JP3025742U - 掘削機用バケット - Google Patents

掘削機用バケット

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JP3025742U
JP3025742U JP1995014437U JP1443795U JP3025742U JP 3025742 U JP3025742 U JP 3025742U JP 1995014437 U JP1995014437 U JP 1995014437U JP 1443795 U JP1443795 U JP 1443795U JP 3025742 U JP3025742 U JP 3025742U
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sand
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JP1995014437U
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優 下田
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優 下田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】掘削機に設けられている掘削バケットは、掘削
した土砂がバケットの内底に付着してバケットを傾けて
も投下排出されない場合がある。このような場合はバケ
ットを強く衝動させるか或いは硬い部材に衝突させて付
着堆積した土砂を排出させている。またこのようにバケ
ットに衝撃を与えることは機械装置やバケットを損傷さ
せることになる。そこで本考案は、バケットの底辺に付
着土砂が生じてもバケットの移動傾動や僅かの衝動によ
って簡単に付着土砂を投下排出できるように構成するも
のである。 【構成】バケットの底辺で最も深い湾曲部分に、掘削方
向及び横方向並びに底辺から離れる方向にそれぞれ僅か
に変移動できるような可動板を離脱させないように設け
て、付着土砂をこの可動板上に堆積するようにし、バケ
ットの移動傾動によって慣性で可動板を動かせて付着し
た土砂を投下排出させるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
大型、中型、小型等の掘削機やホイルローダ等の土木用機械装置に取り付けら れるバケットに適用されるもので、特に粘着性の高い土砂層の掘削や粘着性の土 砂の処理に好適なバケットである。
【0002】
【従来の技術】
図1(側面図)は中、小型の掘削機に設けられているバケットの一例を示した もので、バケット1はその枢支部1aをブーム4の先端側に軸支されており、バ ケットシリンダー5のピストンを介して、ブーム4とバケットに形成された他の 枢支部1bを図示のごときリンクで連結して枢支部1aで扇動すると共にブーム 4も図示しないブームシリンダーで傾動作動して、掘削すると共に掘削した土砂 を所定位置に移動させ、バケットを傾けて投下排出させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで粘着性の少ない土砂の掘削投下排出ではあまり問題はないが、粘着性 のある例えば粘土層の掘削処理では図1の破断部のAで示すようにバケット1の 底辺側に残土が付着し、この付着残土は容易に離れず、バケットを衝動的に作動 させたり、或いはバケットを石等の硬い部分に衝突させて付着した残土Aを排出 させているが、極めて非能率的である。またこのような衝撃は機械装置やバケッ トの故障や損傷を誘発させるので人手で処理しなければならない場合がある。ま たこのような付着残土はバケット1の側壁側にも付着するが、人手で排出すると き経験することは残土Aの一部を掻き落とすことによって他の残土もこれに付随 して落下することである。またこの残土は土砂を掬ったときに奥側に移動し、投 下排出させるとき排出側に僅か移動できるような可動板をバケットの底辺に配置 すれば、僅かな衝動で付着残土が簡単に投下排出できると考え、本考案に到達し たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
バケットの底辺側にバケットの変移移動慣性によって変移できるような可動底 板設けて構成したものである。
【0005】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明するが、図は本考案の具体的な実施の 一例を示したもので本考案は図示例に限定されず、以下説明する範囲において一 部の構成を変更したり或いは一部の設計を変更しても同様に実施することができ る。図2(側面図)は図1に例示したバケット1の左側裏側面を示したもので、 バケット1はその両側に側壁2,2を形成しその底辺側に底辺3を一体的に固着 して形成している。そして底辺3の掘削先端には複数の爪片3aが取り替え可能 に設けられており、また図示しなかったが両側壁2,2の掘削先端部外側にも爪 片が同様に設けられている。
【0006】 図3(側面図)は図2に例示したバケット1に本考案を適用しバケット1aを 示したもので、バケット重量を保持するために底辺3に窓孔6,6を形成する。 なおこの窓孔6としては広い面積の一つ孔であってもよいが、バケットの強度や 掘削性能を維持するために図示のごとく底辺3の裏側中央部に形成されている補 強筋部3b及び側壁2,2の底辺側の一部を残して窓孔6を2個とすることが推 奨される。7,7はそれぞれ窓孔6を塞ぐように配設され、かつバケット底辺に 対して可動できるように設けた可動板である。
【0007】 図4(断面図)は図3の切断線B−Bに沿う矢印方向を示し、前記窓孔6はバ ケット底辺の最深湾曲部の前後(掘削作動方向)にわたって形成し、必要によっ ては掘削先端側は図示例よりも狭く形成してもよい。またこの可動板7,7は窓 孔6に対してその両側に僅かの隙開を形成するように設けたものを図示したが、 必要によってはこの隙間を可動板7,7間のみで形成するように構成してもよい 。尚この隙間としては掘削時の排水に役立てるものであって、必要によって選択 できるものである。
【0008】 一方可動板7を底辺3に可動的に取り付ける手段としては、可動板7がバケッ トに対して自由方向に1〜3cm摺動できかつ底辺からも離間できるようにする 限り適当な手段を利用できるが、付着堆積残土を落下させるためには可動板7の 面は平滑面であるか或いは掘削方向に平行な筋溝を多数形成した筋面のものとし ても、凹凸部を形成しないことである。そのため図示例の取り付け手段は図5( 断面図)図4の一点鎖線D部の拡大断面図て示すものであることが推奨される。
【0009】 即ち可動板7の幅方向ほぼ中央部で底辺3に対応する部にスタッド8を固設す る。そしてこのスタッド8としては図5に示すように可動板取り付け部8aを細 径で形成して可動板7に穿孔した挿設孔に嵌合し、リベット或いは溶接して固設 する。他方バケットの底辺3にはこのスタッド8を貫通させる孔3bを設けてお り、この貫通孔3bとしてはスタッド8が前後左右に移動できるばか孔とする。 またこのスタッド8は貫通先端側に段部を形成してねじ部8bを形成しており、 ねじ部8b段部に至る大径部の長さは底辺3のほぼ2倍とする。そしてこのねじ 部8bにはワッシャ及びナット9を螺合して可動板7が離脱しないようにする。 尚ナット9の取り付けに当たっては容易に離脱しないように適当な回り止め手段 やリベットあるいは溶接等して固設する。よって可動板7は底辺3に対してばか 孔3bの余裕によって自由方向に摺動移動ができると共にスタッド8のねじ部段 に至る距離だけ離間することができることになり、この可動変位は可動板7の慣 性によって移動される。
【0010】 図6(断面図)は図4の切断線C−Cに沿う矢印方向断面図で、特にバケット の最深底部を示したもので、実施例では可動板7,7の頂面線が底辺面より高く (バケットが浅くなる)形成したものを示したが、可動板7の湾曲を底辺3の湾 曲よりも小径として、可動板7の長さ方向ほぼ中央部のみは底辺面と同一面とし たり、或いは低く形成して掘削量を増大させるように構成してもよい。
【0011】 以上の実施例では可動板7の取り付けに当たってスタッド8やナット9がバケ ットの裏側に突出しているため、掘削を阻害することがある。よってバケット先 端側のスタッド8(図5)のナット9は広い面の蔽い板に変えて溶接したり、或 いは前記ワッシャを広い面の蔽い板とし、ナット9を締め付けてから蔽い板をナ ット9の頂部側に折り曲げてスタッド8を曲凸面で蔽うように構成してもよい。
【0012】 図7(断面図)は本考案の他の実施例を示したもので、前図6と同様に示した 一部拡大断面図である。即ち前記実施例では可動板7の取り付けに当たって、取 り付け部材がバケットの裏側に突出したので、これを全く無くすると共にバケッ トの内側底辺の残土付着部は平面として形成するものである。即ちバケットの底 辺3の窓孔6は前記例と同様に設け、該部に配設する可動板としては窓孔の全体 を塞ぐような底壁を形成した厚板の可動盤12とし、この可動盤の両側にはそれ ぞれ頂面側を狭くしたL字形溝12aを形成する。またこの可動盤12の前後( 掘削方向)端部には横幅を広くした係留部12b,12b(後部のみで前部は示 さず)を形成している。
【0013】 他方バケットの内側底辺には可動盤12の前記L字形溝12aに隙間を形成し て対応する溝付き中央案内盤10及び壁側案内盤11を固設する。そして中央案 内盤10は前記補強筋部3bに螺装若しくは溶接等で固着し、可動盤12を両側 に配置してから壁側案内盤11,11を同様に固設する。そしてこれら案内盤1 0,11の長さは可動盤12に形成した前記L字形溝12aの長さより短くし、 この差は可動盤12の前後摺動距離であるとともに可動盤に形成した前記係留部 12b,12bによって前後摺動が規制される。また横幅方向及び離間方向の変 位可動は前記L字形溝と案内盤の溝との隙間形成によって許容されることになる 。このように構成すれば、可動盤は重量のものが利用できて慣性を大きくするこ とができる。またバケットの残土付着部分が平面で形成されているので、滑落し 易い。
【0014】
【考案の効果】
本考案は掘削機のバケットをこのように構成したから、付着性のある地層の掘 削や土砂処理にあたってバケットに付着する残土を少なくすることができる。ま た残土が付着堆積してもバケットを僅かの衝撃作動で残土が付着している可動板 や可動盤が慣性移動して残土を容易に落下排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 バケットの一例を示す一部破断側面図。
【図 2】 図1の左側側面図。
【図 3】 本考案に係る図2相当側面図。
【図 4】 図3の切断線B−Bに沿う矢印方向断面
図。
【図 5】 図4の鎖線D部の拡大図。
【図 6】 図4の切断線C−Cに沿う矢印方向断面
図。
【図 7】 本考案の他の実施例を示す図6の一部拡大
断面図。
【符号の説明】
1 バケット 7 可動板 2 側壁 8 スタッド 3 底辺 9 ナット 4 ブーム 10 中央案内盤 5 バケットシリンダ 11 壁側案内盤 6 窓孔 12 可動盤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種土木機械装置に取り付けられる土砂処
    理掘削用バケットであって、該バケットはその底辺側に
    バケットの移動変位慣性によって変位できるような可動
    底板を設けて構成したことを特徴とする掘削機用バケッ
    ト。
JP1995014437U 1995-12-12 1995-12-12 掘削機用バケット Expired - Lifetime JP3025742U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995014437U JP3025742U (ja) 1995-12-12 1995-12-12 掘削機用バケット

Applications Claiming Priority (1)

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JP1995014437U JP3025742U (ja) 1995-12-12 1995-12-12 掘削機用バケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3025742U true JP3025742U (ja) 1996-06-25

Family

ID=43160929

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9272283B2 (en) 2010-05-18 2016-03-01 Itoh Co., Ltd. Bucket-type jaw crusher

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9272283B2 (en) 2010-05-18 2016-03-01 Itoh Co., Ltd. Bucket-type jaw crusher

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