JP3025797B2 - ガラス飛散防止フィルム - Google Patents
ガラス飛散防止フィルムInfo
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- JP3025797B2 JP3025797B2 JP2139653A JP13965390A JP3025797B2 JP 3025797 B2 JP3025797 B2 JP 3025797B2 JP 2139653 A JP2139653 A JP 2139653A JP 13965390 A JP13965390 A JP 13965390A JP 3025797 B2 JP3025797 B2 JP 3025797B2
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- Japan
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- film
- glass
- poly
- adhesive
- ethylene terephthalate
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガラス飛散防止フィルムおよび飛散防止ガ
ラスに関する。
ラスに関する。
[従来の技術] ポリ(エチレンテレフタレート)系フィルムからなる
ガラス飛散防止フィルムは知られており、窓ガラスに貼
付し、ガラス破損時の破片の飛散防止能を発現してい
る。しかし、室内側フィルム面の洗浄時または人、物に
よる接触時に傷がつきやすく、細かい傷によりすぐに透
明性が著しく低下する欠点がある。
ガラス飛散防止フィルムは知られており、窓ガラスに貼
付し、ガラス破損時の破片の飛散防止能を発現してい
る。しかし、室内側フィルム面の洗浄時または人、物に
よる接触時に傷がつきやすく、細かい傷によりすぐに透
明性が著しく低下する欠点がある。
この欠点の解消を目的として室内側の面にシリコーン
系、多官能アクリル系等のハードコートを施したポリ
(エチレンテレフタレート)系フィルムからなるガラス
飛散防止フィルムが提案されており、上市されている
が、約1年の使用でハードコート層が剥離したり、ハー
ドコートによる耐擦傷性が不充分であったりし、前述フ
ィルムと同様に透明性が著しく低下する欠点がある。
系、多官能アクリル系等のハードコートを施したポリ
(エチレンテレフタレート)系フィルムからなるガラス
飛散防止フィルムが提案されており、上市されている
が、約1年の使用でハードコート層が剥離したり、ハー
ドコートによる耐擦傷性が不充分であったりし、前述フ
ィルムと同様に透明性が著しく低下する欠点がある。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明は、ガラス飛散防止用ポリ(エチレンテレフタ
レート)系フィルムの耐擦傷性を向上させ、永年の使用
においても透明性の低下しない飛散防止フィルムを提供
することを目的とする。
レート)系フィルムの耐擦傷性を向上させ、永年の使用
においても透明性の低下しない飛散防止フィルムを提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたもので
あり、厚みが50μm以上300μm以下でありかつ自己治
癒性を有する架橋型ポリウレタン系コーティング層を、
片面に有するポリ(エチレンテレフタレート)系フィル
ムからなるガラス飛散防止フィルムを提供する。
あり、厚みが50μm以上300μm以下でありかつ自己治
癒性を有する架橋型ポリウレタン系コーティング層を、
片面に有するポリ(エチレンテレフタレート)系フィル
ムからなるガラス飛散防止フィルムを提供する。
また、上記のガラス飛散防止フィルムの、架橋型ポリ
ウレタン系コーティング層を有しないポリ(エチレンテ
レフタレート)系フィルムの面とガラス面とを接着層ま
たは粘着層を介して積層してなる飛散防止ガラスを提供
する。
ウレタン系コーティング層を有しないポリ(エチレンテ
レフタレート)系フィルムの面とガラス面とを接着層ま
たは粘着層を介して積層してなる飛散防止ガラスを提供
する。
本発明で使用するポリ(エチレンテレフタレート)系
フィルムとしては厚みが20μm〜1000μmのものが好ま
しく、通常は押出成形次いで延伸工程を経て製造され
る。
フィルムとしては厚みが20μm〜1000μmのものが好ま
しく、通常は押出成形次いで延伸工程を経て製造され
る。
ポリ(エチレンテレフタレート)系フィルムは、無色
透明でもよく、用途、意匠性によっては着色されてもよ
く、また柄付きでもよい。また、アルミニウム、金、
銀、銅、白金、亜鉛、スズ、鉄、ステンレス、ニッケ
ル、チタン、クロム、インジウムなどの金属またはそれ
らの合金を蒸着等でコーティングしたものでもよく、ま
た別のフィルムとラミネートされていてもよい。また、
ポリウレタン系コーティングを施す面または接着処理を
施す面に、コロナ放電処理、プライマ処理、サンドブラ
スト処理等を施してもよい。
透明でもよく、用途、意匠性によっては着色されてもよ
く、また柄付きでもよい。また、アルミニウム、金、
銀、銅、白金、亜鉛、スズ、鉄、ステンレス、ニッケ
ル、チタン、クロム、インジウムなどの金属またはそれ
らの合金を蒸着等でコーティングしたものでもよく、ま
た別のフィルムとラミネートされていてもよい。また、
ポリウレタン系コーティングを施す面または接着処理を
施す面に、コロナ放電処理、プライマ処理、サンドブラ
スト処理等を施してもよい。
本発明で使用する自己治癒性を有する架橋型ポリウレ
タン系コーティングは、ポリオール、ポリイソシアネー
トを必須成分とし、必要に応じ鎖延長剤、、硬化触媒、
耐候性改良剤、レベリング剤、接着性付与剤、着色剤、
等の添加剤を添加されてなり、反応性キャスティング、
フローコーティング、グラビアコーティング、ロールコ
ーティング、スプレーコーティング等で、ポリ(エチレ
ンテレフタレート)系フィルム上に適用した後、硬化さ
せる。
タン系コーティングは、ポリオール、ポリイソシアネー
トを必須成分とし、必要に応じ鎖延長剤、、硬化触媒、
耐候性改良剤、レベリング剤、接着性付与剤、着色剤、
等の添加剤を添加されてなり、反応性キャスティング、
フローコーティング、グラビアコーティング、ロールコ
ーティング、スプレーコーティング等で、ポリ(エチレ
ンテレフタレート)系フィルム上に適用した後、硬化さ
せる。
本発明で使用するポリオール成分としては、ポリ(オ
キシエチレン)ポリオール、ポリ(オキシプロピレン)
ポリオール、ポリ(オキシテトラメチレン)ポリオール
等のポリエーテルポリオール、多塩基酸と多価アルコー
ルの脱水縮合物、ポリ(ε−カプロラクトン)ポリオー
ル、ポリ(アルキレンカーボネート)ポリオール、ポリ
(β−メチル−δ−バレロラクトン)ポリオール等のポ
リエステルポリオール、が主に使用される。場合によっ
ては、末端水酸基化ポリブタジエン、末端水酸基化ポリ
イソプレン等のパラフィン系ポリオール、末端水酸基化
ジメチルシロキサン等のシリコーン系ポリオール、アク
リル系ポリオールも使用できる。
キシエチレン)ポリオール、ポリ(オキシプロピレン)
ポリオール、ポリ(オキシテトラメチレン)ポリオール
等のポリエーテルポリオール、多塩基酸と多価アルコー
ルの脱水縮合物、ポリ(ε−カプロラクトン)ポリオー
ル、ポリ(アルキレンカーボネート)ポリオール、ポリ
(β−メチル−δ−バレロラクトン)ポリオール等のポ
リエステルポリオール、が主に使用される。場合によっ
ては、末端水酸基化ポリブタジエン、末端水酸基化ポリ
イソプレン等のパラフィン系ポリオール、末端水酸基化
ジメチルシロキサン等のシリコーン系ポリオール、アク
リル系ポリオールも使用できる。
ポリオール成分としては、1分子当りの水酸基が2以
上5以下であることが好ましい。2より小さいと強靭
性、硬化性が低下し、5より大きいと柔軟性が不足す
る。また分子量は400以上4000以下のものが好ましい。4
00より小さいと柔軟性が不足し、4000より大きいと強靭
性、硬化性が不足する。しかし、これらは一義的に規定
されるものではなく、例えば4000より大きい分子量でか
つ1分子当りの水酸基が5より大きいものでも良好な性
能をもつものが少なくなく、硬化物の物性から規定され
るべきと考える。好ましくは、分子量1000未満のポリオ
ールと分子量1000以上のポリオールが併用され、またジ
オールと3官能以上のポリオールが併用される。
上5以下であることが好ましい。2より小さいと強靭
性、硬化性が低下し、5より大きいと柔軟性が不足す
る。また分子量は400以上4000以下のものが好ましい。4
00より小さいと柔軟性が不足し、4000より大きいと強靭
性、硬化性が不足する。しかし、これらは一義的に規定
されるものではなく、例えば4000より大きい分子量でか
つ1分子当りの水酸基が5より大きいものでも良好な性
能をもつものが少なくなく、硬化物の物性から規定され
るべきと考える。好ましくは、分子量1000未満のポリオ
ールと分子量1000以上のポリオールが併用され、またジ
オールと3官能以上のポリオールが併用される。
本発明で使用するポリイソシアネートとしては、耐候
性の観点からいわゆる無黄変性ポリイソシアネートが使
用でき、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチ
レンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネー
ト、1,6−ジイソシアネート−2,2,4−トリメチルヘキサ
ン、ビス(3−イソシアネートプロピル)エーテル、1,
4−ジイソシアネートシクロヘキサン、3−イソシアネ
ートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシ
アネート、1,3−ジイソシアネートシクロペンタン、4,
4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、2,6−ジイソシアネートヘキサン酸2−イソシア
ネートエチル、1,8−ジイソシアネート−4−イソシア
ネートメチルオクタン等の脂肪族、脂環族ポリイソシア
ネートのほか、キシリレンジイソシアネート、テトラメ
チルキシリレンジイソシアネート等の芳香環を含むもの
も使用できる。
性の観点からいわゆる無黄変性ポリイソシアネートが使
用でき、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチ
レンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネー
ト、1,6−ジイソシアネート−2,2,4−トリメチルヘキサ
ン、ビス(3−イソシアネートプロピル)エーテル、1,
4−ジイソシアネートシクロヘキサン、3−イソシアネ
ートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシ
アネート、1,3−ジイソシアネートシクロペンタン、4,
4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、2,6−ジイソシアネートヘキサン酸2−イソシア
ネートエチル、1,8−ジイソシアネート−4−イソシア
ネートメチルオクタン等の脂肪族、脂環族ポリイソシア
ネートのほか、キシリレンジイソシアネート、テトラメ
チルキシリレンジイソシアネート等の芳香環を含むもの
も使用できる。
また、これら無黄変性ポリイソシアネートのプレポリ
マ変性体、尿素変性体、ヌレート変性体、ビューレット
変性体等も使用できる。
マ変性体、尿素変性体、ヌレート変性体、ビューレット
変性体等も使用できる。
本発明で使用する鎖延長剤としては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオール等のアルカンジオール、シクロヘキサ
ンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジオール等のシ
クロアルカンジオールの他、ポリ(オキシエチレン)グ
リコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール等、ポ
リエーセル系グリコールの分子量60以上400未満のも
の、トリメチロールプロパン、グリセリン、トリメチロ
ールエタン等のアルカントリオール、ペンタエリスリト
ール、シュークロース等官能基数が3よりも大きいも
の、またこれらのアルキレンオキシド付加体のうち分子
量が400未満のものが使用できる。
ール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオール等のアルカンジオール、シクロヘキサ
ンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジオール等のシ
クロアルカンジオールの他、ポリ(オキシエチレン)グ
リコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール等、ポ
リエーセル系グリコールの分子量60以上400未満のも
の、トリメチロールプロパン、グリセリン、トリメチロ
ールエタン等のアルカントリオール、ペンタエリスリト
ール、シュークロース等官能基数が3よりも大きいも
の、またこれらのアルキレンオキシド付加体のうち分子
量が400未満のものが使用できる。
上記のポリオール、ポリイソシアネートを必須成分と
し、必要に応じ鎖延長剤、硬化触媒、耐候性改良剤、レ
ベリング剤、接着性付与剤、着色剤等の添加剤を添加さ
れてなる自己治癒性を有する架橋型ポリウレタン系コー
ティングは、液体状でポリ(エチレンテレフタレート)
系フィルム上に適用され、その後硬化されることが好ま
しい。
し、必要に応じ鎖延長剤、硬化触媒、耐候性改良剤、レ
ベリング剤、接着性付与剤、着色剤等の添加剤を添加さ
れてなる自己治癒性を有する架橋型ポリウレタン系コー
ティングは、液体状でポリ(エチレンテレフタレート)
系フィルム上に適用され、その後硬化されることが好ま
しい。
その方法としては、反応性キャスティング、フローコ
ーティング、グラビアコーティング、ロールコーティン
グ、スプレーコーティング等があるが、溶剤が不要で適
用できる膜厚の範囲が広く、光学品質も良好な反応性キ
ャスティングが最も合理的であり好ましい。これは、ポ
リ(エチレンテレフタレート)系フィルム上に自己治癒
性を有する架橋型ポリウレタン系コーティングの原料混
合物を流延し、硬化させるものであり、生産性の面から
連続キャスト法で製造されることが望ましい。
ーティング、グラビアコーティング、ロールコーティン
グ、スプレーコーティング等があるが、溶剤が不要で適
用できる膜厚の範囲が広く、光学品質も良好な反応性キ
ャスティングが最も合理的であり好ましい。これは、ポ
リ(エチレンテレフタレート)系フィルム上に自己治癒
性を有する架橋型ポリウレタン系コーティングの原料混
合物を流延し、硬化させるものであり、生産性の面から
連続キャスト法で製造されることが望ましい。
これは、例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)系
フィルムを2軸方向に張力をかけながらロールから繰出
し、水平に保ちながら所定の速度で走行させ、2液また
は3液以上の原料を連続定量吐出しながら連続混合した
原料液混合物をノズル、ダイス等から均一にフィルム上
に流延し液膜を形成し、これをインラインのオーブン中
で加熱硬化させ、自己治癒性を有する架橋型ポリウレタ
ン系コーティング/ポリ(エチレンテレフタレート)系
フィルムを一体化した後、終端で巻取るものである。
フィルムを2軸方向に張力をかけながらロールから繰出
し、水平に保ちながら所定の速度で走行させ、2液また
は3液以上の原料を連続定量吐出しながら連続混合した
原料液混合物をノズル、ダイス等から均一にフィルム上
に流延し液膜を形成し、これをインラインのオーブン中
で加熱硬化させ、自己治癒性を有する架橋型ポリウレタ
ン系コーティング/ポリ(エチレンテレフタレート)系
フィルムを一体化した後、終端で巻取るものである。
自己治癒性を有する架橋型ポリウレタン系コーティン
グ層の厚みは50μm以上300μm以下である。50μm未
満であると、セルフヒーリング性(自己治癒性)が不充
分であり、また製造歩留りが低下し、300μmより厚い
と、製品コストの上昇を招く。
グ層の厚みは50μm以上300μm以下である。50μm未
満であると、セルフヒーリング性(自己治癒性)が不充
分であり、また製造歩留りが低下し、300μmより厚い
と、製品コストの上昇を招く。
自己治癒性を有する架橋型ポリウレタン系コーティン
グ層/ポリ(エチレンテレフタレート)系フィルムから
なるフィルムをガラスに貼付する際には、その目的に応
じいくつかの貼着手段がある。
グ層/ポリ(エチレンテレフタレート)系フィルムから
なるフィルムをガラスに貼付する際には、その目的に応
じいくつかの貼着手段がある。
ガラスを施工後現場でフィルムを貼付するには、液状
の粘着剤または接着剤をガラスまたはフィルム上に塗工
し、接着または粘着するか、または、予めフィルム面に
接着剤または粘着剤を塗布しておき、現場で水貼り工法
等で貼付する方法を採用できるが、簡便性の点で後者の
方が好ましい。
の粘着剤または接着剤をガラスまたはフィルム上に塗工
し、接着または粘着するか、または、予めフィルム面に
接着剤または粘着剤を塗布しておき、現場で水貼り工法
等で貼付する方法を採用できるが、簡便性の点で後者の
方が好ましい。
接着剤または粘着剤としては、再潤糊、アクリル系粘
着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が使用
でき、必要に応じ接着剤または粘着剤の塗工面に剥離用
保護フィルムを備えてもよい。
着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が使用
でき、必要に応じ接着剤または粘着剤の塗工面に剥離用
保護フィルムを備えてもよい。
また、予め、自己治癒性を有する架橋型ポリウレタン
系コーティング層/ポリ(エチレンテレフタレート)系
フィルムからなるフィルムをガラスに貼付した製品を製
造するには、上記と同等の手段の他、ガラスとフィルム
を液状の粘着剤または接着剤を用いて、フィルムまたは
ガラス面に予め塗布した粘着剤または接着剤を用いて、
または、粘着剤または接着剤のシートまたはフィルムを
介してニップロール等で連続ラミネートする方法、さら
に上記と同様の形態に積層後、オートクレーブ等に導入
し、熱および圧力により貼着する方法を採用できる。
系コーティング層/ポリ(エチレンテレフタレート)系
フィルムからなるフィルムをガラスに貼付した製品を製
造するには、上記と同等の手段の他、ガラスとフィルム
を液状の粘着剤または接着剤を用いて、フィルムまたは
ガラス面に予め塗布した粘着剤または接着剤を用いて、
または、粘着剤または接着剤のシートまたはフィルムを
介してニップロール等で連続ラミネートする方法、さら
に上記と同様の形態に積層後、オートクレーブ等に導入
し、熱および圧力により貼着する方法を採用できる。
接着剤、粘着剤としては前述のものに加え、UV硬化性
の接着剤・粘着剤液、ポリビニルブチラール系熱接着樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系熱接着樹脂、ポリ
ウレタン樹脂系熱接着樹脂等も使用できる。ポリ(エチ
レンテレフタレート)系フィルムをガラスに貼付後、自
己治癒性を有する架橋型ポリウレタン系コーティングを
施してもよい。
の接着剤・粘着剤液、ポリビニルブチラール系熱接着樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系熱接着樹脂、ポリ
ウレタン樹脂系熱接着樹脂等も使用できる。ポリ(エチ
レンテレフタレート)系フィルムをガラスに貼付後、自
己治癒性を有する架橋型ポリウレタン系コーティングを
施してもよい。
[実施例] 表面のポリウレタン層を形成するため、以下の重量比
率で各原料を均一に30℃で撹拌混合し、混合から吐出ま
での時間を8秒としてTダイ状ノズルからフィルム状に
吐出した。
率で各原料を均一に30℃で撹拌混合し、混合から吐出ま
での時間を8秒としてTダイ状ノズルからフィルム状に
吐出した。
ヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート変性体:0.42、 ヘキサメチレンジイソシアネート :0.09、 ポリカプロラクトントリオール(分子量300) :0.22、 ポリカプロラクトントリオール(分子量800) :0.22、 ポリカプロラクトンジオール(分子量3000) :1 。
この混合物を均一に張りわたされた厚み188μmの走
行するポリエステルフィルム上に流延して、厚み100μ
mに塗布した。塗布後に140℃で100分間加熱してポリウ
レタン層を反応硬化させた後に巻取った。
行するポリエステルフィルム上に流延して、厚み100μ
mに塗布した。塗布後に140℃で100分間加熱してポリウ
レタン層を反応硬化させた後に巻取った。
次に、この[ポリエステルフィルム/ポリウレタンフ
ィルム]をガラス上に張り合わせるために、厚み6mmの
ガラスシート上に紫外線硬化粘着剤の原料液を流した
後、前記フィルムのポリエステル面側をガラス側に向け
てのせ、ロールで加圧後、高圧水銀灯にて粘着剤の反応
を完了させた。
ィルム]をガラス上に張り合わせるために、厚み6mmの
ガラスシート上に紫外線硬化粘着剤の原料液を流した
後、前記フィルムのポリエステル面側をガラス側に向け
てのせ、ロールで加圧後、高圧水銀灯にて粘着剤の反応
を完了させた。
このサンプルをJIS−R3205に示されているショットバ
ッグテストに供試したところ、耐貫通性の目安である落
下高さとして150cmという優れた測定値を得た。
ッグテストに供試したところ、耐貫通性の目安である落
下高さとして150cmという優れた測定値を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−50838(JP,A) 特開 昭62−97827(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/00 - 7/18 B32B 27/00 - 27/42
Claims (2)
- 【請求項1】厚みが50μm以上300μm以下でありかつ
自己治癒性を有する架橋型ポリウレタン系コーティング
層を、片面に有するポリ(エチレンテレフタレート)系
フィルムからなるガラス飛散防止フィルム。 - 【請求項2】請求項1に記載のガラス飛散防止フィルム
の、架橋型ポリウレタン系コーティング層を有しないポ
リ(エチレンテレフタレート)系フィルムの面とガラス
面とを接着層または粘着層を介して積層してなる飛散防
止ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2139653A JP3025797B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | ガラス飛散防止フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2139653A JP3025797B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | ガラス飛散防止フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433937A JPH0433937A (ja) | 1992-02-05 |
JP3025797B2 true JP3025797B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15250285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2139653A Expired - Lifetime JP3025797B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | ガラス飛散防止フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025797B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016170380A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-23 | 王子ホールディングス株式会社 | ガラス飛散防止フィルム |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP2139653A patent/JP3025797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433937A (ja) | 1992-02-05 |
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