JP3027016U - 連続地中壁の継ぎ手の構造 - Google Patents
連続地中壁の継ぎ手の構造Info
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- JP3027016U JP3027016U JP1995011111U JP1111195U JP3027016U JP 3027016 U JP3027016 U JP 3027016U JP 1995011111 U JP1995011111 U JP 1995011111U JP 1111195 U JP1111195 U JP 1111195U JP 3027016 U JP3027016 U JP 3027016U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- pipe
- underground wall
- continuous underground
- preceding element
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】パイプジョイント部からの浸水を防止でき、品
質が良好で強固な継ぎ手を設けることのできる連続地中
壁の継ぎ手の構造を提供する。 【構成】連続地中壁の鉄筋籠の継ぎ手において、先行エ
レメントA側のパイプジョイントの下端には可撓性の止
水材を配置し、後行エレメントB側の挿入用パイプ3に
は、長手方向に2枚のバネ鋼板31を、先行エレメント
Aのジョイント用パイプを一側から挟む状態で取り付け
ると共に、挿入用パイプ3の下方にも可撓性の止水材を
配置して構成した、連続地中壁の継ぎ手の構造である。
質が良好で強固な継ぎ手を設けることのできる連続地中
壁の継ぎ手の構造を提供する。 【構成】連続地中壁の鉄筋籠の継ぎ手において、先行エ
レメントA側のパイプジョイントの下端には可撓性の止
水材を配置し、後行エレメントB側の挿入用パイプ3に
は、長手方向に2枚のバネ鋼板31を、先行エレメント
Aのジョイント用パイプを一側から挟む状態で取り付け
ると共に、挿入用パイプ3の下方にも可撓性の止水材を
配置して構成した、連続地中壁の継ぎ手の構造である。
Description
【0001】
本考案は、連続地中壁の継ぎ手の構造に関するものである。
【0002】
すでに硬化している先行エレメントに隣接して後行エレメントを施工する場合 に、両者を継ぎ手部で構造的に一体化させることが重要である。 そのために、先行エレメントの端面にはC字状のジョイントパイプ(めすパイ プ)を埋め込んでおき、その中に後行エレメント側の鉄筋籠の端部に取り付けた 挿入用パイプ(おすパイプ)を滑り込ませて一体化をはかる方法が採用されてい る。
【0003】 その際に、パイプジョイント下部の止水性が問題となる。 そのために、ジョイントパイプの下端近傍にはウレタンなどの止水部材を設置 し、その上方から挿入用パイプを降下して、ジョイントパイプ側の止水部材を押 し潰すような構成が採用されている。
【0004】
しかし前記した従来の連続地中壁の継ぎ手の構造にあっては、次のような問題 点がある。 <イ>挿入用パイプの降下量が少ないと、止水部材を押し潰す量が不足する。 そのように十分に圧縮されていないと、十分な止水性を確保することができな い。 <ロ>止水部材を構成するための部品は大きく外側に向けて突出した形状を呈す る。そのために取扱中に破損する可能性が高く、その結果止水性を低下させる場 合が考えられる。 同時に、大きく突出した部分はコンクリートの断面欠損による欠陥部分として 残ることになる。
【0005】
本考案は上記のような問題を改善するためになされたもので、パイプジョイン ト部からの浸水を防止でき、品質が良好で強固な継ぎ手を設けることのできる、 連続地中壁の継ぎ手の構造を提供することを目的とする。
【0006】
すなわち本考案は、連続地中壁の鉄筋籠の継ぎ手において、先行エレメント側 のパイプジョイントの下端には可撓性の止水材を配置し、後行エレメント側の挿 入用パイプには、長手方向に1対のバネ鋼板を、先行エレメントのジョイント用 パイプを一側から挟む状態で取り付けると共に、挿入用パイプの下方にも可撓性 の止水材を配置して構成した、連続地中壁の継ぎ手の構造である。
【0007】
以下図面を参照しながら、本考案の連続地中壁の継ぎ手の構造について説明す る。
【0008】 <イ>全体の構成 本発明の継ぎ手は、図3に示すようにすでに硬化した先行エレメントAに隣接 して後行エレメントBを施工する際の継ぎ手に関する。 先行するエレメントAの端面は仕切り板1で被覆してあり、その仕切り板1に は、断面C字状のジョイント用パイプ2の半分程度が露出して配置してある。 一方、後行エレメントBの鉄筋籠には、その端部に挿入用パイプ3が取り付け てある。 この挿入用パイプ3を、先行エレメントA側のジョイント用パイプ2に挿入し て、両エレメントA,Bの継ぎ手部の一体化をはかる構造である。
【0009】 <ロ>ジョイント用パイプ2の下端 先行するエレメントA側のジョイント用パイプ2の下端は蓋板21によって閉 塞する。 そして蓋板21の上部には可撓性の止水材22を配置する。この止水材22は ジョイント用パイプ2の前面、すなわち後行エレメントB側へ露出した状態で配 置される。 断面C字状のジョイント用パイプ2にはスリット23が開設されているから、 この止水材22はパイプ2の外側だけでなく、このスリット23の内部にも充填 してある。 その他、ジョイント用パイプ2のスリット23を下端付近で塞いで通常のパイ プ2とし、このパイプ2の外側に止水部材22を取り付けることもできる。
【0010】 <ハ>挿入用パイプ3の下端 後行エレメントBの鉄筋籠の端部には中空であってモルタル注入用を兼ねた挿 入用パイプ3が取り付けてある。 この挿入用パイプ3には、長手方向に1対のバネ鋼板31を、先行エレメント Aのジョイント用パイプを一側から挟む状態で取り付けてある。 さらにこの挿入用パイプ3の下方は、バネ鋼板31に挟まれた状態で、可撓性 の止水材32を配置してある。
【0011】 <ニ>止水材の材料 上記したジョイント用パイプ2、および挿入用パイプ3に取り付ける止水材2 2、32、には公知の材料を使用できる。 例えば、可撓性があり、止水性を有し、かつ安価な材料として、たとえばウレ タンを使用することができる。
【0012】 <ホ>挿入パイプの挿入 後行エレメントBの溝内に鉄筋籠を吊り下ろす際に、鉄筋籠端部の挿入用パイ プ3を、先行エレメントAのジョイント用パイプ2に挿入しつつ吊り下ろしてゆ く。 下端に至ると、挿入用パイプ3の下部の可撓性止水材32が、ジョイント用パ イプ2下端の可撓性止水材22に衝突し、鉄筋籠の重量によって圧縮して、密実 な状態で上下に重なる。 その場合に両パイプ2、3に取り付けた止水材22、32の外側は、バネ鋼板 31によって保護された状態となるので、止水材22、32は圧縮されて密実と はなるが、それが破損するようなことにはならない。
【0013】
本考案の連続地中壁の継ぎ手の構造は以上説明したように、後行エレメントB 側の挿入用パイプ3と、先行エレメントAのジョイント用パイプ2の可撓性の止 水材22、32が密着して圧縮され、かつその外側はバネ鋼板31によって保護 されるから、エレメントA,Bの接続部において良好な止水効果を達成でき、ジ ョイント下部からの浸水を完全に防止することができる。
【図1】継ぎ手のパイプの挿入前の説明図
【図2】継ぎ手のパイプの挿入後の説明図
【図3】連続地中壁の継ぎ手の構造の一般的な説明図
【図4】連続地中壁の継ぎ手の構造
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 継ぎ手パイプの挿入前の説明図
【図2】 継ぎ手パイプの挿入後の説明図
【図3】 連続地中壁の継ぎ手の構造の一般的な説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 相原 孝次 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 鏑木 孝治 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】連続地中壁の鉄筋籠の継ぎ手において、 先行するエレメント側のジョイント用パイプの下端には
可撓性の止水材を配置し、 後行エレメント側の挿入用パイプには、長手方向に1対
のバネ鋼板を、先行エレメントのジョイント用パイプを
一側から挟む状態で取り付けると共に、 挿入用パイプの下方にも可撓性の止水材を配置し、 この挿入用パイプを、先行エレメントのジョイント用パ
イプに挿入し得るよう構成した、 連続地中壁の継ぎ手の構造 - 【請求項2】連続地中壁の鉄筋籠の継ぎ手において、 先行するエレメント側のジョイント用パイプの下端には
ウレタンを配置し、 後行エレメント側の挿入用パイプには、長手方向に1対
のバネ鋼板を、先行エレメントのジョイント用パイプを
一側から挟む状態で取り付けると共に、 挿入用パイプの下方にもウレタンを配置し、 この挿入用パイプを、先行エレメントのジョイント用パ
イプに挿入し得るよう構成した、 連続地中壁の継ぎ手の構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011111U JP3027016U (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 連続地中壁の継ぎ手の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011111U JP3027016U (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 連続地中壁の継ぎ手の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027016U true JP3027016U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=43162148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995011111U Expired - Lifetime JP3027016U (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 連続地中壁の継ぎ手の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027016U (ja) |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP1995011111U patent/JP3027016U/ja not_active Expired - Lifetime
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