JP3026894U - 身体障害者用飲料容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手の不自由な人が液体を容易に飲むことがで
きるようにする。 【解決手段】 容器本体１の周縁に吸い口２を突成し、
その容器本体１の内底部に吸引口４を形成して吸い口２
と連通した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は手の不自由な身体障害者が牛乳、コーヒー、及び、うどん、ラーメン などの汁を飲むことができるようにした容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、手の不自由な人が液体を飲むのに適するように特別に作られた容器は存 在しなかったため、手が不自由で容器を傾けることができない人は他人の介護が なければ液体を飲むことができなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする課題は、手の不自由な人が自分で液体を飲み干すこ とができる容器を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段、作用及び効果】

上記課題を解決するための手段として、請求項１の考案は容器本体の周縁に吸 い口を突成し、その容器本体の内底部に吸引口を形成して前記吸い口と連通した 構成としたから、容器を持たずに卓上に置いたまま口を吸い口に近付けて吸うこ とにより容器本体内の液体が吸引口から吸い上げられて飲み干すことができ、ま た、請求項２、３の考案は手を多少動かすことができる人が容器を保持すること により飲みやすくすることができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。

【０００６】 図において、１は陶磁製の容器本体であって、その周縁に吸い口２が突成され 、その吸い口２が筒部３によって容器本体１の内底部に開口する吸引口４に連通 している。

【０００７】 したがって、手の不自由な人は容器を卓上に置いたまま、口を吸い口２に近付 けて吸うことにより、容器本体内の液体を底部から吸引して飲み干すことができ る。

【０００８】 なお、５は容器本体１に一体に設けた把手であって、手を多少とも動かすこと ができる人はこれを持つことにより容器を保持して安定した状態で飲むことがで きる。

【０００９】 さらに、容器本体の外周に凹凸を付すと滑りにくく、保持しやすくなる。

【００１０】 また、本考案は上記実施の形態のように湯飲み状のものに限らず、うどんやラ ーメンを入れるどんぶりのような口の広い容器にも適用することができ、この場 合には容器を傾けることなく、汁を飲むことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態の斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【符号の説明】

１：容器本体 ２：吸い口 ４：吸引口 ５：把手

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器本体の周縁に吸い口を突成し、該容
   器本体の内底部に吸引口を形成して前記吸い口と連通し
   た身体障害者用飲料容器。
2. 【請求項２】 前記容器本体の外周に把手を取り付けた
   請求項１記載の身体障害者用飲料容器。
3. 【請求項３】 前記容器本体の外周に凹凸を付した請求
   項１または請求項２記載の身体障害者用飲料容器。