JP3026054B2 - 建築用材 - Google Patents
建築用材Info
- Publication number
- JP3026054B2 JP3026054B2 JP6157795A JP15779594A JP3026054B2 JP 3026054 B2 JP3026054 B2 JP 3026054B2 JP 6157795 A JP6157795 A JP 6157795A JP 15779594 A JP15779594 A JP 15779594A JP 3026054 B2 JP3026054 B2 JP 3026054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- building materials
- wood
- actual processing
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】基板の表面に化粧が施され、少な
くとも相対する木口部に実加工部が形成されてなる建築
用材に関する。
くとも相対する木口部に実加工部が形成されてなる建築
用材に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、床板、天井板、壁
板等の建築用材は、多くの場合少なくとも相対する木口
部に本実加工、相決り加工等の実加工が施され、複数枚
の建築用材を各々に実嵌合しつつ施工されている。さら
に、床板、天井板として多くは四周木口に実加工が施さ
れている。
板等の建築用材は、多くの場合少なくとも相対する木口
部に本実加工、相決り加工等の実加工が施され、複数枚
の建築用材を各々に実嵌合しつつ施工されている。さら
に、床板、天井板として多くは四周木口に実加工が施さ
れている。
【0003】そして建築用材は合板、木質繊維板、木削
片板、単板積層材、集成材等の木質材、ケイ酸カルシウ
ム板、スレート板、ALC板等の無機質板を基板とし、
その表面に柄模様印刷、着色塗装、化粧シート状物(化
粧紙、化粧合成樹脂シート、化粧樹脂含浸紙、クロス、
ツキ板、人工ツキ板等)貼り等の任意化粧を施されてい
る。
片板、単板積層材、集成材等の木質材、ケイ酸カルシウ
ム板、スレート板、ALC板等の無機質板を基板とし、
その表面に柄模様印刷、着色塗装、化粧シート状物(化
粧紙、化粧合成樹脂シート、化粧樹脂含浸紙、クロス、
ツキ板、人工ツキ板等)貼り等の任意化粧を施されてい
る。
【0004】しかし、該建築用板はその各々において、
その差はあるものの吸湿または放湿に伴なう収縮膨張が
発生する。特に近年、家屋における高気密化、高断熱化
また冷暖房設備の充実に伴ない屋内の乾燥化(低湿度
化)が目立つようになる。
その差はあるものの吸湿または放湿に伴なう収縮膨張が
発生する。特に近年、家屋における高気密化、高断熱化
また冷暖房設備の充実に伴ない屋内の乾燥化(低湿度
化)が目立つようになる。
【0005】そのため建築用材の放湿に伴なう収縮が激
しく、建築用材間の目隙が発生する。そして実加工部は
基材色のままで何等処理されていないので、表面の化粧
との色差が大きく、目隙が目立ち、意匠性を低下する。
しく、建築用材間の目隙が発生する。そして実加工部は
基材色のままで何等処理されていないので、表面の化粧
との色差が大きく、目隙が目立ち、意匠性を低下する。
【0006】目隙による意匠性の低下をなくするため、
化粧板の雄実部上面に着色塗料を塗布することが実開平
1−62034、実開平4−24935、特開平1−2
07159号公報に見られるように提案されている。
化粧板の雄実部上面に着色塗料を塗布することが実開平
1−62034、実開平4−24935、特開平1−2
07159号公報に見られるように提案されている。
【0007】しかし、建築用材は任意厚さを有し、建築
用材間の目隙は徐々に広がりまた目隙は小さいため、表
面の化粧と実部の表面側より露見される部分の色差をな
くす必要があり、特に表面側より露見される表面への立
上り部との色差をなくすことが重要であり、この点につ
いては何等考慮が払われておらず、意匠性の向上が図ら
れていない。
用材間の目隙は徐々に広がりまた目隙は小さいため、表
面の化粧と実部の表面側より露見される部分の色差をな
くす必要があり、特に表面側より露見される表面への立
上り部との色差をなくすことが重要であり、この点につ
いては何等考慮が払われておらず、意匠性の向上が図ら
れていない。
【0008】
【技術的手段】基板1の表面に化粧2が施され、少なく
とも相対する木口部に実加工部4が形成されてなる建築
用材において、実加工部4の全体に、着色塗装3が施さ
れた建築用材。
とも相対する木口部に実加工部4が形成されてなる建築
用材において、実加工部4の全体に、着色塗装3が施さ
れた建築用材。
【0009】
【構成の説明】図1,2についてみれば、基板1の少な
くとも相対する木口部に実加工部4が形成される。基板
1は合板、木質繊維板、木削片板、単板積層材、集成材
等の木質材、ケイ酸カルシウム板、スレート板、パルプ
セメント板、ALC板、ロックウール板、ガラス繊維板
等の無機質板が用いられる。
くとも相対する木口部に実加工部4が形成される。基板
1は合板、木質繊維板、木削片板、単板積層材、集成材
等の木質材、ケイ酸カルシウム板、スレート板、パルプ
セメント板、ALC板、ロックウール板、ガラス繊維板
等の無機質板が用いられる。
【0010】基板1の少なくとも相対する木口部に、切
削加工、圧搾加工等により雄実、雌実からなる本実加
工、上実、下実からなる相決り加工が施され、本実、相
決り等の実加工部4が形成される。実加工部4は基板1
の四周縁の木口部に設けてもよい。
削加工、圧搾加工等により雄実、雌実からなる本実加
工、上実、下実からなる相決り加工が施され、本実、相
決り等の実加工部4が形成される。実加工部4は基板1
の四周縁の木口部に設けてもよい。
【0011】基板1の表面には、必要に応じて目止処
理、シーラー処理、下塗り処理、研磨処理等の下地処理
を施した後、柄模様印刷、着色塗装や化粧紙、化粧合成
樹脂シート、化粧樹脂含浸紙、クロス、ツキ板、人工ツ
キ板等の化粧シート状物を貼着し、さらにはその上に着
色透明塗装、透明塗装等の上塗り塗装を施して任意化粧
2を行なう。
理、シーラー処理、下塗り処理、研磨処理等の下地処理
を施した後、柄模様印刷、着色塗装や化粧紙、化粧合成
樹脂シート、化粧樹脂含浸紙、クロス、ツキ板、人工ツ
キ板等の化粧シート状物を貼着し、さらにはその上に着
色透明塗装、透明塗装等の上塗り塗装を施して任意化粧
2を行なう。
【0012】基板1の木口部に形成される実加工部4の
全体に着色塗装3を施す。着色塗装3は表面に施される
化粧2の色調と同じか、同系色の色調とすることが好ま
しい。実加工部4の着色塗装3は、実加工後の化粧2を
表面に施す前にあるいは化粧2を施した後のいずれかに
行なえばよい。また化粧2を施した後、実加工、着色塗
装を施してもよい。
全体に着色塗装3を施す。着色塗装3は表面に施される
化粧2の色調と同じか、同系色の色調とすることが好ま
しい。実加工部4の着色塗装3は、実加工後の化粧2を
表面に施す前にあるいは化粧2を施した後のいずれかに
行なえばよい。また化粧2を施した後、実加工、着色塗
装を施してもよい。
【0013】図1のように実加工部4の表面側より露見
される表面への立上り部5及び実加工部4の上面を含む
本実加工が施された実加工部4の全体に着色塗装3が施
される。また、図2のように相決り加工が施された実加
工部4の上実11a,下実11bの全体を着色塗装して
もよい。
される表面への立上り部5及び実加工部4の上面を含む
本実加工が施された実加工部4の全体に着色塗装3が施
される。また、図2のように相決り加工が施された実加
工部4の上実11a,下実11bの全体を着色塗装して
もよい。
【0014】実加工部4の着色塗装3は、色調を表面の
化粧2の色調に合わせるだけであるため、上塗り塗装を
施しても施さなくても良い。実加工部に着色塗装が施さ
れ、表面の化粧と近似した色調に表現される。
化粧2の色調に合わせるだけであるため、上塗り塗装を
施しても施さなくても良い。実加工部に着色塗装が施さ
れ、表面の化粧と近似した色調に表現される。
【0015】
【発明の効果】実加工部の全体に着色塗装が施され、表
面の化粧と近似した色調に表現されるため、建築用材が
施工後、乾燥に伴う収縮による目隙が発生しても色差が
なく目立ちにくく意匠性を低下することがない。
面の化粧と近似した色調に表現されるため、建築用材が
施工後、乾燥に伴う収縮による目隙が発生しても色差が
なく目立ちにくく意匠性を低下することがない。
【図1】 本実加工による実加工部の全体を着色塗装を
した場合の断面図を示す。
した場合の断面図を示す。
【図2】 相決り加工による実加工部の全体を着色塗装
をした場合の断面図を示す。
をした場合の断面図を示す。
1:基板、1a:雄実、1b:雌実、2:化粧、3:着
色塗装、4:実加工部、5:立上り部、11a:上実、
11b:下実。
色塗装、4:実加工部、5:立上り部、11a:上実、
11b:下実。
Claims (1)
- 【請求項1】 基板の表面に化粧が施され、少なくとも
相対する木口部に実加工部が形成されてなる建築用材に
おいて、実加工部の全体に着色塗装が施されたことを特
微とする建築用材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157795A JP3026054B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 建築用材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157795A JP3026054B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 建築用材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084239A JPH084239A (ja) | 1996-01-09 |
JP3026054B2 true JP3026054B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15657457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6157795A Expired - Lifetime JP3026054B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 建築用材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026054B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007198098A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 化粧建築板 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP6157795A patent/JP3026054B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH084239A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070809 Year of fee payment: 5 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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