JP3025622B2 - 追記型光ディスクのパワーキャリブレーションエリアの使用方法及びパワーキャリブレーション方法 - Google Patents

追記型光ディスクのパワーキャリブレーションエリアの使用方法及びパワーキャリブレーション方法

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JP3025622B2
JP3025622B2 JP7034052A JP3405295A JP3025622B2 JP 3025622 B2 JP3025622 B2 JP 3025622B2 JP 7034052 A JP7034052 A JP 7034052A JP 3405295 A JP3405295 A JP 3405295A JP 3025622 B2 JP3025622 B2 JP 3025622B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、追記型光ディスクに情
報記録する場合の記録レーザパワー最適化を行う際のパ
ワーキャリブレーションエリアの使用方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、追記型光ディスク(CD−WO)
に情報を記録する際には記録レーザパワー最適化(OP
C:Optimun Power Control ,以下OPCと称する)を
行っている。OPCは光ディスクのパワーキャリブレー
ションエリア(PCA:PowerCalibration Area,以
下、PCAと称する)に所定の情報を記録すると共に、
記録した情報を再生することによって行われている。P
CAはテストエリアとカウントエリアに分けられ、それ
ぞれ100個のパーティションに分けられている。
【0003】テストエリアの1パーティションは15フ
レームで構成され、1回の試し書きにおいて1パーティ
ションが使用される。追記型光ディスクの規格書である
オレンジブックには、使用例として、15フレームの間
で、15段階のレーザパワーで試し書きを行い、その中
で最も記録状態の良かったレーザパワーを選択して以降
の情報記録を行う、という方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した方法によれ
ば、OPCを行った際に1回の試し書きで最適レーザパ
ワーを見つけることができなかった場合、或いはさらに
適正なレーザパワーを求めたい場合には、1回のOPC
でPCA中の複数のパーティションに試し書きを行う必
要がでてくる。しかし、前述した規格書によると追記型
光ディスクには最大99曲の記録が可能であるから、曲
を記録するのに最大99回のOPCを行わなければなら
ず、99個のパーティションを必要とする。さらに、コ
ンパクトディスク(以下、CDと称する)として完成さ
せるためには光ディスクのリードインエリアとリードア
ウトエリアに記録する必要があり、そのためにOPCと
して残りの1パーティションを使用することになる。
【0005】従って、99曲が記録されたCDを作製す
るのには、最大で100個のパーティションを使うた
め、1回のOPCで複数のパーティションを使ってしま
うと、99曲を記録することができなくなり、規格に反
することになってしまう。
【0006】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、PC
Aの1つのパーティションを用いて行うOPCにおいて
最適な記録レーザパワーを求めることができる追記型光
ディスクのパワーキャリブレーションエリアの使用方法
を提供することにある。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1では、 基準時間幅の3倍乃至1
1倍の時間幅を有するパルス信号からなるEFM信号に
よって情報が記録される追記形光ディスクのパワーキャ
リブレーション方法において、前記追記形光ディスクの
パワーキャリブレーションエリアにおける1パーティシ
ョンを複数に分割し、該複数に分割した1パーティショ
ンの第1の分割領域において、第1の時間幅補正値によ
り前記パルス信号の時間幅を補正して少なくとも2つの
レーザ光パワーによって第1回目のパワーキャリブレー
ションを行い第1の最適パワーを求め、前記複数に分割
した1パーティションの第2の分割領域において、前記
第1の最適パワーによって試験情報の書き込みを行った
後、該第2の分割領域への書き込み情報を再生して、前
記基準時間幅の所定倍数の時間幅における変動量を検出
し、該変動量に基づいて第2の時間幅補正値を求め、該
第2の時間幅補正値により前記パルス信号の時間幅を補
正して少なくとも2つのレーザ光パワーによって第2回
目のパワーキャリブレーションを行い第2の最適パワー
を求め、該第2の最適パワー及び前記第2の時間幅補正
値を情報記録に用いる追記形光ディスクのパワーキャリ
ブレーション方法を提案する。
【0009】また、請求項2では、基準時間幅の3倍乃
至11倍の時間幅を有するパルス信号からなるEFM信
号によって情報が記録される追記形光ディスクのパワー
キャリブレーション方法において、前記追記形光ディス
クのパワーキャリブレーションエリアにおける1パーテ
ィションを複数に分割し、該複数に分割した1パーティ
ションの第1の分割領域において、第1の時間幅補正値
により前記パルス信号の時間幅を補正して少なくとも2
つのレーザ光パワーによって第1回目のパワーキャリブ
レーションを行い第1の最適パワーを求め、前記複数に
分割した1パーティションの第2の分割領域において、
前記第1の最適パワーによって試験情報の書き込みを行
った後、該第2の分割領域への書き込み情報を再生し
て、前記基準時間幅の所定倍数の時間幅における変動量
を検出し、該変動量に基づいて第2の時間幅補正値を求
め、該第2の時間幅補正値により前記パルス信号の時間
幅を補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによっ
て、前記複数に分割した1パーティションの第3の領域
を用いて第2回目のパワーキャリブレーションを行い第
2の最適パワーを求め、前記複数に分割した1パーティ
ションの第4の分割領域において、前記第2の最適パワ
ーによって試験情報の書き込みを行った後、該第4の分
割領域への書き込み情報を再生して、前記基準時間幅の
所定倍数の時間幅における変動量を検出し、該変動量に
基づいて第3の時間幅補正値を求め、該第3の時間幅補
正値により前記パルス信号の時間幅を補正して少なくと
も2つのレーザ光パワーによって、前記複数に分割した
1パーティションの第5の領域を用いて第3回目のパワ
ーキャリブレーションを行い第3の最適パワーを求め、
該第3の最適パワー及び前記第3の時間幅補正値を情報
記録に用いる追記形光ディスクのパワーキャリブレーシ
ョン方法を提案する。
【0010】また、請求項3では、基準時間幅の3倍乃
至11倍の時間幅を有するパルス信号からなるEFM信
号によって情報が記録される追記形光ディスクのパワー
キャリブレーション方法において、前記追記形光ディス
クのパワーキャリブレーションエリアにおける1パーテ
ィションを複数に分割し、該複数に分割した1パーティ
ションの第1の分割領域において、第1の時間幅補正値
により前記パルス信号の時間幅を補正して少なくとも2
つのレーザ光パワーによって第1回目のパワーキャリブ
レーションを行い第1の最適パワーを求め、前記複数に
分割した1パーティションの第2の分割領域において、
前記第1の最適パワーによって試験情報の書き込みを行
った後、該第2の分割領域への書き込み情報を再生し
て、前記基準時間幅の所定倍数の時間幅における第1の
変動量を検出した後、前記複数に分割した1パーティシ
ョンの第3の分割領域において、第2の時間幅補正値に
より前記パルス信号の時間幅を補正して少なくとも2つ
のレーザ光パワーによって第2回目のパワーキャリブレ
ーションを行い第2の最適パワーを求め、前記複数に分
割した1パーティションの第4の分割領域において、前
記第2の最適パワーによって試験情報の書き込みを行っ
た後、該第4の分割領域への書き込み情報を再生して、
前記基準時間幅の所定倍数の時間幅における第2の変動
量を検出し、前記第1及び第2の時間幅補正値並びに前
記第1及び第2の変動量に基づいて、前記基準時間幅の
所定倍数の時間幅における変動量が0となる第3の時間
幅補正値を求め、該第3の時間幅補正値により前記パル
ス信号の時間幅を補正して少なくとも2つのレーザ光パ
ワーによって第3回目のパワーキャリブレーションを行
い第3の最適パワーを求め、該第3の最適パワー及び前
記第3の時間幅補正値を情報記録に用いる追記形光ディ
スクのパワーキャリブレーション方法を提案する。
【0011】また、請求項4では、請求項1、2又は3
記載の追記形光ディスクのパワーキャリブレーション方
法において、前記変動量検出時には前記基準時間幅の3
倍の時間幅における変動量を検出する追記形光ディスク
のパワーキャリブレーション方法を提案する。
【0012】
【0013】
【作用】 本発明の請求項1によれば、 追記形光ディスク
のパワーキャリブレーションエリアにおける1パーティ
ションを複数に分割し、該複数に分割した1パーティシ
ョンの第1の分割領域において、第1の時間幅補正値に
より前記パルス信号の時間幅が補正されて、少なくとも
2つのレーザ光パワーによって第1回目のパワーキャリ
ブレーションが行われ第1の最適パワーが求められる。
さらに、前記複数に分割した1パーティションの第2の
分割領域において、前記第1の最適パワーによって試験
情報の書き込みが行われた後、該第2の分割領域への書
き込み情報が再生されて、基準時間幅の3倍乃至11倍
のうちの所定倍数の時間幅における変動量が検出され
る。次いで、該変動量に基づいて第2の時間幅補正値が
求められ、該第2の時間幅補正値により前記パルス信号
の時間幅が補正されて少なくとも2つのレーザ光パワー
によって第2回目のパワーキャリブレーションが行われ
て第2の最適パワーが求められ、該第2の最適パワー及
び前記第2の時間幅補正値が情報記録に用いられる。
【0014】また、請求項2によれば、追記形光ディス
クのパワーキャリブレーションエリアにおける1パーテ
ィションを複数に分割し、該複数に分割した1パーティ
ションの第1の分割領域において、第1の時間幅補正値
により情報書き込み用パルス信号の時間幅が補正されて
少なくとも2つのレーザ光パワーによって第1回目のパ
ワーキャリブレーションが行われて第1の最適パワーが
求められる。さらに、前記複数に分割した1パーティシ
ョンの第2の分割領域において、前記第1の最適パワー
によって試験情報の書き込みが行われた後、該第2の分
割領域への書き込み情報が再生されて、基準時間幅の3
倍乃至11倍のうちの所定倍数の時間幅における変動量
が検出され、該変動量に基づいて第2の時間幅補正値が
求められる。この後、第2の時間幅補正値により前記パ
ルス信号の時間幅が補正されて、前記複数に分割した1
パーティションの第3の領域を用いて少なくとも2つの
レーザ光パワーによって第2回目のパワーキャリブレー
ションが行われて第2の最適パワーが求められる。次い
で、前記複数に分割した1パーティションの第4の分割
領域において、前記第2の最適パワーによって試験情報
の書き込みが行われた後、該第4の分割領域への書き込
み情報が再生されて、前記基準時間幅の所定倍数の時間
幅における変動量が検出され、該変動量に基づいて第3
の時間幅補正値が求められる。さらに、該第3の時間幅
補正値により前記パルス信号の時間幅が補正されて少な
くとも2つのレーザ光パワーによって、前記複数に分割
した1パーティションの第5の領域を用いて第3回目の
パワーキャリブレーションが行われて第3の最適パワー
が求められ、該第3の最適パワー及び前記第3の時間幅
補正値が情報記録に用いられる。
【0015】また、請求項3によれば、追記形光ディス
クのパワーキャリブレーションエリアにおける1パーテ
ィションを複数に分割し、該複数に分割した1パーティ
ションの第1の分割領域において、第1の時間幅補正値
により情報書き込みようパルス信号の時間幅が補正され
て少なくとも2つのレーザ光パワーによって第1回目の
パワーキャリブレーションが行われて第1の最適パワー
が求められる。さらに、前記複数に分割した1パーティ
ションの第2の分割領域において、前記第1の最適パワ
ーによって試験情報の書き込みが行われた後、該第2の
分割領域への書き込み情報が再生されて、前記基準時間
幅3倍乃至11倍のうちの所定倍数の時間幅における第
1の変動量が検出された後、前記複数に分割した1パー
ティションの第3の分割領域において、第2の時間幅補
正値により前記パルス信号の時間幅が補正されて少なく
とも2つのレーザ光パワーによって第2回目のパワーキ
ャリブレーションを行い第2の最適パワーを求められ
る。次いで、前記複数に分割した1パーティションの第
4の分割領域において、前記第2の最適パワーによって
試験情報の書き込みが行われた後、該第4の分割領域へ
の書き込み情報が再生されて、前記基準時間幅の所定倍
数の時間幅における第2の変動量が検出される。この
後、前記第1及び第2の時間幅補正値並びに前記第1及
び第2の変動量に基づいて、前記基準時間幅の所定倍数
の時間幅における変動量が0となる第3の時間幅補正値
が求められ、該第3の時間幅補正値により前記パルス信
号の時間幅を補正して少なくとも2つのレーザ光パワー
によって、前記複数に分割した1パーティションの第5
の領域を用いて第3回目のパワーキャリブレーションが
行われ第3の最適パワーが求められ、該第3の最適パワ
ー及び前記第3の時間幅補正値が情報記録に用いられ
る。
【0016】また、請求項4によれば、前記変動量検出
時において変動が最も顕著に現れる前記基準時間幅の3
倍の時間幅における変動量が検出される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すようにPCAは100個のパーティ
ションP001 〜P100 に分けられ、各パーティションP
001 〜P100 は15個のフレームF01〜F15から構成さ
れている。
【0018】最適な記録レーザパワーを求める際に、P
CAに試し書きを行うとき、第1の実施例では1パーテ
ィションを5フレームずつの第1乃至第3の領域ER1
〜ER3に分割し、3回の試し書きを行っている。
【0019】試し書きを行うときの書き込み情報として
は、基準時間幅Tの3倍乃至11倍の時間幅を有するパ
ルス列からなる周知のEFM(Eight to Fourteen Modu
lation)信号を用い、このEFM信号によってレーザパ
ワーを変調して試し書きを行っている。
【0020】図2は本発明に係る光ディスクの記録再生
装置を示す概略構成図である。図において、1はエンコ
ーダで、書き込み対象となる情報をEFM信号に変換し
て出力する。2は記録制御回路で、EFM信号及び後述
するCPUからの制御信号を入力し、サーボ回路3及び
レーザ駆動回路4に駆動制御信号を出力する。サーボ回
路3は、光ピックアップ5の位置及び対物レンズ(図示
せず)の位置を適正な位置に設定する。レーザ駆動回路
4は、記録制御回路2から入力した駆動制御信号に基づ
いて光ピックアップ5内のレーザダイオード(図示せ
ず)に通電し、レーザダイオードから光ディスク6に対
してレーザ光を出射させる。
【0021】7はRF増幅回路で、光ピックアップ5に
よって受光された光ディスク6からの反射光に対応した
RF信号を入力し、該RF信号を増幅して、ジッタ検出
回路8及びβ検出回路9に出力する。ジッタ検出回路8
は入力したRF信号を二値化してEFM信号を生成する
と共に、基準時間幅Tの3倍の時間幅(以下、3T時間
幅と称する)を有するパルスの時間幅を測定し、測定し
た個々の時間幅データをCPU10に出力する。β検出
回路9は、入力したRF信号のピーク値、即ち極大値A
と極小値Bを測定し、次の(1) 式によって算出したβ値
をCPU10に出力する。
【0022】β=(A+B)/(A−B) …(1) CPU10は、ジッタ検出回路8から入力した3T時間
幅データの統計を取り、該統計結果に基づいて書き込み
用EFM信号の時間幅補正値を算出すると共に、β値に
基づいて最適なレーザパワーを求め、これらのデータ並
びにこれらのデータに基づいて補正を指示する制御信号
を記録制御回路2に出力する。
【0023】次に、前述の構成よりなる第1の実施例の
動作を図3に示すフローチャートに基づいて詳細に説明
する。光ディスクへの情報の書き込みを開始するに当た
って、OPCを行う。OPCを行う際に、CPU10
は、書き込み用EFM信号の時間幅補正値及びレーザパ
ワーを初期値に設定する(SA1)。この後、PCAの
テストエリアへサーチし(SA2)、使用する1パーテ
ィションを図1に示したように5フレームずつの第1乃
至第3の領域ER1〜ER3に分割する(SA3)。
【0024】次に、CPU10は、第1の領域ER1の
1フレーム目に第1のレーザパワーで書き込みを行う
(SA4)。このときのレーザパワーは、レーザダイオ
ードに印加する電圧の最小値と最大値との間を5分割し
た5種類の電圧に対応した5種類のレーザパワーの内の
最小値とされる。この後、第1の領域ER1の2フレー
ム目から5フレーム目に対して、レーザパワーをそれぞ
れ異なる値に設定して書き込みを行う(SA5〜SA
8)。
【0025】第1の領域ER1の全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SA
9)、各フレームにおけるβ値を求める(SA10)。
これら5つのβ値に基づいて、図4に示すように各β値
の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザパワー、即
ちレーザダイオードへの印加電圧Vbを求める(SA1
1)。
【0026】次に、CPU10はβ=aとなるレーザパ
ワーを記録制御回路2に指示し、このレーザパワーによ
って第2の領域ER2に書き込みを行う(SA12)。
この後、第2の領域ER2に書き込んだ情報を再生し
(SA13)、5フレームの内の1フレーム、例えば4
フレーム目におけるジッターデータ、即ち複数の3Tピ
ットの時間幅を読み取る(SA14)。
【0027】次いで、読み取った3Tピットの時間幅の
平均値を求める(SA15)。ここでは、図5に示すよ
うに、正確な3T時間幅を中心にして±118nsの間
を4等分し、これら4つの各領域内に含まれる3Tピッ
トの数N1 〜N4 に各領域の中心値t1 〜t4 を乗算し
た値の和を求め、さらにこの値を4つの領域内に含まれ
る全ての3Tピットの数で除算して時間幅の平均値tm
を求めている。これらを式で表すと次の(2) 式によって
表される。
【0028】 tm =(t11+t22+t33+t44)/(N1+N2+N3+N4)…(2) 以上により時間幅における初期補正量がx’のときの時
間幅のズレy’を求めることができた。また、予めの実
験により各種の光ディスクにおいて時間幅の補正量xと
時間幅のズレyとの関係は一定の傾きkの直線で表され
ることが分かっている。従って、図6に示すように、傾
きがkで(x’,y’)を通る直線が、y=0と交わる
ときのx値(補正値)を求めることにより、最適な3T
ピットを形成できる、即ちジッタを最小とすることがで
きる時間幅の補正値xを求めることができる(SA1
6)。
【0029】ここで求めた補正値xの値をCPU10か
ら記録制御回路2に指示し記録用EFM信号の時間幅の
補正を行う(SA17)。
【0030】次に、CPU10は、第3の領域ER3の
1フレーム目に第1のレーザパワーで書き込みを行う
(SA18)。このときのレーザパワーは、前述したと
同様にレーザダイオードに印加する電圧の最小値と最大
値との間を5分割した5種類の電圧に対応した5種類の
レーザパワーの内の最小値とされる。この後、第3の領
域ER3の2フレーム目から5フレーム目に対して、レ
ーザパワーをそれぞれ異なる値に設定して書き込みを行
う(SA19〜SA22)。
【0031】第3の領域ER3の全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SA
23)、各フレームにおけるβ値を求める(SA2
4)。これら5つのβ値に基づいて、前述したと同様に
して各β値の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザ
パワーを求め(SA25)、OPCを終了する。
【0032】次に、CPU10はOPCによって求めた
最適なレーザパワーを記録制御回路2に指示し、このレ
ーザパワーによって情報の書き込みを行う(SA2
6)。
【0033】前述したように第1の実施例によれば、P
CAに試し書きを行うときに、1パーティションを5フ
レームずつの第1乃至第3の領域ER1〜ER3に分割
し、3回の試し書きを行って、最適な記録レーザパワー
を求ているので、1つのパーティションを用いて行う1
回のOPCにおいて最適な記録レーザパワーを求めるこ
とができる。
【0034】尚、第1の実施例ではPCAテストエリア
における1つのパーティションを3つの領域ER1〜E
R3に分割し、各領域ER1〜ER3において1回の試
し書きを行ったが、これに限定されることはない。本発
明の趣旨は1つのパーティションを複数の領域に分割
し、各領域において1回の試し書きを行い、最適な記録
レーザパワーを求めることにあり、パーティションの分
割数はいくつであってもほぼ同様の効果が得られる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
第2の実施例においても図2に示した構成の光ディスク
の記録再生装置を使用している。また、第1の実施例と
の相違点は、第2の実施例においては図7に示すよう
に、PCAにおける1パーティションを5つの領域ER
a〜EReに分割し、5回の試し書きを行っている。こ
こで、第1の領域ERaは5フレーム、第2の領域ER
bは2フレーム、第3の領域ERcは3フレーム、第4
の領域ERdは2フレーム、第5の領域EReは3フレ
ームから構成される。
【0036】次に、第2の実施例におけるパワーキャリ
ブレーション方法を図8に示すフローチャートに基づい
て説明する。
【0037】光ディスクへの情報の書き込みを開始する
に当たって、OPCを行う際に、CPU10は、書き込
み用EFM信号の時間幅補正値及びレーザパワーを初期
値に設定する(SB1)。この後、PCAのテストエリ
アへサーチし(SB2)、使用する1パーティションを
図7に示したように第1乃至第5の領域ERa〜ERe
に分割する(SB3)。
【0038】次に、CPU10は、第1の領域ERaの
1フレーム目に第1のレーザパワーPW1で書き込みを
行う(SB4)。このときのレーザパワーPW1は、レ
ーザダイオードに印加する電圧の最小値と最大値との間
を5分割した5種類の電圧に対応した5種類のレーザパ
ワーの内の最小値とされる。この後、第1の領域ERa
の2フレーム目から5フレーム目に対して、レーザパワ
ーをそれぞれ異なる値PW2〜PW5に設定して書き込
みを行う(SB5〜SB8)。
【0039】第1の領域ERaの全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SB
9)、各フレームにおけるβ値を求める(SB10)。
これら5つのβ値に基づいて、図4に示したように各β
値の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザパワー、
即ちレーザダイオードへの印加電圧Vbを求める(SB
11)。
【0040】次に、CPU10はβ=aとなるレーザパ
ワーPW6を記録制御回路2に指示し、このレーザパワ
ーPW6によって第2の領域ERbの2フレームに書き
込みを行う(SB12)。この後、第2の領域ERbに
書き込んだ情報を再生し(SB13)、2フレームの内
の1フレーム、例えば2フレーム目におけるジッターデ
ータ、即ち複数の3Tピットの時間幅を読み取る(SB
14)。
【0041】次いで、第1の実施例と同様に読み取った
3Tピットの時間幅の平均値を求める(SB15)。
【0042】以上により時間幅における初期補正量が
x’のときの時間幅のズレy’を求めることができた。
また、予めの実験により各種の光ディスクにおいて時間
幅の補正量xと時間幅のズレyとの関係は一定の傾きk
の直線で表されることが分かっている。従って、図6に
示すように、傾きがkで(x’,y’)を通る直線が、
y=0と交わるときのx値(補正値)を求めることによ
り、最適な3Tピットを形成できる、即ちジッタを最小
とすることができる時間幅の補正値xを求めることがで
きる(SB16)。
【0043】ここで求めた補正値xの値をCPU10か
ら記録制御回路2に指示し記録用EFM信号の時間幅の
補正を行う(SB17)。
【0044】次に、CPU10は、前記求めたレーザパ
ワーPW6(=PW7)及びこれよりもやや高めのレー
ザパワーPW8,PW9(PW7<PW8<PW9)の
3つのレーザパワーを用いて、第3の領域ERcの各フ
レームに書き込みを行う。即ち、第3の領域ERcの1
フレーム目にレーザパワーPW7で書き込みを行い(S
B18)、この後、第3の領域ERcの2フレーム目及
び3フレーム目に対して、レーザパワーPW8,PW9
を用いて順次書き込みを行う(SB19,SB20)。
【0045】第3の領域ERcの全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SB
21)、各フレームにおけるβ値を求める(SB2
2)。これら3つのβ値に基づいて、前述したと同様に
して各β値の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザ
パワー、即ちレーザダイオードへの印加電圧Vbを求め
る(SB23)。
【0046】次に、CPU10はβ=aとなるレーザパ
ワーPW10を記録制御回路2に指示し、このレーザパ
ワーPW10によって第4の領域ERdの2フレームに
書き込みを行う(SB24)。この後、第4の領域ER
dに書き込んだ情報を再生し(SB25)、2フレーム
の内の1フレーム、例えば2フレーム目におけるジッタ
ーデータ、即ち複数の3Tピットの時間幅を読み取る
(SB26)。
【0047】次いで、前述と同様に読み取った3Tピッ
トの時間幅の平均値を求める(SB27)。以上により
時間幅における初期補正量がx’のときの時間幅のズレ
y’を求めることができる。また、前述と同様に予めの
実験により各種の光ディスクにおいて時間幅の補正量x
と時間幅のズレyとの関係は一定の傾きkの直線で表さ
れることが分かっている。従って、図6に示すように、
傾きがkで(x’,y’)を通る直線が、y=0と交わ
るときのx値(補正値)を求めることにより、ジッタを
最小とすることができる時間幅の補正値xを求めること
ができる(SB28)。
【0048】ここで求めた補正値xの値をCPU10か
ら記録制御回路2に指示し記録用EFM信号の時間幅の
補正を行う(SB29)。
【0049】次に、CPU10は、前記求めたレーザパ
ワーPW10(=PW11)及びこれよりもやや高めの
レーザパワーPW12,PW13(PW11<PW12
<PW13)の3つのレーザパワーを用いて、第5の領
域EReの各フレームに書き込みを行う。即ち、第5の
領域EReの1フレーム目にレーザパワーPW11で書
き込みを行い(SB30)、この後、第3の領域ERe
の2フレーム目及び3フレーム目に対して、レーザパワ
ーPW12,PW13を用いて順次書き込みを行う(S
B31,SB32)。
【0050】第5の領域EReの全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SB
33)、各フレームにおけるβ値を求める(SB3
4)。これら3つのβ値に基づいて、前述したと同様に
して各β値の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザ
パワー、即ちレーザダイオードへの印加電圧Vbを求め
(SB35)、OPCを終了する。
【0051】次に、CPU10はOPCによって求めた
最適なレーザパワーを記録制御回路2に指示し、このレ
ーザパワーによって情報の書き込みを行う(SB3
6)。
【0052】前述したように第2の実施例によれば、P
CAに試し書きを行うときに、1パーティションを第1
乃至第5の領域ERa〜EReに分割し、3回のパワー
キャリブレーションを行って、収束的に最適な記録レー
ザパワーを求ているので、1つのパーティションを用い
て行う1回のOPCにおいて最適な記録レーザパワーを
求めることができる。
【0053】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
第3の実施例においても図2に示した構成の光ディスク
の記録再生装置を使用している。また、第1の実施例と
の相違点は、第2の実施例においては図7に示すよう
に、PCAにおける1パーティションを5つの領域ER
a〜EReに分割し、5回の試し書きを行っている。こ
こで、第1の領域ERaは5フレーム、第2の領域ER
bは2フレーム、第3の領域ERcは3フレーム、第4
の領域ERdは2フレーム、第5の領域EReは3フレ
ームから構成される。
【0054】次に、第3の実施例におけるパワーキャリ
ブレーション方法を図9に示すフローチャートに基づい
て説明する。
【0055】光ディスクへの情報の書き込みを開始する
に当たって、OPCを行う際に、CPU10は、書き込
み用EFM信号の時間幅補正値及びレーザパワーを初期
値に設定する(SC1)。この後、PCAのテストエリ
アへサーチし(SC2)、使用する1パーティションを
図7に示したように第1乃至第5の領域ERa〜ERe
に分割する(SC3)。
【0056】次に、CPU10は、時間幅補正値をx1
として、第1の領域ERaの1フレーム目に第1のレー
ザパワーPW1で書き込みを行う(SC4)。このとき
のレーザパワーPW1は、レーザダイオードに印加する
電圧の最小値と最大値との間を5分割した5種類の電圧
に対応した5種類のレーザパワーの内の最小値とされ
る。この後、第1の領域ERaの2フレーム目から5フ
レーム目に対して、レーザパワーをそれぞれ異なる値P
W2〜PW5(PW1<PW2<PW3<PW4<PW
5)に設定して書き込みを行う(SC5〜SC8)。
【0057】第1の領域ERaの全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SC
9)、各フレームにおけるβ値を求める(SC10)。
これら5つのβ値に基づいて、図4に示したように各β
値の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザパワー、
即ちレーザダイオードへの印加電圧Vbを求める(SC
11)。
【0058】次に、CPU10はβ=aとなるレーザパ
ワーPW6を記録制御回路2に指示し、このレーザパワ
ーPW6によって第2の領域ERbの2フレームに書き
込みを行う(SC12)。この後、第2の領域ERbに
書き込んだ情報を再生し(SC13)、2フレームの内
の1フレーム、例えば2フレーム目におけるジッターデ
ータ、即ち複数の3Tピットの時間幅を読み取る(SC
14)。
【0059】次いで、第1の実施例と同様に読み取った
3Tピットの時間幅の変動量、即ち規格の時間幅からの
ズレ量の平均値Dev1を求める(SC15)。
【0060】次に、CPU10は、時間幅補正値をx2
として、前記求めたレーザパワーPW6(=PW7)及
びこれよりもやや高めのレーザパワーPW8,PW9
(PW7<PW8<PW9)の3つのレーザパワーを用
いて、第3の領域ERcの各フレームに書き込みを行
う。即ち、第3の領域ERcの1フレーム目にレーザパ
ワーPW7で書き込みを行い(SC16)、この後、第
3の領域ERcの2フレーム目及び3フレーム目に対し
て、レーザパワーPW8,PW9を用いて順次書き込み
を行う(SC17,SC18)。
【0061】第3の領域ERcの全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SC
19)、各フレームにおけるβ値を求める(SC2
0)。これら3つのβ値に基づいて、前述したと同様に
して各β値の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザ
パワー、即ちレーザダイオードへの印加電圧Vbを求め
る(SC21)。
【0062】次に、CPU10はβ=aとなるレーザパ
ワーPW10を記録制御回路2に指示し、このレーザパ
ワーPW10によって第4の領域ERdの2フレームに
書き込みを行う(SC22)。この後、第4の領域ER
dに書き込んだ情報を再生し(SC23)、2フレーム
の内の1フレーム、例えば2フレーム目におけるジッタ
ーデータ、即ち複数の3Tピットの時間幅を読み取る
(SC24)。次いで、前述と同様に読み取った3Tピ
ットの時間幅の変動量、即ち規格の時間幅からのズレ量
の平均値Dev2を求める(SC25)。
【0063】次に、前述の補正値x2 及び平均値Dev
2と、前回の補正値x1 及び平均値Dev1とによって
得られる直線から、図10に示すように平均値Devが
0となる補正値x3 を求める(SC26)。
【0064】ここで求めた補正値x3 の値をCPU10
から記録制御回路2に指示し記録用EFM信号の時間幅
の補正を行う(SC27)。
【0065】次に、CPU10は、前記求めたレーザパ
ワーPW10(=PW11)及びこれよりもやや高めの
レーザパワーPW12,PW13(PW11<PW12
<PW13)の3つのレーザパワーを用いて、第5の領
域EReの各フレームに書き込みを行う。即ち、第5の
領域EReの1フレーム目にレーザパワーPW11で書
き込みを行い(SC28)、この後、第3の領域ERe
の2フレーム目及び3フレーム目に対して、レーザパワ
ーPW12,PW13を用いて順次書き込みを行う(S
C29,SC30)。
【0066】第5の領域EReの全てのフレームに書き
込みを行った後、これら書き込んだ情報を再生し(SC
31)、各フレームにおけるβ値を求める(SC3
2)。これら3つのβ値に基づいて、前述したと同様に
して各β値の間を補間しβ=a(最良値)となるレーザ
パワー、即ちレーザダイオードへの印加電圧Vbを求め
(SC33)、OPCを終了する。
【0067】次に、CPU10はOPCによって求めた
最適なレーザパワーを記録制御回路2に指示し、このレ
ーザパワーによって情報の書き込みを行う(SC3
4)。
【0068】前述したように第3の実施例によれば、P
CAに試し書きを行うときに、1パーティションを第1
乃至第3の領域ER1〜ER3に分割し、3回のパワー
キャリブレーションを行って、最適な記録レーザパワー
を求ているので、1つのパーティションを用いて行う1
回のOPCにおいて最適な記録レーザパワーを求めるこ
とができる。
【0069】
【0070】
【発明の効果】 以上説明したように本発明の請求項1記
載の 追記形光ディスクのパワーキャリブレーション方法
によれば、1つのパーティションを複数の領域に分割
し、該複数の領域を用いて2回のパワーキャリブレーシ
ョンを行い収束的に最適な記録レーザ光パワーと時間幅
補正量を求めることができる。従って、99曲が記録さ
れたCDを作製する場合におても、1回のOPCで複数
のパーティションを使うことがなくなり、規格に則った
CDを作製することができる。
【0071】また、請求項2記載の追記形光ディスクの
パワーキャリブレーション方法によれば、1つのパーテ
ィションを複数の領域に分割し、該複数の領域を用いて
3回のパワーキャリブレーションを行い収束的に最適な
記録レーザ光パワーと時間幅補正量を求めることができ
る。従って、99曲が記録されたCDを作製する場合に
おても、1回のOPCで複数のパーティションを使うこ
とがなくなり、規格に則ったCDを作製することができ
る。
【0072】また、請求項3記載の追記形光ディスクの
パワーキャリブレーション方法によれば、1つのパーテ
ィションを複数の領域に分割し、該複数の領域を用いて
3回のパワーキャリブレーションを行い収束的に最適な
記録レーザ光パワーと時間幅補正量を求めることができ
る。従って、99曲が記録されたCDを作製する場合に
おても、1回のOPCで複数のパーティションを使うこ
とがなくなり、規格に則ったCDを作製することができ
る。
【0073】また、請求項4によれば、上記の効果に加
えて、前記時間幅補正量を求める際の変動量検出時にお
いて、変動が最も顕著に現れる基準時間幅の3倍の時間
幅における変動量を検出し、これに基づいて時間幅補正
量を求めているので、最適な時間幅補正を施すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるPCAのパーテ
ィションとフレームの関係及びパーティションの分割例
を示す図
【図2】本発明に係る光ディスクの記録再生装置を示す
概略構成図
【図3】本発明の第1の実施例におけるOPCの手順を
示すフローチャート
【図4】第1の実施例における最適β値の算出方法を説
明する図
【図5】第1の実施例における時間幅補正値の算出方法
を説明する図
【図6】第1の実施例における時間幅補正値の算出方法
を説明する図
【図7】第2の実施例におけるPCAのパーティション
とフレームの関係及びパーティションの分割例を示す図
【図8】第2の実施例におけるOPCの手順を示すフロ
ーチャート
【図9】第3の実施例におけるOPCの手順を示すフロ
ーチャート
【図10】第3の実施例における時間幅補正値の算出方
法を説明する図
【符号の説明】
1…エンコーダ、2…記録制御回路、3…サーボ回路、
4…レーザ駆動回路、5…光ピックアップ、6…光ディ
スク、7…RF増幅回路、8…ジッタ検出回路、9…β
検出回路、10…CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−144004(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/0045 G11B 7/125

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準時間幅の3倍乃至11倍の時間幅を
    有するパルス信号からなるEFM信号によって情報が記
    録される追記形光ディスクのパワーキャリブレーション
    方法において、 前記追記形光ディスクのパワーキャリブレーションエリ
    アにおける1パーティションを複数に分割し、 該複数に分割した1パーティションの第1の分割領域に
    おいて、第1の時間幅補正値により前記パルス信号の時
    間幅を補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによっ
    て第1回目のパワーキャリブレーションを行い第1の最
    適パワーを求め、 前記複数に分割した1パーティションの第2の分割領域
    において、前記第1の最適パワーによって試験情報の書
    き込みを行った後、 該第2の分割領域への書き込み情報を再生して、前記基
    準時間幅の所定倍数の時間幅における変動量を検出し、 該変動量に基づいて第2の時間幅補正値を求め、 該第2の時間幅補正値により前記パルス信号の時間幅を
    補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによって第2
    回目のパワーキャリブレーションを行い第2の最適パワ
    ーを求め、 該第2の最適パワー及び前記第2の時間幅補正値を情報
    記録に用いることを特徴とする追記形光ディスクのパワ
    ーキャリブレーション方法。
  2. 【請求項2】 基準時間幅の3倍乃至11倍の時間幅を
    有するパルス信号からなるEFM信号によって情報が記
    録される追記形光ディスクのパワーキャリブレーション
    方法において、 前記追記形光ディスクのパワーキャリブレーションエリ
    アにおける1パーティションを複数に分割し、 該複数に分割した1パーティションの第1の分割領域に
    おいて、第1の時間幅補正値により前記パルス信号の時
    間幅を補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによっ
    て第1回目のパワーキャリブレーションを行い第1の最
    適パワーを求め、 前記複数に分割した1パーティションの第2の分割領域
    において、前記第1の最適パワーによって試験情報の書
    き込みを行った後、 該第2の分割領域への書き込み情報を再生して、前記基
    準時間幅の所定倍数の時間幅における変動量を検出し、 該変動量に基づいて第2の時間幅補正値を求め、 該第2の時間幅補正値により前記パルス信号の時間幅を
    補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによって、前
    記複数に分割した1パーティションの第3の領域を用い
    て第2回目のパワーキャリブレーションを行い第2の最
    適パワーを求め、 前記複数に分割した1パーティションの第4の分割領域
    において、前記第2の最適パワーによって試験情報の書
    き込みを行った後、 該第4の分割領域への書き込み情報を再生して、前記基
    準時間幅の所定倍数の時間幅における変動量を検出し、 該変動量に基づいて第3の時間幅補正値を求め、 該第3の時間幅補正値により前記パルス信号の時間幅を
    補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによって、前
    記複数に分割した1パーティションの第5の領域を用い
    て第3回目のパワーキャリブレーションを行い第3の最
    適パワーを求め、 該第3の最適パワー及び前記第3の時間幅補正値を情報
    記録に用いることを特徴とする追記形光ディスクのパワ
    ーキャリブレーション方法。
  3. 【請求項3】 基準時間幅の3倍乃至11倍の時間幅を
    有するパルス信号からなるEFM信号によって情報が記
    録される追記形光ディスクのパワーキャリブレーション
    方法において、 前記追記形光ディスクのパワーキャリブレーションエリ
    アにおける1パーティションを複数に分割し、 該複数に分割した1パーティションの第1の分割領域に
    おいて、第1の時間幅補正値により前記パルス信号の時
    間幅を補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによっ
    て第1回目のパワーキャリブレーションを行い第1の最
    適パワーを求め、 前記複数に分割した1パーティションの第2の分割領域
    において、前記第1の最適パワーによって試験情報の書
    き込みを行った後、 該第2の分割領域への書き込み情報を再生して、前記基
    準時間幅の所定倍数の時間幅における第1の変動量を検
    出した後、 前記複数に分割した1パーティションの第3の分割領域
    において、第2の時間幅補正値により前記パルス信号の
    時間幅を補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによ
    って第2回目のパワーキャリブレーションを行い第2の
    最適パワーを求め、 前記複数に分割した1パーティションの第4の分割領域
    において、前記第2の最適パワーによって試験情報の書
    き込みを行った後、 該第4の分割領域への書き込み情報を再生して、前記基
    準時間幅の所定倍数の時間幅における第2の変動量を検
    出し、 前記第1及び第2の時間幅補正値並びに前記第1及び第
    2の変動量に基づいて、前記基準時間幅の所定倍数の時
    間幅における変動量が0となる第3の時間幅補正値を求
    め、 該第3の時間幅補正値により前記パルス信号の時間幅を
    補正して少なくとも2つのレーザ光パワーによって第3
    回目のパワーキャリブレーションを行い第3の最適パワ
    ーを求め、 該第3の最適パワー及び前記第3の時間幅補正値を情報
    記録に用いることを特徴とする追記形光ディスクのパワ
    ーキャリブレーション方法。
  4. 【請求項4】 前記変動量検出時には前記基準時間幅の
    3倍の時間幅における変動量を検出することを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の追記形光ディスクのパワー
    キャリブレーション方法。
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