JP3026024U - 理化学実験用恒温プレート式攪拌装置の温熱及び冷却用の温度補助カバー具 - Google Patents

理化学実験用恒温プレート式攪拌装置の温熱及び冷却用の温度補助カバー具

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JP3026024U
JP3026024U JP1995014236U JP1423695U JP3026024U JP 3026024 U JP3026024 U JP 3026024U JP 1995014236 U JP1995014236 U JP 1995014236U JP 1423695 U JP1423695 U JP 1423695U JP 3026024 U JP3026024 U JP 3026024U
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constant temperature
cooling
beaker
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JP1995014236U
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Inventor
金蔵 高尾
Original Assignee
株式会社日伸理化
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 恒温天板による試料液攪拌装置のヒーター加
熱による攪拌回転子の跳びはね現象を生じさせない最小
温度エネルギーによる調整と、冷却手段についても最小
の冷却温度に保冷する温度補助具の提供、又オーバーシ
ュートを解消すること。 【解決手段】 恒温天板上に着脱自在とした温熱及び冷
却を調整する補助カバー具を設けること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は恒温プレートスターラーと云われている理化学実験用の試料等溶液の 恒温プレート式攪拌装置のホットプレートスターラー及びクールプレートスター ラーとして温熱、及び冷却用の何れにも利用できる温度補助カバー具に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
理化学実験用恒温プレート式攪拌装置については、図5〜図8に示すように温 熱部のヒーターと、冷却素子の恒温制御器と電磁回転駆動部を収納した器箱1( 詳細図示省略)と、その器箱上に脚部2を介して支持した温度調整可能の恒温天 板3とよりなる攪拌装置が公知の理化学実験用試料液の加熱及び冷却用の攪拌器 具として汎用されている。従来の攪拌装置は攪拌器体上部の天板3上に試料液6 を入れたビーカー4内底に磁性体となる金属の攪拌回転子5をセットし、ヒータ ーで恒温天板3を恒温に加熱すると共に下部器体内の電磁回転体を回転させてビ ーカー4内の攪拌回転子5を磁力回転させて試料液を攪拌混合する実験器具であ る。以上の攪拌装置による攪拌作用は、試料液6を高温に加熱して攪拌すること が有効であるが、恒温天板3の温度が高くなるとビーカー内の攪拌回転子に及ぼ す磁気作用が弱くなり攪拌作用が低下すると共に、攪拌回転子5の跳びはね現象 が生じ攪拌効果を妨げる問題が生ずる。又冷却作用についても冷却部による冷却 が強すぎると天板上に霜が附着し適正な冷却作用を妨げる問題がある。又図7の ようにビーカー4内に温度センサー7を挿入して試料溶液6を精密に保持しよう とすれば底部のみが加熱される欠点となるオーバーシュート現象があり、この解 決が必要となる。
【0003】
【本考案の解決すべき課題】
本考案が解決する課題としては、恒温プレート式攪拌装置の恒温天板のヒータ ーによる加熱がビーカー内の攪拌回転子の跳びはね現象を生じさせない最小温度 エネルギーによる調整と、冷却手段についても最小の冷却カロリーで必要な冷却 温度に保持するための温度補助具を提供することを課題とした。又天板プレート 上のビーカー等の試料液を精密な温度調整を必要とする実験では試料液の底部の みの加熱温度調整の欠点であるオーバーシュートをなくすることも同時に課題と した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解消する手段としては、恒温プレート式攪拌装置の天板に着脱自 在に載置するビーカー等の嵌入口と押え止め片を設けた耐熱性の台形カバー体で あって、恒温天板のヒーターによる加熱が、前記台形カバー体の嵌入口内周に舌 片状に囲設した可撓弾性のビーカー等密着片、もしくは恒温天板上に載置するビ ーカー等の外周にL形のビーカー等密着片を設け、ビーカー内試料液の温熱及び 冷却用の温度補助カバー具とすることを要旨とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】 【実施例】
以下本考案の一実施例を説明する。図1、図2は第1実施例で、10は恒温天 板3上に載置する台形カバー体で耐熱性の熱拡散の少ない軽量金属板で安定性の ある台形カバー体に形成する。12は台形の上板11の上部に開口したビーカー 等の嵌入口である。13は嵌入口内周に囲設取着した密着片で、耐熱性の、かつ 可撓弾性の合成樹脂材で舌片状に成形する。嵌入口には試料液6を入れたビーカ ー4を嵌入して恒温天板3上にセットするが、その際密着片13がビーカー4の 外周に摺接密着する。密着片は可撓弾性材であるのでビーカーの出入操作に妨げ となることはない。又密着片は伸縮性がありビーカーのサイズに適宜対応し嵌入 口の調節保持作用も果す。14はカバー体の上部に固定したカバー体の押え止め 片でビーカー等の嵌出入操作に押え止め片が天板上で動かないように押え止めす る。カバー体の両側に取着してもよい。カバー体はビーカーを嵌入口に挿着した 際は、中空内部17は密着片13により密閉状態となり天板3を加熱しても放熱 作用がないので保温力がありビーカー内溶液の温度上昇力と保温性を維持する作 用がある。
【0006】 図3、図4は第2実施例で15はビーカー4の外周に着脱可能に取付けたL形 密着片で恒温天板プレート3の熱を直接容器の外周に伝えて熱効率と保温性を昂 める。密着片は半体の分割片で嵌合部16で両分割片を密着嵌合してもよい。材 質は耐熱性があり、かつ熱伝導率の大きい金属材で構成する。あるいはその外層 に熱伝導率の小さい良質の保温材を薄く施せば保温性が更に昂まる。
【0007】 次に冷却による本案台形カバ一具及びL形密着片による保冷作用については、 試料液を0°C以下に冷却することもあるが、その場合についても台形カバー具 による中空部17及びL形密着片15による保冷作用が有効に作用し冷却中恒温 天板に霜が附着して低温降下による必要以上の冷却が防止できる機能を備えてい る。
【0008】
【効果】
本考案カバー具は上述のように攪拌装置の恒温天板によるホットプレートスタ ーラー、クールプレートスターラーの加熱及び冷却による熱エネルギーを有効に ビーカー内の試料液4に与えるもので少ない加熱作用で溶液温度を昂め磁力の低 下による跳びはね現象を解消した回転によって攪拌効果の有効な保持調整に役立 つ利点がある。又天板の余熱による試料液温度のオーバーシュート現象もビーカ ー等の立上り側面を加熱するため小さく抑える効果がある。同時に冷却による保 冷作用についても同様な機能を備えているので熱の放散作用を抑制し少ない電力 消費熱で短時間で作業を果すことができ、実験作業の省力化、効率化に有効な機 能を果す実用攪拌装置として提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カバー具の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】図1の中央断面図である。
【図3】攪拌装置の他の実施例平面図である。
【図4】図3の中央断面図である。
【図5】従来の攪拌装置を示す全体図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】従来の攪拌装置の他の例全体図である。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
1 器箱 2 脚部 3 恒温天板 3′ 温度調節つまみ 4 ビーカー 5 攪拌回転子 5′ 攪拌回転子の回転数調節つまみ 6 試料液 7 温度センサー 8 温度センサー差し込み 9 電源端子 10 台形カバー 11 台形上板 12 嵌入口 13 密着片 14 押え止め片 15 L形密着片 16 嵌合部 17 中空部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温熱と冷却部の恒温制御器と電磁回転駆
    動部を収納した器箱と、その器箱上に脚部を介して支持
    した恒温天板とよりなる理化学実験用恒温プレート式攪
    拌装置において、前記恒温天板上に着脱自在に載置する
    ビーカー等の嵌入口を設けた耐熱性の台形カバー体であ
    って、前記台形カバー体の嵌入口内周に舌片状に囲設し
    た可撓弾性のビーカー等の密着片と、前記カバー体の上
    部に設けた押え止め片とよりなることを特徴とする理化
    学実験用恒温プレート式攪拌装置の温熱及び冷却用の温
    度補助カバー具。
  2. 【請求項2】 第1項記載の恒温天板上に載置するビー
    カー等の外周に断面L形のビーカー等の密着片を取付け
    てなることを特徴とする理化学実験用恒温プレート式攪
    拌装置の温熱及び冷却用の温度補助カバー具。
JP1995014236U 1995-12-19 1995-12-19 理化学実験用恒温プレート式攪拌装置の温熱及び冷却用の温度補助カバー具 Expired - Lifetime JP3026024U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562557A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Mitsubishi Electric Corp 引出形遮断器
JP2011027620A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Toyama Sangyo Kk 溶出試験器

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