JP3026285U - 落下物に耐える机、テーブル等の天板 - Google Patents

落下物に耐える机、テーブル等の天板

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JP3026285U
JP3026285U JP1995014794U JP1479495U JP3026285U JP 3026285 U JP3026285 U JP 3026285U JP 1995014794 U JP1995014794 U JP 1995014794U JP 1479495 U JP1479495 U JP 1479495U JP 3026285 U JP3026285 U JP 3026285U
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鐘二郎 大石
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株式会社伊勢幸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、机、テーブル、棚などの天板で、中空
構造のものは、強度について、問題があり、地震などの
災害時において、家屋の崩壊による落下物によって、壊
れやすく、とっさの場合の避難場所としての、机又はテ
ーブルの天板に適さないという問題点があった。 【解決手段】 この考案は、中空構造の天板の内部に根
太と補強部材を、組み込んで、天板の強度を増し、落下
物に対して十分に耐えうる構造の天板とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、落下物に耐える机、テーブル、棚等の天板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天板は、表面の板材と、裏面の板材とを骨材を介して、はり合わせ連結 した中空構造のものと、木材、木製合板又はプラスチック板などの一枚の板でつ くられた、いわゆる、中実のものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
中実の天板は、木材、木製合板又はプラスチック板の一枚の板でつくられるが 、このうち、木材の一枚の板で、つくられたものは、丈夫であるが、材料の確保 が、難しい点がある。 従って、通常は、一対の木製合板やプラスチック板を根太で固定した、中空構 造の天板が多い。 しかし、この中空構造の天板は、中空部があるために、落下物などに対する強 度には、問題があった。 よく、部屋の中にいて地震に遭ったとき、避難場所として、机の下が、安全地 帯であるといわれている。 これは、机の天板の構造が、堅牢な中実構造である場合に、いえることで、従 来の、中空構造の天板で構成された机の場合には、あてはまらない。 そこで、中空構造の天板で構成された机であっても、地震その他による、落下 物や家屋の倒壊に伴い、その下になっても、押し潰されない強度をもった天板と 、これを支える脚が、必要になる。 勿論、机の脚は、天板を支える、太く強固なものを用いるが、中空構造でも、 天板については、この考案によって、地震その他の災害時に、落下物などに対し て、十分に耐えうる強度を有する、安全な天板を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
天板の上面部分の上面板状部材(2)と、下面部分の底面板状部材(3)とを 根太(1)によって、固定し連結された天板において、その天板の上面板状部材 (2)と底面板状部材(3)の間の中空部に、細長い箱形、又は細長い箱形の、 長辺の内側に曲がり込んだ縁を残し、底の部分の無い箱形で、鋼鉄、鉄、ステン レススチール等によって、つくられた補強部材(4)を用いて、その上面を上面 板状部材(2)に、また、その下面を底面板状部材(3)に、固着する。 天板のうち、根太(1)及び補強部材(4)によって、占められた部分以外の 残余の中空部(5)には、詰め物を挿入する。 この考案は、以上のような構成の、机、テーブル、棚等の天板である。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態について、説明する。 この考案による天板は、根太(1)によって、連結された上面板状部材(2) と底面板状部材(3)との間の中空部に、補強部材(4)を介在させて、これを 上、下の板状部材に、固着させる。そして、残余の中空部(5)には、詰め物を 挿入するという構成である。 この天板の作成には、先ず、天板の基材である上面板状部材(2)及び底面板 状部材(3)の大きさに合わせて、根太(1)の枠をつくる。また、この枠の中 程には、必要な数の根太(1)を加えることもできる。 根太(1)の枠の中の空間部分に、根太(1)から根太(1)へ、わたして、 補強部材(4)を取り付ける。 補強部材(4)は、その形が、細長い箱形のものと、細長い箱形のものの長辺 の内側に縁が曲がり込んでいて、底の部分の無い箱形のものとがあり、これらは 、鋼鉄、鉄、ステンレススチール等を用いて、つくられている。 補強部材(4)は、天板の大きさ、天板の強度を勘案のうえ、その数を決定す る。通常は、一つの天板に、2本乃至4本が適している。 補強部材(4)は、細長い箱形の両端の部分を、それぞれ、根太(1)の枠に 、ボルト又はネジで止めるか、接着剤により接着して、固定する。 補強部材(4)は、根太(1)に、固定する外は、上面板状部材(2)又は底 面板状部材(3)に、ボルト又はネジ止めし、或いは接着剤により接着する。 根太(1)と上面板状部材(2)及び底面板状部材(3)は、一部のボルト又 はネジ止めの外は、主として、接着剤により接着固定する。 各部材の固定には、必要により、ボルト、ネジ止めによる固定と、接着剤によ る接着固定を併用する。即ち、ボルト又はネジ止めをした上に、接着剤を使用す ることもある。 天板の中空部のうち、根太(1)及び補強部材(4)で、占められた部分以外 の残余の中空部(5)には、詰め物として、ペーパーコア(断面が蜂の巣のよう に多数の穴があいているもの)、プラスチック、発泡プラスチックなどを素材と する芯材を挿入する。 以上で、天板の主な部分が、構成されるが、次に、この部分の周縁には、縁( 6)をつけ、更に、縁以外の上面部分には、メラミン製板、木製突板などの化粧 用の薄板を一面に張り付ける。
【0006】 この天板を机として使用するときは、先ず、この天板(11)を十分に支える 太さをもつ、脚(9)(断面は、丸形又は角形とする。)と、幕板(8)とを、 ほぞ又はだぼにより、組み合わせて、この上を補強金物(14)で覆い、動かな いように、ボルト又はネジで止め、幕板(8)と脚(9)とを固定する。 天板へ、幕板(8)と脚(9)を取り付ける場合は、幕板と脚は、固定されて いるので、同時の作業として行なうが、幕板(8)については、天板(11)の 底面に、幕板(8)の上面を接着し、幕板(8)の内側の、天板(11)と底面 の接触する部分の、必要な数箇所に、L型金物(12)の一方を天板(11)の 底面に、もう一方を幕板(8)に、ボルト又はネジで止めて固定する。 脚(9)については、天板(11)の底面の根太(1)の部分に、予め、取り 付けられているボルト又はネジを、脚(9)の上面にネジ込み、脚(9)を天板 (11)に固定する。 幕板(8)は、天板の大きさ、脚の太さ、長さに応じて、その幅、厚さ、大き さをきめる。 この天板を用いる机には、部屋の床面と机の脚との間に、床補強板(13)を 設ける。 これは、机の脚に固定することもできるが、通常は、固定しないで、脚と床面 の間に置く。 床補強板(13)の広さは、机の脚が、はみ出ないで置ける面積とする。 床補強板(13)は、机の自重や、落下物によって加重された机の重量を支え 、床面の破損を防止することによって、机の破損や傾斜を最小限度に、とどめる 効果がある。
【0007】 このように、補強部材(4)によって補強された天板をもつ机は、地震などの 災害時における落下物に対して十分な強度を有し、机の脚の間に、安全な避難空 間を確保することができる。
【0008】 天板を構成する部材などの材質について、説明する。 上面板状部材(2)及び底面板状部材(3)には、木材を削ってつくった一枚 の板、木製合板又はプラスチック板を用いる。 根太(1)は、木材(丸太を製材したもの。)を用いる。 縁(6)には、木材、木製合板又はプラスチック板を用いる。 補強部材(4)には、鋼鉄、鉄、ステンレススチールを用いる。 天板の残余の中空部(5)への詰め物には、ペーパーコア、プラスチック、発 泡スチロールなどを用いる。 天板の表面材(7)には、メラミンの板、木製合板などを用いる。 脚には、木材又は鋼鉄を用いる。 幕板(8)には、木材の板、木製合板又はプラスチック板を用いる。 床補強板(13)には、木材を削ってつくった一枚の板、木製合板又はプラス チック板を用いる。
【0009】 天板を構成する部材の相互の固着には、補強部材(4)の取り付けに、ボルト をネジ止め、根太(1)と縁(6)とのほぞ、又はだぼによる組合せ、の外は、 主として、接着剤を用いる。 接着剤は、ボルトをネジ止めしたところ、又はほぞ、だぼ組をしたところにも 、必要があれば、用いることができる。 幕板(8)、脚(9)の天板への固着及び幕板と脚の固着の場合にも、ボルト のネジ込みのよるものの外、上記と同様に、接着剤を用いる。
【0010】 このような天板を用いて作られた机は、地震などによる災害時における落下物 に対して、壊れにくく、また、落下物は、この天板によって、遮られ、机の脚の 間につくられた空間は、最も身近で、かつ、絶好の避難場所となる。 なお、落下物に埋まって、外部との連絡がとれないような時のために、この机 の片隅に、手動式のサイレン等の音を発する設備を設けたならば、これを鳴らし て、所在を知らせ、救助を容易にすることができる。
【0011】 この考案による構造の天板は、机のほか、テーブルや棚などにも用いることが できる。
【0012】
【考案の効果】
この考案は、中空構造の机、テーブル又は棚等の天板に、補強部材を組み入れ ることによって、天板の強度が増し、これを支える強固な脚と相俟って、落下物 による強い外力に対しても、机は、容易に破損せず、遮蔽物としての効果を発揮 する。 従って、机、テーブルなどに、この天板を使用すれば、地震などの災害時に、 家屋内における避難用のスペースを提供し、人命の救助に極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】天板の表面の一部を切り開いて示す、天板の平
面図である。
【図2】図1のA−A線の一部断面図である。
【図3】机の正面図である。
【図4】天板に幕板を取り付けた状態を示す図である。
【図5】補強部材(底の部分の無い箱形)の正面図であ
る。
【図6】補強部材(底の部分の無い箱形)の側面図であ
る。
【図7】補強部材(底の部分の無い箱形)の底面図であ
る。
【符号の説明】
1 根太 2 上面板状部材 3 底面板状部材 4 補強部材 5 残余の中空部 6 縁 7 表面材 8 幕板 9 脚 10 ほぞ 11 天板 12 L型金物 13 床補強板 14 補強金物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(ア) 根太(1)によって連結された、
    上面板状部材(2)と底面板状部材(3)の間の中空部
    に、(イ) 補強部材(4)を、その上面を上面板状部
    材(2)に、その下面を底面板状部材(3)に、固着し
    て設けるとともに、(ウ) 残余の中空部(5)に、詰
    め物を挿入した、ことを特徴とする机、テーブル、棚等
    の天板。
JP1995014794U 1995-12-25 1995-12-25 落下物に耐える机、テーブル等の天板 Expired - Lifetime JP3026285U (ja)

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