JP3224738B2 - 映像判定装置 - Google Patents

映像判定装置

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JP3224738B2
JP3224738B2 JP10891296A JP10891296A JP3224738B2 JP 3224738 B2 JP3224738 B2 JP 3224738B2 JP 10891296 A JP10891296 A JP 10891296A JP 10891296 A JP10891296 A JP 10891296A JP 3224738 B2 JP3224738 B2 JP 3224738B2
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統之 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競馬、競輪、競
艇、オートレース等の着順判定及び高速で移動する物体
の形状や文字の読み取り判定などに用いられる映像判定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば競馬や競輪、競艇、オートレース
等の着順判定には、従来よりスリット式カメラが広く使
用されていたが、この方式では、フイルムの現像等にあ
る程度の時間が必要になるため、迅速な着順判定ができ
ないという問題があった。そこで、本出願人は、映像を
電気信号に変換してデジタル画像データで処理すること
によって、判定作業を迅速かつ簡便に行えるようにした
映像判定装置を提案している(例えば特開昭63−31
6986号公報、特開昭63−316987号公報、特
開平1−174174号公報、特公平4−50792号
公報、特公平7−79470〜2号公報参照)。
【0003】既に提案した前記映像判定装置では、1次
元配列された複数の感光素子を有するラインセンサカメ
ラによってゴールライン上を通過する移動物体を垂直方
向に撮像する。そして、まずこのラインセンサカメラか
ら出力されるアナログ電気信号を順次デジタル画像デー
タに変換して複数の画面分の連続したビデオメモリに所
定時間の画像データを書き込み、その後、ビデオメモリ
から必要な表示範囲に対応した画像データを読み出して
アナログの映像信号に変換し、テレビモニタ上に表示し
ている。この場合、競馬や競艇等の各種競技の着順判定
を可能にするために、ラインセンサスキャンスピード
(蓄積時間)を1/1000秒とし、記録開始によりリ
アルタイムでテレビモニタの1画面に1秒間の画像を表
示しながら、1/1000秒毎に16秒間の時間経過画
像データ、つまり16画面分の画像データをメモリに記
憶している。審判員は、この記憶した時間の画像を操作
部のスクロールレバーで前後にスクロールしながら到着
順位及び到着タイムを判定、確認する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、競馬や競
輪、競艇、オートレース等の着順判定では、単に着順を
判定するのみならず、移動物体がスタートしてからゴー
ルするまでの経過時間を確認、記録する必要があり、前
記映像判定装置では、経過時間データを画素データに重
畳してビデオメモリに記憶するように構成している(例
えば特公平7−79472号公報参照)。すなわち、タ
イムデータ発生回路により1/10秒単位毎に経過時間
データを発生し、時間表示基準線とスタートしてからの
経過時間とを表示すると共に、さらにそれを10等分に
刻んだ1/100秒の時間表示線を表示するように物体
像と併せてビデオメモリに書き込んでいる。
【0005】そのため、着順判定を行い各順位の経過時
間を記録する場合、審判員は、テレビモニタ上に表示さ
れた静止画像で時間表示基準線、時間表示線を読み取り
その経過時間を入力することになる。特に、僅差で複数
の移動物体がゴールラインを通過した場合には、正確な
判定作業を迅速に行えるように、ラインセンサの走査方
向と平行なスケールラインを表示している(例えば特公
平7−79471号公報参照)。しかし、例えば時間を
読み取るスケールラインに併せて、何馬身かのような差
を判定するために1馬身の間隔で複数の補助線を表示す
るような場合には、スケールラインと補助線とが識別し
にくくなりそれらを混同してしまうという問題が生じ
る。
【0006】また、競艇の場合には、審判の本走スター
トの合図によって各艇がコースを周回し始め、所定時間
経過後のスタート時刻、競艇場の大時計が零時の位置を
通過すると同時に競争を開始する、所謂フライングスタ
ート方式が採用されている。このスタート後のフライン
グの有無の判定では、スタート画像において、0秒を示
す0秒線、1秒経過を示す1秒線を表示し、その間に各
艇が入っているか否かを判定する。この判定の際に、0
秒線及び1秒線に艇の先端が重なると、微差の場合には
艇の先端が白色であり、しかも0秒線及び1秒線も同色
のため、フライングの判定、出遅れの判定が認識しにく
い。また、1/10秒間隔で補助線を表示して各艇のス
タート時間を目視で読み取るが、この場合にも、0秒線
及び1秒線が補助線と識別しにくくなりそれらを混同し
てしまうという問題が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものであって、判定基準線にて判定を行う競技
等で判定の認識を容易にし、複数の補助線と他の基準線
等を併せて表示する場合に識別を容易にするものであ
る。
【0008】そのために本発明は、ラインセンサにより
移動物体の物体像の入力映像信号を該移動物体の移動方
向と直交する方向に走査して取り出すラインセンサカメ
ラと、該ラインセンサカメラからの入力映像信号をデジ
タル信号の画像データに変換し時間経過に応じて連続的
に順次記憶し、画像表示に必要な領域の画像データを読
み出してアナログ信号の出力映像信号に変換して出力す
る画像処理装置と、該画像処理手段に対し各種動作モー
ドを決定し制御を行うための選択、指令等を与えるコン
トローラと、前記画像処理手段の出力する出力映像信号
を画面に表示する外部出力装置とを備えた映像判定装置
において、前記画像処理装置は、前記画像データを時間
経過に応じて連続的に順次記憶する画像データ記憶領域
及び画像データに関する情報データを記憶する情報デー
タ記憶領域を有するDRAMから成る蓄積用の記憶手段
(ビデオメモリ)と、画像表示に必要な領域の画像デー
タ及表示画像に合成する描画データが書き込まれ、画像
データ及び情報データを書き込む画像データ表示メモリ
と、前記描画データとしてタイムとタイムラインと画像
に関する情報を書き込むタイム表示メモリと、表示画像
のタイム計測を行うためのスケールラインを書き込むス
ケール・計測表示メモリからなる、表示信号に同期して
読み出されるVIDEO RAMから成る表示用の記録
手段(表示メモリ)と、前記表示用の記録手段から読み
出された画像データと描画データを合成してアナログ信
号の出力映像信号に変換して出力する出力手段と、外部
接続インタフェースを有し前記コントローラからの選
択、指令に基づき動作モードを決定して、前記信号の変
換制御やデータの合成制御、前記蓄積用の記憶手段及び
前記表示用の記録手段への書き込み、読み出し制御、前
記描画データの作成、その他全体の制御を行う制御手段
とを備えると共に、前記表示用の記録手段は、表示画像
に合成する描画データが書き込まれ表示信号に同期して
読み出されるスケール・計測表示メモリを有し、前記制
御手段は、前記スケール・計測表示メモリにタイム計測
を行うためのスケールラインや複数の補助線の描画デー
タを作成して書き込み、前記出力手段により前記複数の
補助線を他の線と異なる表示態様で表示画像に合成して
出力し、前記制御手段は、スタート信号に基づいて計時
動作を開始し、該計時動作を開始してからの経過時間に
対応したタイムデータをスキャ ンタイム(蓄積時間)毎
順次発生するタイムデータ発生手段を有し、前記タイ
ムデータ発生手段により発生したタイムデータを前記情
報データとして前記情報データ記憶領域に記憶して、か
つ表示画像上に前記スケールラインを重ねて表示し、該
スケールラインや複数の補助線の表示位置に対応するタ
イムデータを直接読み取ることにより自動計測を行うこ
とを特徴とする。
【0009】さらに、前記異なる表示態様として異なる
色を用いたことや異なる種類の線を用いたことを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る映像判定装
置の実施の形態を示す図、図2は高速画像処理装置の具
体的な構成例を示す図である。図中、1はラインセンサ
カメラ、2は高速画像処理装置、3はメインコントロー
ラ、4はリモートコントローラ、5はカラーモニタ、6
は画像記録装置、7は画像プリンタ装置、8はデータプ
リンタ装置、11はA/D(アナログ/デジタル)変換
回路、12はビデオメモリ、13は画像データ表示メモ
リ部、14はタイム表示メモリ部、15はスケール・計
測表示メモリ部、16はデータ合成回路、17はD/A
(デジタル/アナログ)変換回路、18は出力信号切替
回路、19はタイムデータ発生回路、20は情報データ
格納部、21は電源部、22は制御回路、23は同期信
号発生回路、24はENC(エンコーダ)、25はメモ
リ部、26はメモリ制御部、27、28はCPU、29
はGP(グラフィック・プロセッサ)、30は外部接続
インタフェース部を示す。
【0011】本発明に係る映像判定装置は、図1に示す
ように移動物体の物体像を垂直な1ラインで時系列的に
取り込みアナログの電気信号に変換して出力するライン
センサカメラ1と、アナログ信号をデジタル信号の画像
データに変換して数画面分をビデオメモリに記憶し表示
画像の範囲を表示メモリに転送してアナログ映像信号に
変換し出力する高速処理の高速画像処理装置2と、操作
員用のメインコントローラ3と、審判員用のリモートコ
ントローラ4と、カラーテレビモニタ5と、画像記録装
置6と、画像プリンタ装置7と、データプリンタ装置8
とから構成されている。これらのうち、ラインセンサカ
メラ1は、ゴールラインLと平行な見通し線M上に配置
され、高速画像処理装置2およびメインコントローラ3
は、建物内の操作員が操作を行う場所に設置され、リモ
ートコントローラ4およびカラーテレビモニタ5は、審
判員が判定を行う場所に設置される。画像記録装置6と
画像プリンタ装置7は、デジタル式とアナログ式とが接
続可能である。テレビモニタ5は、高速画像処理装置2
から出力されるアナログ映像信号を表示するCRTであ
り、画像記録装置6は、MO装置、データストリーマ
(DAT)、CD装置、VTR等のデータ記録、再生を
行う装置である。
【0012】ラインセンサカメラ1は、ズームレンズと
CCD(Charge Coupled Device ;電荷結合デバイス)を
用いたカラーラインセンサとセンサ駆動回路と出力増幅
器とから構成され、ゴールラインL上を垂直方向に撮像
するように配置される。また、カラーラインセンサは、
画素毎に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラー
フィルタを順番に繰り返し一次元配列したフォトダイオ
ード(感光素子)を有する光電変換部と、出力用シフト
レジスタ部とから構成される。
【0013】ラインセンサカメラ1の動作概要を説明す
ると、ズームレンズを介してゴールラインL上を通過す
る移動物体の物体像を光電変換部上に結像することによ
り、光電変換部において物体像を電気信号(電荷)に変
換する。この電気信号は、1電荷蓄積時間毎に、センサ
駆動回路より供給される走査タイミング信号STS
1(フォトトランスファパルス)に同期して、各画素
毎、同時に(並列に)出力用シフトレジスタ部へ転送さ
れ、出力用シフトレジスタ部から走査タイミング信号S
TS2 (転送パルス)に同期して出力増幅器へ順次(直
列に)出力され増幅される。この出力増幅器の出力を
R、G、Bの映像信号VVSとしてタイミングパルスT
MPと共に高速画像処理装置2へ供給する。
【0014】例えばラインセンサカメラ1のカラーライ
ンセンサは、各色について画素数が1728画素であ
り、高速画像処理装置2のビデオメモリは、列方向に1
6Kバイト、行方向に2Kバイトをメモリ領域として割
り当て、そのうち行方向に1728バイトを画像データ
のメモリ領域に割り当て、残り320バイトを情報デー
タのメモリ領域に割り当てている。本発明のシステム
は、標準TV方式(NTSC)、ハイビジョンTV方式
(HD)、ノンインタレースハイビジョンTV方式(P
HD)の出力に対応している。テレビモニタの表示画面
構成における画像表示垂直走査線数は、標準TV方式の
場合が485ライン、ハイビジョンTV方式およびノン
インタレースハイビジョンTV方式の場合が1035ラ
インであり、時間軸となる水平走査の画素数は、各TV
方式とも同じであり、1024画素である。
【0015】次に、図2に示す高速画像処理装置2につ
いて説明する。図2において、A/D変換回路11は、
ラインセンサカメラ1から供給されるRGBの各アナロ
グ信号の映像信号VSSを各画素毎にその濃淡(明る
さ)に対応した8ビットの画像データPDに変換するも
のであり、映像信号VSSのレベルが所定の範囲内で最
も低い場合には画像データPDとして“0000000
0”を出力し、映像信号VSSのレベルが所定の範囲内
で最も高い場合には画像データPDとして“11111
111”を出力する。
【0016】ビデオメモリ12は、DRAM(ダイナミ
ックラム)で構成し、画像データの格納領域と情報デー
タの格納領域とタイム・タイムラインの描画領域とを有
するものであり、カラーラインセンサのスキャンタイム
(蓄積時間)毎にA/D変換回路11でデジタル信号に
変換されたRGBの画像データと情報データを画像デー
タの格納領域と情報データの格納領域にそれぞれ格納す
ると共に、格納した情報データに基づいてタイム及びタ
イムラインをタイム・タイムラインの描画領域に描画す
る。ビデオメモリ12には、メモリ領域の垂直方向(行
アドレス)に1スキャン分ずつデータを格納し、水平方
向(列アドレス)に時間的に連続して例えば1/100
0秒毎に16秒間の時間経過画像データを格納する。し
たがって、1秒間の画像データを1画面分として16画
面分の画像データを連続して格納する。この画像データ
は、R、G、B各1画素分を8ビットとすると、フルカ
ラー(1677万色)の情報を持つことになる。
【0017】ビデオメモリ12に画像データと共に格納
される情報データには、タイムデータ、開催地データ、
さらに競馬右回り、競馬左回り、競艇前検、競艇本走、
テスト等の動作モードに応じた記録状態データ、その他
の画像データに関する情報がある。タイムデータは、タ
イムデータ発生回路19から入力され、その他の情報デ
ータは、開催地データ・記録状態データ保持部20から
入力される。タイムデータ発生回路19は、タイマを有
し制御回路22から供給されるタイマ制御信号TCSに
基づいて計時を行って、タイムデータ(経過時間デー
タ)を生成するものである。開催地データ・記録状態デ
ータ保持部20は、制御回路22から供給されるタイム
データ以外の情報データを保持するものである。
【0018】画像データ表示メモリ部13は、ビデオメ
モリ12に取り込まれたデータのうち、画像表示に必要
な画像データと情報データを格納し、画像データの表示
を行うためのメモリ部であり、タイム表示メモリ部14
は、表示画像にタイムライン、タイム、開催地の表示を
行うためのメモリ部であり、スケール・計測表示メモリ
部15は、表示画像にスケールライン、補助線、計測タ
イム、メニュー表示を行うためのメモリ部である。
【0019】各表示メモリ部13〜15は、列方向に2
kバイト、行方向に2kバイトのメモリ領域を持つ、V
IDEO RAM(ビデオラム)で構成し、DRAM
(ダイナミックラム)で構成するビデオメモリ12から
DMA転送により画像表示に必要な画像データ、情報デ
ータ、タイムとタイムラインの描画データを表示メモリ
部13、14に転送して、画像データ、タイムとタイム
ラインの描画データを表示メモリ15の描画データと共
に同一TV信号に合わせて読み出している。
【0020】データ合成回路16は、各表示メモリ部1
3〜15から1画面サイズスキャンして読み出した画像
データ、タイムとタイムライン等の描画データ、スケー
ルライン等の描画データを合成するものであり、スケー
ル・計測表示メモリ部15、タイム表示メモリ部14、
画像データ表示メモリ部13の順に優先処理している。
D/A(デジタル/アナログ)変換回路17は、1画面
サイズスキャンして読み出しデータ合成部16で合成さ
れた水平読み出し画像データHPDを映像信号VSに変
換するものである。
【0021】制御回路22は、操作員により操作される
メインコントローラ3、審判員により操作されるリモー
トコントローラ4からの選択、指令等に基づき動作モー
ドを決定し、ビデオメモリ12の書き込み動作および読
み出し動作の制御、A/D変換回路11およびD/A変
換回路17の変換タイミング、TV同期信号の発生、情
報データの挿入制御、外部信号によるタイムスタート、
記録開始等の制御、タイム表示メモリ部14の画像の作
成、スケール・計測表示メモリ部15の画像の作成等、
全体の制御を行うものである。そのために、制御回路2
2は、2つのCPU27、28を持つ。CPUa27
は、主に外部接続機器との接続インタフェースを取り、
操作員用のメインコントローラ3および審判員用のリモ
ートコントローラ4の指示を受け、各動作コマンドを発
生する。CPUb28は、CPUa27から動作コマン
ドを受けて各動作を実行する。CPUb28は、主にG
P(グラフィックプロセッサ)29を制御し、さらにビ
デオメモリ部12及び各表示メモリ部13〜15を制御
する。メモリ制御部26は、DMA(ダイレクト・メモ
リ・アクセス)制御により各メモリ部12〜15の画像
データの書き込み、読み出し動作を制御している。メモ
リ部25は、ROM、RAM、計測データを格納するE
EPROMで構成されている。外部接続インタフェース
(I/F)部30は、外部駆動信号(タイムスタート、
記録開始、競艇0秒、競艇1秒信号)I/F、コントロ
ーラ(メイン、リモート)I/F、カメラコントロール
I/F、外部記録機器I/Fで構成されている。
【0022】電源部21は、高速画像処理装置の電源、
およびラインセンサカメラ電源、メイン・リモートコン
トローラ電源で構成されている。同期信号発生回路23
は、標準TV方式、ハイビジョンTV方式、ノンインタ
レースハイビジョンTV方式の信号発生に対応し、メイ
ンコントローラ24のTV出力選択により切り替えら
れ、各TV方式に準じた複合同期信号SYNCおよび水
平同期信号HD、垂直同期信号VDを発生するものであ
る。ENC24は、NTSC複合映像信号を発生するN
TSCエンコーダである。出力信号切替回路18は、標
準TV方式(NTSC)、ハイビジョンTV方式(H
D)、ノンインタレースハイビジョンTV方式(PH
D)の出力を切り替えるものである。
【0023】図3は操作員用のメインコントローラのパ
ネル面を示す図、図4は審判員用のリモートコントロー
ラのパネル面を示す図、図5〜図8は計測設定の画像表
示の例を示す図、図9〜図14は計測設定のプリントア
ウトの例を示す図である。操作員用のメインコントロー
ラ3及び審判員用のリモートコントローラ4は、高速画
像処理装置2の制御回路22に対して各種動作の指示を
行うものであり、例えば図3及び図4に示すように各種
操作ボタン、LED、ツマミ等を有するそれぞれのパネ
ルから構成されている。次に、操作員用のメインコント
ローラ3の主要なパネルについてその概要を説明する。
【0024】「記録モード」パネル42は、競馬モード
時はテスト記録モードで使用し競艇モード時はバックア
ップ記録ボタンで使用するテストボタン、競艇モード時
にのみ前検記録モードを選択する前検ボタン、競馬モー
ド時はレース記録モードを選択し、競艇モード時は本走
記録モードを選択する本走ボタンを有する。競馬モード
か競艇モードかの選択は、メインコントロール背面にあ
る競馬、競艇モード切替スイッチ60で行う。バックア
ップ記録ボタンは、メニューの記録開始入力の設定に無
関係で強制的に記録開始する。「コントロール」パネル
43は、主要操作をサブコントロールパネルに切り替え
るメイン/リモートボタンを有する。「映像出力」パネ
ル44は、出力信号としてノンインタレースHDTVス
キャン信号を選択するP.HDTVボタン、出力信号と
してHDTV信号を選択するHDTVボタン、出力信号
としてNTSC信号を選択するNTSCボタンを有す
る。「表示」パネル45は、16個のLEDからなり、
画像メモリの書き込み領域のバー表示を行う記録容量L
ED、同じく16個のLEDからなり、画像メモリの読
み出し位置の点表示を行うモニタ表示位置LED、各記
録モードでの記録表示を行うメモリLED、外部機器記
録再生モード表示を行う外部LEDを有する。「メニュ
ー」パネル46は、モニタに機器の状態設定のメニュー
の表示を行い、計測設定表示モードのときには計測デー
タの修正を行うメニューボタンを有する。「確定」パネ
ル47は、開催データ(回、日、R)の登録、設定項目
の確定、外部機器記録モードでは選択項目の確定、計測
設定表示モードではデータの登録及びプリントアウトの
開始、競艇前検モードでは前検終了の操作を行う確定ボ
タンを有する。
【0025】「使用設定状況」パネル48は、競馬、競
艇、右回り、左回りの使用設定状況を表示する競馬LE
D、競艇LED、右回りLED、左回りLEDを有す
る。「タイム」パネル50は、タイム表示器のタイムリ
セットを行うリセットボタン、タイムカウンタースター
トの指示を行うスタートボタン、タイムスタートをスタ
ートボタンで駆動するか(内部)外部信号で駆動するか
(外部)の表示を行う外部LED等を有する。「記録」
パネル55は、競馬モード時はテスト、本走時の記録を
開始し、競艇モード時は前検、本走時の記録を開始する
記録ボタン、記録モード途中の中止を行い、記録モード
が開始後の記録モードを中止し、記録モードの初期に戻
すレースリセットボタンを有する。
【0026】「開催設定」パネル56は、モニタに表示
する開催データの回データの設定選択を行う回ボタン、
モニタに表示する開催データの日データの設定選択を行
う日ボタン、モニタに表示する開催データのレースナン
バーの設定選択を行うRボタン、レースナンバーを自動
的に+1表示を行うオートボタンを有する。回表示器、
日表示器、R表示器は、それぞれ開催データの回、日、
レースナンバーの設定表示を行うものである。「判定補
助線」パネル57は、モニタに判定補助線の表示を行う
補助線入/切ボタン、補助線ボタン入選択時に補助線を
単線にするか複線にするかを選択する単線/複線ボタ
ン、画面選択枠の選択A(スタート)、B(ゴール)ボ
タンの切り替えに対応して複数本数の設定を行う補助線
本数Aツマミ、Bツマミ、モニタに計測表示するための
計測入/切ボタン、レース結果の馬番(艇番)およびタ
イムを表示入力する計測設定ボタンを有する。「画面選
択」パネル58は、競馬モード時はカメラ1を選択し、
競艇モードは本走時のみスタート画面を選択する選択A
ボタン、競馬モード時はカメラ2を選択し、競艇モード
時は本走時のみゴール画面を選択する選択Bボタン、各
モード画面の選択や開催データ、画面フレーム数等の設
定、メニュー操作の位置移動を行う画面切換16キーボ
タン、各モードの記録フレーム数表示や競艇前検時の記
録回数表示、外部機器記録の開始画面ナンバー表示、再
生フレームナンバー表示を行う記録枚数表示器、各モー
ドの記録セレクトフレームナンバー表示、競艇前検時の
練習画面セレクトナンバー表示、外部機器記録の終了画
面ナンバー表示、再生フレームナンバー表示を行うセレ
クト表示器を有する。「スクロール」パネル59は、画
像の左右移動やスピード可変、2倍拡大スイッチに用い
るスクロールジョイスティックを有する。
【0027】各モードとしては、競馬モード、競艇モー
ド、外部機器記録モード、自動スクロールモード等があ
る。競馬モードでは、テスト記録の場合、画像を2フレ
ーム領域に記録し、撮像範囲画像のフォーカス等を確認
する。本走記録の場合、タイムスタート信号を計時して
ゴール画像を全画像メモリ領域に記録する。タイムスタ
ート信号を外部より受け取り、タイマーをスタートさ
せ、馬がゴールに入る直前に「記録」パネル55の記録
ボタンを操作して記録開始させ、全画像をメモリに記憶
終了した時点で自動的にタイムをストップし、本走記録
を終了させる。
【0028】競艇モードでは、前検記録の場合、開催前
日に行われるスタート練習を連続記録する。レースのス
タートとなる大時計の1分前信号を外部より受け、メニ
ューの前検記録開始で設定した時間(0秒信号の0.5
秒前)で自動記録を開始し、約2秒間(2画面)毎に連
続記録する。本走記録の場合、開催日の本番レースを1
レース毎に記録する。大時計からの1分前信号を外部よ
り受け、メニューの本走記録開始で設定した時間(0秒
信号の2秒前)で自動記録を開始し、スタートを約4秒
間(4画面)記録し、大時計0秒信号入力によりタイマ
ーをリセットすると共に、画像メモリーに0秒線を書き
込み、大時計1秒信号入力により画像メモリーに1秒線
を書き込む。スタート画像記録終了後モニタ上に0秒
線、1秒線が表示される画像(約1.3秒間の画像)を
表示する。審判員がこの画像を見て、フライイング、出
遅れがないか判定する。大時計0秒信号入力により時間
を計時し、残メモリー領域にゴール画像を記録する。全
画像メモリーに記録終了した時点で自動タイムストップ
し、本走記録を終了させる。
【0029】外部機器記録モードでは、記録の場合、各
記録を完了後、開催表示値(回、日、R)をファイル名
として外部記録機器(MO、DATデータストリーマ
等)に画像記録を行い、再生の場合、外部記録機器より
ファイル名を指定し画像データを読み出して再生画像を
モニタに表示する。再生時は、画像データの情報データ
より各記録モード(競馬右回り、競馬左回り、競艇前
検、本走)と同じ状態で再生し、各操作も記録モードと
同じ操作が行える。
【0030】自動スクロールモードでは、最初のフレー
ムから自動スクロールスピードツマミで設定されたスク
ロールスピードで全記録領域をスクロール表示する。
【0031】また、計測動作には、計測入/切ボタンオ
ン動作による計測モードと設定ボタンオン動作による計
測表示モードがある。計測モードでは、モニタに単線
(スケールライン)及びタイム表示枠の表示、単線位置
のタイムのタイム表示枠への表示を行う。タイム表示枠
及び単線はそれぞれ移動可能になっている。計測表示モ
ードでは、出走した馬番、艇番、及びタイムの設定表示
を行う。計測オン時のタイム表示枠は固定位置に表示す
る。
【0032】例えば競馬モードにおいて、計測入/切ボ
タンが押されると、計測モードの動作がオンになり、計
測入/切ボタンのLEDを点灯して単線/複線ボタンの
LEDを消灯し、モニタに単線及びタイム表示枠を表示
する。この時、タイム表示枠には単線位置のタイムを表
示する。そして、ポジションツマミの操作により計測す
る馬の鼻先に合わせタイム計測を行う。計測入/切ボタ
ンが再度押されると、計測モードの動作がオフになり、
モニタの単線、タイム表示枠を消去して、計測入/切ボ
タンのLEDを消灯する。
【0033】計測入/切ボタンのLEDが点灯中、計測
設定ボタンが押されると、計測表示モードがオンにな
り、設定ボタンのLEDを点灯してモニタに単線及びタ
イム表示枠を表示し、さらに項目表示、馬番枠を点滅表
示する。この状態で、オペレータにより、ポジションツ
マミも使い先頭馬の鼻先に単線を合わせ、また、画面の
右側の計測領域に先頭馬が入るように画像スクロールの
操作が行われる。そして、16キーで馬番が入力される
と、項目表示の馬番枠に入力番号を表示し、設定ボタン
が押されると馬番を登録する。このときタイム枠は点滅
表示を行い、タイム表示枠を確認の上、設定ボタンが押
されると、単線位置のタイムをタイム枠に表示し登録す
る。次着馬についても、オペレータの画像スクロール操
作により計測領域への移動、単線の鼻先への合わせ操作
に従って順次入力、登録処理を行う。設定ボタンが押さ
れると、表示を終了し入力全データを記憶すると共に、
モニタの表示項目を全て消去して計測モードにし、設定
ボタンのLEDを消灯する。全入力が終了した時点で確
認ボタンが押されると、入力した登録データをプリント
アウトすると共に入力全データを記憶し、計測モードと
する。
【0034】計測設定で登録し記憶できるデータは、競
馬モードの場合、1レース20頭の枠で12レース分記
憶でき、競艇の本走モードの場合、スタートデータ及び
ゴールデータが1レース6艇の枠で12レース分、前検
モードの場合、1レース6艇の枠で16スタート分記憶
できる。記憶した登録データは、計測設定ボタンを押
し、16キーでレースナンバーを入力することにより、
選択されたレースのデータを例えば図5〜図8に示すよ
うに画面表示及び図9〜図14に示すようにプリントア
ウトできる。また、メニューより全レースのプリントア
ウト、選択されたレースのプリントアウトができる。
【0035】計測設定の画像表示の例として、図5に競
馬計測設定画面の例、図6に競艇本走スタート計測設定
画面の例、図7に競艇ゴール計測設定画面の例を示し、
図8に競艇前検スタート計測設定画面の例をそれぞれ示
している。また、計測設定のプリントアウトの例とし
て、図9に競馬計測プリントフォーマットの例、図10
に競艇計測設定プリントフォーマットのうち本走モード
スタート計測設定プリントフォーマット例、図11に競
艇計測設定プリントフォーマットのうちゴール計測設定
プリントフォーマット例、図12に前検モードのスター
ト練習計測設定プリントフォーマット例、図13に本走
モードで1レース及び全レースのプリントアウトフォー
マット例、図14に前検で全練習のプリントアウトフォ
ーマット例をそれぞれ示している。
【0036】動作モードが左回りでも右回りでも書込お
よび読出列アドレスを同じにすると、左回りで記録した
場合には、画面上の画像が実際の進行方向と逆向きにな
り鏡像として表示されるため、左回りと右回りでは、画
像メモリーの書込および読出列アドレスを逆に制御して
いる。外部機器で記録した画像データを再生する場合に
は、画像データ内の情報データの右回り/右回りを読み
取り、記録時の状態と同じ画像メモリの制御を行うこと
により、実際の方向に対応した画像を表示できる。
【0037】次に、制御回路22による画像データの書
き込み/読み出しの動作について説明する。図15は制
御回路とビデオメモリ及び各表示メモリとの間の接続バ
スの構成例を示す図、図16はビデオメモリと各表示メ
モリとの関係を説明するための図である。
【0038】データバスとしては、図15に示すように
A/D変換回路11とビデオメモリ12と各表示メモリ
13〜15との間は、高速画像データバス(DMAデー
タバス)D0で接続され、これらの間で画像データを高
速でDMA転送できるようになっている。したがって、
DMA制御される高速画像データバスD0を介して、画
像データがA/D変換回路11からビデオメモリ12に
高速転送でき、また、画像表示に必要な画像データや情
報データ、描画データをビデオメモリ12から各表示メ
モリ13〜15にも高速転送できる。さらにビデオメモ
リ12と各表示メモリ13〜15とCPUb28、GP
29との間はCPU制御データバスD1で接続され、C
PUb28がビデオメモリ12の画像データや情報デー
タを読んだり、GP29よりビデオメモリ12のタイム
・タイムライン描画領域への描画、各表示メモリへの描
画を行うことができるようになっている。そして、画像
データ表示メモリ13とタイム表示メモリ14の画像読
み出しデータバスD2及びスケール・計測表示メモリ1
5の画像読み出しデータバスD2’がデータ合成回路1
6に接続され、各表示メモリ13〜15から同一TV信
号に同期して画像データと描画データを読み出すことに
よって、それらの画像読み出しデータをデータ合成回路
16で合成し、それをD/A変換回路17でアナログ映
像信号に変換するようになっている。
【0039】また、アドレスバスとしては、CPUa2
7からCPUa制御アドレスバスA0が、CPUb28
からCPUb制御アドレスバス及び描画制御アドレスバ
スA4がメモリ制御部26にそれぞれ接続されている。
そして、DMA制御及びCPUb制御アドレスバスA
1、A1’がメモリ制御部26からビデオメモリ12及
びコントローラであるCTLa26−1、CTLb26
−2に接続され、拡大、垂直間引き等のD/A表示制御
アドレスバスCTLがメモリ制御部26からCTLa2
6−1、CTLb26−2に接続されている。さらに、
表示メモリ制御バスA2、A3がCTLa26−1、C
TLb26−2から表示メモリ13〜15に接続されて
いる。
【0040】ここでメモリ制御部26は、外部接続機器
との接続インタフェース、A/D変換回路11からの画
像データののDMA制御、メモリ間のデータ転送のDM
A制御、CPUでのデータ書き込み、読み出し制御、描
画制御等を優先度の高い順に判断して実行するメモリマ
ネージャー部である。また、CPUa27は、主に接続
インタフェース及びA/D変換に係わる制御(DMA)
を行い、CPUb28は、GP29と一体となって各メ
モリのデータの読み出し、書き込み、及び描画の制御を
行う。
【0041】次に、画像の記録、表示を行うときの制御
を説明する。まず、メインコントローラ3、リモートコ
ントローラ4、又は外部信号により記録開始指示を受け
た場合、CPUa27は、画像データ及び情報データを
ビデオメモリ12のRGB領域に記憶するため、DMA
制御指示をメモリ制御部26に与える。メモリ制御部2
6は、このDMA制御指示によりDMA制御アドレスバ
スA1にDMAアドレスを発生し、高速で画像データ及
び情報データをビデオメモリ12のRGB領域に記憶す
る。また、CPUb28は、ビデオメモリ12のRGB
領域に記憶された情報データを読み込み、GP29を制
御して図16に示すビデオメモリ12のタイム・タイム
ライン描画領域にタイム及びタイムラインを描画する。
【0042】記録開始後、画像表示を行う場合、CPU
a27は、ビデオメモリ12に記憶されたデータを画像
データ表示メモリ13及びタイム表示メモリ14に転送
するため、DMA制御指示をメモリ制御部26に与え
る。メモリ制御部26は、このDMA制御指示によりD
MAアドレスA1’を出力し、図16に示すようにビデ
オメモリ12から画像データ表示メモリ13及びタイム
表示メモリ14にそれぞれ画像データと情報データ及び
タイム・タイムラインの描画データのDMA転送を行
う。これら画像データ表示メモリ13及びタイム表示メ
モリ14から画像読み出しデータバスD2に画像データ
が読み出されることにより、データ合成回路16で合成
され、D/A変換回路17でアナログ映像信号に変換さ
れて出力される。これらビデオメモリ12へのデータの
書き込み動作とビデオメモリ12から画像データ表示メ
モリ13及びタイム表示メモリ14へのデータの転送は
同時動作を行うためメモリ制御部26によって制御され
る。
【0043】コントローラよりスケールライン発生指
示、計測指示、計測設定指示が出た場合には、CPUa
27からCPUb28への指示によりCPUb28及び
GP29が描画データを作成して、そのデータ転送をス
ケール・計測表示メモリ15に行い、スケール・計測表
示メモリ15から画像読み出しデータバスD2に画像デ
ータが読み出されることにより、データ合成回路16で
合成され、D/A変換回路17でアナログ映像信号に変
換されて出力される。このようにして表示された画像
は、モニタ画面の水平方向を時間軸とした静止画像であ
り、スケール・計測表示メモリ部15に測定したい垂直
のスケールラインを発生し、スケールライン上の情報デ
ータより到着時間の計測および表示を行うことができ
る。
【0044】既に述べたようにビデオメモリ12には、
モニタ画面の数画面分の画像データが連続して格納し、
各表示メモリ部13〜15は、列方向に2kバイト、行
方向に2kバイトのメモリ領域を持つ、VIDEO R
AM(ビデオラム)で構成している。これに対し、テレ
ビモニタの表示画面構成における画像表示垂直走査線数
は、標準TV方式の場合が485ライン、ハイビジョン
TV方式およびノンインタレースハイビジョンTV方式
の場合が1035ラインであり、時間軸となる水平走査
の画素数は、各TV方式とも同じであり、1024画素
である。テレビモニタに表示する画像は、図16に示す
ようにメモリ領域の列アドレスを移動して画像データを
情報データと共に画像データ表示メモリ部13に転送す
ると共に、タイムとタイムラインの描画データをタイム
表示メモリ14に転送して、それらの読み出し位置を制
御することにより水平スクロールを行い、また、画像デ
ータ表示メモリ部13とタイム表示メモリ14に転送さ
れたデータの行アドレスの制御を行うことにより垂直方
向の画像スクロールを行う。
【0045】また、画像を縮小/拡大して表示する場合
には、ビデオメモリ12から水平方向(列アドレス)の
み縮小/拡大して画像データを情報データと共に画像デ
ータ表示メモリ部13に転送すると共にタイムとタイム
ラインの描画データをタイム表示メモリ14に転送し、
それらを垂直方向(行アドレス)にのみ縮小/拡大して
読み出すようにしている。
【0046】図17は画像データ表示メモリの記録画像
とタイム表示メモリとスケール・計測表示メモリの描画
画像の合成画面の例を示す図、図18はタイム計測の合
成画面の表示例を示す図である。各表示メモリのうち、
画像データ表示メモリには、図17(A)に示すように
画像表示に必要な画像データと情報データが書き込ま
れ、間欠記録の場合には区切りの黒抜き線が、また、競
艇の場合には0秒線と1秒線が画像に挿入される。タイ
ム表示メモリには、図17(B)に示すように1/10
秒毎のタイム32、1/10秒と1/100秒のタイム
ライン33、開催表示枠31が描画されると共に、開催
表示枠31の中に開催地や回、日、レースナンバーから
なる開催データが描画される。これらは、情報データに
基づきビデオメモリのタイム・タイムライン描画領域に
描画されたものが転送されるが、情報データに基づきタ
イム表示メモリに直接描画することもできる。そして、
スケール・計測表示メモリには、図17(C)に示すよ
うにスケールライン34、補助線35、タイム表示枠3
6が描画されると共に、スケールライン34の位置に対
応する情報データに基づきタイム表示枠36の中にタイ
ムが描画される。これら各表示メモリのデータが同一T
V信号に合わせて読み出され合成された後、アナログ信
号の映像信号に変換されて出力されることによって図1
7(D)に示すような合成画像がモニタ画面に表示され
る。
【0047】このようにタイム計測でタイム表示する場
合には、まずスケール・計測表示メモリにスケールライ
ン34、補助線35と共にタイム表示枠36が描画さ
れ、このタイム表示枠36の中に、スケールライン34
の描画位置に対応して画像データ表示メモリ12の情報
データを読み取り、その中のタイムデータに基づきタイ
ムが描画される。したがって、スケールライン34の表
示位置を移動すると、その表示位置に対応してタイム表
示枠36の中のタイムが更新される。
【0048】例えば競馬の着順判定とタイムの記録確認
を行っている画面の表示例を示したのが図18である。
この画面は、着順7のタイムを記録、確認しようとして
いる例であり、馬番6の鼻にスケールラインを合わせる
ことによって、そのスケールラインの表示位置に対応す
るタイムデータに基づき「1′44″17」がタイム表
示枠と着順判定のタイム欄の中に表示されている。この
ように画像データと共にタイムデータを含む情報データ
をビデオメモリに時系列に順次記憶し、スケールライン
の位置と画像データの位置とを対応させて情報データの
中のタイムデータを読み取ることにより、タイムの計測
表示、記録が可能となるので、着順に馬番を入力してス
ケールラインを移動操作し、確認のキーを操作するだけ
で、図18に示すように着順判定とタイムの記録確認を
行うことができる。
【0049】図19は複数の補助線を競艇の0秒線、1
秒線のある表示画像に合成した例を示す図である。スケ
ール・計測表示メモリ15には、図17(C)に示すよ
うにタイムデータを表示するタイム表示枠36、スケー
ルライン34、複数の補助線35が描画され、これが表
示画像に重ね合わせて出力されるが、例えば競馬の場合
には、例えば何馬身の差があるかを判定するために補助
線35が用いられ、競艇の場合には、フライングの判定
を行うために補助線35が用いられる。競艇の場合に
は、0秒線37、1秒線38が画像データと共にビデオ
メモリ22に書き込まれ、これをモニタに表示してフラ
イングの有無の判定を行う。このとき、各艇のスタート
時間を計測するために、図19に示すように0秒線37
と1秒線38との間に1/10秒の間隔で補助線35を
表示して審判員の目視により時間を読み取る。このよう
に補助線35は、スケールライン34や0秒線37、1
秒線38と共に表示されるので、これらを同じ色や線で
表示すると、識別しにくくなる。そこで、制御回路22
によりスケールライン34や複数の補助線35を作成し
て描画データとしてスケール・計測表示メモリ15に書
き込む場合、異なる表示態様により、例えば異なる色
で、或いは太線、細線、実線、一点鎖線等のように異な
る種類の線を用いるようにしている。さらに、スケール
ライン34で時間の自動読み取り、記録を行う場合、ス
ケールライン34の位置が0秒線37より前か、0秒線
37と1秒線38との間か否かを判定し、移動物体aの
ように0秒基準線37の前の場合には、タイム表示枠3
6の時間の表示色を例えば赤色にし、0秒線37と1秒
線38との間の場合には、タイム表示枠36の時間の表
示色を黒色にする。つまり、フライングの場合に、異な
る表示態様とすることにより、その認識をしやすくす
る。
【0050】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、スケールライン、補助線、0秒線、
1秒線等の判定線を異なる表示態様で表示したが、これ
以外の判定線を用いる場合においても同様に適用できる
ことはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、判定を迅速、的確に行うために静止画像に各
種の判定線を重ねて表示する場合、色は線の種類等を変
えて異なる表示態様により表示するので、種々の判定線
を表示した場合にも、それらの識別が容易になり判定線
の混同や判定ミスを防ぐことができる。さらに、計測値
が基準線のいずれ側にあるかによりその表示態様も異な
るようにすることによりフライングか否かのような判定
内容の識別も瞬時に行うことができ、迅速且つ的確な判
定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る映像判定装置の実施の形態を示
す図である。
【図2】 高速画像処理装置の具体的な構成例を示す図
である。
【図3】 操作員用のメインコントローラのパネル面を
示す図である。
【図4】 審判員用のリモートコントローラのパネル面
を示す図である。
【図5】 競馬計測設定画面の例を示す図である。
【図6】 競艇本走スタート計測設定画面の例を示す図
である。
【図7】 競艇ゴール計測設定画面の例を示す図であ
る。
【図8】 競艇前検スタート計測設定画面の例を示す図
である。
【図9】 競馬計測プリントフォーマットの例を示す図
である。
【図10】 競艇計測設定プリントフォーマットのうち
本走モードスタート計測設定プリントフォーマット例を
示す図である。
【図11】 競艇計測設定プリントフォーマットのうち
ゴール計測設定プリントフォーマット例を示す図であ
る。
【図12】 前検モードのスタート練習計測設定プリン
トフォーマット例を示す図である。
【図13】 本走モードで1レース及び全レースのプリ
ントアウトフォーマット例を示す図である。
【図14】 前検で全練習のプリントアウトフォーマッ
ト例を示す図である。
【図15】 制御回路とビデオメモリ及び各表示メモリ
との間の接続バスの構成例を示す図である。
【図16】 ビデオメモリと各表示メモリとの関係を説
明するための図である。
【図17】 画像データ表示メモリの記録画像とタイム
表示メモリとスケール・計測表示メモリの描画画像の合
成画面の例を示す図である。
【図18】 タイム計測の合成画面の表示例を示す図で
ある。
【図19】 複数の補助線を競艇の0秒線、1秒線のあ
る表示画像に合成した例を示す図である。
【符号の説明】
1…ラインセンサカメラ、2…高速画像処理装置、3…
メインコントローラ、4…リモートコントローラ、5…
カラーモニタ、6…画像記録装置、7…画像プリンタ装
置、8…データプリンタ装置、11…A/D(アナログ
/デジタル)変換回路、12…ビデオメモリ、13…画
像データ表示メモリ部、14…タイム表示メモリ部、1
5…スケール・計測表示メモリ部、16…データ合成回
路、17…D/A(デジタル/アナログ)変換回路、1
8…出力信号切替回路、19…タイムデータ発生回路、
20…情報データ格納部、21…電源部、22…制御回
路、23…同期信号発生回路、24…ENC(エンコー
ダ)、25…メモリ部、26…メモリ制御部、27、2
8…CPU、29…GP(グラフィック・プロセッ
サ)、30…外部接続インタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラインセンサにより移動物体の物体像の入
    力映像信号を該移動物体の移動方向と直交する方向に走
    査して取り出すラインセンサカメラと、該ラインセンサ
    カメラからの入力映像信号をデジタル信号の画像データ
    に変換し時間経過に応じて連続的に順次記憶し、画像表
    示に必要な領域の画像データを読み出してアナログ信号
    の出力映像信号に変換して出力する画像処理装置と、該
    画像処理手段に対し各種動作モードを決定し制御を行う
    ための選択、指令等を与えるコントローラと、前記画像
    処理手段の出力する出力映像信号を画面に表示する外部
    出力装置とを備えた映像判定装置において、 前記画像処理装置は、前記画像データを時間経過に応じ
    て連続的に順次記憶する画像データ記憶領域及び画像デ
    ータに関する情報データを記憶する情報データ記憶領域
    を有するDRAMから成る蓄積用の記憶手段(ビデオメ
    モリ)と、 画像表示に必要な領域の画像データ及表示画像に合成す
    る描画データが書き込まれ、画像データ及び情報データ
    を書き込む画像データ表示メモリと、前記描画データと
    してタイムとタイムラインと画像に関する情報を書き込
    むタイム表示メモリと、表示画像のタイム計測を行うた
    めのスケールラインを書き込むスケール・計測表示メモ
    リからなる、表示信号に同期して読み出されるVIDE
    O RAMから成る表示用の記録手段(表示メモリ)
    と、 前記表示用の記録手段から読み出された画像データと描
    画データを合成してアナログ信号の出力映像信号に変換
    して出力する出力手段と、 外部接続インタフェースを有し前記コントローラからの
    選択、指令に基づき動作モードを決定して、前記信号の
    変換制御やデータの合成制御、前記蓄積用の記憶手段及
    び前記表示用の記録手段への書き込み、読み出し制御、
    前記描画データの作成、その他全体の制御を行う制御手
    段とを備えると共に、前記表示用の記録手段は、表示画
    像に合成する描画データが書き込まれ表示信号に同期し
    て読み出されるスケール・計測表示メモリを有し、前記
    制御手段は、前記スケール・計測表示メモリにタイム計
    測を行うためのスケールラインや複数の補助線の描画デ
    ータを作成して書き込み、前記出力手段により前記複数
    の補助線を他の線と異なる表示態様で表示画像に合成し
    て出力し、 前記制御手段は、スタート信号に基づいて計時動作を開
    始し、該計時動作を開始してからの経過時間に対応した
    タイムデータをスキャンタイム(蓄積時間)毎に順次発
    生するタイムデータ発生手段を有し、前記タイムデータ
    発生手段により発生したタイムデータを前記情報データ
    として前記情報データ記憶領域に記憶して、かつ表示画
    像上に前記スケールラインを重ねて表示し、該スケール
    ラインや複数の補助線の表示位置に対応するタイムデー
    タを直接読み取ることにより自動計測を行うことを特徴
    とする映像判定装置。
  2. 【請求項2】前記異なる表示態様として異なる色を用い
    たことを特徴とする請求項1記載の映像判定装置。
  3. 【請求項3】前記異なる表示態様として異なる種類の線
    を用いたことを特徴とする請求項1記載の映像判定装
    置。
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