JP3026003B1 - 中栓取付検査方法及び中栓取付検査装置 - Google Patents

中栓取付検査方法及び中栓取付検査装置

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JP3026003B1
JP3026003B1 JP10293468A JP29346898A JP3026003B1 JP 3026003 B1 JP3026003 B1 JP 3026003B1 JP 10293468 A JP10293468 A JP 10293468A JP 29346898 A JP29346898 A JP 29346898A JP 3026003 B1 JP3026003 B1 JP 3026003B1
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Abstract

【要約】 【課題】 中栓が取り付けられている容器本体のキャッ
プ受け口にX線を照射し、その部分を透過するX線の状
態から中栓の有無やその取付状態を検出できるようにす
る。 【解決手段】 容器本体12のキャップ受け口12aに
X線を照射し、このキャップ受け口12a及びキャップ
受け口12aに取り付けられたキャップを透過するX線
を測定して、そのX線の線量に基づいてキャップ13の
内側に配置され且つキャップ受け口12aの開口穴25
を密閉するキャップ中栓16の取付状態を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料や食品等が充
填されるプラスチック製容器における容器本体のキャッ
プ受け口に設けられた開口穴を密閉するため、プラスチ
ック製のキャップとは別に使用される中栓の取付有無や
取付状態の良否等を検査する中栓取付検査方法及びその
中栓取付検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、ジュース、緑茶、紅茶、
コーヒー等の飲料や、ソース、マヨネーズ、トマトケチ
ャップ等の調味料その他の物品が充填されるプラスチッ
ク製容器は、これらの物品を収納する容器本体と、この
容器本体のキャップ受け口に設けられた開口穴を閉じる
プラスチック製キャップとから構成されている。このよ
うなプラスチック製容器において、容器本体内に収納さ
れた飲料等の漏れ出し等をより確実に防止するために中
栓を使用した中栓付き容器が提供されている。
【0003】このような中栓付きプラスチック製容器入
り飲料や中栓付きプラスチック製容器入り調味料等は、
その生産工場において、洗浄装置や充填装置等の各種の
自動化機械とコンベヤとによる流れ作業方式により大量
に生産されている。例えば、中栓付きプラスチック製
器入り飲料の生産工程は、概略次の通りである。
【0004】第1は、ジュース、緑茶、紅茶等の飲料を
製造する飲料製造工程。第2は、飲料が充填される容器
本体を洗浄する容器本体洗浄工程。第3は、洗浄された
容器本体に飲料を充填する飲料充填工程。第4は、キャ
ップ及び中栓を殺菌する蓋体殺菌工程。第5は、飲料が
充填された容器本体のキャップ受け口に設けられた開口
穴を中栓で密封した後、キャップ受け口にキャップを装
着するキャップ締め工程。第6は、キャップ締めされた
容器入り飲料を包装する製品包装工程である。
【0005】この場合、第1の飲料製造工程では、例え
ば、果実から果汁を搾り出したり茶葉から茶を抽出した
りして飲料を製造する。第2の容器本体洗浄工程では、
例えば、プラスチック製のPETボトル等からなる容器
本体を水洗い等して洗浄する。この洗浄された容器をベ
ルトコンベヤ等のコンベヤ装置に乗せて、次の工程に搬
送する。第3の飲料充填工程では、搬送されてきた容器
本体の開口穴に飲料充填機のノズルを挿入して飲料を充
填する。第4の蓋体殺菌工程では、例えば、中栓及びキ
ャップに紫外線を照射する等して殺菌処理を施す。
【0006】第5のキャップ締め工程では、キャップ締
め機を用いて、まず容器本体の開口穴に中栓を装着して
容器内を密封し、次いで容器本体のキャップ受け口にキ
ャップを取り付けて二重にシールする。これにより、所
定の飲料が充填された容器本体を中栓とキャップとで二
重に封止した中栓付き容器入り飲料が製造される。尚、
中栓がキャップと一体的に構成されている場合には、中
栓の装着と同時にキャップ締めが行われることになる。
次の第6の製品包装工程では、製造された中栓付き容器
入り飲料をダンボール箱等の包装用箱に所定個数を収納
し、その箱の口を閉じることにより包装作業が完了す
る。
【0007】このような中栓付きプラスチック製容器入
り飲料の生産時、上述したキャップ締め工程において、
例えば、中栓一体型キャップの場合、中栓の脱落によっ
て容器本体の開口穴が開放されたままの中栓無しの容器
入り飲料が製造され、また、中栓分離型キャップの場
合、中栓の破損やシール部における密着不良等の不具合
を有する中栓付き容器入り飲料が製造されることがあ
る。このような不具合を有する容器入り飲料は製品とし
て所定の価値を有しないものであるため、不良品として
処理されるべきものである。また、例えば、中栓を打ち
込む際の圧力不足やキャップの締付不良等によって中栓
の嵌合不良を生じたりすると、容器本体内の密封が不十
分になって飲料等の内容物が不衛生になるおそれがあ
る。
【0008】そのため、従来では中栓を開口穴に嵌めて
キャップをキャップ受け口に取り付けた後、それぞれの
容器入り飲料毎にキャップの取付状態を測定し、そのキ
ャップの取付状態が適当であるかどうかを検査して、製
品の良否を判定するようにしている。
【0009】従来の中栓付き容器入り飲料の中栓取付検
査方法としては、例えば、次のような方法が知られてい
る。この中栓取付検査方法は、キャップの上端部を検出
して容器の高さを測定し、そのキャップの高さが予め設
定された所定範囲内にあるときには、中栓が開口穴に嵌
合されていてキャップ締めが良好に行われているものと
判定するものである。これに対して、キャップ高さの測
定値が所定範囲内にないときには、中栓の脱落又は中栓
の嵌合不良等の不具合が生じているものと判定し、この
ようにしてキャップ及び中栓締めの良否を検査するよう
にしている。
【0010】この中栓取付検査方法を具体的に説明する
と、次の通りである。まず、キャップ締め工程の後、コ
ンベヤで搬送中の容器のキャップ上端面の高さを光セン
サ等の検出器で検出する。これにより、コンベヤの上面
を基準面として、容器のキャップ上端面までの高さを検
出することができる。一方、予めキャップ締めが良好に
行われている容器の底面からキャップ上端面までの高さ
を測定し、これを基準値としてプラス・マイナス適当な
値の許容誤差を加えて許容範囲を設定しておく。そし
て、予め設定された容器の基準値と上述のようにして測
定された測定値とを比較する。
【0011】この比較の結果、容器のキャップ高さの測
定値が基準値の許容範囲内にあるときには、中栓がキャ
ップ受け口の開口穴に正常に嵌合されていて、これを覆
うようにキャップ受け口に取り付けられたキャップも正
常に締め込まれていると判定する。このように、キャッ
プの締め込み等が正常に行われていると判定された中栓
付き容器入り飲料は、製品として次の製品包装工程に搬
送されて所定の梱包作業に供される。
【0012】これに対して、キャップ高さの測定値が基
準値の許容範囲内の値よりも小さい場合には、例えば、
キャップのみが取り付けられて中栓が嵌合されておら
ず、中栓の脱落に起因してキャップが所定位置より深く
まで締め込まれていると判定される。一方、測定値が許
容範囲内の値よりも大きい場合には、例えば、中栓が所
定位置まで嵌合されておらず、キャップに締め込み不良
が生じて所定位置まで締め込まれていないと判定され
る。これらの中栓取付不良の判定により、その判定の対
象となった中栓付き容器入り飲料は、その場で製造ライ
ンから取り除かれて不良品として処分されることにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の中栓取付検査方法においては、キャップが取
り付けられた容器本体をコンベヤで搬送し、この搬送時
にキャップ上端面の高さを検出して、その検出結果に基
づき中栓取付状態の良否を判定し、中栓の実際の取付状
態を見ないようになっていた。そのため、コンベヤの上
下変動によって測定面であるキャップ上端面が上下方向
に移動することから、コンベヤの変動量が大きくなる
と、中栓が正常に装着されている良品としての容器に対
しても中栓取付不良と判定することになり、中栓取付状
態の良否判定に際して誤判定を生ずることがあるという
課題があった。
【0014】特に、中栓分離型キャップの場合、中栓を
装着した後にキャップ締めが行われるため、キャップの
締め込みに基づく摩擦力によって中栓のシール部や引抜
き環に捩じれ現象が生じ、その捩じれにより中栓が破損
したりシール不良を生ずる等の不具合が生じていた。こ
のように、中栓の破損やシール不良等の不具合が生ずる
と、容器本体内に充填された内容物が中栓の外に漏れ出
すおそれが発生し、不衛生になるおそれがあった。
【0015】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、中栓が取り付けられているプラスチッ
ク製容器本体のキャップ受け口にX線を照射し、その部
分を透過するX線の状態から中栓の有無やその取付状態
を検出することにより、上記課題を解決することを目的
としている。
【0016】上述したような課題等を解決し、上記目的
を達成するために、本発明の請求項1に係る中栓取付検
査方法は、プラスチック製容器の容器本体のキャップ受
け口にX線を照射し、このキャップ受け口及びキャップ
受け口に取り付けられたプラスチック製のキャップを透
過するX線を測定して、そのX線の線量に基づいてキャ
ップの内側に配置され且つキャップ受け口の開口穴を密
閉する中栓の取付状態を検出するようにしたことを特徴
としている。
【0017】本発明の請求項2に係る中栓取付検査方法
は、中栓はキャップ受け口の開口穴に着脱可能に嵌合さ
れる有底の筒体部を有するキャップ中栓又は開口穴を覆
うように剥離可能に貼着されるシート状のシール中栓で
あることを特徴としている。
【0018】本発明の請求項3に係る中栓取付検査方法
は、キャップ受け口及びその近傍の画像を表示するモニ
タを設け、このモニタにX線の照射により中栓を画像表
示して取付状態を検出するようにしたことを特徴として
いる。
【0019】本発明の請求項4に係る中栓取付検査装置
は、プラスチック製容器の容器本体のキャップ受け口に
X線を照射するX線発生器と、このX線発生器と対向す
るように配置され且つキャップ受け口に取り付けられた
プラスチック製のキャップ及びキャップ受け口の開口穴
に装着された中栓を透過するX線を測定するX線測定器
と、このX線測定器の測定結果に基づき開口穴を密閉す
るように装着された中栓の取付状態を判定する中栓取付
判定手段と、を備えたことを特徴としている。
【0020】本発明の請求項5に係る中栓取付検査装置
は、中栓はキャップ受け口の開口穴に着脱可能に嵌合さ
れる有底の筒体部を有するキャップ中栓又は開口穴を覆
うように剥離可能に貼着されるシート状のシール中栓で
あることを特徴としている。
【0021】本発明の請求項6に係る中栓取付検査装置
は、中栓取付判定手段にはキャップ受け口及びその近傍
の画像を表示するモニタを接続し、このモニタにX線の
照射により中栓の取付状態を画像表示するようにしたこ
とを特徴としている。
【0022】本発明の請求項7に係る中栓取付検査装置
は、X線測定器は中栓を透過するX線を異なる角度から
測定する2台のX線測定器からなり、2台のX線測定器
の測定結果に基づき中栓の姿勢を検出するようにしたこ
とを特徴としている。
【0023】本発明の請求項8に係る中栓取付検査装置
は、更に、上記構成に加えて、中栓取付判定手段の判定
結果に基づき中栓が無いとき又は中栓の取付姿勢が適当
でないときに駆動信号を出力する排除用コントローラ
と、この排除用コントローラからの駆動信号に基づき作
動して中栓が無い又は中栓の取付状態が不良であると判
定された容器本体を不良品として排除する不良品取出器
と、を備えたことを特徴としている。
【0024】上述のように構成したことにより、本発明
の請求項1に係る中栓取付検査方法では、プラスチック
製容器の容器本体のキャップ受け口を透過するX線を測
定して開口穴を密閉する中栓の取付状態を検出すること
により、コンベヤの振動等の影響を受けることなく中栓
の有無やその取付状態の良否を正確に検出することがで
きる。
【0025】本発明の請求項2に係る中栓取付検査方法
では、キャップ受け口の開口穴を密閉する中栓として、
その開口穴に嵌合されて密閉するキャップ中栓又は開口
穴を覆うように密閉するシール中栓を適用することがで
きる。
【0026】本発明の請求項3に係る中栓取付検査方法
では、モニタにX線の照射状態を画面表示することによ
り、モニタの画面から中栓の取付状態を見て中栓の取付
状態等を知覚的に知ることができる。
【0027】本発明の請求項4に係る中栓取付検査装置
では、X線発生器から発射されてプラスチック製容器の
容器本体のキャップ受け口を透過するX線をX線測定器
で測定し、その測定結果に基づき中栓取付判定手段で中
栓の取付状態を判定することにより、コンベヤの振動等
の影響を受けることなく中栓の有無やその取付状態の良
否を正確に検出できる装置を得ることができる。
【0028】本発明の請求項5に係る中栓取付検査装置
では、キャップ受け口の開口穴に嵌合されて密閉するキ
ャップ中栓又は開口穴を覆うように密閉するシール中栓
を、開口穴を密閉する中栓として適用することができ
る。
【0029】本発明の請求項6に係る中栓取付検査装置
では、中栓取付判定手段に接続されたモニタにX線の照
射による中栓の取付状態を画像表示することにより、モ
ニタの画面から中栓の取付状態を見て中栓の取付状態等
を知覚的に知ることができる装置を得ることができる。
【0030】本発明の請求項7に係る中栓取付検査装置
では、2台のX線測定器で中栓を異なる角度から測定す
ることにより、中栓の取付状態の良否を正確に検出する
ことができる。
【0031】本発明の請求項8に係る中栓取付検査装置
では、更に、取付判定手段の判定結果に基づき駆動信号
を出力する排除用コントローラと、駆動信号に基づき作
動して不良品を排除する不良品取出器とを設ける構成と
したため、キャップ無し又はキャップ取付不良と判定さ
れたときには、排除用コントローラにより不良品取出器
を作動させて不良品と判定された容器本体のみを排除し
て取り出すことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図7は、本発明の実施の例
を示すもので、キャップが装着されたキャップ受け口の
開口穴を密閉するように取り付けられた中栓付き容器入
り物品を検査対象物として、中栓の有無やその取付状態
の良否等の検出を行う中栓取付検査装置に適用したもの
である。即ち、図1は本発明の中栓取付検査装置の一実
施例を示す説明図、図2は本発明の中栓取付検査装置の
第1実施例の概略構成を示すブロック説明図、図3及び
図4は図2の中栓取付検査装置を用いた第1の検出例を
示す説明図、図5は同じく第2の検出例を示す説明図、
図6は本発明の中栓取付検査装置の第2実施例の概略構
成を示すブロック説明図、図7は図6の中栓取付検査装
置を用いた第1の検出例を示す説明図である。
【0033】ここで、「中栓取付検査」とは、容器本体
の開口穴に装着された中栓の取付状態は勿論のこと、中
栓の有無の検査も含むものである。また、「中栓の取付
状態」としては、中栓の嵌合深さや傾きの大小ばかりで
なく、中栓のシール部やピンホール等の変形、破損及び
これらに基づく内容物の漏れの有無等の各種の状態を含
むものである。
【0034】図2に示すように、この実施例に示す中栓
取付検査装置1は、X線源としてX線を発生して容器1
1に照射するX線発生器2と、コンベヤ30で搬送され
てくる容器11の位置を検出する位置検出器3と、X線
発生器2から発射されて容器11の中栓部を透過したX
線を測定するX線測定器4と、このX線測定器4で測定
されたX線の透過量に基づいて中栓11の有無や姿勢等
の取付状態を判定する中栓取付判定手段としての検査用
コントローラ5と、この検査用コントローラ5から出力
される映像信号VSを受けてX線透視された容器11の
中栓部の像を画面に表示するモニタ7と、同じく検査用
コントローラ5から出力される出力信号PSに基づいて
駆動信号CSを出力する排除装置としての排除用コント
ローラ9と、この排除用コントローラ9からの駆動信号
CSにより作動される不良品取出器10等を備えてい
る。
【0035】まず、この中栓取付検査装置1による検査
の対象物とされる中栓付きプラスチック製容器入り飲料
の容器11について説明する。この容器11は、図1及
び図3に示すように、容器本体12とキャップ13とキ
ャップカバー14と、中栓の一具体例を示すキャップ中
栓16とを備えている。容器本体12は、キャップ13
が着脱可能に取り付けられる細い円筒状のキャップ受け
口12aと、このキャップ受け口12aの下端に連続す
る筒状の胴体部12bとを有している。
【0036】この容器本体12のキャップ受け口12a
の上端面に開口された開口穴25から飲料を注入するこ
とにより、その飲料が胴体部12b内に所定量充填され
る。このキャップ受け口12aの外周面には、図3に示
すように、キャップ13が螺合されるねじ部12cが設
けられ、このねじ部12cと胴体部12bとの間には半
径方向外側にリング状に突出するフランジ部15が設け
られている。
【0037】また、キャップ受け口12aの開口穴25
には、中栓の一具体例を示すキャップ中栓16が嵌合さ
れ、これにより容器本体12が密閉されている。このキ
ャップ中栓16は、製造時から消費者によって開封され
るまでの間、より高度の密封性を保持するために使用さ
れるもので、一般に開封後は廃棄されるものである。こ
のキャップ中栓16は、キャップ受け口12aの穴に嵌
合される有底の筒体部16aと、この筒体部16aの開
口側の端部に連続する外フランジ状のつば部16bと、
筒体部16aの凹部内に立設された支持柱16cと、こ
の支持柱16cの上端に連続して設けられたリング状の
引抜き環16dとを有している。
【0038】このキャップ中栓16のつば部16bはキ
ャップ受け口12aの端面に重ね合わせるように装着さ
れ、キャップ13の取付後、つば部16bの全周をキャ
ップ13でキャップ受け口12aに押圧することにより
高度な密封性が得られる。このキャップ中栓16が装着
された状態において、キャップ受け口12aにはキャッ
プ13がねじ締めされて取り付けられる。
【0039】キャップ13は、容器本体12に装着した
状態のまま内部の飲料を飲むことができるようにした、
いわゆるスポーツキャップと呼ばれているもので、キャ
ップ受け口12aに着脱可能にねじ締めされるキャップ
本体17と、このキャップ本体17に摺動可能に取り付
けられてノズル穴18を開閉可能とした開閉体19とか
ら構成されている。このキャップ13のキャップ本体1
7は、キャップ受け口12aを覆う円筒状のスカート部
17aと、このスカート部17aの上端を覆うカバー受
け部17bと、このカバー受け部17bの中央部に設け
たノズル部17c及び中筒部17dとを有している。
【0040】キャップ本体17のスカート部17aの内
面には、キャップ受け口12aのねじ部12cに螺合さ
れるねじ部17eが設けられている。このキャップ本体
17のカバー受け部17bは、上方に膨出した円形台座
のような構造とされており、その上端縁には円周方向に
連続するキャップ突条21aが形成されている。そし
て、カバー受け部17bの下面には、円周方向に連続す
る押え突条21bがキャップ中栓16のつば部16bに
対向するように形成されている。
【0041】更に、キャップ本体17のカバー受け部1
7bの中央部には、上端が閉じられた筒状のノズル部1
7cが上方へ突出するように設けられている。そして、
カバー受け部17bのノズル部17cの半径方向外側に
は、中心線を略同一とする円筒状の中筒部17dが所定
の隙間をあけて設けられており、この隙間がノズル部1
7cと中筒部17dとの間に設定された連通口22を構
成している。この連通口22は、円周方向に延びる複数
の円弧状溝からなり、隣合う円弧状溝間に設定された複
数の架橋片22aによってノズル部17cがカバー受け
部17bに支持されている。このキャップ本体17のノ
ズル部17c及び中筒部17dに開閉体19が摺動可能
に嵌合されている。
【0042】開閉体19は、互いに同心に配置された内
筒部19a及び外筒部19bと、両筒部19a,19b
の上端を閉じるように設けた上面部19cとを有し、上
面部19cの外周面には円周方向に連続する突条からな
る把持部19dが形成されている。この開閉体19の上
面部19cの中央には、円形のノズル穴18が開口され
ている。このノズル穴18にはキャップ本体17のノズ
ル部17cが着脱可能に嵌合され、また、内筒部19a
と外筒部19bとの間にはキャップ本体17の中筒部1
7dが挿入されている。
【0043】更に、開閉体19の内筒部19aの先端側
外周面には円周方向に連続する内突条23aが形成さ
れ、外筒部19bの先端側内周面には円周方向に連続す
る外突条23bが形成され、中筒部17dの先端側外周
面には同じく円周方向に連続する中突条23cが形成さ
れている。内筒部19aの内突条23aは中筒部17d
の内周面に接触し、外筒部19bの外突条23bは中筒
部17dの外周面に接触し、中筒部17dの中突条23
cは外筒部19bの内周面に接触している。これら突条
23a〜23cの接触によりキャップ本体17に対する
開閉体19のスライド動作を可能としつつ、外突条23
bと中突条23cとの係合により開閉体19の抜け出し
を防止している。
【0044】かくして、図3に示すように、上面部19
cを押して開閉体19を押し下げることにより、ノズル
穴18にノズル部17cが嵌合され、キャップ13が閉
じられる。一方、把持部19dを摘んで開閉体19を引
き上げることにより、開閉体19が軸方向にスライド動
作してノズル部17cによるノズル穴18の嵌合が解除
され、キャップ13が開かれる。
【0045】また、キャップ本体17のカバー受け部1
7bに取り付けられるキャップカバー14は、ノズル部
17c及び開閉体19を収納できる深さを有するカップ
状をなしている。そして、キャップカバー14の開口側
の内周面には、円周方向に連続するカバー突条14aが
形成されている。このカバー突条14aをカバー受け部
17bのキャップ突条21aに係合させることにより、
キャップカバー14がキャップ13に対して着脱可能に
装着固定される。
【0046】上述した容器本体12とキャップ13とキ
ャップカバー14とキャップ中栓16の材料としては、
例えば、ポリエチレンテレフタレート(PETP)等が
好適であるが、その他のエンジニアリングプラスチック
を適用できることは勿論である。
【0047】このような構成を有するプラスチック製の
容器11は、搬送手段の一具体例を示すコンベヤ30に
載置されて中栓取付検査装置1に搬送される。コンベヤ
30としては、容器11を載置するための平面載置部を
有するスラットコンベヤ、エプロンコンベヤ、ベルトコ
ンベヤ等を用いることができる。このコンベヤ30によ
り搬送される途中において、中栓取付検査装置1により
容器本体12のキャップ受け口12aに設けた開口穴2
5に嵌合されるキャップ中栓16の有無及びその取付状
態の良否が検出される。
【0048】図1〜図4に示すように、中栓取付検査装
置1のX線発生器2は、X線8を発生してコンベヤ30
により搬送されてきた容器11(検査対象物)及びX線
測定器4に向けてX線8を照射する。このX線発生器2
は、発生するX線8の波長の長短やエネルギの強弱その
他のX線発生条件が簡単な操作で変更可能に構成されて
いて、その発生部にはラッパ状の照射筒2aが取り付け
られている。
【0049】このようなX線発生器2に対してX線測定
器4は、コンベヤ30を挟んで反対側の同程度の高さ位
置に対向するように配置されている。このX線測定器4
は容器11を透過したX線8に基づきX線透視像を検出
するもので、X線検知用の半導体ラインセンサが用いら
れている。即ち、X線測定器4は、X線8の検出素子が
縦方向に多数個並べられたX線検知部34aと、このX
線検知部34aで検知されたX線8の量に対応した検知
信号KSを出力する信号処理部34bとを有している。
このX線測定器4により、容器本体12のキャップ中栓
16が装着されている中栓部を透過するX線8の量を検
知して、その検知信号KSが検査用コントローラ5に供
給される。
【0050】また、位置検出器3は、コンベヤ30で搬
送される容器11が所定の検査位置に到達したことを検
知するものである。この位置検出器3としては、例え
ば、監視カメラ、近接スイッチ、その他の位置検出手段
を適用することができる。この位置検出器3で容器11
の位置を検出し、その容器11が所定の検査位置に到達
したときに位置信号LSを出力する。この位置検出器3
の位置信号LSに基づきX線発生器2を作動させてX線
8を発生させることにより、容器11が検査位置に移動
した必要なときにのみX線8を照射することができる。
この位置検出器3は、装置全体の構成からは必ずしも無
くてはならないものではなく、例えば、常時X線発生器
2を作動させてX線8を連続して照射する構成とするこ
とにより、位置検出器3を不要にすることができる。
【0051】尚、X線8の照射に関与するX線発生器2
とX線測定器4とコンベヤ30の一部、及び必要により
設置される位置検出器3は、これらを鉛で遮蔽すると共
に、容器11の出入口には含鉛カーテン等を取り付け
て、X線8が外部に漏れ出ない構造にする。
【0052】これらX線測定器4の検知信号KS及び位
置検出器3の位置信号LSに基づいて検査用コントロー
ラ5は、X線発生器2とX線測定器4の同期タイミング
を調整すると共に、開口穴25にキャップ中栓16が装
着されているか否か、或いは装着されているキャップ中
栓16が正しい姿勢で所定の深さまで嵌合されているか
否かを判定する。この検査用コントローラ5には、X線
測定器4からの検知信号KSに基づいて中栓部のX線透
視像をモニタ7に表示するために映像信号VSを出力す
る画像作成部6aと、同じく検知信号KSに基づいてキ
ャップ中栓16の有無を判定して出力信号PSを出力す
る栓装着判定部6bとが設けられている。
【0053】この検査用コントローラ5は、例えば、供
給される情報信号KS,LSに基づいて所定の演算処理
を行う中央処理装置(CPU)と、システム全体を制御
するプログラムが予め記憶されている記憶装置(RO
M)と、中央処理装置(CPU)の演算結果その他を記
憶する記憶装置(RAM)と、情報信号や出力信号PS
が入出力される入出力装置(I/O)と、検査対象とさ
れる容器に応じた選別条件(例えば、コンベヤ速度、中
栓の形状、中栓の基準高さ、容器及び中栓の材料その他
各種のパラメータ)のプリセットが可能な設定回路と、
中栓の有無を判定する判定回路等を備えて構成されてい
る。
【0054】このような構成を有する検査用コントロー
ラ5の画像作成部6aは、X線測定器4から供給された
検知信号KSに基づいて、X線発生器2とX線測定器4
との同期が取られた好適な画像に対応した映像信号VS
をモニタ7に出力する。この検査用コントローラ5の機
能は、X線測定器4の画像作成速度とX線発生器2のX
線発生速度とが異なることを考慮したものである。即
ち、X線8の発生と画像作成のタイミングが合ないとき
には被写体である容器11を認識することができなくな
る。そのため、検査用コントローラ5で両者のタイミン
グを取るようにして、X線8が発生したときにX線測定
器4で得られた鮮明な映像を取り込み、その映像に対応
した映像信号VSのみをモニタ7に出力するように構成
している。
【0055】この映像信号VSがモニタ7に入力される
と、図3及び図4に示すように、モニタ7では、容器本
体12のキャップ受け口12aと、このキャップ受け口
12aに装着されているキャップ13、キャップカバー
14及びキャップ中栓16とが、容器11の中栓部とし
て画面に表示される。
【0056】このような画面表示は、モニタ7がカラー
ブラウン管である場合には、例えば、背景を青色に表示
すると共に、キャップ受け口12aとキャップ13とキ
ャップカバー14とキャップ中栓16とを茶色に表示し
て、容器本体12内の空気層を黄色に表示することがで
きる。このようにモニタ7の画面表示を色分けすること
により、キャップ中栓16の有無を容易に識別すること
ができる。尚、モニタ7,8が白黒ブラウン管である場
合には、各部分は明度の差によって現すことができ、例
えば、背景を黒色に近くして、キャップ13やキャップ
中栓16等を灰色に表示し、空気層を白色に表示するこ
とができる。
【0057】また、検査用コントローラ5の栓装着判定
部6bは、同じく検知信号KSに基づいてキャップ中栓
16が開口穴25に嵌合されているか否かを判定する。
この栓装着判定部6bによる判定は、X線測定器4で検
出された中栓部X線透視像に現れるX線8の透過量に基
づいて行われるもので、X線8の透過量が少ない場合に
はキャップ中栓16有りと判定し、透過量が多い場合に
はキャップ中栓16無しと判定する方式のものである。
【0058】即ち、検査用コントローラ5の栓装着判定
部6bでは、中央処理装置(CPU)において予め記憶
装置(RAM)に記憶されている基準となる所定領域の
選別範囲35と、キャップ中栓16が装着されているべ
き位置の状況とを考慮して、この選別範囲35内におけ
るX線8の透過量に基づいて中栓の有無を判定する。こ
の選別範囲35内において、X線8の透過量が少ない場
合には、中栓部X線透視像が図3に示すように画像表示
され、キャップ中栓16がキャップ受け口12aの開口
穴25に嵌合されていると判定される。これに対して、
X線8の透過量が多い場合には、中栓部X線透視像が図
4に示すように画像表示され、キャップ中栓16が開口
穴25に嵌合されていないと判定される。
【0059】この場合、選別範囲35は、上下方向及び
左右方向のどちらにも移動可能とされていて、任意の位
置に選別範囲35を設定できるようにされている。更
に、この選別範囲35は、固有の静止精度と、コンベア
ライン固有の動作精度とが加算された値とされており、
この精度範囲内においてキャップ中栓16の有無を検出
可能とされている。
【0060】かくして、検査用コントローラ5でキャッ
プ中栓16有りと判定されたときには、検査用コントロ
ーラ5の栓装着判定部6bから出力信号PSが出力され
ることはない。一方、検査用コントローラ5でキャップ
中栓16無しと判定されたときには、検査用コントロー
ラ5がキャップ中栓16が無い(取付不良の一形態)こ
とを現す出力信号PSを排除用コントローラ9に出力す
る。
【0061】尚、検査用コントローラ5の出力信号PS
は、キャップ中栓16が無いときにも出力するようにし
て、排除用コントローラ9で出力信号の内容を判断し、
中栓無しの出力信号PSを受けたときにのみ駆動信号C
Sを出力する構成とすることもできる。更に、キャップ
中栓16が有るときにも、その取付状態の良否を判定す
るようにして、キャップ中栓16の取付状態が異常であ
るときにも出力する構成とすることもできる。
【0062】また、排除用コントローラ9は、検査用コ
ントローラ5においてキャップ中栓16が無いと判定さ
れたときに、駆動信号CSを出力して不良品取出器10
を作動させるものである。不良品取出器10は、例え
ば、次のように構成することができる。この不良品取出
器10は、適当な長さを有するスプールと、このスプー
ルに緩く嵌合される電磁石とを有し、電磁石に通電する
ことによりスプールが突出するように構成する。このス
プールの突出により製品の側面を押して、キャップ中栓
16が無いと判定された中栓付き容器入り飲料を不良品
としてコンベヤラインから排出する。
【0063】尚、X線発生器2と位置検出器3とX線測
定器4と検査用コントローラ5とモニタ7と排除用コン
トローラ9と不良品取出器10には、図示しない電源が
それぞれ接続され、必要な電力がそれぞれ供給されてい
る。
【0064】このような構成を有する中栓取付検査装置
1によるキャップ中栓16有無の検査は、例えば、次の
ようにして行うことができる。図1〜図4に示す第1の
実施例は、中栓として円筒状をなす有底の筒体部を有す
るキャップ中栓16を適用し、飲料が充填されたプラス
チック製の容器本体12のキャップ受け口12aの上端
面に開口された開口穴25をキャップ中栓16で密封す
るようにした中栓付きプラスチック製容器入り飲料の中
栓の有無を検査するものである。
【0065】ここで、キャップ中栓16が有る状態と
は、図3に示すように、容器本体12のキャップ受け口
12aの開口穴25にキャップ中栓16が正しく嵌合さ
れている状態をいう。このキャップ中栓16有りの状態
では、キャップ13はキャップ受け口12aに所定の深
さまでねじ込まれ、正しく装着された状態にある。そし
て、キャップ本体17のねじ部17eはキャップ受け口
12aのねじ部12cに螺合されて、押え突条21bが
キャップ中栓16のつば部16bをキャップ受け口12
aの端面に押圧している状態にある。
【0066】これに対して、キャップ中栓16が無い状
態とは、図4に示すように、キャップ中栓16の脱落或
いは装着忘れによってキャップ受け口12aの開口穴2
5には装着されておらず、キャップ13のみがキャップ
受け口12aに取り付けられている状態をいう。
【0067】まず、キャップ中栓16が正常に取り付け
られている中栓有りプラスチック製容器11の場合につ
いて説明する。このプラスチック製の容器11がコンベ
ヤ30に載置されて搬送され、位置検出器3が検出位置
に到達したことを検知すると、位置検出器3から出力さ
れる位置信号LSに基づいて検査用コントローラ5がX
線発生器2に発生信号MSを出力する。これにより、X
線発生器2が容器11に向けてX線8を発生して照射す
る。この容器11の中栓部を透過したX線8はX線測定
器4に入力され、その検知信号KSが検査用コントロー
ラ5に送出される。
【0068】次に、検査用コントローラ5の画像作成部
6aが、容器11の中栓部を透過するX線8の多少に対
応した映像信号VSをモニタ7に送出する。これによ
り、図3に示すように、モニタ7にはX線8の多少に対
応した陰影が明確に現れた画像が表示される。これと共
に、検査用コントローラ5の栓装着判定部6bが、モニ
タ7の画面に現れている選別範囲35とキャップ中栓1
6の位置状況を考慮して、キャップ中栓16の有無を判
定する。
【0069】これにより、図3の場合には、キャップ中
栓16が選別範囲35内に有ることが検出される。その
結果、検査用コントローラ5から排除用コントローラ9
に対しては出力信号PSが出力されない(又は測定値が
所定範囲内の値であることを示す信号が出力される。)
ため、排除用コントローラ9から駆動信号CSが出力さ
れることがない。
【0070】因みに、容量が500mlのPETボトル
に使用されるキャップ中栓16の場合、筒体部16aの
長さは6.0mm、つば部16bの厚みは0.7mm程
度である。このようなキャップ中栓16の寸法に、静止
精度(ボトル肉厚のばらつき等に起因する精度、例え
ば、基準値のプラス・マイナス1.0mm程度)と、動
作精度(コンベヤの振動に伴う中栓の振動等に起因する
精度、コンベヤライン毎に異なった値になる。)とを考
慮して、選別範囲35が決定される。
【0071】次に、キャップ中栓16が無い(脱落した
状態)容器11の場合について説明する。この容器11
がコンベヤ30に載置されて搬送され、X線測定器4の
前を通過すると、そのX線測定器4によって中栓部のX
線透視像が検出され、その透視像に対応した検知信号K
Sが検査用コントローラ5に送出される。その結果、検
査用コントローラ5の画像作成部6aが、同じく中栓部
の陰影が明確に現れた映像に対応した映像信号VSを、
モニタ7に送出する。これにより、図4に示すように、
モニタ7には、中栓部の陰影が明確に現れた画像が表示
される。
【0072】これと共に、検査用コントローラ5の栓装
着判定部6bにより、キャップ中栓16が選別範囲35
内に無いことが検出される。その結果、検査用コントロ
ーラ5から排除用コントローラ9に対しては出力信号P
Sが出力され、この出力信号PSに基づいて排除用コン
トローラ9から駆動信号CSが出力される。
【0073】このように検査用コントローラ5から排除
用コントローラ9に出力信号PSが出力されると、排除
用コントローラ9から駆動信号CSが所定のタイミング
によって出力される。これにより、不良品取出器10が
作動して、キャップ中栓16が無いと判定された容器1
1をコンベヤ30の外に排出する。その結果、不良品の
みがコンベヤ30の搬送途中において搬送経路から排除
され、良品である製品のみがその後もコンベヤ30によ
り搬送されて、次の製品包装工程に送られる。
【0074】また、この実施例に係る中栓取付検査装置
1は、上述したキャップ中栓16の有無の検出と平行し
て或いは独自の検出対象として、キャップ中栓16によ
る密封不良やキャップ中栓16の破損等の取付状態を検
出することもできる。このような取付状態の検出は、内
容物がキャップ中栓16から外に漏れているか否かを見
ることによって行うものである。即ち、キャップ中栓1
6とキャップとの間の空間部分に内容物である液体等が
介在しているときにはキャップ中栓16による密封が不
完全であるか或いはキャップ中栓16が破損しているた
めに漏れが生じているとして、キャップ中栓16の密封
不良や破損等を判断することができる。
【0075】この場合、容器11を搬送するためのコン
ベヤ30は、内容物(例えば、飲料等の液体)がキャッ
プ中栓16と充分に接触できるように斜めに設定して容
器11を傾斜させるか、或いは容器11を横にして搬送
できるようにする。このように容器11を横に倒すか或
いは斜めに傾けて搬送すると、キャップ中栓16による
密閉が不完全であって液体が漏れている場合或いはキャ
ップ中栓16が破損して液体が漏れている場合には、そ
の液体がキャップ中栓16から外に漏れ出してキャップ
13との間の空間部分に入り込む。
【0076】このような状態において、X線発生器2か
ら容器11の中栓部にX線8を照射すると、その液体の
存在がX線測定器4によって検出される。そこで、液体
の漏れが検出された容器11を製造ラインから取り除く
ことにより、製品として相応しくない中栓付き容器入り
飲料(物品)が次の製品包装工程に送られるのを防止す
ることができる。この場合、容器11を斜めに倒すか又
は横に倒す際に、液体等の内容物を加速させてキャップ
中栓16に向かう遠心力を作用させることにより、液体
等の漏れ現象を顕著に現して、その検出精度を高めるこ
とができる。
【0077】図5に示す実施例は、中栓の第2の実施例
としてシート状のシール中栓41を中栓として適用した
ものである。このシール中栓41は、開口穴45を覆う
ことができる大きさの略円形をなすシート部材からな
り、このシート部材の一面に粘着剤が塗布されていて、
その粘着剤の粘着力でシール中栓41がキャップ受け口
44の上端面に剥離可能に貼着されている。このシール
中栓41の材料としては、例えば、紙、プラスチック
ス、アルミニウム箔或いはこれらの表面に合成樹脂をコ
ーティングしたもの、その他各種のシート部材を適用す
ることができる。尚、紙等で形成された基材の表面に粘
着性を有する合成樹脂をコーティングし(熱溶着シール
等)、この熱溶着シール等を熱溶着してキャップ受け口
44に貼着する構成とすることもできる。
【0078】この実施例に示す容器本体42のキャップ
受け口44は、筒体部44aと、この筒体部44aの一
端を閉じるように設けた上面部44bとを有し、上面部
44bの略中央部に適宜な形状(星形、まゆ形、丸形、
四角形等)の穴からなる開口穴45が設けられている。
そして、キャップ受け口44の筒体部44aの外周面に
は、ねじ部44cとフランジ部44dとが設けられてい
る。このキャップ受け口44に装着されるキャップ43
は、円筒状の胴体部43aと、この胴体部43aの一端
を閉じる天面部43bとからなり、胴体部43aの内周
面にはキャップ受け口44のねじ部44cに螺合される
ねじ部43cが設けられている。そして、キャップ43
の天面部43bの内面には、シール中栓41の外周縁を
押圧して密閉する押え突条43dが設けられている。
【0079】このシール中栓41の場合、シール中栓4
1の厚みに対応して選別範囲46の幅が狭く設定されて
いる。このような構造のシール中栓41であっても本願
発明の中栓取付検査装置によれば、中栓部のX線透視像
に基づいてシール中栓41の有無を確実に検出すること
ができる。更に、液漏れがある場合には、上述した実施
例と同様に容器11を斜め又は横に倒して搬送しつつ中
栓部にX線8を透過させてキャップ43及びシール中栓
41をX線測定することにより、シール中栓41の有無
や液漏れ等を検出することができる。
【0080】また、図6に示す中栓取付検査装置50
は、中栓が有るかどうかを検査するのみならず、中栓の
取付姿勢の良否(正常な状態と異常な状態)も検査でき
るようにしたものである。ここで、中栓が正しい姿勢で
正常に取り付けられた正常な状態とは、図3に示したよ
うに、キャップ中栓16が開口穴25に完全に嵌合され
て容器本体12内が密閉されている状態をいう。このと
き、キャップ13は所定の深さまで完全にねじ込まれて
正常に装着され、その押え突条21bは全周に亘ってキ
ャップ中栓16のつば部16bに押圧されて密閉を完全
なものとするようになされている。
【0081】これに対して、キャップ中栓16が正常に
取り付けられていない異常な状態とは、例えば、図7に
示すように、キャップ中栓16が斜めに嵌合されて筒体
部16aの一部が開口穴25から飛び出しているような
状態をいう。このとき、キャップ13は所定の深さまで
ねじ込まれておらず、キャップ中栓16のつば部16b
は、その一部が押え突条21b及び開口穴25周縁にそ
れぞれ接触されている。
【0082】この実施例に係る中栓取付検査装置50
は、X線測定器を2個設けて異なる角度から容器11の
中栓部を透過するX線を測定し、これにより得られた2
つのX線透視像からキャップ中栓16の取付姿勢の良否
を判定するものである。そのため、中栓取付検査装置5
0は、図6に示すように、1台のX線発生器2及び位置
検出器3と、2台のX線測定器4a,4bと、2台の検
査用コントローラ5a,5bと、2台のモニタ7a,7
bと、1台の排除用コントローラ9及び不良品取出器1
0とから構成されている。そして、2台のX線測定器4
a,4b、検査用コントローラ5a,5b及びモニタ7
a,7bには、それぞれ上述した実施例のものと同一又
は同等のものが使用されている。
【0083】2台のX線測定器4a,4bは、コンベヤ
30を挟んでX線発生器2に対向するよう当該コンベヤ
30の一側において横並びに配置されていて、中栓部を
所定角度(例えば、90度、60度、120度等)回転
変位した位置から同時に検出できるようになっている。
これらのX線測定器4a,4bには、それぞれ個別に検
査用コントローラ5a,5bが電気的に接続されてい
る。更に、第1検査用コントローラ5aには第1モニタ
7aが電気的に接続され、第2検査用コントローラ5b
には第2モニタ7bが電気的に接続されている。そし
て、両検査用コントローラ5a,5bが排除用コントロ
ーラ9と電気的に接続されている。
【0084】このような構成を有する中栓取付検査装置
50によれば、図7に示すように、キャップ中栓16が
異常な状態で取り付けられている場合には、その状態の
X線透視像が2台のX線測定器4a,4bによって検出
される。即ち、第1X線測定器4aは、容器11の中栓
部X線透視像を基準となるある方向から検出し、第2X
線測定器4bは、その基準X線透視像から所定角度回転
変位した方向から見たX線透視像を検出する。そして、
それぞれ検出されたX線透視像に対応した検知信号KS
が第1及び第2のX線測定器4a,4bから第1及び第
2の検査用コントローラ5a,5bにそれぞれ送出され
る。
【0085】その結果、各検査用コントローラ5a,5
bが、容器11中栓部の透視像が明確に現れた映像に対
応した映像信号VSを、第1及び第2のモニタ7a,7
bに送出する。これにより、各モニタ7a,7bには、
第1及び第2のX線測定器4a,4bでそれぞれ検出さ
れたX線透視像が画面に表示される。
【0086】このとき、例えば図7に示すように、第1
のモニタ7aに表示された画像が、キャップ中栓16の
傾斜状態を横から見たものであるとして、第2のモニタ
7bに表示された画像が、キャップ中栓16の傾斜状態
を前から見たものであるとすると、第2のモニタ7bの
みではキャップ中栓16の嵌合不良を明確に判断するこ
とは難しいが、第1のモニタ7aの画像からはキャップ
中栓16が傾いて取り付けられている状態を知ることが
できる。このように、容器11の中栓部を二方向から見
ることにより、キャップ中栓16の有無ばかりでなく、
キャップ中栓16の嵌合不良を検出して、そのキャップ
中栓16の嵌合状態等の取付状態の良否を明確に判断す
ることができる。
【0087】これにより、少なくとも第1の検査用コン
トローラ5aが出力信号PSを出力し、この出力信号P
Sが排除用コントローラ9に入力されると、この排除用
コントローラ9が駆動信号CSを出力する。その結果、
不良品取出器10が作動して、キャップ中栓16の取付
不良と判定された容器11をコンベヤ30の外に排出す
る。これにより、不良品のみがコンベヤ30の搬送途中
において搬送経路から排除され、良品である製品のみが
その後もコンベヤ30により搬送されて、次の包装工程
に送られる。
【0088】尚、キャップ中栓16が正常に取り付けら
れている容器11の場合(例えば、図3或いは図5の状
態)には、2台のX線測定器4a,4bには、正しい装
着状態にあるキャップ中栓16の同一のX線透視像が検
出され、その検知信号KSが等しく検査用コントローラ
5a,5bを介して2台のモニタ7a,7bに同様に画
面表示される。これと同時に、いずれの検査用コントロ
ーラ5a,5bからも出力信号PSが出力されないた
め、同じく排除用コントローラ9が駆動信号CSを出力
することがなく、不良品取出器10が作動することはな
い。
【0089】また、2台のX線測定器4a,4bのう
ち、1台のX線測定器を中栓の有無を検出するためのも
のとして、他の1台のX線測定器を液体等の内容物の漏
れを検出するためのものとして構成することもできる。
この場合には、1の検査工程において、中栓の有無と内
容物の漏れの有無を略同時に検出することができる。
【0090】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記の実施の例にお
いては、容器11(容器本体12とキャップ13とキャ
ップカバー14とキャップ中栓16とを備えている。)
の材料としてプラスチック製容器を適用した例について
説明したが、その形状についても円筒形、角筒形その他
各種の形状を適用できるものである。更に、上記実施例
では、キャップ13の締結手段としてねじを用いたねじ
式キャップについて説明したが、王冠式やコルク式等の
各種の締結方式を適用することができる。このように、
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ものである。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る中栓取付検査方法によれば、プラスチック製容器
本体のキャップ受け口を透過するX線を測定して開口穴
を密閉する中栓の取付状態を検出するようにしたため、
コンベヤの振動等の影響を受けることなく中栓の有無そ
の他の取付状態(中栓の姿勢や破損或いは液漏れの有無
等)の良否を正確に検出することができるという効果を
得ることができる。
【0092】本発明の請求項2に係る中栓取付検査方法
によれば、キャップ受け口の開口穴を密閉する中栓とし
て、その開口穴に嵌合されて密閉するキャップ中栓又は
開口穴を覆うように密閉するシール中栓を適用すること
ができるという効果を得ることができる。
【0093】本発明の請求項3に係る中栓取付検査方法
によれば、モニタにX線の照射状態を画面表示するよう
にしたため、モニタの画面から中栓の取付状態を見て中
栓の取付状態等を視覚的に知ることができるという効果
を得ることができる。
【0094】本発明の請求項4に係る中栓取付検査装置
によれば、X線発生器から発射されてプラスチック製
器本体のキャップ受け口を透過するX線をX線測定器で
測定し、その測定結果に基づき中栓取付判定手段で中栓
の取付状態を判定する構成としたため、コンベヤの振動
等の影響を受けることなく中栓の有無やその取付状態の
良否を正確に検出できる中栓取付検査装置が得られると
いう効果を得ることができる。
【0095】本発明の請求項5に係る中栓取付検査装置
によれば、キャップ受け口の開口穴に嵌合されて密閉す
るキャップ中栓又は開口穴を覆うように密閉するシール
中栓を、開口穴を密閉する中栓として適用することがで
きる中栓取付検査装置が得られるという効果を得ること
ができる。
【0096】本発明の請求項6に係る中栓取付検査装置
によれば、中栓取付判定手段に接続されたモニタにX線
の照射による中栓の取付状態を画像表示する構成とした
ため、モニタの画面から中栓の取付状態を見て中栓の取
付状態等を視覚的に知ることができる中栓取付検査装置
が得られるという効果を得ることができる。
【0097】本発明の請求項7に係る中栓取付検査装置
によれば、2台のX線測定器で中栓を異なる角度から測
定する構成としたため、中栓の取付状態の良否を正確に
検出することができる中栓取付検査装置が得られるとい
う効果を得ることができる。
【0098】本発明の請求項8に係る中栓取付検査装置
によれば、更に、取付判定手段の判定結果に基づき駆動
信号を出力する排除用コントローラと、駆動信号に基づ
き作動して不良品を排除する不良品取出器とを設ける構
成としたため、キャップ無し又はキャップ取付不良と判
定されたときには、排除用コントローラにより不良品取
出器を作動させて不良品と判定された容器本体のみを排
除して取り出すことができる中栓取付検査装置が得られ
るという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中栓取付検査装置の第1の実施例の概
略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の中栓取付検査装置の第1の実施例の概
略構成を示すブロック説明図である。
【図3】本発明の中栓取付検査装置を用いた第1の検出
例を示すもので、キャップ中栓の正常な取付状態の説明
図である。
【図4】本発明の中栓取付検査装置を用いた第1の検出
例を示すもので、キャップ中栓の異常な取付状態の説明
図である。
【図5】本発明の中栓取付検査装置を用いた第2の検出
例を示すもので、シール中栓の正常な取付状態の説明図
である。
【図6】本発明の中栓取付検査装置の第2の実施例の概
略構成を示すブロック説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る中栓取付検査装置
を用いた検出例を示すもので、キャップ中栓の異常な取
付状態の説明図である。
【符号の説明】
1,50 中栓取付検査装置、 2 X線発生器、 3
位置検出器、 4,4a,4b X線測定器、 5,
5a,5b 検査用コントローラ(中栓取付判定手
段)、 7,7a,7b モニタ、 8 X線、 9
排除用コントローラ、 10 不良品取出器、 11
容器、 12,42 容器本体、 12a,44 キャ
ップ受け口、 13,43 キャップ、 16 キャッ
プ中栓(中栓)、 17 キャップ本体、 25,45
開口穴、 30 コンベヤ(搬送手段)、 35,4
6 選別範囲、 41 シール中栓、 VS 映像信
号、 PS 出力信号、 CS 駆動信号、 KS 検
知信号、 LS 位置信号、 MS 発生信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 弘幸 静岡県清水市庵原町1番地 清水市農業 協同組合内 (56)参考文献 特開 平6−100085(JP,A) 実開 平5−71155(JP,U) 登録実用新案3024846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67B 1/04 B67B 3/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製容器の容器本体のキャッ
    プ受け口にX線を照射し、当該キャップ受け口及びキャ
    ップ受け口に取り付けられたプラスチック製のキャップ
    を透過するX線を測定して、当該X線の線量に基づいて
    上記キャップの内側に配置され且つキャップ受け口の開
    口穴を密閉する中栓の取付状態を検出するようにしたこ
    とを特徴とする中栓取付検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の中栓取付検査方法におい
    て、 上記中栓は、上記キャップ受け口の開口穴に着脱可能に
    嵌合される有底の筒体部を有するキャップ中栓又は当該
    開口穴を覆うように剥離可能に貼着されるシート状のシ
    ール中栓であることを特徴とする中栓取付検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の中栓取付検査方法におい
    て、 上記キャップ受け口及びその近傍の画像を表示するモニ
    タを設け、当該モニタにX線の照射により上記中栓を画
    像表示して取付状態を検出するようにしたことを特徴と
    する中栓取付検査方法。
  4. 【請求項4】 プラスチック製容器の容器本体のキャッ
    プ受け口にX線を照射するX線発生器と、 上記X線発生器と対向するように配置され且つ上記キャ
    ップ受け口に取り付けられたプラスチック製のキャップ
    及び当該キャップ受け口の開口穴に装着された中栓を透
    過するX線を測定するX線測定器と、 上記X線測定器の測定結果に基づき上記開口穴を密閉す
    るように装着された中栓の取付状態を判定する中栓取付
    判定手段と、 を備えたことを特徴とする中栓取付検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の中栓取付検査装置におい
    て、 上記中栓は、上記キャップ受け口の開口穴に着脱可能に
    嵌合される有底の筒体部を有するキャップ中栓又は当該
    開口穴を覆うように剥離可能に貼着されるシート状のシ
    ール中栓であることを特徴とする中栓取付検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の中栓取付検査装置におい
    て、 上記中栓取付判定手段には上記キャップ受け口及びその
    近傍の画像を表示するモニタを接続し、当該モニタにX
    線の照射により上記中栓の取付状態を画像表示するよう
    にしたことを特徴とする中栓取付検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の中栓取付検査装置におい
    て、 上記X線測定器は、上記中栓を透過するX線を異なる角
    度から測定する2台のX線測定器からなり、当該2台の
    X線測定器の測定結果に基づき中栓の姿勢を検出するよ
    うにしたことを特徴とする中栓取付検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の中栓取付検査装置におい
    て、 更に、上記構成に加えて、 上記中栓取付判定手段の判定結果に基づき上記中栓が無
    いとき又は中栓の取付姿勢が適当でないときに駆動信号
    を出力する排除用コントローラと、上記排除用コントロ
    ーラからの駆動信号に基づき作動して中栓が無い又は中
    栓の取付状態が不良であると判定された上記容器本体を
    不良品として排除する不良品取出器と、 を備えたことを特徴とする中栓取付検査装置。
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