JP3026935U - 着順判定装置 - Google Patents

着順判定装置

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JP3026935U
JP3026935U JP1996000105U JP10596U JP3026935U JP 3026935 U JP3026935 U JP 3026935U JP 1996000105 U JP1996000105 U JP 1996000105U JP 10596 U JP10596 U JP 10596U JP 3026935 U JP3026935 U JP 3026935U
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JP1996000105U
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Inventor
聡 関谷
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セイコー電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の基準線を通過する複数の個体の通過時
間の測定に加えて各個体の特定を容易化及び確実化して
迅速な着順判定を可能にする。 【解決手段】 カメラ3は順次通過する個体(ランナー
2)を撮像して基準線(ゴールライン1)に整合するス
リット状の要素毎に取り込み各要素を時間軸に沿って配
列してスリット画像9を合成する。又ゴールライン1近
傍の視野に入るランナー2を逐次撮像してコマ取りし時
間的に前後した複数のコマを含むエリア画像11を生成
する。画像モニタ6は時間軸方向に移動可能なカーソル
8をスリット画像9に重ねて表示する第1画面7とエリ
ア画像11から選択されたコマを表示する第2画面10
を備えている。キーボード12はカーソル8を移動操作
して各ランナー2の通過時間を第1画面7上で読み取り
可能にすると共に、カーソル8の移動に連動してコマの
選択制御を行ない読み取り対象になったランナー2を同
時に第2画面10上で識別可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、陸上競技やボート競技等において着順を電子的に判定する着順判定 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1000分の1秒を争う様な陸上競技やボート競技等では、着順を電子 的に判定する装置が用いられていた。特にライン状に走査してスリット画像を取 り込み、垂直線等からなるカーソルを重ね合わせて着順を判定する様なスリット カメラを用いた着順判定装置が、精密な着順判定を行なえるものとして知られて いた。この着順判定装置は所定の基準線を通過する複数の個体の特定及び通過時 間の測定を行なって各個体の着順を判定するものである。陸上競技の短距離走を 例にとると、所定の基準線がゴールラインとなり、複数の個体が同時にスタート するランナーとなる。この着順判定装置はスリットカメラを備えており、順次通 過する個体を撮像して基準線に整合するスリット状の要素毎に取り込み、各要素 を時間軸に沿って配列してスリット画像を合成する。スリットカメラにはモニタ が接続しており、時間軸方向に移動可能な垂直線等からなるカーソルをスリット 像に重ねて表示する。さらにキーボード等の操作盤を備えており、画面上でカー ソルを移動操作して各個体の識別及び通過時間の読み取りを行ない、着順を判定 する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
通常のビデオ画像と異なり、スリット画像は基準線に合わせて取り込まれたス リット状の画像要素を時間軸に沿って配列した合成画像である。スリット画像に 含まれる全ての個体は全部基準線を通過した瞬時に撮像されたものである。この 場合、個体によってはスリット画像からその識別が困難になる事がある。例えば 、陸上競技の短距離走等の場合、各ランナーには予めゼッケン番号が付されてお り個々の識別を行なっている。しかしながら、ゴールラインを通過した瞬時のラ ンナーの姿勢によっては着衣に付されたゼッケン番号が死角となり個々の識別が できない場合が生じる。例え画面上で個々のランナーのゴールタイムを正確に読 み取っても、ランナーの特定ができない場合には着順の確定が困難になり、場合 によっては誤判定の原因ともなる。なお、陸上競技の短距離走では各ランナーに トラックが割り当てられており、画面上でランナーが走行するトラックの番号を 読み取って識別を行なう事が可能である。しかしながら、ランナーが丁度ゴール ラインを通過する際トラックから上方に離間した姿勢となっている時にはランナ ーとトラックの対応づけができない。ところで、各種の競技会では着順判定用の スリットカメラの他に、記録用のビデオカメラを用いて競技を撮影する事が広く 行なわれている。このビデオカメラを再生すればランナーのゼッケン番号を読み 取る事ができ、識別も可能である。しかしながら、ビデオカメラで撮像されたビ デオ画像の再生には時間がかかり、迅速な着順判定を行なう事が難しい。従来、 スリットカメラとビデオカメラは夫々別の目的で使用されており、両者の間に何 等共働関係がない為、ビデオカメラ自体は着順判定の補完にリアルタイムで威力 を発揮するものとはなっていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した従来の技術の課題を解決する為以下の手段を講じた。即ち、本考案に かかる着順判定装置は基本的に所定の基準線を通過する複数の個体の特定及び通 過時間の測定を行なって各個体の着順を判定するものである。本着順判定装置は ライン撮像手段とエリア撮像手段と表示手段と制御手段とを備えている。ライン 撮像手段は順次通過する個体を撮像して基準線に整合するスリット状の要素毎に 取り込み各要素を時間軸に沿って配列してスリット画像を合成する。エリア撮像 手段は基準線近傍の視野に入る個体を逐次撮像してコマ取りし時間的に前後した 複数のコマを含むエリア画像を生成する。表示手段は時間軸方向に移動可能なカ ーソルを該スリット画像に重ねて表示する第1画面及び該エリア画像から選択さ れたコマを表示する第2画面を備えている。制御手段は該カーソルを移動操作し て各個体の通過時間を第1画面上で読み取り可能にすると共に、該カーソルの移 動に連動してコマの選択制御を行ない読み取り対象になった個体を同時に第2画 面上で識別可能にする。
【0005】 一実施態様では、前記表示手段は一台のモニタからなり、その画面全体を第1 画面及び第2画面に分割して該スリット画像及び該エリア画像を並列表示する。 他の態様では、前記表示手段は該第2画面を分割して該エリア画像を時間的に前 後した複数のコマに渡って表示する。別の態様では、前記ライン撮像手段及びエ リア撮像手段は一台のカメラに組み込まれており、該カメラはスリット画像生成 用のラインセンサとエリア画像生成用のエリアセンサを内蔵している。
【0006】 本考案によれば、スリットカメラでスリット画像を撮影すると共にエリアカメ ラ(通常のビデオカメラ)でエリア画像(通常のビデオ画像)を撮影している。 これらのスリット画像とエリア画像はモニタにより並列して表示される。スリッ ト画像を写し出した画面上でカーソルを移動操作して各個体の通過時間を読み取 る。ここで、読み取り対象となった個体の特定もしくは識別がスリット画像では 困難な場合、エリア画像上で該当個体の特定又は識別を行なう。これにより各個 体の着順判定が可能になる。この際、エリア画像はスリット画像上におけるカー ソルの移動に連動しており、読み取り対象となった個体を含むエリア画像のコマ が自動的にモニタ上に写し出される様になっている。従って、対象となった個体 の識別が極めて迅速に行なえる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本考案にかかる着順判定装置の最良な実施形態を詳細に説 明する。図1は本考案にかかる着順判定装置の全体的な構成を示す模式的な斜視 図である。図示する様に、本着順判定装置は所定の基準線を通過する複数の個体 の特定及び通過時間の測定を行なって各個体の着順を判定するものである。本例 ではこの着順判定装置は陸上競技の短距離走の着順判定に応用されており、所定 の基準線がゴールライン1で表わされている。又、複数の個体がゴールライン1 に向って走行するランナー2となっている。なお、本考案にかかる着順判定装置 は陸上競技の短距離走ばかりでなく、広く競馬、競輪、競艇等にも応用可能であ る事はいうまでもない。本着順判定装置はカメラ3を備えており、ライン撮像手 段とエリア撮像手段を内蔵している。ライン撮像手段は順次ゴールライン1を通 過するランナー2を撮像して、ゴールライン1に整合するスリット状の要素毎に 取り込み、各要素を時間軸に沿って配列してスリット画像を合成する。又エリア 撮像手段はゴールライン1近傍の視野に入るランナー2を逐次撮像してコマ取り し、時間的に前後した複数のコマを含むエリア画像を生成する。これらスリット 画像及びエリア画像のデータはケーブル4を介して着順判定装置の本体5側に送 信される。本体5は表示手段として画像モニタ6を備えている。このモニタ6の 第1画面7は時間軸方向(左右方向)に移動可能な垂直線等からなるカーソル8 をスリット画像9に重ねて表示している。モニタ6の第2画面10は適宜選択さ れたコマのエリア画像11を表示している。本体5はさらに制御手段の一部とし てキーボード(操作盤)12を備えており、カーソル8を移動操作して各ランナ ー2の通過時間を第1画面7上で読み取り可能にしている。さらに本体5内に収 納されたコンピュータ等の制御部がカーソル8の移動に連動してエリア画像11 のコマの選択制御を行ない、読み取り対象になったランナー2を同時に第2画面 10上で識別可能にしている。
【0008】 引き続き図1を参照して本考案にかかる着順判定装置の動作を説明する。画像 モニタ6の第1画面7にはスリット画像9が表示されている。このスリット画像 9は通常のビデオ画像と異なり、ゴールライン1に整合して切り出されたスリッ ト状の画像要素を時間軸(第1画面7の横軸)に沿って配列して合成したもので ある。従って、スリット画像9に写し出された各ランナーは全てゴールライン1 を通過した瞬間の姿勢となっている。今、1番手前のトラックを走行するランナ ー2を読み取り対象としており、キーボード12を操作する事によってカーソル 8がこの着目ランナー2に合わせ込まれている。合わせ込んだ状態で時間軸上に おけるカーソル8の位置を読み取る事により着目ランナー2の通過時間(ゴール タイム)が1000分の1秒単位で測定できる。この時、たまたま着目ランナー 2のゼッケン番号もしくは割り当てられたトラックが特定できない場合がある。 この場合には第2画面10に写し出されたエリア画像11を参照する。第2画面 10に写し出されたエリア画像11のコマはカーソル8の移動に連動して選択さ れている。図示の例では、カーソル8の位置に対応して着目ランナー2が丁度ゴ ールライン1を通過する時点前後のコマが選択されて第2画面10に表示されて いる。この第2画面10に写し出されたエリア画像11は通常のビデオ画像であ り、且つ着目ランナー2が含まれているコマが選択表示される様になっている。 従って、第2画面10から容易に着目ランナー2のゼッケン番号もしくは対応す るトラックを識別できる。なお、第2画面10上に写し出されたエリア画像11 によっても着目ランナー2の特定が難しい場合には、さらに手動でエリア画像1 1をコマ送りし、所望の静止画像を選択すれば良い。
【0009】 図2は本考案にかかる着順判定装置の電気的な構成を示す模式的なブロック図 である。図示する様に本着順判定装置はスリットカメラ3Sとエリアカメラ3A を備えている。なお、図1に示す様にこれらスリットカメラ3S及びエリアカメ ラ3Aを一体化したカメラ3を用いても良い。スリットカメラ3Sにはスリット 画像メモリ13Sが接続しており、スリット画像を格納する。又、エリアカメラ 3Aにはエリア画像メモリ13Aが接続しており、エリア画像を格納する。これ らスリット画像メモリ13S及びエリア画像メモリ13Aは外部入力される記録 信号に応答してスリット画像及びエリア画像の取り込みを行なう。この記録信号 は例えば図1に示したランナー2がゴールライン1に接近した時手動で入力され る。これにより、着順判定に必要な部分の画像のみを取り込む事ができ、両メモ リ13S,13Aの容量を節約している。又、スリット画像メモリ13S及びエ リア画像メモリ13Aにはタイマー14が接続している。このタイマー14は外 部入力されるスタート信号に応じて時計信号を両メモリ13S,13Aに供給し 、時間軸情報を与えている。スタート信号は例えば図1のランナー2がスタート した時点で入力される。この時計信号に基づいてスリット画像9の時間軸が与え られる。時間軸は例えば1000分の1秒単位で刻まれている。換言すると、ス リット画像9を構成するスリット状の各画像要素は1000分の1秒毎に撮像さ れ時間軸上に沿って配列される。又、エリア画像に含まれるコマも時間軸に沿っ て計数される。エリア画像が通常のビデオ画像の場合コマ数(フレーム数)は1 秒当たり30枚である。この様に、スリット画像の時間軸とエリア画像のコマは 対応づけられており、両者は連動制御可能である。スリット画像メモリ13Sに はスリット画像コントローラ15Sを介してスリット画像モニタ6Sが接続する 一方、エリア画像メモリ13Aにはエリア画像コントローラ15Aを介してエリ ア画像モニタ6Aが接続している。スリット画像コントローラ15Sはスリット 画像メモリ13Sからスリット画像を読み出し対応するモニタ6Sに転送する。 この際、スリット画像コントローラ15Sは垂直線等からなるカーソルの画像を スリット画像に混合してモニタ6S側に転送する。従ってモニタ6Sはスリット 画像にカーソルを重ねて表示する事になる。一方、エリア画像コントローラ15 Aはエリア画像メモリ13Aから所望のコマのエリア画像を選択して対応するモ ニタ6A側に転送する。この結果、モニタ6Aは選択されたコマのエリア画像を 表示する。両コントローラ15S,15Aにはキーボード12が接続している。 このキーボード12を操作する事によりスリット画像モニタ6S上に写し出され たカーソルを時間軸に沿って移動できる。この時、エリア画像コントローラ15 Aはキーボード12から入力された操作情報に基づいて適当なコマをエリア画像 メモリ13Aから選択しエリア画像モニタ6A側に転送する。なお、エリアカメ ラ3AにはVTR16が接続しており、エリア画像を記録用としても保存できる 様にしている。
【0010】 以上の様に、スリットカメラ3Sはゴールライン上の極めて狭い視野を繰り返 し撮像し、得られたスリット状の画像要素をスリット画像メモリ13S側に逐次 入力する。タイマー14はスタート信号を受けて競技の計時を開始するものであ り、タイマーの計時情報はスリット画像メモリ13S及びエリア画像メモリ13 Aに入力される。スリット画像メモリ13Sは外部入力される記録信号に応答し てスリットカメラ3Sから出力された画像要素を計時情報に基づいて時間軸上に 沿って配列格納する。キーボード12はオペレータの操作によりスリット画像を スクロールしたりカーソルの位置を移動して通過時間を読み取る為の操作情報を 入力する。スリット画像コントローラ15Sはキーボード12から入力された操 作情報に従いスリット画像メモリ13Sからスリット画像を読み出してスリット 画像モニタ6Sに出力する。一方、エリアカメラ3Aはゴールライン1の近傍を 含む視野を撮影してエリア画像を出力する。エリア画像メモリ13Aは記録信号 に応じてエリア画像の各コマを逐次取り込み格納する。この時エリア画像の各コ マはタイマー14から供給された計時情報に基づいてインデックス化されている 。エリア画像コントローラ15Aはキーボード12から入力された操作情報に基 づいてエリア画像メモリ13Aから適当なコマを読み出してエリア画像モニタ6 Aに出力する。エリア画像モニタ6Aは選択されたコマを表示する。
【0011】 この様な構成で、競技開始に応じてスタート信号が入力されタイマー14が計 時を開始する。ランナーがゴールライン1に接近すると記録信号が外部から入力 されスリット画像及びエリア画像が夫々計時情報と共に記録される。キーボード 12の操作によりスリット画像及びエリア画像の一部がモニタに表示される。ス リット画像に基づいて各ランナーのゴールタイムが読み取られる。この時、エリ ア画像モニタ6Aにはスリット画像用に表示されるカーソルの時間軸上の位置と 対応するエリア画像のコマ(静止画)が表示される。スリット画像で読み取り対 象となったランナーのゼッケン番号が読み取れない時は、対応するエリア画像を 参照して該当ランナーの識別もしくは特定を行なう。
【0012】 図3はエリア画像モニタ6Aの画面10に写し出されるエリア画像の一例を示 す模式的な平面図である。本例では画面10を分割してエリア画像を時間的に前 後した複数のコマに渡って表示している。例えば、画面10を縦に3分割し、時 間的に前後した3コマ分のエリア画像を表示している。なお、各コマは着目ラン ナー2を含む中央部分のみが切り出されて画面10上に表示される。画面10の 左側にはゴール前のコマが写し出され、中央にはゴール時点のコマが写し出され 、右側にはゴール後のコマが写し出されている。これらのコマにより、着目ラン ナーの識別もしくは特定を行なう事が可能である。
【0013】 図4は本考案にかかる着順判定装置の他の実施形態を示す模式的なブロック図 である。基本的には図2に示した着順判定装置と同様な構成を有しており、対応 する部分には対応する参照番号を付して理解を容易にしている。異なる点は先ず ライン撮像手段及びエリア撮像手段を組み込んだ一台のカメラ3を用いている事 である。このカメラ3はスリット画像生成用のラインセンサとエリア画像生成用 のエリアセンサを内蔵している。又、表示手段として一台の画像モニタ6を用い ており、その画面全体を第1画面及び第2画面に分割してスリット画像及びエリ ア画像を並列表示する。この関係で、画像コントローラ15はスリット画像メモ リ13S及びエリア画像メモリ13Aの両者を制御する。
【0014】 図5は図4に示した画像モニタ6の表示例を示す模式的な平面図である。図示 する様に、画像モニタ6は縦に2分割されており、右側の第1画面7にはスリッ ト画像9が表示され、左側の第2画面10にはエリア画像11が表示されている 。第1画面7上に写し出されたカーソル8の時間軸上における位置に対応してエ リア画像11のコマが選択される。
【0015】 最後に図6は、図4に示した一体型カメラ3の具体的な構成例を示すブロック 図である。図示する様に、対物レンズ31から入光した撮像光32はプリズム3 3により2方向に分光される。一方の分光S1はエリアセンサを備えたCCDビ デオカメラ部37に供給され、エリア画像が出力される。他方の分光S2はライ ンセンサ36により受光され、その受光エネルギー量が電気エネルギー量に変換 される。この電気エネルギー量はスリット画像ジェネレータ38によりアナログ 画像信号に変換され、一定時間間隔でスリット画像の各画像要素が逐次出力され る。
【0016】
【考案の効果】
以上説明した様に、本考案によれば、スリット画像に重ねて写し出されたカー ソルの移動に連動してエリア画像のコマを選択表示する様にしたので、スリット 画像でランナーのゼッケン番号等を読み取る事ができない場合でも、エリア画像 から読み取りを可能とし、ランナーを特定する事で着順判定が可能になる。この 為、スリット画像でランナーを特定できない場合に備えて予めゴールライン近傍 で別途着順やゼッケン番号等を記録する必要がなく、計時に要する人員を削減で きる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる着順判定装置の基本的な構成を
示す模式的な斜視図である。
【図2】本考案にかかる着順判定装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【図3】着順判定装置に備えられたモニタに表示される
エリア画像の一例を示す模式的な平面図である。
【図4】本考案にかかる着順判定装置の他の実施形態を
示すブロック図である。
【図5】着順判定装置に備えられたモニタに表示される
スリット画像及びエリア画像の一例を示す模式的な平面
図である。
【図6】着順判定装置に組み込まれるカメラの具体的な
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ゴールライン(基準線) 2 ランナー(個体) 3 カメラ 4 ケーブル 5 本体 6 画像モニタ 7 第1画面 8 カーソル 9 スリット画像 10 第2画面 11 エリア画像 12 キーボード 13S スリット画像メモリ 13A エリア画像メモリ 14 タイマー 15 画像コントローラ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準線を通過する複数の個体の特
    定及び通過時間の測定を行なって各個体の着順を判定す
    る着順判定装置であって、 順次通過する個体を撮像して基準線に整合するスリット
    状の要素毎に取り込み各要素を時間軸に沿って配列して
    スリット画像を合成するライン撮像手段と、 基準線近傍の視野に入る個体を逐次撮像してコマ取りし
    時間的に前後した複数のコマを含むエリア画像を生成す
    るエリア撮像手段と、 時間軸方向に移動可能なカーソルを該スリット画像に重
    ねて表示する第1画面及び該エリア画像から選択された
    コマを表示する第2画面を備えた表示手段と、 該カーソルを移動操作して各個体の通過時間を第1画面
    上で読み取り可能にすると共に該カーソルの移動に連動
    してコマの選択制御を行ない読み取り対象になった個体
    を同時に第2画面上で識別可能にする制御手段とからな
    る着順判定装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は一台のモニタからなり、
    その画面全体を第1画面及び第2画面に分割して該スリ
    ット画像及び該エリア画像を並列表示する請求項1記載
    の着順判定装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は該第2画面を分割してエ
    リア画像を時間的に前後した複数のコマに渡って表示す
    る請求項1記載の着順判定装置。
  4. 【請求項4】 前記ライン撮像手段及びエリア撮像手段
    は一台のカメラに組み込まれており、該カメラはスリッ
    ト画像生成用のラインセンサとエリア画像生成用のエリ
    アセンサを内蔵している請求項1記載の着順判定装置。
JP1996000105U 1996-01-19 1996-01-19 着順判定装置 Expired - Lifetime JP3026935U (ja)

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