JP3026794B1 - グリーンペレットの整列方法及び整列装置 - Google Patents
グリーンペレットの整列方法及び整列装置Info
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Abstract
【要約】
【課題】 核燃料用のグリーンペレットを高密度で整列
させることが可能で、しかも、焼結工程で隣接する各グ
リーンペレットどうしの融着を招くことのないグリーン
ペレットの整列方法及び整列装置を提供する。 【解決手段】 グリーンペレット１を直立状態で中継皿
２上に整列させた後、直立状態のまま中継皿２から焼結
皿５上に移載することにより、グリーンペレット１を焼
結皿５上に直立状態で整列させる。また、グリーンペレ
ット１を焼結皿５上に移載する工程で、グリーンペレッ
ト１を中継皿２から焼成皿５上に押し出すとともに、焼
結皿５をグリーンペレット１の押出方向Ａと同一方向
に、かつ、グリーンペレット１の押出速度と略同一か又
はそれを越える速度で移動させることにより、中継皿２
から押し出されるグリーンペレット１を焼結皿５上の所
定の位置に整列させる。
させることが可能で、しかも、焼結工程で隣接する各グ
リーンペレットどうしの融着を招くことのないグリーン
ペレットの整列方法及び整列装置を提供する。 【解決手段】 グリーンペレット１を直立状態で中継皿
２上に整列させた後、直立状態のまま中継皿２から焼結
皿５上に移載することにより、グリーンペレット１を焼
結皿５上に直立状態で整列させる。また、グリーンペレ
ット１を焼結皿５上に移載する工程で、グリーンペレッ
ト１を中継皿２から焼成皿５上に押し出すとともに、焼
結皿５をグリーンペレット１の押出方向Ａと同一方向
に、かつ、グリーンペレット１の押出速度と略同一か又
はそれを越える速度で移動させることにより、中継皿２
から押し出されるグリーンペレット１を焼結皿５上の所
定の位置に整列させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、核燃料用のグリ
ーンペレットを焼結皿上に整列させるための整列方法及
び整列装置に関する。
ーンペレットを焼結皿上に整列させるための整列方法及
び整列装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】核燃料
ペレットの製造方法の一つに、核燃料用粉末材料をバイ
ンダと混練し、所定の形状（例えば、円柱状）に成型し
たグリーンペレットを焼結皿上に整列させて焼結する方
法がある。
ペレットの製造方法の一つに、核燃料用粉末材料をバイ
ンダと混練し、所定の形状（例えば、円柱状）に成型し
たグリーンペレットを焼結皿上に整列させて焼結する方
法がある。
【０００３】この方法においてグリーンペレットを焼結
皿上に整列するにあたっては、例えば、図４，図５に示
すように、焼結皿２４と中継皿２１を同一レベル上に配
置し、中継皿２１上に横置きに載置された円柱状のグリ
ーンペレット２２を、スクリュー式の押出機構２３など
により、矢印Ａの方向に押し出すことにより、複数個の
グリーンペレット２２を焼結皿２４上に軸方向に整列さ
せる方法が知られている。
皿上に整列するにあたっては、例えば、図４，図５に示
すように、焼結皿２４と中継皿２１を同一レベル上に配
置し、中継皿２１上に横置きに載置された円柱状のグリ
ーンペレット２２を、スクリュー式の押出機構２３など
により、矢印Ａの方向に押し出すことにより、複数個の
グリーンペレット２２を焼結皿２４上に軸方向に整列さ
せる方法が知られている。
【０００４】そして、この従来例の整列方法によれば、
焼結皿２４に設けられた複数の溝２４ａに、複数のグリ
ーンペレット２２が軸方向に一列に並べられた列２２ａ
が複数形成されることになる（図５）。
焼結皿２４に設けられた複数の溝２４ａに、複数のグリ
ーンペレット２２が軸方向に一列に並べられた列２２ａ
が複数形成されることになる（図５）。
【０００５】しかし、上記従来の整列方法によれば、グ
リーンペレット２２を横置きにして軸方向に整列させる
ようにしているので、平面面積あたりの整列（積込）密
度に制約があり、さらに高密度にグリーンペレットを整
列させる方法が求められている。
リーンペレット２２を横置きにして軸方向に整列させる
ようにしているので、平面面積あたりの整列（積込）密
度に制約があり、さらに高密度にグリーンペレットを整
列させる方法が求められている。
【０００６】また、上記従来の整列方法によれば、焼結
皿２４上で各列２２ａを構成する個々のグリーンペレッ
ト２２の端面が互いに当接（密着）した状態になるため
（図５）、そのままの状態で焼結皿２４ごと焼結炉に入
れて焼結を行った場合には、隣接するペレットどうしが
互いに融着した状態となり、これを無理に引き離すと、
ペレットに欠けや割れが発生し、歩留りが低下するとい
う問題点がある。
皿２４上で各列２２ａを構成する個々のグリーンペレッ
ト２２の端面が互いに当接（密着）した状態になるため
（図５）、そのままの状態で焼結皿２４ごと焼結炉に入
れて焼結を行った場合には、隣接するペレットどうしが
互いに融着した状態となり、これを無理に引き離すと、
ペレットに欠けや割れが発生し、歩留りが低下するとい
う問題点がある。
【０００７】本願発明は、上記の問題点を解決するもの
であり、核燃料用のグリーンペレットを高密度に整列さ
せることが可能で、しかも、隣接する各グリーンペレッ
トどうしの融着を招きにくいグリーンペレットの整列方
法及び整列装置を提供することを目的とする。
であり、核燃料用のグリーンペレットを高密度に整列さ
せることが可能で、しかも、隣接する各グリーンペレッ
トどうしの融着を招きにくいグリーンペレットの整列方
法及び整列装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のグリーンペレットの整列方法は、円柱
状、円筒状又はそれらに類似した形状に成型された核燃
料用のグリーンペレットを焼結皿上に整列させる方法で
あって、前記グリーンペレットを、軸方向が略垂直にな
るように立てた状態（直立状態）で中継皿上に整列させ
た後、グリーンペレットを直立状態のまま中継皿から焼
成皿上に押し出すとともに、焼結皿をグリーンペレット
の押出方向と同一方向に、かつ、グリーンペレットの押
出速度と略同一か又はそれを越える速度で移動させるこ
とにより、グリーンペレットを直立状態のまま焼結皿上
に移載して、焼結皿上の所定の位置に直立状態で整列さ
せることを特徴としている。
に、本願発明のグリーンペレットの整列方法は、円柱
状、円筒状又はそれらに類似した形状に成型された核燃
料用のグリーンペレットを焼結皿上に整列させる方法で
あって、前記グリーンペレットを、軸方向が略垂直にな
るように立てた状態（直立状態）で中継皿上に整列させ
た後、グリーンペレットを直立状態のまま中継皿から焼
成皿上に押し出すとともに、焼結皿をグリーンペレット
の押出方向と同一方向に、かつ、グリーンペレットの押
出速度と略同一か又はそれを越える速度で移動させるこ
とにより、グリーンペレットを直立状態のまま焼結皿上
に移載して、焼結皿上の所定の位置に直立状態で整列さ
せることを特徴としている。
【０００９】また、本願発明のグリーンペレットの整列
装置は、円柱状、円筒状又はそれらに類似した形状に成
型された核燃料用のグリーンペレットを焼結皿上に整列
させるための装置であって、成型機において成型された
グリーンペレットを直立状態で整列させてストックする
中継皿と、成型機において成型されたグリーンペレット
を中継皿に移載する位置まで搬送する搬送手段と、搬送
手段から中継皿へグリーンペレットを直立状態で移載し
て整列させる第１移載手段と、中継皿から焼結皿へグリ
ーンペレットを直立状態で移載して整列させる第２移載
手段と、焼結皿へのグリーンペレットの移載時に、焼結
皿を、中継皿から焼結皿にグリーンペレットを移載する
際のグリーンペレットの移動方向と同一方向に、かつ、
グリーンペレットの移動速度と略同一か又はそれを越え
る速度で移動させる焼結皿移動手段と、を具備すること
を特徴としている。
装置は、円柱状、円筒状又はそれらに類似した形状に成
型された核燃料用のグリーンペレットを焼結皿上に整列
させるための装置であって、成型機において成型された
グリーンペレットを直立状態で整列させてストックする
中継皿と、成型機において成型されたグリーンペレット
を中継皿に移載する位置まで搬送する搬送手段と、搬送
手段から中継皿へグリーンペレットを直立状態で移載し
て整列させる第１移載手段と、中継皿から焼結皿へグリ
ーンペレットを直立状態で移載して整列させる第２移載
手段と、焼結皿へのグリーンペレットの移載時に、焼結
皿を、中継皿から焼結皿にグリーンペレットを移載する
際のグリーンペレットの移動方向と同一方向に、かつ、
グリーンペレットの移動速度と略同一か又はそれを越え
る速度で移動させる焼結皿移動手段と、を具備すること
を特徴としている。
【００１０】
【作用】本発明のグリーンペレットの製造方法において
は、成型された核燃料用のグリーンペレットを直立状態
で中継皿上に整列させた後、グリーンペレットを直立状
態のまま中継皿から焼結皿上に移載することにより、グ
リーンペレットを焼結皿上に直立状態で整列させるよう
にしているので、グリーンペレットを焼結皿上に効率よ
く高密度に整列させることが可能になる。
は、成型された核燃料用のグリーンペレットを直立状態
で中継皿上に整列させた後、グリーンペレットを直立状
態のまま中継皿から焼結皿上に移載することにより、グ
リーンペレットを焼結皿上に直立状態で整列させるよう
にしているので、グリーンペレットを焼結皿上に効率よ
く高密度に整列させることが可能になる。
【００１１】また、本願発明のグリーンペレットの整列
方法においては、グリーンペレットが円柱状、円筒状又
はそれらに類似した形状を有しており、直立状態で整列
させた場合にも、隣接するグリーンペレットどうしが広
い面で接触することがないため、焼結工程でグリーンペ
レットどうしが融着することを抑制することが可能にな
る。
方法においては、グリーンペレットが円柱状、円筒状又
はそれらに類似した形状を有しており、直立状態で整列
させた場合にも、隣接するグリーンペレットどうしが広
い面で接触することがないため、焼結工程でグリーンペ
レットどうしが融着することを抑制することが可能にな
る。
【００１２】さらに、グリーンペレットを直立状態のま
ま、中継皿から焼結皿上に押し出すことにより、グリー
ンペレットを焼結皿上に直立状態で整列させる際に、焼
結皿をグリーンペレットの押出方向と同一方向に、か
つ、グリーンペレットの押出速度と略同一か又はそれを
越える速度で移動させるようにしているので、焼結皿を
移動させない場合のように、焼結皿上のグリーンペレッ
トを、中継皿から焼結皿に移載されるグリーンペレット
により押して順次移動させることが不要になり、確実に
各グリーンペレットを焼結皿上の所定の位置に整列させ
ることが可能になる。そして、その結果として、動作の
信頼性を向上させることが可能になる。
ま、中継皿から焼結皿上に押し出すことにより、グリー
ンペレットを焼結皿上に直立状態で整列させる際に、焼
結皿をグリーンペレットの押出方向と同一方向に、か
つ、グリーンペレットの押出速度と略同一か又はそれを
越える速度で移動させるようにしているので、焼結皿を
移動させない場合のように、焼結皿上のグリーンペレッ
トを、中継皿から焼結皿に移載されるグリーンペレット
により押して順次移動させることが不要になり、確実に
各グリーンペレットを焼結皿上の所定の位置に整列させ
ることが可能になる。そして、その結果として、動作の
信頼性を向上させることが可能になる。
【００１３】なお、焼結皿を、グリーンペレットを移載
する際のグリーンペレットの移動方向と同一方向に、グ
リーンペレットの押出速度と同一速度で移動させるよう
にした場合には、グリーンペレットが互いに接した状態
で整列されることになり、また、グリーンペレットの押
出速度を越える速度で移動させるようにした場合には、
グリーンペレットが互いに接しないように、所定の間隔
をおいて整列させることが可能になる。
する際のグリーンペレットの移動方向と同一方向に、グ
リーンペレットの押出速度と同一速度で移動させるよう
にした場合には、グリーンペレットが互いに接した状態
で整列されることになり、また、グリーンペレットの押
出速度を越える速度で移動させるようにした場合には、
グリーンペレットが互いに接しないように、所定の間隔
をおいて整列させることが可能になる。
【００１４】また、本願発明のグリーンペレットの整列
装置は、グリーンペレットを直立状態で整列させてスト
ックする中継皿と、グリーンペレットを中継皿に移載す
る位置まで搬送する搬送手段と、搬送手段から中継皿へ
グリーンペレットを移載する第１移載手段と、中継皿か
ら焼結皿へグリーンペレットを直立状態で移載して整列
させる第２移載手段と、焼結皿へのグリーンペレットの
移載時に、焼結皿を、中継皿から焼結皿にグリーンペレ
ットを移載する際のグリーンペレットの移動方向と同一
方向に、グリーンペレットの移動速度と略同一か又はそ
れを越える速度で移動させる焼結皿移動手段を備えてい
るので、上記本願発明（請求項１の発明）のグリーンペ
レットの整列方法を確実に実施してグリーンペレットを
効率よく整列させることができる。
装置は、グリーンペレットを直立状態で整列させてスト
ックする中継皿と、グリーンペレットを中継皿に移載す
る位置まで搬送する搬送手段と、搬送手段から中継皿へ
グリーンペレットを移載する第１移載手段と、中継皿か
ら焼結皿へグリーンペレットを直立状態で移載して整列
させる第２移載手段と、焼結皿へのグリーンペレットの
移載時に、焼結皿を、中継皿から焼結皿にグリーンペレ
ットを移載する際のグリーンペレットの移動方向と同一
方向に、グリーンペレットの移動速度と略同一か又はそ
れを越える速度で移動させる焼結皿移動手段を備えてい
るので、上記本願発明（請求項１の発明）のグリーンペ
レットの整列方法を確実に実施してグリーンペレットを
効率よく整列させることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図１は本願発明の一実施形態にかか
る整列装置を用いて核燃料用のグリーンペレットの整列
を行う際の中継皿へのグリーンペレットの移載工程を示
す斜視図、図２は中継皿から焼結皿へのグリーンペレッ
トの移載工程を示す斜視図、図３はグリーンペレットの
移載工程の要部の動作を示す断面図である。
基づいて説明する。図１は本願発明の一実施形態にかか
る整列装置を用いて核燃料用のグリーンペレットの整列
を行う際の中継皿へのグリーンペレットの移載工程を示
す斜視図、図２は中継皿から焼結皿へのグリーンペレッ
トの移載工程を示す斜視図、図３はグリーンペレットの
移載工程の要部の動作を示す断面図である。
【００１６】この実施形態のグリーンペレット整列装置
は、図１及び図２に示すように、成型機（図示せず）で
成型された円柱状のグリーンペレット１を直立状態で整
列させてストックする中継皿２と、成型されたグリーン
ペレット１を、中継皿２に移載する位置まで搬送するベ
ルトコンベア（搬送手段）３と、ベルトコンベア３から
中継皿２へグリーンペレット１を直立状態で移載して整
列させる第１移載手段４と、中継皿２から焼結皿５へグ
リーンペレット１を直立状態で移載して整列させる第２
移載手段６と、焼結皿５へのグリーンペレット１の移載
時に、焼結皿５を、中継皿２から焼結皿５にグリーンペ
レット１を移載する際のグリーンペレット１の移動方向
と同一方向に、グリーンペレット１の移動速度と略同一
速度で移動させる焼結皿移動手段７とを備えて構成され
ている。
は、図１及び図２に示すように、成型機（図示せず）で
成型された円柱状のグリーンペレット１を直立状態で整
列させてストックする中継皿２と、成型されたグリーン
ペレット１を、中継皿２に移載する位置まで搬送するベ
ルトコンベア（搬送手段）３と、ベルトコンベア３から
中継皿２へグリーンペレット１を直立状態で移載して整
列させる第１移載手段４と、中継皿２から焼結皿５へグ
リーンペレット１を直立状態で移載して整列させる第２
移載手段６と、焼結皿５へのグリーンペレット１の移載
時に、焼結皿５を、中継皿２から焼結皿５にグリーンペ
レット１を移載する際のグリーンペレット１の移動方向
と同一方向に、グリーンペレット１の移動速度と略同一
速度で移動させる焼結皿移動手段７とを備えて構成され
ている。
【００１７】なお、この実施形態において、グリーンペ
レット１は、例えば直径６mm、長さ１０mm）の円柱状に
成型されている。
レット１は、例えば直径６mm、長さ１０mm）の円柱状に
成型されている。
【００１８】また、中継皿２はステンレス製であり、グ
リーンペレット１を成型機から受け取って焼結皿に整列
させるまでの間、仮にグリーンペレットをストックする
ために用いられるものであり、この実施形態において
は、成型機で一度に６個単位で成型されたグリーンペレ
ット１を並べて整列させることが可能な整列溝２ａを３
列備えている。
リーンペレット１を成型機から受け取って焼結皿に整列
させるまでの間、仮にグリーンペレットをストックする
ために用いられるものであり、この実施形態において
は、成型機で一度に６個単位で成型されたグリーンペレ
ット１を並べて整列させることが可能な整列溝２ａを３
列備えている。
【００１９】また、第１及び第２移載手段４，６は、エ
アシリンダを用いたプッシャーであり、直立状態のグリ
ーンペレット１を押圧して水平移動させることができる
ように構成されている。
アシリンダを用いたプッシャーであり、直立状態のグリ
ーンペレット１を押圧して水平移動させることができる
ように構成されている。
【００２０】また、焼結皿５はその上に搭載、整列され
たグリーンペレット１とともに焼結炉に送られるもので
あり、モリブデンから形成され、中継皿２と同様に、グ
リーンペレット１を並べて整列させることが可能な整列
溝５ａを３列備えている。
たグリーンペレット１とともに焼結炉に送られるもので
あり、モリブデンから形成され、中継皿２と同様に、グ
リーンペレット１を並べて整列させることが可能な整列
溝５ａを３列備えている。
【００２１】さらに、焼結皿移動手段７としてはデパレ
台車が用いられており、グリーンペレット１を焼結皿５
に移載する際に、焼結皿５をグリーンペレット１の移動
方向と同一方向に、かつ、グリーンペレット１の移動速
度（押出速度）と略同一速度で移動させることができる
ように構成されている。
台車が用いられており、グリーンペレット１を焼結皿５
に移載する際に、焼結皿５をグリーンペレット１の移動
方向と同一方向に、かつ、グリーンペレット１の移動速
度（押出速度）と略同一速度で移動させることができる
ように構成されている。
【００２２】上記のように構成された整列装置を用いて
グリーンペレットの整列を行う場合、まず、成型された
核燃料用のグリーンペレット１をベルトコンベア３によ
り直立状態で中継皿２への移載位置まで搬送する。
グリーンペレットの整列を行う場合、まず、成型された
核燃料用のグリーンペレット１をベルトコンベア３によ
り直立状態で中継皿２への移載位置まで搬送する。
【００２３】次に、第１移載手段４によりベルトコンベ
ア３上のグリーンペレット１を水平移動させて中継皿２
上に移載する。そして、これを繰り返して中継皿２の各
整列溝２ａに所定量のグリーンペレット１を載置して整
列させる。
ア３上のグリーンペレット１を水平移動させて中継皿２
上に移載する。そして、これを繰り返して中継皿２の各
整列溝２ａに所定量のグリーンペレット１を載置して整
列させる。
【００２４】それから、グリーンペレット１が載置され
た中継皿２と焼結皿５とを所定の位置関係で取り合わせ
た後、グリーンペレット１を直立状態のまま中継皿２か
ら焼結皿５上に押し出すことにより、グリーンペレット
１を焼結皿５の整列溝５ａ上に直立状態で整列させる
（図３参照）。そして、このとき、デパレ台車（焼結皿
移動手段）７を移動させることにより、焼結皿５をグリ
ーンペレット１の押出方向（図２の矢印Ａの方向）と同
一方向に、かつ、グリーンペレット１の押出速度と略同
一速度で移動させる。これにより、確実に各グリーンペ
レット１を焼結皿５上の所定の位置に整列させることが
できる。
た中継皿２と焼結皿５とを所定の位置関係で取り合わせ
た後、グリーンペレット１を直立状態のまま中継皿２か
ら焼結皿５上に押し出すことにより、グリーンペレット
１を焼結皿５の整列溝５ａ上に直立状態で整列させる
（図３参照）。そして、このとき、デパレ台車（焼結皿
移動手段）７を移動させることにより、焼結皿５をグリ
ーンペレット１の押出方向（図２の矢印Ａの方向）と同
一方向に、かつ、グリーンペレット１の押出速度と略同
一速度で移動させる。これにより、確実に各グリーンペ
レット１を焼結皿５上の所定の位置に整列させることが
できる。
【００２５】なお、上記実施形態では、焼結皿５をグリ
ーンペレット１の押出速度と同一速度で移動させるよう
にしているので、中継皿２から順次押し出されるグリー
ンペレット１が互いに接した状態で整列されることにな
る。なお、グリーンペレット１は円柱形状を有している
ので、直立状態で整列させても隣接するグリーンペレッ
ト１どうしが広い面で接触することがないため、前記従
来の整列方法の場合（図４，図５）のように、グリーン
ペレットの端面同士が接触するような状態で整列させて
焼結する場合のような融着の発生を抑制することができ
る。
ーンペレット１の押出速度と同一速度で移動させるよう
にしているので、中継皿２から順次押し出されるグリー
ンペレット１が互いに接した状態で整列されることにな
る。なお、グリーンペレット１は円柱形状を有している
ので、直立状態で整列させても隣接するグリーンペレッ
ト１どうしが広い面で接触することがないため、前記従
来の整列方法の場合（図４，図５）のように、グリーン
ペレットの端面同士が接触するような状態で整列させて
焼結する場合のような融着の発生を抑制することができ
る。
【００２６】なお、焼結皿をグリーンペレットの押出速
度を越える速度で移動させるようにした場合には、グリ
ーンペレットが互いに接しないように、所定の間隔をお
いて整列させることができる。
度を越える速度で移動させるようにした場合には、グリ
ーンペレットが互いに接しないように、所定の間隔をお
いて整列させることができる。
【００２７】なお、上記実施形態においては、円柱形状
のグリーンペレットを整列させる場合を例にとって説明
したが、グリーンペレットの形状は円柱形状に限られる
ものではなく、円筒状のグリーンペレットや、円柱状や
円筒状に類似した形状を有しするグリーンペレットを整
列させる場合に広く本願発明を適用することが可能であ
り、その場合、直立状態で整列させても隣接するグリー
ンペレットどうしが広い面で接触することがないため、
焼結工程で融着が発生することを抑制することができ
る。
のグリーンペレットを整列させる場合を例にとって説明
したが、グリーンペレットの形状は円柱形状に限られる
ものではなく、円筒状のグリーンペレットや、円柱状や
円筒状に類似した形状を有しするグリーンペレットを整
列させる場合に広く本願発明を適用することが可能であ
り、その場合、直立状態で整列させても隣接するグリー
ンペレットどうしが広い面で接触することがないため、
焼結工程で融着が発生することを抑制することができ
る。
【００２８】また、上記実施形態においては、第１及び
第２移載手段として、エアシリンダを用いたプッシャー
を用いているが、スクリュー式、油圧式、リニアモータ
式などの種々の機構のものを用いることが可能である。
第２移載手段として、エアシリンダを用いたプッシャー
を用いているが、スクリュー式、油圧式、リニアモータ
式などの種々の機構のものを用いることが可能である。
【００２９】また、上記実施形態においては、焼結皿移
動手段としてデパレ台車を用いているが、焼結皿移動手
段はこれに限られるものではなく種々のタイプのものを
用いることが可能である。
動手段としてデパレ台車を用いているが、焼結皿移動手
段はこれに限られるものではなく種々のタイプのものを
用いることが可能である。
【００３０】本願発明はさらにその他の点においても上
記実施形態に限定されるものではなく、中継皿や焼結皿
の具体的形状や材質、一つの焼結皿に整列させるグリー
ンペレットの数などに関し、発明の要旨の範囲内におい
て、種々の応用、変形を加えることが可能である。
記実施形態に限定されるものではなく、中継皿や焼結皿
の具体的形状や材質、一つの焼結皿に整列させるグリー
ンペレットの数などに関し、発明の要旨の範囲内におい
て、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【００３１】
【発明の効果】上述のように、本願発明の核燃料用グリ
ーンペレットの整列方法は、成型された核燃料用のグリ
ーンペレットを直立状態で中継皿上に整列させた後、グ
リーンペレットを直立状態のまま中継皿から焼結皿上に
移載することにより、グリーンペレットを焼結皿上に直
立状態で整列させるようにしているので、グリーンペレ
ットを焼結皿上に効率よく高密度に整列させることがで
きる。また、本願発明のグリーンペレットの整列方法に
おいては、グリーンペレットが円柱状、円筒状又はそれ
らに類似した形状を有しており、直立状態で整列させた
場合にも、隣接するグリーンペレットどうしが広い面で
接触することがないため、焼結工程でグリーンペレット
どうしが融着すること抑制することができる。
ーンペレットの整列方法は、成型された核燃料用のグリ
ーンペレットを直立状態で中継皿上に整列させた後、グ
リーンペレットを直立状態のまま中継皿から焼結皿上に
移載することにより、グリーンペレットを焼結皿上に直
立状態で整列させるようにしているので、グリーンペレ
ットを焼結皿上に効率よく高密度に整列させることがで
きる。また、本願発明のグリーンペレットの整列方法に
おいては、グリーンペレットが円柱状、円筒状又はそれ
らに類似した形状を有しており、直立状態で整列させた
場合にも、隣接するグリーンペレットどうしが広い面で
接触することがないため、焼結工程でグリーンペレット
どうしが融着すること抑制することができる。
【００３２】さらに、グリーンペレットを直立状態のま
ま、中継皿から焼結皿上に押し出すことにより、グリー
ンペレットを焼結皿上に直立状態で整列させる際に、焼
結皿をグリーンペレットの押出方向と同一方向に、か
つ、グリーンペレットの押出速度と略同一か又はそれを
越える速度で移動させるようにしているので、中継皿か
ら移載される各グリーンペレットを焼結皿上の所定の位
置に確実に整列させることが可能になる。
ま、中継皿から焼結皿上に押し出すことにより、グリー
ンペレットを焼結皿上に直立状態で整列させる際に、焼
結皿をグリーンペレットの押出方向と同一方向に、か
つ、グリーンペレットの押出速度と略同一か又はそれを
越える速度で移動させるようにしているので、中継皿か
ら移載される各グリーンペレットを焼結皿上の所定の位
置に確実に整列させることが可能になる。
【００３３】なお、焼結皿を、グリーンペレットを移載
する際のグリーンペレットの移動方向と同一方向に、グ
リーンペレットの押出速度と同一速度で移動させるよう
にした場合には、グリーンペレットが互いに接した状態
で整列されることになり、また、グリーンペレットの押
出速度を越える速度で移動させるようにした場合には、
グリーンペレットが互いに接しないように、所定の間隔
をおいて整列させることが可能になる。
する際のグリーンペレットの移動方向と同一方向に、グ
リーンペレットの押出速度と同一速度で移動させるよう
にした場合には、グリーンペレットが互いに接した状態
で整列されることになり、また、グリーンペレットの押
出速度を越える速度で移動させるようにした場合には、
グリーンペレットが互いに接しないように、所定の間隔
をおいて整列させることが可能になる。
【００３４】また、本願発明のグリーンペレットの整列
装置は、グリーンペレットを直立状態で整列させてスト
ックする中継皿と、グリーンペレットを中継皿に移載す
る位置まで搬送する搬送手段と、搬送手段から中継皿へ
グリーンペレットを移載する第１移載手段と、中継皿か
ら焼結皿へグリーンペレットを直立状態で移載して整列
させる第２移載手段と、焼結皿へのグリーンペレットの
移載時に、焼結皿を、中継皿から焼結皿にグリーンペレ
ットを移載する際のグリーンペレットの移動方向と同一
方向に、グリーンペレットの移動速度と略同一か又はそ
れを越える速度で移動させる焼結皿移動手段とを備えた
構成を有しており、上記本願発明（請求項１の発明）の
グリーンペレットの整列方法を確実に実施して、グリー
ンペレットを効率よく整列させることが可能になる。
装置は、グリーンペレットを直立状態で整列させてスト
ックする中継皿と、グリーンペレットを中継皿に移載す
る位置まで搬送する搬送手段と、搬送手段から中継皿へ
グリーンペレットを移載する第１移載手段と、中継皿か
ら焼結皿へグリーンペレットを直立状態で移載して整列
させる第２移載手段と、焼結皿へのグリーンペレットの
移載時に、焼結皿を、中継皿から焼結皿にグリーンペレ
ットを移載する際のグリーンペレットの移動方向と同一
方向に、グリーンペレットの移動速度と略同一か又はそ
れを越える速度で移動させる焼結皿移動手段とを備えた
構成を有しており、上記本願発明（請求項１の発明）の
グリーンペレットの整列方法を確実に実施して、グリー
ンペレットを効率よく整列させることが可能になる。
【図１】本願発明の一実施形態にかかる整列装置を用い
て核燃料用のグリーンペレットの整列を行う際の中継皿
へのグリーンペレットの移載工程を示す斜視図である。
て核燃料用のグリーンペレットの整列を行う際の中継皿
へのグリーンペレットの移載工程を示す斜視図である。
【図２】本願発明の一実施形態にかかる整列装置を用い
て核燃料用のグリーンペレットの整列を行う際の中継皿
から焼結皿へのグリーンペレットの移載工程を示す斜視
図である。
て核燃料用のグリーンペレットの整列を行う際の中継皿
から焼結皿へのグリーンペレットの移載工程を示す斜視
図である。
【図３】図２に示す焼結皿へのグリーンペレットの移載
工程の要部の動作を示す断面図である。
工程の要部の動作を示す断面図である。
【図４】従来のグリーンペレットの整列方法を示す正面
断面図である。
断面図である。
【図５】従来のグリーンペレットの整列方法によりグリ
ーンペレットを整列させた状態を示す斜視図である。
ーンペレットを整列させた状態を示す斜視図である。
１ グリーンペレット ２ 中継皿 ２ａ 中継皿の整列溝 ３ ベルトコンベア（搬送手段） ４ 第１移載手段 ５ 焼結皿 ５ａ 焼結皿の整列溝 ６ 第２移載手段 ７ 焼結皿移動手段
フロントページの続き (72)発明者 皆川 進 茨城県那珂郡東海村大字村松４番地33 動力炉・核燃料開発事業団 東海事業所 内 (72)発明者 岩崎 隆 兵庫県尼崎市杭瀬寺島２丁目１番２号 木村化工機株式会社内 (72)発明者 岩井 朗 兵庫県尼崎市杭瀬寺島２丁目１番２号 木村化工機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−75996（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G21C 21/02 G21C 17/06 B65G 47/00
Claims (2)
- 【請求項１】円柱状、円筒状又はそれらに類似した形状
に成型された核燃料用のグリーンペレットを焼結皿上に
整列させる方法であって、 前記グリーンペレットを、軸方向が略垂直になるように
立てた状態（直立状態）で中継皿上に整列させた後、グリーンペレットを直立状態のまま中継皿から焼成皿上
に押し出すとともに、焼結皿をグリーンペレットの押出
方向と同一方向に、かつ、グリーンペレットの押出速度
と略同一か又はそれを越える速度で移動させることによ
り、 グリーンペレットを直立状態のまま焼結皿上に移載
して、焼結皿上の所定の位置に直立状態で整列させるこ
とを特徴とするグリーンペレットの整列方法。 - 【請求項２】円柱状、円筒状又はそれらに類似した形状
に成型された核燃料用のグリーンペレットを焼結皿上に
整列させるための装置であって、 成型機において成型されたグリーンペレットを直立状態
で整列させてストックする中継皿と、 成型機において成型されたグリーンペレットを中継皿に
移載する位置まで搬送する搬送手段と、 搬送手段から中継皿へグリーンペレットを直立状態で移
載して整列させる第１移載手段と、 中継皿から焼結皿へグリーンペレットを直立状態で移載
して整列させる第２移載手段と、 焼結皿へのグリーンペレットの移載時に、焼結皿を、中
継皿から焼結皿にグリーンペレットを移載する際のグリ
ーンペレットの移動方向と同一方向に、かつ、グリーン
ペレットの移動速度と略同一か又はそれを越える速度で
移動させる焼結皿移動手段と、 を具備することを特徴とするグリーンペレットの整列装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10283373A JP3026794B1 (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | グリーンペレットの整列方法及び整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10283373A JP3026794B1 (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | グリーンペレットの整列方法及び整列装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3026794B1 true JP3026794B1 (ja) | 2000-03-27 |
| JP2000088992A JP2000088992A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17664672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10283373A Expired - Fee Related JP3026794B1 (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | グリーンペレットの整列方法及び整列装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3026794B1 (ja) |
-
1998
- 1998-09-17 JP JP10283373A patent/JP3026794B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000088992A (ja) | 2000-03-31 |
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