JP3026071B2 - ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置 - Google Patents
ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置Info
- Publication number
- JP3026071B2 JP3026071B2 JP8304083A JP30408396A JP3026071B2 JP 3026071 B2 JP3026071 B2 JP 3026071B2 JP 8304083 A JP8304083 A JP 8304083A JP 30408396 A JP30408396 A JP 30408396A JP 3026071 B2 JP3026071 B2 JP 3026071B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cleaning
- rotary table
- water
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄室内の回転テ
ーブル上に固定したワークをエアと水の噴射によって洗
浄し、回転テーブルの遠心力を利用してワークに付着し
た水滴や切粉等の付着物を除去するダイカスト製品のエ
ア洗浄・脱水装置に関する。
ーブル上に固定したワークをエアと水の噴射によって洗
浄し、回転テーブルの遠心力を利用してワークに付着し
た水滴や切粉等の付着物を除去するダイカスト製品のエ
ア洗浄・脱水装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ワークの洗浄・脱水を行うには、
ワークをかごに入れた状態のまゝ水槽に没入させて洗浄
し、次に作業台上でエアガンによってタップ孔や溝孔等
の清掃を行うとともに、最後にコンベア方式によりワー
クを移動させつつ温水シャワーやエアブロー乾燥をする
といった工程を要している。
ワークをかごに入れた状態のまゝ水槽に没入させて洗浄
し、次に作業台上でエアガンによってタップ孔や溝孔等
の清掃を行うとともに、最後にコンベア方式によりワー
クを移動させつつ温水シャワーやエアブロー乾燥をする
といった工程を要している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来方式による
と、ワークを水槽に入れて洗浄する工程と、タップ孔等
のエアガンによる清掃工程、及び温水シャワー・エアブ
ロー乾燥の工程、といった少なくとも三段階の手順を必
要とするので作業に長時間がかゝり、しかもワークは軽
いものでも５〜６ｋｇ、重いものでは１２〜１３ｋｇ程
度の重量があるため個数が増えるにつれ作業者の労力負
担は著しいものがあり頗る非能率であるという問題があ
る。また前記したコンベア方式にる洗浄乾燥は、エア及
び電気の使用量も多くなるので不経済になるとともに膨
大な占有空間を要するといった不都合がある。
と、ワークを水槽に入れて洗浄する工程と、タップ孔等
のエアガンによる清掃工程、及び温水シャワー・エアブ
ロー乾燥の工程、といった少なくとも三段階の手順を必
要とするので作業に長時間がかゝり、しかもワークは軽
いものでも５〜６ｋｇ、重いものでは１２〜１３ｋｇ程
度の重量があるため個数が増えるにつれ作業者の労力負
担は著しいものがあり頗る非能率であるという問題があ
る。また前記したコンベア方式にる洗浄乾燥は、エア及
び電気の使用量も多くなるので不経済になるとともに膨
大な占有空間を要するといった不都合がある。
【０００４】本発明は上記した従来の諸不利を考慮して
なされたもので、エア及び噴射水による洗浄作業と、遠
心力を利用した脱水作業とを有機的に関連させて作業工
程を減じ、清掃に時間がかゝらず省スペース・省力化を
可能にするとともに、清掃が遺漏なく行われるところの
ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置を提供することを
目的としている。
なされたもので、エア及び噴射水による洗浄作業と、遠
心力を利用した脱水作業とを有機的に関連させて作業工
程を減じ、清掃に時間がかゝらず省スペース・省力化を
可能にするとともに、清掃が遺漏なく行われるところの
ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置を提供することを
目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の装置は、本体と水タンクで構成したダイカス
ト製品のエア洗浄・脱水装置であって、本体が下部の支
持台とエアタンク及び上部の洗浄室からなり、洗浄室に
設けた位置決め可能な回転テーブルを、支持台上のモー
ターを駆動源とする筒状シャフトと連動させ、回転テー
ブル上面に治具で固定したワークを、エアシリンダー及
び回転テーブルの動きと関連して作動するブローノズル
及び噴水ノズルから発するエアと水の噴射で洗浄し、更
に回転テーブルの遠心力でワークの水滴・切粉等を除去
し、汚水を洗浄室下部の吐出口より排出するとともに排
出後濾過して水タンク内に洗浄用水を収納することを主
旨としたものである。
に本発明の装置は、本体と水タンクで構成したダイカス
ト製品のエア洗浄・脱水装置であって、本体が下部の支
持台とエアタンク及び上部の洗浄室からなり、洗浄室に
設けた位置決め可能な回転テーブルを、支持台上のモー
ターを駆動源とする筒状シャフトと連動させ、回転テー
ブル上面に治具で固定したワークを、エアシリンダー及
び回転テーブルの動きと関連して作動するブローノズル
及び噴水ノズルから発するエアと水の噴射で洗浄し、更
に回転テーブルの遠心力でワークの水滴・切粉等を除去
し、汚水を洗浄室下部の吐出口より排出するとともに排
出後濾過して水タンク内に洗浄用水を収納することを主
旨としたものである。
【０００６】ワークは、ブローノズルと噴水ノズルを、
エアシリンダーの動きと関連して縦横方向に移動自在と
することにより遺漏のない洗浄がなされる。また支持台
上のモーター、位置決めシリンダー、センサー等の駆動
部によって回転テーブルの位置決め制御がなされる。そ
して、筒状シャフトの下端にロータリージョイントを設
け、ロータリージョイントから送られるエアを筒状シャ
フトの内側から、ワークをクランプする回転テーブル上
のエアシリンダーに供給するとよい。前記治具にはブロ
ーユニットを設け、ブローユニットに、エアシリンダー
側の継手を着脱自在とし、ブローユニットのノズルから
エアと水を任意に噴射させるようにすることが好まし
い。
エアシリンダーの動きと関連して縦横方向に移動自在と
することにより遺漏のない洗浄がなされる。また支持台
上のモーター、位置決めシリンダー、センサー等の駆動
部によって回転テーブルの位置決め制御がなされる。そ
して、筒状シャフトの下端にロータリージョイントを設
け、ロータリージョイントから送られるエアを筒状シャ
フトの内側から、ワークをクランプする回転テーブル上
のエアシリンダーに供給するとよい。前記治具にはブロ
ーユニットを設け、ブローユニットに、エアシリンダー
側の継手を着脱自在とし、ブローユニットのノズルから
エアと水を任意に噴射させるようにすることが好まし
い。
【０００７】
【発明の実施の形態】図において装置本体Ａは、下部の
支持台１と支持台１の後部に並設したエアタンク３４及
び上部の洗浄室２からなり、洗浄室２の外枠３は四角形
で、支持台１の支柱４上面の固定板４ａ上に設けてあ
る。支持台１には、モーター５、電装盤６、位置決めシ
リンダー７、センサー８を設けてあり、これらモーター
５等の駆動部と連なる垂直な筒状シャフト９の上部が洗
浄室２内の回転テーブル１０と係合しており、筒状シャ
フト９と連動してテーブル１０が回転するが、筒状シャ
フト１０の下端にはロータリージョイント３３が存在
し、このロータリージョイント３３から送られるエア
が、筒状シャフト９の内側を通って回転テーブル１０に
供給される。
支持台１と支持台１の後部に並設したエアタンク３４及
び上部の洗浄室２からなり、洗浄室２の外枠３は四角形
で、支持台１の支柱４上面の固定板４ａ上に設けてあ
る。支持台１には、モーター５、電装盤６、位置決めシ
リンダー７、センサー８を設けてあり、これらモーター
５等の駆動部と連なる垂直な筒状シャフト９の上部が洗
浄室２内の回転テーブル１０と係合しており、筒状シャ
フト９と連動してテーブル１０が回転するが、筒状シャ
フト１０の下端にはロータリージョイント３３が存在
し、このロータリージョイント３３から送られるエア
が、筒状シャフト９の内側を通って回転テーブル１０に
供給される。
【０００８】回転テーブル１０にはワーク１１を固定す
るための治具Ｚが、エアシリンダー３５、位置決めピン
１２、ワーク逃げ防止用ステー１４とともに設けてあ
る。筒状シャフト９が前記位置決めシリンダー７によっ
て調節されるので回転テーブルの位置決めができる。な
お治具Ｚに、ブローユニット３１を取り付けている。
るための治具Ｚが、エアシリンダー３５、位置決めピン
１２、ワーク逃げ防止用ステー１４とともに設けてあ
る。筒状シャフト９が前記位置決めシリンダー７によっ
て調節されるので回転テーブルの位置決めができる。な
お治具Ｚに、ブローユニット３１を取り付けている。
【０００９】外枠３の上部には縦のエアシリンダー１
５、左右側部には横のエアシリンダー１６を取り付け、
該縦横のエアシリンダー１５・１６と関連して移動する
マニホルド１７にブローノズル１８と噴水ノズル１９を
取り付け、洗浄室２の下部にも上向きとした噴水ノズル
２０を設ける。また外枠３の側壁には、ブローユニット
３１へエア供給するためのエアシリンダー３２と、これ
に連動する継手３８が設けてある。ブローユニット３１
は、エアと水の切り替え可能構造としておき、ノズルよ
りエアのみでなく水の放出もできるようにする。なお外
枠３の上面には、ミスト吸い込み用のブロア３６が設け
てある。
５、左右側部には横のエアシリンダー１６を取り付け、
該縦横のエアシリンダー１５・１６と関連して移動する
マニホルド１７にブローノズル１８と噴水ノズル１９を
取り付け、洗浄室２の下部にも上向きとした噴水ノズル
２０を設ける。また外枠３の側壁には、ブローユニット
３１へエア供給するためのエアシリンダー３２と、これ
に連動する継手３８が設けてある。ブローユニット３１
は、エアと水の切り替え可能構造としておき、ノズルよ
りエアのみでなく水の放出もできるようにする。なお外
枠３の上面には、ミスト吸い込み用のブロア３６が設け
てある。
【００１０】ワーク１１を位置決めピン１２により治具
Ｚ上にセットし、洗浄室２の外部押ボタン３７をＯＮす
ると、シリンダー３５によってワーク１１は固定され
る。次に外部押ボタン２１をＯＮすると、外枠３の窓部
１３に臨む扉２２が左右に設けた昇降杆２２ａの下降と
連動して閉じ、この後エアシリンダー１５によってマニ
ホルド１７がワーク１１のタップ孔２３に近付き、マニ
ホルドに設けてあるブローノズル１８がタップ孔２３を
エアブローし、更に噴水ノズル１９で水を噴射させて洗
浄する。
Ｚ上にセットし、洗浄室２の外部押ボタン３７をＯＮす
ると、シリンダー３５によってワーク１１は固定され
る。次に外部押ボタン２１をＯＮすると、外枠３の窓部
１３に臨む扉２２が左右に設けた昇降杆２２ａの下降と
連動して閉じ、この後エアシリンダー１５によってマニ
ホルド１７がワーク１１のタップ孔２３に近付き、マニ
ホルドに設けてあるブローノズル１８がタップ孔２３を
エアブローし、更に噴水ノズル１９で水を噴射させて洗
浄する。
【００１１】同時にエアシリンダー３５が前進して継手
３８、ブローユニット３１が連結してエアが供給され、
ブローユニット３１の先端ノズルからエアブローするの
で、ワーク１１の横のタップ孔３９が清掃されが、ブロ
ーユニット３１を水に切り替えると、噴射水によっても
タップ孔３９を洗浄できる。次にマニホルド１７が戻
り、継手３８が開き、位置決めシリンダー７が解除し、
回転テーブル１０がモーター５で低速回転する。
３８、ブローユニット３１が連結してエアが供給され、
ブローユニット３１の先端ノズルからエアブローするの
で、ワーク１１の横のタップ孔３９が清掃されが、ブロ
ーユニット３１を水に切り替えると、噴射水によっても
タップ孔３９を洗浄できる。次にマニホルド１７が戻
り、継手３８が開き、位置決めシリンダー７が解除し、
回転テーブル１０がモーター５で低速回転する。
【００１２】洗浄室２の下部に設けた噴水ノズル２０か
らもワーク１１の底面、及び底面のタップ孔２３に向け
て水噴射し、これらの個所をまんべんなく洗浄する。回
転テーブル１０にはタップ孔２３を洗浄するのに十分な
透孔１０ａが形成されている。またエアシリンダー４０
によってマニホルド４１が縦移動又は横移動しながらノ
ズルより水噴射を行う。そして所定時間経過後に洗浄を
止めセンサー８と位置決めシリンダー７により回転テー
ブル１０を停止させる。次に前記したマニホルド１７、
及び治具Ｚのブローユニット３１でタップ孔２３、３９
のエアブローを行う。再びテーブル１０の位置決めを解
除し、テーブル１０がモーター５によって高速回転し脱
水を行う。同時にエアシリンダー４２によりマニホルド
４３が縦移動又は横移動しながらエアノズルによりブロ
ーし脱水・清掃を補助する。
らもワーク１１の底面、及び底面のタップ孔２３に向け
て水噴射し、これらの個所をまんべんなく洗浄する。回
転テーブル１０にはタップ孔２３を洗浄するのに十分な
透孔１０ａが形成されている。またエアシリンダー４０
によってマニホルド４１が縦移動又は横移動しながらノ
ズルより水噴射を行う。そして所定時間経過後に洗浄を
止めセンサー８と位置決めシリンダー７により回転テー
ブル１０を停止させる。次に前記したマニホルド１７、
及び治具Ｚのブローユニット３１でタップ孔２３、３９
のエアブローを行う。再びテーブル１０の位置決めを解
除し、テーブル１０がモーター５によって高速回転し脱
水を行う。同時にエアシリンダー４２によりマニホルド
４３が縦移動又は横移動しながらエアノズルによりブロ
ーし脱水・清掃を補助する。
【００１３】更に所定時間が経過するとセンサー８と位
置決めシリンダー７によって回転テーブル１０が停止
し、扉２２を上昇させて開けば洗浄作業が終了する。な
お、これら一連の洗浄・脱水作業に要する時間は通常１
分程度であるが、洗浄時及び脱水時のテーブル１０の回
転数と洗浄・脱水時間は任意に設定できる。またワーク
１１の取り付けを容易にするために支持台１上のモータ
ー５、位置決めシリンダー７、センサー８等の駆動部に
よって回転テーブル１０の回転停止位置を常に同一とな
るように制御設定できることも勿論である。
置決めシリンダー７によって回転テーブル１０が停止
し、扉２２を上昇させて開けば洗浄作業が終了する。な
お、これら一連の洗浄・脱水作業に要する時間は通常１
分程度であるが、洗浄時及び脱水時のテーブル１０の回
転数と洗浄・脱水時間は任意に設定できる。またワーク
１１の取り付けを容易にするために支持台１上のモータ
ー５、位置決めシリンダー７、センサー８等の駆動部に
よって回転テーブル１０の回転停止位置を常に同一とな
るように制御設定できることも勿論である。
【００１４】而して噴水ノズル１９・２０への送水は、
本体Ａに並設した水タンクＢからポンプ（図を省略）を
介してなされるものであり、洗浄中の水滴や切粉・塵埃
等の混合した汚水は、洗浄室２下部の管状吐出口２４か
ら水タンクＢ内に排出されるが、このとき水タンクＢの
受け口２５に網などのフィルターを設けておくと、汚水
は濾過されるのでタンク内に収納された水は洗浄用水と
して再び洗浄室２へと送られる。
本体Ａに並設した水タンクＢからポンプ（図を省略）を
介してなされるものであり、洗浄中の水滴や切粉・塵埃
等の混合した汚水は、洗浄室２下部の管状吐出口２４か
ら水タンクＢ内に排出されるが、このとき水タンクＢの
受け口２５に網などのフィルターを設けておくと、汚水
は濾過されるのでタンク内に収納された水は洗浄用水と
して再び洗浄室２へと送られる。
【００１５】ワーク１１をエアブローする場合のノズル
は、内径が３〜４ｃｍで空気圧は５〜７ｋｇ／ｃｍ2 、
ワーク１１のタップ孔が３０か所以上あるのが普通のた
め全体では相当量のエアを必要とするが、前記のように
支持台１に並設してエアタンク３４が存在し、常時エア
を洗浄室２に送り込むのでエア供給に支障をきたすこと
はない。
は、内径が３〜４ｃｍで空気圧は５〜７ｋｇ／ｃｍ2 、
ワーク１１のタップ孔が３０か所以上あるのが普通のた
め全体では相当量のエアを必要とするが、前記のように
支持台１に並設してエアタンク３４が存在し、常時エア
を洗浄室２に送り込むのでエア供給に支障をきたすこと
はない。
【００１６】本体Ａと水タンクＢには任意の場所への移
動ができるように下端にキャスター２６・２７を取り付
ける。また本体Ａの支持台１の底板２８に固定ボルト２
９を取り付け、このボルト２９を締めつけて地面３０に
圧接すると本体Ａを不動状とすることができ、洗浄作業
中の本体Ａの動揺を防止できる。
動ができるように下端にキャスター２６・２７を取り付
ける。また本体Ａの支持台１の底板２８に固定ボルト２
９を取り付け、このボルト２９を締めつけて地面３０に
圧接すると本体Ａを不動状とすることができ、洗浄作業
中の本体Ａの動揺を防止できる。
【００１７】
【発明の効果】以上のような本発明は以下のような特有
の効果を奏する。 （１）ブローノズルと噴水ノズルによって本体内でエア
と水噴射の両作業ができ且つこれらの作業と遠心力を利
用した回転テーブルでの脱水作業が有機的に関連してエ
ア洗浄・脱水が行われるので、作業者の負担の軽減と人
員の削減ができ、膨大な占有空間を要さないので随所に
設置でき、それゆえ省スペース省力化が期せられる。 （２）噴水及びブローノズルが、洗浄室の縦方向及び横
方向に取り付けたエアシリンダーの動きに連動してワー
クの全面をまんべんなく清掃し、したがって製品を美麗
に仕上げる。 （３）エアタンクから常時必要量のエアが供給されるの
で滞ることがなく、エア洗浄作業が従来以上にはかど
る。 （４）支持台上のモーター、位置決めシリンダー、セン
サー等を駆動部とすることにより回転テーブルの位置決
めができ、治具に固定したワークの取り付け及び取り外
し位置が常に一定するので作業がスムーズにできる。 （５）シャフトが筒状であり、シャフト下端に設けたロ
ータリージョイントによってエアをシャフト内部から回
転テーブル上のワークをクランプするエアシリンダーに
供給するので、ワークのクランプが確実になされ、回転
中ワークに位置づれ等の支障を生じる恐れがない。 （６）ブローユニットと継手を着脱自在とし、必要に応
じてブローユニットのノズルからエアと水を噴射するこ
とによりワーク形状にかゝわらず製品の隅々まで清掃が
行きわたる。 （７）コンベア方式のような洗浄乾燥と異なりエア及び
電気に多大な使用量がかゝらず、経費を節して全体のコ
ストダウンが図られる。 （８）洗浄後の汚水を洗浄室下部より排出し、水タンク
内で浄化させたのち再び洗浄室へと送るので無駄がなく
節水効果が発揮される。
の効果を奏する。 （１）ブローノズルと噴水ノズルによって本体内でエア
と水噴射の両作業ができ且つこれらの作業と遠心力を利
用した回転テーブルでの脱水作業が有機的に関連してエ
ア洗浄・脱水が行われるので、作業者の負担の軽減と人
員の削減ができ、膨大な占有空間を要さないので随所に
設置でき、それゆえ省スペース省力化が期せられる。 （２）噴水及びブローノズルが、洗浄室の縦方向及び横
方向に取り付けたエアシリンダーの動きに連動してワー
クの全面をまんべんなく清掃し、したがって製品を美麗
に仕上げる。 （３）エアタンクから常時必要量のエアが供給されるの
で滞ることがなく、エア洗浄作業が従来以上にはかど
る。 （４）支持台上のモーター、位置決めシリンダー、セン
サー等を駆動部とすることにより回転テーブルの位置決
めができ、治具に固定したワークの取り付け及び取り外
し位置が常に一定するので作業がスムーズにできる。 （５）シャフトが筒状であり、シャフト下端に設けたロ
ータリージョイントによってエアをシャフト内部から回
転テーブル上のワークをクランプするエアシリンダーに
供給するので、ワークのクランプが確実になされ、回転
中ワークに位置づれ等の支障を生じる恐れがない。 （６）ブローユニットと継手を着脱自在とし、必要に応
じてブローユニットのノズルからエアと水を噴射するこ
とによりワーク形状にかゝわらず製品の隅々まで清掃が
行きわたる。 （７）コンベア方式のような洗浄乾燥と異なりエア及び
電気に多大な使用量がかゝらず、経費を節して全体のコ
ストダウンが図られる。 （８）洗浄後の汚水を洗浄室下部より排出し、水タンク
内で浄化させたのち再び洗浄室へと送るので無駄がなく
節水効果が発揮される。
【図１】 本体の洗浄室を断面とした本発明装置の概略
正面図である。
正面図である。
【図２】 洗浄室を断面とした本体の概略側面図であ
る。
る。
Ａ 本体 Ｂ 水タンク １ 支持台 ２ 洗浄室 ５ モーター ９ シャフト １０ 回転テーブル Ｚ 治具 １１ ワーク １５ エアシリンダー １６ エアシリンダー １８ ブローノズル １９ 噴水ノズル ２０ 噴水ノズル ２４ 吐出口 ３１ ブローユニット ３２ エアシリンダー ３３ ロータリージョイント ３４ エアタンク ３５ エアシリンダー ３８ 継手 ３９ タップ孔 ４０ エアシリンダー ４２ エアシリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B22D 29/00 B08B 3/02 B22D 17/20
Claims (5)
- 【請求項１】 本体と水タンクで構成したダイカスト製
品のエア洗浄・脱水装置であって、本体が下部の支持台
とエアタンク及び上部の洗浄室からなり、洗浄室に設け
た位置決め可能な回転テーブルを、支持台上のモーター
を駆動源とする筒状シャフトと連動させ、回転テーブル
上面に治具で固定したワークを、エアシリンダー及び回
転テーブルの動きと関連して作動するブローノズル及び
噴水ノズルから発するエアと水の噴射で洗浄し、更に回
転テーブルの遠心力でワークの水滴・切粉等を除去し、
汚水を洗浄室下部の吐出口より排出するとともに排出後
濾過して水タンク内に洗浄用水を収納することを特徴と
するダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置。 - 【請求項２】 ワークを洗浄するブローノズルと噴水ノ
ズルを、エアシリンダーの動きと関連して縦横方向に移
動自在とした請求項１記載のダイカスト製品のエア洗浄
・脱水装置。 - 【請求項３】支持台上のモーター、位置決めシリンダ
ー、センサー等の駆動部によって回転テーブルの位置決
め制御をする請求項１記載のダイカスト製品のエア洗浄
・脱水装置。 - 【請求項４】 筒状シャフトの下端にロータリージョイ
ントを設け、ロータリージョイントから送られるエアを
筒状シャフトの内側から、ワークをクランプする回転テ
ーブル上のエアシリンダーに供給する請求項１記載のダ
イカスト製品のエア洗浄・脱水装置。 - 【請求項５】 治具にブローユニットを設け、ブローユ
ニットに、エアシリンダー側の継手を着脱自在とし、ブ
ローユニットのノズルからエアと水を任意に噴射させて
なる請求項１記載のダイカスト製品のエア洗浄・脱水装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8304083A JP3026071B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8304083A JP3026071B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128524A JPH10128524A (ja) | 1998-05-19 |
| JP3026071B2 true JP3026071B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=17928832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8304083A Expired - Lifetime JP3026071B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3026071B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103769391A (zh) * | 2014-02-19 | 2014-05-07 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种一体化吹屑及脱水的工艺方法及装置 |
| CN104550124A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-29 | 福鼎市福海化油器有限公司 | 一种化油器气洗机 |
| CN106513358A (zh) * | 2015-09-15 | 2017-03-22 | 江苏海阔生物医药有限公司 | 培南类中间体生产器械清洁装置 |
| CN107127179A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-09-05 | 杨程 | 一种生物实验仪器的清洗干燥装置 |
| CN108480601A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-09-04 | 重庆市永川区华益机械铸造有限责任公司 | 一种铸件清洗装置 |
| CN110216103A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-10 | 左吉吉 | 一种工件加工用自动化高效清洗装置 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5719559B2 (ja) * | 2010-10-15 | 2015-05-20 | 森合精機株式会社 | 洗浄装置およびこれに用いる治具 |
| JP6284713B2 (ja) * | 2013-06-11 | 2018-02-28 | 菱農エンジニアリング株式会社 | 洗浄装置 |
| CN107377508A (zh) * | 2017-08-12 | 2017-11-24 | 宁波鄞州竹创信息科技有限公司 | 一种模具加工用的清洗装置 |
| WO2019104645A1 (zh) * | 2017-11-30 | 2019-06-06 | 陈金泉 | 一种钻头清洗箱 |
| WO2019104642A1 (zh) * | 2017-11-30 | 2019-06-06 | 陈金泉 | 一种钻头清洗工具 |
| CN108126943B (zh) * | 2018-01-29 | 2020-01-07 | 湖州龙溢机械有限公司 | 一种汽车轴类零件洗孔装置 |
| CN109261930B (zh) * | 2018-12-06 | 2021-02-02 | 昆山榕美电子科技有限公司 | 一种铝合金轮毂压铸模具 |
| CN110639875A (zh) * | 2019-09-20 | 2020-01-03 | 江苏亚太航空科技有限公司 | 一种自动旋转清洗及风干铸棒设备 |
| KR102347507B1 (ko) * | 2019-12-27 | 2022-01-05 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 이물질 제거 장치 및 이를 포함하는 클린 벤치 |
| EP3919192B1 (en) | 2020-06-04 | 2023-11-29 | Sugino Machine Limited | Cleaning apparatus |
| CN113523263A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-10-22 | 惠州市惠阳广杰五金制品有限公司 | 一种精密铸件的清砂系统 |
| WO2023238908A1 (ja) * | 2022-06-10 | 2023-12-14 | Ｕｂｅマシナリー株式会社 | 鋳造成形装置 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP8304083A patent/JP3026071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103769391A (zh) * | 2014-02-19 | 2014-05-07 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种一体化吹屑及脱水的工艺方法及装置 |
| CN103769391B (zh) * | 2014-02-19 | 2016-08-24 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种一体化吹屑及脱水的工艺方法及装置 |
| CN104550124A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-29 | 福鼎市福海化油器有限公司 | 一种化油器气洗机 |
| CN106513358A (zh) * | 2015-09-15 | 2017-03-22 | 江苏海阔生物医药有限公司 | 培南类中间体生产器械清洁装置 |
| CN107127179A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-09-05 | 杨程 | 一种生物实验仪器的清洗干燥装置 |
| CN108480601A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-09-04 | 重庆市永川区华益机械铸造有限责任公司 | 一种铸件清洗装置 |
| CN110216103A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-10 | 左吉吉 | 一种工件加工用自动化高效清洗装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10128524A (ja) | 1998-05-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3026071B2 (ja) | ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置 | |
| CN109351527B (zh) | 安装有废漆收集功能的汽车配件喷涂设备 | |
| CN114589529B (zh) | 一种金属铸件加工用表面切削装置 | |
| CN211099717U (zh) | 一种汽车配件加工用喷涂室 | |
| JPH1043854A (ja) | ダイカスト製品のエア洗浄・脱水装置 | |
| CN211989374U (zh) | 一种方便清洗的粗车加工用涂装设备 | |
| US6378535B1 (en) | Hollow article cleaning apparatus and hollow article cleaning method | |
| CN110899189B (zh) | 清洗设备 | |
| CN110841854A (zh) | 一种喷漆加工机电设备 | |
| CN211678459U (zh) | 一种工件喷涂加工装置 | |
| JPH09207046A (ja) | 洗浄装置 | |
| CN110977727A (zh) | 一种建筑脚手架生产用除锈装置 | |
| CN219597451U (zh) | 一种具有限位机构的配件电泳漆清洗装置 | |
| CN112705530B (zh) | 一种排气管自动清洗机及清洗装置和清洗方法 | |
| CN214767630U (zh) | 一种氧气罐清洗台 | |
| CN219583165U (zh) | 一种对内壁进行风干清理的陶瓷加工设备 | |
| CN218591272U (zh) | 一种用于玩具生产机械保养用节能型清洗烘干机 | |
| CN218947238U (zh) | 一种具有降温功能的法兰叉头铸件打磨机 | |
| CN219851011U (zh) | 一种轨道加工用清洗装置 | |
| CN219003506U (zh) | 一种带有烘干功能的喷涂装置 | |
| CN219233264U (zh) | 一种铜雕清砂装置 | |
| CN218459972U (zh) | 一种阀门把手浸塑工装 | |
| CN218452436U (zh) | 一种汽车塑料件的批量清洗机 | |
| CN212760007U (zh) | 一种电路印刷板的表面清洁装置 | |
| CN219817396U (zh) | 油漆装载框清洗设备 |