JP3025868U - コンクリート構造物表面の更新装置 - Google Patents

コンクリート構造物表面の更新装置

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JP3025868U
JP3025868U JP1995010132U JP1013295U JP3025868U JP 3025868 U JP3025868 U JP 3025868U JP 1995010132 U JP1995010132 U JP 1995010132U JP 1013295 U JP1013295 U JP 1013295U JP 3025868 U JP3025868 U JP 3025868U
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JP1995010132U
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功 根本
重彦 森
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根本企画工業株式会社
重彦 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリート橋脚などのコンクリート構造物の
表面を簡単に研削などによって更新できるコンクリート
構造物の更新装置を提供する。 【構成】コンクリート構造物の表面を研削するブラシ4
1を、回転しながら走行可能にフレーム本体23に装着
し、さらにこのフレーム本体23をレッカー車13のブ
ーム15の先端部に装着して移動可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は、橋梁、高架道路、高架鉄路などのコンクリート橋脚など、コンクリ ート構造物の表面を更新する更新装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
近年、橋梁、高架道路、高架鉄路などのコンクリート橋脚、または橋脚のコン クリート部分の強度が不足しているものが多数あることが判明した。また、コン クリート構造物は経年劣化を無視できない。そこで、橋脚などのコンクリート部 分に補強用の鉄枠を巻き付けたり、外周をさらに鉄筋およびコンクリートで固め るなどの補強が重要になってきた。
【0003】 この補強では、補強すべきコンクリート構造物の表面をケレン(研削、切削、 研磨など)して新たな表面を露出させる更新工事が必要である。このような補修 、補強におけるコンクリート表面の更新作業は、従来は先ず橋脚の周囲に足場を 構築し、この足場に作業員が乗って、作業員自身がサンダーなどを把持して手作 業によりケレンしていた。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、コンクリート橋脚などのコンクリート構造物の表面を簡単に研削な どによって更新できるコンクリート構造物の更新装置を提供することを目的とす る。
【0005】
【考案の概要】
この目的を達成する請求項1に記載の考案は、コンクリート構造物の表面を研 削するブラシを備えたブラシ装置、およびこのブラシ装置をコンクリート構造物 の表面に沿って移動させるブラシ移動装置、を備えたことに特徴を有する。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本考案を説明する。図1は、本考案の一実施の形態の使用 状態を示す斜視図である。本実施の形態は、コンクリート橋脚11の表面を研削 、ケレンするブラシ(回転ブラシ)41を備えた更新装置21である。この更新 装置21は、レッカー車13などの車両に搭載された伸縮、俯仰、旋回自在なブ ーム15の先端部に装着され、ブーム15によって、コンクリート橋脚11の表 面に沿って移動される。本実施の形態では、このブーム15が、ブラシ41を移 動させるブラシ移動装置を構成している。
【0007】 更新装置21は、使用状態において上下方向に延びるフレーム本体23を備え 、このフレーム本体23の正面には、フレーム本体23の長手方向と直交する軸 42によって回転駆動されるブラシ41が、フレーム本体23の長手方向走行可 能に装着されている。フレーム本体23の正面の上下両端部には、コンクリート 橋脚11の表面に当接してフレーム本体23とコンクリート橋脚11との間隔を 一定に保つスペーサとして離隔アーム25が計4本固定されている。ブラシ41 は、回転しながらこれらの離隔アーム25間を往復走行して、コンクリート橋脚 11の表面を更新する。なお、図示離隔アーム25は棒状であるが、ブラシ41 とコンクリート表面との間隔を一定に保てれば板状でもよく、形状、構造は問わ ない。
【0008】 フレーム本体23の背面には、連結板27が直立して設けられている。更新装 置21は、この連結板27に固定された軸29を介してブーム15の先端部に揺 動可能に連結されている。さらにブーム15と連結板27との間には、更新装置 21の角度を調整するために、軸32、33を介して角度調整シリンダー31が 装着されている。この角度調整シリンダー31の伸縮作動によって、離隔アーム 25がコンクリート橋脚11の表面に常時当接するように、更新装置21の角度 調整を行なう。
【0009】 図2および図3を参照して、更新装置21の詳細を説明する。図2は、本考案 の一実施の形態の詳細を示す側面図、図3はその正面図である。ブラシ41は、 軸42を軸として回転するドラム型のワイヤブラシである。軸42は、その両端 部が一対のスライダ43に回動自在に軸支され、かつ一方の端部がブラシ回転モ ータ45の回転軸に連結され、ブラシ回転モータ45によって回転駆動される。 ブラシ回転モータ45は、一方のスライダ43に固定されている。一対のスライ ダ43は、フレーム本体23の表面に所定間隔で長手方向に平行に設けられた一 対のガイドレール47に、ガイドレール47に沿って摺動移動自在にかつガイド レール47から離反しないようにガイドおよび保持されている。
【0010】 フレーム本体23の両側面には、一方(上側)の端部には左右一対のスプロケ ット49が軸50を介して一体回動自在に軸支され、他方(下側)の端部には左 右一対のスプロケット51が軸52を介して一体回動自在に軸支されている。そ して、左右のスプロケット49、51にそれぞれチェーン53が巻き掛けられて いる。各チェーン53にはスライダ43が連結されていて、チェーン53の循環 移動によってスライダ43が走行、つまりブラシ41がブラシ回転モータ45に よって回転駆動されながら走行する。
【0011】 さらにフレーム本体23の一方(上側)の端部には、ブラシ走行モータ55が 搭載されている。ブラシ走行モータ55は、その回転軸に固定されたスプロケッ ト57と、回転軸50に固定されたスプロケット59とに巻き掛けられたチェー ン58を介して回転軸50を回転駆動し、チェーン53を循環駆動してブラシ4 1を走行させる。このブラシ41は、この走行の際にブラシ回転モータ45によ って回転駆動されているので、コンクリート橋脚11の表面を研削しながら、ス プロケット49、51のスパン内で往復動する。
【0012】 なお、この更新装置21は、ブラシ41が両移動端部に達したことを検知して ブラシ走行モータ55を停止または反転させる検知手段を備えている。また、角 度調整シリンダー31、ブラシ回転モータ45およびブラシ走行モータ55の動 力は、本実施の形態ではレッカー車13から供給されるが、他の装置から供給す る構成でもよい。また、ブラシ41を往復走行させる走行機構は、シリンダー機 構でも、ラックアンドピニオン機構でもよい。
【0013】 この更新装置21による更新工事について説明する。先ず、レッカー車13を コンクリート橋脚11の近くに停車し、オペレータによるブーム15の伸縮、俯 仰動、旋回操作によって、更新装置21をコンクリート橋脚11の所望位置に位 置付ける。そして、オペレータ、あるいは自動制御による角度調整シリンダー3 1の作動によって、各離隔アーム25をコンクリート橋脚11の表面に押し付け る。そしてこの押し付けた状態で、ブラシ回転モータ45およびブラシ走行モー タ55を起動して、ブラシ41を回転させながら走行させて、コンクリート橋脚 11の表面を研磨/研削する。ブラシ41の往復走行により、コンクリート橋脚 11の表面が更新される。更新が終了したら、ブーム15および角度調整シリン ダー31を操作して、更新装置21を新しい面に移動させる。そして、再びブラ シ回転モータ45およびブラシ走行モータ55を起動して、ブラシ41の回転お よび往復走行によってコンクリート橋脚11の表面を更新する。
【0014】 以上の処理を繰り返して、コンクリート橋脚11の表面を更新する。更新作業 が終了すると、更新部分が補修され、補強枠などによって締め付けられ、あるい はさらに周囲を鉄筋およびコンクリートなどによって固める。
【0015】 本実施の形態は、更新装置21をレッカー車13のブーム15に取り付けたの で、作業現場への移動が容易であり、更新装置21をブーム15によってコンク リート橋脚11の表面に沿って移動させてケレンできるので、少ない人手で簡単 にコンクリート表面のケレンができる。さらに本実施の形態では、更新装置21 がブーム15によってコンクリート表面に押し付けられ、固定されるので、更新 装置21全体は移動しないで、ブラシ41の回転および走行によって所定範囲を ケレンできる。その際に、離隔アーム25によってコンクリート表面との間の間 隔が一定に保たれるので、コンクリート表面を均一に削ることができる。
【0016】 以上、本実施の形態では、表面が平坦なコンクリート橋脚11の更新装置を示 したが、本考案は、断面円形、長円形、だ円形のコンクリート橋脚にも適用でき る。この場合は、表面の曲率に併せてブラシの表面を糸巻き型に形成する。つま り、ブラシが前記コンクリート構造物の表面に接触する部分は、コンクリート構 造物の表面形状に合致させる。ブラシはワイヤブラシでなくてもよく、特に凹凸 の少ない表面を更新する場合には砥石も適用できる。また、本実施の形態では更 新する表面と平行な軸によって回転するブラシとしたが、表面と直交する軸によ って回転するブラシとしてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り本考案は、コンクリート構造物の表面を研削する ブラシを備えたブラシ装置、およびこのブラシ装置をコンクリート構造物の表面 に沿って移動させるブラシ移動装置を備えたので、足場などを作ることなく、コ ンクリート構造物の表面を効率よく更新できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態の使用状態を示す斜視図
である。
【図2】本考案の一実施の形態の詳細を示す側面図であ
る。
【図3】同実施の形態の正面図である。
【符号の説明】
11 コンクリート橋脚 13 レッカー車 15 ブーム 21 更新装置 23 フレーム本体 25 離隔アーム 27 連結板 31 角度調整シリンダー 41 ブラシ 43 スライダ 45 ブラシ回転モータ 47 ガイドレール 53 チェーン 55 ブラシ走行モータ

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物の表面を研削するブ
    ラシを備えたブラシ装置;および、 このブラシ装置をコンクリート構造物の表面に沿って移
    動させるブラシ移動装置;を備えたこと、を特徴とする
    コンクリート構造物表面の更新装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブラシ移動装置は、車
    両に搭載された伸縮、俯仰、旋回自在なブームを含むこ
    と、を特徴とするコンクリート構造物表面の更新装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の前記ブラシ
    は、前記表面とほぼ平行な回転軸によって回転駆動さ
    れ、このブラシを前記回転軸と直交する方向に走行させ
    られること、を特徴とするコンクリート構造物表面の更
    新装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ブラシ装置は、
    フレーム本体と、このフレーム本体に前記走行自在にガ
    イドされたスライダとを備え、このスライダに前記ブラ
    シの回転軸が軸支されていること、を特徴とするコンク
    リート構造物表面の更新装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記スライダには前
    記ブラシを回転駆動するブラシ回転モータが搭載され、
    前記フレーム本体には前記スライダを往復走行させるブ
    ラシ走行モータが搭載されていること、を特徴とするコ
    ンクリート構造物表面の更新装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ブラシ走行モー
    タは、前記本体フレームの両側縁部に沿って巻き掛けら
    れたチェーンを循環往復駆動し、前記スライダはこのチ
    ェーンに連結されて往復走行させられること、を特徴と
    するコンクリート構造物表面の更新装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から6のいずれか一項におい
    て、前記本体フレームは、前記コンクリート構造物の表
    面に接触して前記ブラシと表面との間隔を一定に保つス
    ペーサを備えていること、を特徴とするコンクリート構
    造物表面の更新装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から7のいずれか一項におい
    て、前記本体フレームには、前記車両のブームの先端部
    に取り付けるための連結装置を備えていること、を特徴
    とするコンクリート構造物表面の更新装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記連結装置は、前
    記コンクリート構造物に対する本体フレームの傾きを調
    整する傾斜調整装置を備えていること、を特徴とするコ
    ンクリート構造物表面の更新装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか一項におい
    て、前記ブラシは外周面の輪郭が円筒面を成すドラム型
    のワイヤブラシであること、を特徴とするコンクリート
    構造物表面の更新装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から9のいずれか一項におい
    て、前記ブラシは、前記コンクリート構造物の表面に接
    触する部分が、前記コンクリート構造物の表面形状に則
    して形成されていること、を特徴とするコンクリート構
    造物表面の更新装置。
JP1995010132U 1995-09-26 1995-09-26 コンクリート構造物表面の更新装置 Expired - Lifetime JP3025868U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190087155A (ko) * 2018-01-16 2019-07-24 주식회사 로보프린트 그라인딩 장치 및 이의 제어 방법

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