICカード又は磁気カードの登録及び抹消は、無人クリーニング店 舗システム(1)内に設けられた登録装置(図示せず)により行なわれる。 この登録装置はディスプレイを見ながらの対話形式とされており、画面に表示 された内容に従って順次入力を行うことにより利用者は容易に個別のカードの登 録及び抹消を行うことができる。
【0024】 図10乃至図11はこの考案に係る無人クリーニング店舗システムの実施形態 の別の例を示す説明図である。この考案では、図示するようにレール部(2)を 上下二段に設け、且つこのレール部(2)にクリーニング商品(3)を吊下させ るとともに、このクリーニング商品(3)を前記レール部(2)に沿って上下に わたって一周するよう駆動制御する構成も任意に採用することができる。 このように上下にわたってクリーニング商品(3)を一周させて移動させる構 成とすることにより、システム全体の大きさをコンパクトにすることができる。
【0025】 図12乃至図15はこの考案に係る無人クリーニング店舗システム(1)のさ らに別の実施例を示す説明図である。 この実施例では、図示するようにレール部(2)に吊下されているクリーニン グ商品(3)が制御部からの信号に従って停止される位置の前面にの仕切り壁( )に前記レール部(2)に吊下されているクリーニング商品(3)・(3)… の正逆方向への移動を制御する制御部(14)と、この制御部(14)へ制御信 号を入力するための入力部(15)を配設する構成である。 すなわち、この例ではレール部(2)を上下二段(21)・(22)に設け、 各段のレール部(2)に吊下されているクリーニング商品(3)・(3)…はそ の段のレール部(2)を正逆方向に移動するよう構成されている。 入力部(15)としては、暗唱番号入力用のプッシュボタンや専用のICカー ド或いは磁気カード挿入孔など、適宜任意な構成を採用することができるが、図 13の実施例ではカード挿入孔(16)が形成されている。 また、この仕切り壁(6)にはクリーニング商品(3)を取り出すための取出 口(5)が形成されている。
【0026】 この取出口(5)は前記制御部(14)と電気的に接続された自動開閉機構( 図示せず)が取着されており、制御部(14)からの信号に従って、自動的に所 定時間スライド開放する構成とされている。
【0027】 すなわち、この実施例においては、前記カード挿入孔(16)に各個人のIC カード又は磁気カードを挿入すると、制御部(14)へ所定の信号が送られる。 するとこの信号に基づいて、制御部(14)よりクリーニング商品特定信号が 送信され、目的とするクリーニング商品(3)が特定される。 すると、次いで制御部(14)より、目的とするクリーニング商品(3)が上 段レール部(21)に吊下されているか、下段レール部(22)に吊下されてい るかが判別される。判別終了後、目的とするクリーニング商品(3)と取出口( 5)との最短ルート(右廻り又は左廻り)が判別され、判別後、クリーニング商 品(3)移動信号が発信されて、目的とするクリーニング商品(3)が取出口( 5)位置へ移動される。(図13乃至図14参照)。 クリーニング商品(3)が取出口(5)正面位置へ移動されると、制御部(1 4)より停止信号が発信され、クリーニング商品(3)の移動が停止される。 すると、次いで制御部(14)より判別信号が送信され、停止されたクリーニ ング商品(3)が上段レール部(21)に吊下されているか、下レール部(22 )に吊下されているかが判別される。判別終了後、その判別に従って、上段レー ル部(21)又は下段レール部(22)のいずれかの前面に位置する取出口(5 )に開放信号が送信され、図15に示すように所定時間、取出口(5)がスライ ド式に開口される。 この開放は所定時間行われ、所定時間経過後、再び閉鎖される。
【0028】 以上のような実施例では、入力部(15)に所定の入力を行うと、自動的に目 的とするクリーニング商品(3)のみが取出口(5)開口部に現れてくるため、 クリーニング商品(3)の取り出しを非常に容易に行うことができる。 尚、この実施例において、制御部(14)はクリーニング商品(3)の収納位 置に応じて移動速度を調節し、クリーニング商品がどの位置にあっても一定時間 で取出口(5)の正面位置で停止されるよう制御する。 さらに、レール部(2)に吊下されているクリーニング商品(3)・(3)… 間に隔壁を設ける構成を採用することもできるし、或いはレール部(2)に収納 小箱を吊下し、この箱内に所定のクリーニング商品を収納する構成としてもよい 。 しかも、レール部(2)に吊下されているクリーニング商品(3)・(3)… を、取出口(5)に向けて押し出しする押出手段を備える構成としてもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上詳述した如く、請求項1に係る考案は、無端状のレール部とこのレール部 に所要間隔を持って正逆両方向に移動自在に吊下された所要数のクリーニング商 品とが配設されてなるクリーニング商品収納室と、この収容室とクリーニング商 品を取り出す取出口が設けられた仕切り壁を介して隣接するクリーニング商品受 渡し室と、クリーニング商品の移動を制御する制御部とこの制御部へ制御信号を 入力する入力部が備えられてなり、前記取出口の大きさは一のクリーニング商品 のみを取り出す大きさとされており、制御部は入力部から入力された一の制御信 号に基づいて一のクリーニング商品の位置を確認し取出口に近い方向へこの一の クリーニング商品を移動させて取出口の所で停止させてなることを特徴とする無 人クリーニング店舗システムであるから、以下に述べる効果を奏する。 すなわち、24時間いつでもクリーニング商品の受渡し、或いはクリーニング 工場への集荷、配送作業を行うことができ、利用者に迷惑を掛けることがないと ともに迅速且つ効率良くクリーニング作業を行うことができる。 また、広い店舗を必要とせずに多数のクリーニング商品を収納することができ 、しかも従業員を必要としないため経営費用を大幅に抑えることができる。
【0030】 請求項2に係る考案は、無端状のレール部とこのレール部に所要間隔を持って 正逆両方向に移動自在に吊下された所要数のクリーニング商品とが配設されてな るクリーニング商品収納室と、この収容室とクリーニング商品を取り出す取出口 が設けられた仕切り壁を介して隣接するクリーニング商品受渡し室とからなり、 前記仕切り壁にはクリーニング商品の移動を制御する制御部とこの制御部へ制御 信号を入力する入力部と一のクリーニング商品のみを取り出す大きさとされた取 出口とが設けられ、前記制御部は入力部から入力された一の制御信号に基づいて 一のクリーニング商品の位置を確認し取出口に近い方向へこの一のクリーニング 商品を移動させて取出口の所で停止させてなるとともに、この一のクリーニング 商品が所定位置にて停止した際に前記取出口へ開放信号を送信し、この開放信号 に基づいて取出口が自動的に所定時間開口されてなることを特徴とする無人クリ ーニング店舗システムであるから、仕切り壁に形成されている取出口が、所定の クリーニング商品が停止した際に、自動的に所定時間開口される構成としている ので、衣類等のクリーニング商品の取り出しが大変容易に行えるという優れた効 果を奏する。
【0031】 請求項3に係る考案は、前記制御部がクリーニング商品の収納位置に応じてこ のクリーニング商品の移動速度を調節しクリーニング商品がどの位置にあっても 一定時間で取出口の所で停止してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の 無人クリーニング店舗システムであるから、利用者が自己のクリーニング商品を 取り出すまでの所要時間を一定化することができるため、各個人によって自己の クリーニング商品を取り出すまでの所要時間が異なるという不公平を生じさせる ことがないという優れた効果を奏する。
【0032】 請求項4に係る考案は、前記レール部に吊下された所要数のクリーニング商品 間にそれぞれ隔壁を設けてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載 の無人クリーニング店舗システムであるから、取出口にて自己のクリーニング商 品を取り出す際に、このクリーニング商品と隣接する他人のクリーニング商品が 視認されることがなく、個人のプライバシーを守ることができるという優れた効 果を奏する。
【0033】 請求項5に係る考案は、前記レール部をクリーニング商品が取出口から取出不 可能な位置に配設し、レール部に吊下されたクリーニング商品を取出口位置でこ の取出口へ向けて押し出す押出手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至 4いずれかに記載の無人クリーニング店舗システムであるから、取出口より手を 延ばして他人のクリーニング商品を取り出す行為を防止することができるという 効果を奏する。
【0034】 請求項6に係る考案は、前記レール部が上下二段に配設されてなるとともに、 クリーニング商品がこの上下のレール部間において正逆両方向に移動自在に吊下 されてなることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の無人クリーニング 店舗システムであるから、間口が狭く奥行きが長いスペースにも設置でき、クリ ーニング商品を効率良く収納することができるという効果を奏する。
【0035】 請求項7に係る考案は、前記制御信号の入力が、ICカード又は磁気カードに よって行われることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の無人クリーニ ング店舗システムであるから、各顧客に番号の異なる暗唱番号を与えることによ って、そのICカード又は磁気カードを持っている者或いは暗唱番号を記憶して いる者以外にはその者のクリーニング商品を収納室から取り出すことができず、 盗難を防止することができる。
【0036】 請求項8に係る考案は、前記ICカード又は磁気カードの登録及び抹消を行う ための登録装置が備えられてなることを特徴とする請求項7記載の無人クリーニ ング店舗システムであるから、顧客はカードの登録及び抹消を店舗内で手軽に行 うことができ利用勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施形態の一例に係る無人クリーニ
ング店舗システムを示す概略説明図である。
【図2】図1示の部分拡大図である。
【図3】クリーニング商品間にそれぞれ隔壁を設けた状
態を示す説明図である。
【図4】この考案の実施形態の一例に係る無人クリーニ
ング店舗システムに押出手段を設けた状態を示す説明図
である。
【図5】クリーニング商品の移動速度を説明するための
概略説明図である。
【図6】図5と同様にクリーニング商品の移動速度を説
明するための概略説明図である。
【図7】図5と同様にクリーニング商品の移動速度を説
明するための概略説明図である。
【図8】図5と同様にクリーニング商品の移動速度を説
明するための概略説明図である。
【図9】クリーニング商品の移動速度を示すグラフであ
る。
【図10】この考案の無人クリーニング店舗システムの
実施形態の別の例を示す側面説明図である。
【図11】図10に示した例での正面説明図である。
【図12】この考案の無人クリーニング店舗システムの
実施形態の例を示す外観説明図である。
【図13】図12に示した実施例における部分拡大説明
図である。
【図14】図12に示した実施例における部分拡大説明
図である。
【図15】図12に示した実施例における外観説明図で
ある。
【図16】図12に示した実施例における制御部の制御
機構を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 無人クリーニング店舗システム 2 レール部 3 クリーニング商品 4 収納室 5 取出口 6 仕切り壁 7 受け渡し室 9 隔壁 10 押出手段 14 制御部 16 入力部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状のレール部とこのレール部に所要
    間隔を持って正逆両方向に移動自在に吊下された所要数
    のクリーニング商品とが配設されてなるクリーニング商
    品収納室と、この収容室とクリーニング商品を取り出す
    取出口が設けられた仕切り壁を介して隣接するクリーニ
    ング商品受渡し室と、クリーニング商品の移動を制御す
    る制御部とこの制御部へ制御信号を入力する入力部が備
    えられてなり、前記取出口の大きさは一のクリーニング
    商品のみを取り出す大きさとされており、制御部は入力
    部から入力された一の制御信号に基づいて一のクリーニ
    ング商品の位置を確認し取出口に近い方向へこの一のク
    リーニング商品を移動させて取出口の所で停止させてな
    ることを特徴とする無人クリーニング店舗システム。
  2. 【請求項2】 無端状のレール部とこのレール部に所要
    間隔を持って正逆両方向に移動自在に吊下された所要数
    のクリーニング商品とが配設されてなるクリーニング商
    品収納室と、この収容室とクリーニング商品を取り出す
    取出口が設けられた仕切り壁を介して隣接するクリーニ
    ング商品受渡し室とからなり、前記仕切り壁にはクリー
    ニング商品の移動を制御する制御部とこの制御部へ制御
    信号を入力する入力部と一のクリーニング商品のみを取
    り出す大きさとされた取出口とが設けられ、前記制御部
    は入力部から入力された一の制御信号に基づいて一のク
    リーニング商品の位置を確認し取出口に近い方向へこの
    一のクリーニング商品を移動させて取出口の所で停止さ
    せてなるとともに、この一のクリーニング商品が所定位
    置にて停止した際に前記取出口へ開放信号を送信し、こ
    の開放信号に基づいて取出口が自動的に所定時間開口さ
    れてなることを特徴とする無人クリーニング店舗システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御部がクリーニング商品の収納位
    置に応じてこのクリーニング商品の移動速度を調節しク
    リーニング商品がどの位置にあっても一定時間で取出口
    の所で停止してなることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の無人クリーニング店舗システム。
  4. 【請求項4】 前記レール部に吊下された所要数のクリ
    ーニング商品間にそれぞれ隔壁を設けてなることを特徴
    とする請求項1乃至3いずれかに記載の無人クリーニン
    グ店舗システム。
  5. 【請求項5】 前記レール部をクリーニング商品が取出
    口から取出不可能な位置に配設し、レール部に吊下され
    たクリーニング商品を取出口位置でこの取出口へ向けて
    押し出す押出手段を備えてなることを特徴とする請求項
    1乃至4いずれかに記載の無人クリーニング店舗システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記レール部が上下二段に配設されてな
    るとともに、クリーニング商品がこの上下のレール部間
    において正逆両方向に移動自在に吊下されてなることを
    特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の無人クリー
    ニング店舗システム。
  7. 【請求項7】 前記制御信号の入力が、ICカード又は
    磁気カードにより行われることを特徴とする請求項1乃
    至6いずれかに記載の無人クリーニング店舗システム。
  8. 【請求項8】 前記ICカード又は磁気カードの登録及
    び抹消を行うための登録装置が備えられてなることを特
    徴とする請求項7記載の無人クリーニング店舗システ
    ム。
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