JP4289231B2 - 光ディスク記録方法およびその装置 - Google Patents

光ディスク記録方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4289231B2
JP4289231B2 JP2004190819A JP2004190819A JP4289231B2 JP 4289231 B2 JP4289231 B2 JP 4289231B2 JP 2004190819 A JP2004190819 A JP 2004190819A JP 2004190819 A JP2004190819 A JP 2004190819A JP 4289231 B2 JP4289231 B2 JP 4289231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
optical
recording power
state parameter
pickups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004190819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006012343A (ja
Inventor
勝一 刑部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2004190819A priority Critical patent/JP4289231B2/ja
Publication of JP2006012343A publication Critical patent/JP2006012343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4289231B2 publication Critical patent/JP4289231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

この発明は、CD規格記録型光ディスク(CD−R、CD−RW)、DVD規格記録型光ディスク(DVD+R、DVD−R、DVD+RW、DVD−RW)、その他各種の光ディスクの記録方法およびその装置に関し、複数台の光ピックアップを使用して1枚の光ディスクの記録を行う場合に、試し書きを簡素化したものである。
従来の光ディスクの記録は、1枚の光ディスクに対し、1台の光ピックアップを使用して記録を行うのが一般的であった。これに対し、1枚の光ディスクに対し複数台の光ピックアップを使用して同時並行して記録を行うようにすれば、高速に記録を行える効果が得られる。
1枚の光ディスクに対し、複数台の光ピックアップを使用して記録を行うようにした従来技術として、下記特許文献に記載されたものがある。
特開平9−320053号公報 特開2000−123375号公報
光ピックアップは、同一製品型式(同一メーカの同一型番の製品、すなわち、メーカ、タイプ、記録方式、形状などが同一の製品)の製品でも、レーザダイオードの特性(発振波長、ビーム断面形状等)の微妙な違いや光学系の調整誤差等により、製品ごとに記録感度特性や再生特性が異なる。このため、1枚の光ディスクに対し複数台の光ピックアップを使用して記録を行う場合には、予め光ピックアップごとに、いわゆるOPC(Optimum Power Control)制御による試し書きを行い、個々に最適記録条件を求める必要があった。このため、本番の記録を開始するまでの待ち時間が長くかかる問題があった。また、光ディスクの限られた容量の試し書き領域(PCA:Power Calibration Area)を一度の記録で大量に消費する問題があった。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、複数台の光ピックアップを使用して1枚の光ディスクの記録を行う場合の試し書きを簡素化し、これにより、本番の記録を開始するまでの待ち時間を短縮するとともに、光ディスクの試し書き領域の消費量を削減することを可能にした光ディスク記録方法およびその装置を提供しようとするものである。
この発明の光ディスク記録方法は、複数台の光ピックアップ(14A,14B)を使用して1枚の光ディスク(10)の記録を行う方法であって、複数の製品型式の光ディスクについて、前記各光ピックアップ(14A,14B)ごとに、記録パワー対記録状態を示すパラメータ(以下、「記録状態パラメータ」という。)の特性(以下、「記録パワー対記録状態パラメータ特性」という。)(図7)を求めて、予め保存しておき、記録を行う光ディスク(10)の製品型式を識別して、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)ごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性を読み出し、前記複数台のうちの1台の光ピックアップ(14A)を使用して、前記記録を行う光ディスク(10)について、記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)を求め、該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pa)を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップ(14A)についての記録パワー目標値として設定し、さらに、前記試し書きに使用した光ピックアップ(14A)について、前記予め保存された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)と前記試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)との変動量(A)を求め、前記複数台のうちの他の光ピックアップ(14B)について、前記予め保存された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を、前記求められた変動量(A)に応じて補正し(図10)、該他の光ピックアップ(14B)について、該補正された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図10)に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pb)を求めて、該他の光ピックアップ(14B)についての記録パワー目標値として設定し、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)の記録パワーを各求められた記録パワー目標値(Pa,Pb)に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスク(10)について本番の記録を行うものである。
この発明の光ディスク記録方法は、例えば、前記光ディスク(10)の情報記録領域を半径方向に複数区間に分割した各分割区間(10−1,10−2,10−3,…,10−n)を、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)に交互に割り当て、該光ディスク(10)を回転速度一定に回転制御し、該複数台の光ピックアップ(14A,14B)を各割り当てられた分割区間(10−1,10−2,10−3,…,10−n)に順次移動して、前記本番の記録を行うことができる。
この発明の光ディスク記録方法は、例えば、前記各光ピックアップ(14A,14B)は自己以外の光ピックアップが記録中に、1の分割区間の記録を終了し、自己に割り当てられた次の分割区間に移動して記録を再開することができる。
この発明の光ディスク記録方法は、例えば、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)が、1の光ピックアップよる記録終端部と別の光ピックアップによる記録始端部とが連続するように記録し、もって、該記録終端部から該記録始端部にかけて1台の光ピックアップで連続して再生可能に記録することができる。
この発明の光ディスク記録方法は、複数台の光ピックアップ(14A,14B)を使用して1枚の光ディスクの記録を行う方法であって、複数の製品型式の光ディスクについて、前記各光ピックアップ(14A,14B)ごとに、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を求めて、予め保存しておき、記録を行う光ディスク(10)の製品型式を識別して、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)ごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を読み出し、前記複数台のうちの1台の光ピックアップ(14A)を使用して、前記記録を行う光ディスク(10)について、記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)を求め、該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pa)を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップ(14A)についての記録パワー目標値として設定し、さらに、前記読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)と、前記1台の光ピックアップ(14A)について試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)とに基づき、前記複数台のうちの他の光ピックアップ(14B)について、記録状態パラメータの所望の目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pb)を求めて、該他の光ピックアップ(14B)についての記録パワー目標値として設定し、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)の記録パワーを各求められた記録パワー目標値(Pa,Pb)に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスク(10)について本番の記録を行うものである。
この発明の光ディスク記録方法は、記録を行う光ディスク(10)について識別された製品型式が、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)が予め保存されていない製品型式である場合に、該光ディスク(10)について、前記各光ピックアップ(14A,14B)ごとに試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9,図10)を求め、該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9,図10)に基づき、前記各光ピックアップ(14A,14B)ごとに記録状態パラメータの所望の目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pa,Pb)を求め、該各光ピックアップ(14A,14B)の記録パワーを、各求められた記録パワー目標値(Pa,Pb)に応じて制御して、該光ディスク(10)について本番の記録を行うものである。
この発明の光ディスク記録方法は、記録を行う光ディスク(10)について識別された製品型式が、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)が予め保存されていない製品型式である場合に、前記試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9,図10)を保存し、次に、該製品型式の光ディスクが識別された場合に、該保存された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9,図10)を読み出して、記録パワー目標値を求めるのに使用するものである。
この発明の光ディスク記録装置は、複数台の光ピックアップ(14A,14B)と、複数の製品型式の光ディスクについて、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)ごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を記憶するメモリ(34)と、記録を行う光ディスク(10)の製品型式を識別する光ディスク製品型式識別手段(32)と、該光ディスク製品型式識別手段(32)で識別された光ディスク(10)の製品型式に応じて、前記メモリ(34)から、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)ごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を読み出し、前記複数台のうちの1台の光ピックアップ(14A)を使用して、前記記録を行う光ディスク(10)について、記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)を求め、該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pa)を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップ(14A)についての記録パワー目標値として設定し、さらに、前記メモリ(34)から読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)と、前記1台の光ピックアップ(14A)について試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)とに基づき、前記複数台のうちの他の光ピックアップ(14B)について、記録状態パラメータの所望の目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pb)を求めて、該他の光ピックアップ(14B)についての記録パワー目標値として設定し、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)の記録パワーを各求められた記録パワー目標値(Pa,Pb)に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスク(10)について本番の記録を行う制御手段(32)とを具備してなるものである。
この発明の光ディスク記録装置は、複数台の光ピックアップ(14A,14B)と、複数の製品型式の光ディスクについて、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)ごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を記憶するメモリ(34)と、記録を行う光ディスク(10)の製品型式を識別する光ディスク製品型式識別手段(32)と、該光ディスク製品型式識別手段(32)で識別された光ディスク(10)の製品型式に応じて、前記メモリ(34)から、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)ごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を読み出し、前記複数台のうちの1台の光ピックアップ(14A)を使用して、前記記録を行う光ディスク(10)について、記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)を求め、該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)に基づき、該製品型式の光ディスク(10)について予め定められた記録状態パラメータの目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pa)を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップ(14A)についての記録パワー目標値として設定し、さらに、前記試し書きに使用した光ピックアップ(14A)について、前記メモリ(34)から読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)と前記試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性(図9)との変動量(A)を求め、前記複数台のうちの他の光ピックアップ(14B)について、前記メモリ(34)から読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図7)を、前記求められた変動量(A)に応じて補正し(図10)、該他の光ピックアップ(14B)について、該補正された記録パワー対記録状態パラメータ特性(図10)に基づき、前記記録状態パラメータの目標値(βt)が実現される記録パワー値(Pb)を求めて、該他の光ピックアップ(14B)についての記録パワー目標値として設定し、前記複数台の光ピックアップ(14A,14B)の記録パワーを各求められた記録パワー目標値(Pa,Pb)に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスク(10)について本番の記録を行う制御手段(32)とを具備してなるものである。
この発明によれば、1台の光ピックアップによる試し書きに基づき、該光ピックアップと他の光ピックアップの記録パワー目標値が求められるので、光ピックアップごとに試し書きする手間が省ける。したがって、試し書き作業が簡素化され、本番の記録を開始するまでの待ち時間を短縮するとともに、光ディスクの試し書き領域の消費量を削減することができる。
この発明の実施の形態を説明する。ここでは、CD−Rディスク,CD−RWディスク等のCD規格記録型光ディスクに記録を行う場合について説明する。
図1は光ディスク記録再生装置の制御ブロックを示す。光ディスク10(CD−Rディスク,CD−RWディスク等)の下面側には、製品型式が例えば同一(同一メーカ製の同一型番の製品)の光ピックアップ14A,14Bが、該光ディスク10の異なる周方向位置(例えば光ディスク10の中心軸を挟んで互いに反対側の位置)および異なる径方向位置に出射ビーム光軸を向けて配設されている。これら光ピックアップ14A,14Bには、一連の記録信号が所定のデータ量ずつ区切って振り分けて供給される。各光ピックアップ14A,14Bは各振り分けられた記録信号を光ディスク10の同一記録層における同一記録部位(プリグルーブ)の互いに異なる径方向位置に、個別にかつ同時並行して記録する。一方の光ピックアップによる記録終端部は他方の光ピックアップによる記録始端部につながる。この結果、該振り分けられた記録信号は元の一連の記録信号として光ディスク10に記録される。このようにして記録された光ディスク10は、光ピックアップ14A,14Bを同時に使用して再生することができる。すなわち、各光ピックアップ14A,14Bは光ディスク10の同一記録層の互いに異なる径方向位置を個別にかつ同時並行して再生し、各光ピックアップ14A,14Bで再生された情報は、相互につなぎ合わされて一連の情報として出力される。なお、光ピックアップ14A,14Bのうちの1台のみを使用して光ディスク10全体を再生することもできる。また、1台の光ピックアップしか有しない通常の光ディスク再生装置を使用して光ディスク10全体を再生することもできる。
図1の各部について説明する。光ディスク10は、スピンドルモータ12で駆動され、光ピックアップ14A,14Bで情報の記録および再生が行われる。記録時に、パソコン本体(図示せず)から供給される記録信号は、インタフェース16を介して入力され、メモリコントローラ18を介してバッファメモリ20に順次格納される。メモリコントローラ18はバッファメモリ20に格納した記録信号を、光ピックアップ14A,14Bで記録すべきデータ量ずつ区切って、所定のクロックにしたがって順次読み出して振り分ける。バッファメモリ20から読み出された記録信号は、メモリコントローラ18を介して、光ピックアップ14Aで記録すべき記録信号はエンコーダ/デコーダ22Aに供給され、光ピックアップ14Bで記録すべき記録信号はエンコーダ/デコーダ22Bに供給される。エンコーダ/デコーダ22A,22Bに供給された記録信号は、サブコード情報が付加されてEFM変調され、さらに記録ストラテジ回路24A,24Bで記録パルスの時間軸(照射開始・終了タイミング、照射時間)が補正されて、光ピックアップ14A,14Bにそれぞれ供給される。光ピックアップ14A,14Bのレーザダイオードから出射されるレーザビームは、該記録信号により変調されて光ディスク10に照射され、これにより、該記録情報が光ディスク10に記録される。
光ピックアップ14A,14Bによる記録は、トラックに予め記録されている位置情報(ウォブルプリグルーブに記録されたATIP時間情報)を読み取りながら行われ、トラックから読み取られる該位置情報と、その位置に記録する記録信号にサブコード情報として付加されている位置情報とが一致するように、記録信号がそれぞれ該当する位置に記録される。これにより、各記録信号はそれぞれ記録されるべき位置に正しく記録され、かつ、光ピックアップ14A,14Bによる記録終端部と記録始端部が相互に連続するように記録され、その結果、1台の光ピックアップで連続して記録したのと同等に記録される。
再生時に、光ピックアップ14A,14Bは、光ディスク10の同一記録層の互いに異なる径方向位置の情報を読み取る。読み取られた情報はアナログRFアンプ26A,26Bを介してエンコーダ/デコーダ22A,22Bにそれぞれ供給され、復調される。復調された情報は、メモリコントローラ18を介してバッファメモリ20に一旦格納され、所定のクロックにしたがって一連の情報としてつなぎ合わされて順次読み出される。バッファメモリ20から読み出された情報は、メモリコントローラ18およびインタフェース16を介してパソコン本体に供給される。
なお、光ディスク10はCD規格ディスクであり線速度一定型ディスクであるが、ここでは2台の光ピックアップ14A,14Bを用いて光ディスク10の径方向の異なる位置に同時に記録を行うので、スピンドルモータ12の回転速度を一定に制御して記録を行う。また、このように回転速度を一定に制御して記録して、CD規格に適合した線速度一定型ディスクを作成するために、記録時に、エンコーダ/デコーダ22A,22Bから出力する記録信号の伝送レートを、ディスク径方向位置に応じて順次変化させる。また、再生時もスピンドルモータ12の回転速度を一定に制御して光ディスク10の読み取りを行う。
また、回転速度を一定に制御して記録する場合には、ディスク径方向位置に応じて線速度が変化するので、実際には該線速度の変化を考慮する必要があるが、以下の説明では説明の便宜上、特定の線速度について記録パワー目標値を求める制御について説明する。
ドライバ28は、記録時および再生時に、スピンドルモータ12の回転制御、光ピックアップ14A,14Bのトラッキング制御およびフォーカス制御、光ピックアップ14A,14Bの送りモータ30A,30Bの送り制御等を行う。マイコン32は光ディスク記録再生装置全体の制御を行い、特にこの発明に関しては、光ディスク製品型式識別手段および制御手段としての機能を有する。フラッシュメモリ34には、図1の光ディスク記録再生装置のメーカ出荷前に、光ディスクの製品型式ごと(各種メーカの各種型番のディスクごと)および光ピックアップ14A,14Bごとに求められる、後述する記録パワー対β値特性(この発明にいう「記録パワー対記録状態パラメータ特性」に相当する。なお、βは、この発明にいう「記録状態パラメータ」に相当する。)が記憶される。メーカ出荷時に記録されてない製品型式の光ディスクについて、ユーザ使用段階でこの光ディスク記録再生装置で独自に求めた記録パワー対β値特性についてもフラッシュメモリ34に記憶される。また、フラッシュメモリ34には、光ディスクの製品型式ごとにβ目標値(β値の目標値)βtも記憶される。β目標値βtは例えばディスクメーカによって推奨される値が用いられ、メーカ出荷前にフラッシュメモリ34に記憶される。RAM36には、ユーザ使用時に、この光ディスク記録再生装置による光ディスクの記録前に行われる試し書き(OPC制御)により求められる記録パワー対β値特性等が一時的に記憶される。
光ピックアップ14A,14Bによる記録の分担について説明する。光ディスク10は、図2に示すように、その情報記録領域(プログラム情報記録領域)が半径方向に所定幅Pずつ複数の区間10−1,10−2,10−3,…,10−nに分割され(ただし、最初の分割区間10−1の幅はP/2、最後の分割区間10−nは割り切れずPに満たない場合があるので、その幅は≦P)、各分割区間10−1,10−2,10−3,…,10−nに光ピックアップ14A,14Bが交互に(1つずつ飛び越して)割り当てられる。記録信号もこの区間分割に合わせて振り分けられる。すなわち、光ピックアップ14Aに割り当てられた分割領域10−1,10−3,…に記録すべき記録情報は光ピックアップ14Aに振り分けられ、光ピックアップ14Bに割り当てられた分割領域10−2,10−4,…に記録すべき記録情報は光ピックアップ14Bに振り分けられる。
図3は、図1の光ディスク記録再生装置を用いて、光ディスク10の情報記録領域全体を連続して記録する場合の動作を示す。記録時にスピンドルモータ12は図3(a)のように回転速度一定に制御される。その結果、記録位置の線速度は、図3(b)に示すように、外周側を記録するほど早くなる。これに伴い、記録信号の伝送レートも、図3(b)に示すように、外周側を記録するほど高くなる。図3(c)は光ピックアップ14A,14Bによる記録位置の時間変化を示す。記録開始前に光ピックアップ14A,14Bは、分割領域10−1,10−2の始端位置をそれぞれシークして、該始端位置にそれぞれ位置決めされる。記録開始が指示されると、光ピックアップ14A,14Bには、分割領域10−1,10−2に記録すべき記録信号が供給され、両光ピックアップ14A,14Bによる同時記録が開始される。光ピックアップ14Aによる記録が分割領域10−1の終端部に達して、分割領域10−1の記録が終了すると(このとき、分割領域10−1の終端部の記録信号は、分割領域10−2の始端部の記録信号につながった状態となる。)、光ピックアップ14Aは次の分割領域10−3の開始位置をシークする。このシークが完了すると、光ピックアップ14Aには、分割領域10−3に記録すべき記録信号が供給され、分割領域10−3の記録が開始される。光ピックアップ14Bはこの間も分割領域10−2の記録を続行する。光ピックアップ14Bによる記録が分割領域10−2の終端部に達して、分割領域10−2の記録が終了すると(このとき、分割領域10−2の終端部の記録信号は、分割領域10−3の始端部の記録信号につながった状態となる。)、光ピックアップ14Bは次の分割領域10−4の開始位置をシークする。このシークが完了すると、光ピックアップ14Bには、分割領域10−4に記録すべき記録信号が供給され、分割領域10−4の記録が開始される。光ピックアップ14Aはこの間も分割領域10−3の記録を続行する。以上の動作を繰り返し、最後の分割領域10−nの記録を終了すると、情報記録領域全体の記録動作が完了する。このようにして、1台の光ピックアップで記録を行う場合に比べて約2倍の速度で記録を行うことができる。
図4は情報記録領域に記録する一連の記録信号の光ピックアップ14A,14Bへの振り分け状態を示す。Aは光ピックアップ14Aにより記録される記録信号、Bは光ピックアップ14Aにより記録される記録信号である。最初の分割区間10−1の半径方向幅はP/2であるので、ここに記録するデータ量は次の分割区間10−2に記録するデータ量の約1/2である。分割区間10−2乃至10−(n−1)の半径方向幅はPで等しいが、図3(b)に示すように外周側に行くほど伝送レートを高めて記録するので、分割区間10−2乃至10−(n−1)に記録するデータ量は外周側に行くほど多くなる。最後の分割区間10−nには割り切れなかった余り分のデータ量が記録される。
光ピックアップ14A,14Bの記録パワー目標値の設定制御について説明する。図5はメーカ出荷前の制御を示す。メーカ出荷前に、光ディスクの製品型式ごと(各種メーカの各種型番のディスクごと)に、光ピックアップ14A,14Bについてそれぞれ記録パワー対β値特性を求める。なお、β値は、記録状態を示すパラメータ(記録状態パラメータ)の一種で、再生RF信号波形の非対称性を示すパラメータ(再生RF信号非対称性パラメータ)であり、記録深さに関連し、図6に示すように、再生RF信号波形のピークレベル(符号は+)をa、ボトムレベルをb(符号は−)とすると(a+b)/(a−b)で求まる。
図5のメーカ出荷前の制御について説明する。1つの製品型式の光ディスクについて光ピックアップ14Aにて記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書き箇所を再生して、記録パワーごとの再生RF信号のβ値の特性(記録パワー対β値特性)を求める(S1)。求められた特性は、該製品型式の光ディスクの識別情報(ディスクの製品型式を識別する情報)とともに、光ピックアップ14Aについての記録パワー対β値特性として適宜のメモリ(例えばRAM36)に保存される(S2)。次いで、同光ディスクについて光ピックアップ14Bにて記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書き箇所を再生して、同様に記録パワー対β値特性を求める(S3)。求められた特性は、該製品型式の光ディスクの識別情報とともに、光ピックアップ14Bについての記録パワー対β値特性として前記メモリに保存される(S4)。光ピックアップ14A,14Bについて求められた記録パワー対β値特性の一例を図7に示す。光ピックアップ14A,14Bは同一製品型式であるが、レーザダイオードの特性(発振波長、ビーム断面形状等)の違いや光学系の調整誤差等により、両者の記録パワー対β値特性には、ずれが生じている。
1つの製品型式の光ディスクについて光ピックアップ14A,14Bごとの記録パワー対β値特性が求まったら、さらに別の製品型式の光ディスクについても同様に光ピックアップ14A,14Bごとに試し書きを行って記録パワー対β値特性を求める(S1〜S5)。予定したすべての製品型式の光ディスクについて光ピックアップ14A,14Bごとの記録パワー対β値特性が求まったら、該求まった全特性をフラッシュメモリ34に保存する(S6)。光ディスクの製品型式ごとのβ目標値βt(例えば、ディスクメーカによって推奨される値)もフラッシュメモリ34に保存される。このようにして、フラッシュメモリ34への各種情報の格納が終了したら(S7)、その後、図1の光ディスク記録再生装置はメーカから出荷される。
図8は図1の光ディスク記録再生装置のユーザ使用時の制御を示す。光ディスク記録再生装置に光ディスク10が装填されると、リードイン領域が読み取られ、そのサブコード情報から、ディスク識別情報(ディスクの製品型式を識別する情報)が抽出され、光ディスク10の製品型式が識別される(S11)。識別されたディスク製品型式について最適記録パワーを求めるための情報(該ディスク製品型式のβ目標値βt、光ピックアップ14A,14Bごとの記録パワー対β値特性)がフラッシュメモリ34に記憶されている場合には、光ピックアップ14AによるOPC制御として、光ピックアップ14Aを用いて記録パワーを変化させて試し書きを行い、この試し書き箇所を再生して、記録パワー対β値特性を求める(S12)。求められた記録パワー対β値特性の一例を図9に実線で示す。求められた記録パワー対β値特性は、RAM36に記憶される(S13)。そして、該特性から、この光ディスク10についてのβ目標値βtを実現する記録パワーPa(図9)を、光ピックアップ14Aについての最適記録パワーとして求める(S14)。
次いで、光ピックアップ14Aについてメーカ出荷前に求められフラッシュメモリ34に記憶されている記録パワー対β値特性(図9破線。図7の光ピックアップ14Aについての特性と同じ。)と、同じく光ピックアップ14Aについて上記OPC制御で求められた記録パワー対β値特性(図9実線)との変動量Aを求める(S15)。両記録パワー対β値特性は、ほぼ相互に平行移動した関係にあるので、図9の例では、両特性のβ目標値βtにおける記録パワーの差を変動量Aとして求めている。すなわち、フラッシュメモリ34に記憶されている光ピックアップ14Aについての記録パワー対β値特性の、β目標値βtにおける記録パワー値をPa0、試し書きにより求められた記録パワー対β値特性のβ目標値βtにおける記録パワー値をPaとすると、変動量Aは
A=Pa−Pa0
として求まる。
次いで、変動量Aを補正量として、フラッシュメモリ34に記憶されている光ピックアップ14Bについての記録パワー対β値特性(図10破線。図7の光ピックアップ14Bについての特性と同じ。)を、補正量Aだけ平行移動させた特性(図10実線)を求める(S16)。そして、この補正された記録パワー対β値特性から、この光ディスク10についてのβ目標値βtを実現する記録パワーPb(図10)を、光ピックアップ14Bについての最適記録パワーとして求める(S17)。すなわち、フラッシュメモリ34に記憶されている光ピックアップ14Bについての記録パワー対β値特性の、β目標値βtにおける記録パワー値をPb0とすると、記録パワーPbは、
Pb=Pb0+A
として求まる。以上により、各光ピックアップ14A,14Bについて最適記録パワーPa,Pbが求まったら、該最適記録パワーPa,Pbを光ピックアップ14A,14Bの記録パワー目標値としてそれぞれ設定して、各光ピックアップ14A,14Bの記録パワーを該目標値Pa,Pbにそれぞれ制御して、本番の記録を行う(S18)。本番の記録を開始後に、必要に応じて、記録状態を実時間で検出して、記録パワー目標値を修正する制御{いわゆるROPC(Real-time Optimum Power Control)制御}を行うこともできる。
ステップS11において識別されたディスク製品型式の記録パワー対β値特性がフラッシュメモリ34に記憶されていない場合は、光ピックアップ14A,14Bごとに試し書きを行い、記録パワー対β値特性をそれぞれ求める。すなわち、光ピックアップ14Aにて記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書き箇所を再生して、記録パワー対β値特性を求める(S19)。求められた特性は、該製品型式の光ディスクの識別情報とともに、光ピックアップ14Aについての記録パワー対β値特性としてRAM36に記憶される(S20)。次いで、光ピックアップ14Bにて記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書き箇所を再生して、記録パワー対β値特性を求める(S21)。求められた特性は、該製品型式の光ディスクの識別情報とともに、光ピックアップ14Bについての記録パワー対β値特性としてRAM36に記憶される(S22)。
識別情報がフラッシュメモリ34に記憶されていない光ディスクについては、β目標値βtもフラッシュメモリ34に記憶されていない。そこで、この場合は、推奨β値として一般的な値(例えば0%)をβ目標値βtとして定め、RAM36に記憶された光ピックアップ14Aについての記録パワー対β値特性から、β目標値βtを実現する記録パワーPaを、光ピックアップ14Aについての最適記録パワーとして求める。同様に、RAM36に記憶された光ピックアップ14Bについての記録パワー対β値特性から、β目標値βtを実現する記録パワーPbを、光ピックアップ14Bについての最適記録パワーとして求める(S23)。以上により、各光ピックアップ14A,14Bについて最適記録パワーPa,Pbが求まったら、該最適記録パワーPa,Pbを光ピックアップ14A,14Bの記録パワー目標値としてそれぞれ設定して、各光ピックアップ14A,14Bの記録パワーを該目標値Pa,Pbにそれぞれ制御して、本番の記録を行う(S24)。本番の記録を開始後に、必要に応じて、記録状態を実時間で検出して、ROPC制御を行うこともできる。なお、RAM36に記憶されている光ピックアップ14A,14Bの記録パワー対β値特性および使用したβ目標値βtは、適宜の時点で該光ディスクの識別情報とともにフラッシュメモリ34に転送して保存され(S25)、次回に同製品型式の光ディスクが識別された場合の記録パワー目標値の設定操作(S11〜S18)に利用される。
なお、以上の説明では、フラッシュメモリ34にメーカ出荷前に求められた記録パワー対β値特性そのものを保存するようにしたが、該記録パワー対β値特性に代えて、該記録パワー対β値特性から求められる数値を記憶しておくこともできる。すなわち、上記の例では、フラッシュメモリ34に記憶された記録パワー対β値特性(図7)は、β目標値βtにおける記録パワー値Pa0,Pb0しか利用されないから、記録パワー対β値特性に代えて、ディスク製品型式ごとに該数値Pa0,Pb0を保存しておくことができる(ディスク製品型式ごとのβ目標値βtもフラッシュメモリ34に保存する。)。この場合、ユーザ使用時は、試し書きにより記録パワー対β値特性が求められ(図8のS12)、該特性から、β目標値βtを実現する光ピックアップ14Aの記録パワー値Paが求められる(同S14)。そして、該求められた記録パワー値Paとフラッシュメモリ34に保存されている数値Pa0とに基づき、
A=Pa−Pa0
から変動量Aが求められる(同S15)。また、求められた変動量Aとフラッシュメモリ34に保存されている数値Pb0とに基づき、
Pb=Pb0+A
から、β目標値βtを実現する光ピックアップ14Bの記録パワー値Pbが求められる(同S17)。
また、数値Pa0,Pb0に代えて、それらの差の数値ΔP(図7参照)をフラッシュメモリ34に保存しておくこともできる。この場合、
Pb0−Pa0=ΔP
であるとともに、
Pa−Pb=ΔP
であるから、β目標値βtを実現する光ピックアップ14Bの記録パワー値Pbは、試し書きにより求められるβ目標値βtを実現する光ピックアップ14Aの記録パワー値Paとフラッシュメモリ34に保存されている数値ΔPとに基づき、
Pb=Pa+ΔP
から求めることができる。
なお、上記実施の形態では、予め保存されている記録パワー対β値特性と試し書きで求められた記録パワー対β値特性とが相互に平行移動した関係にあるものとみなして、両特性の変動量Aを、両特性のβ目標値における記録パワーの差として求めたが、これに限るものではなく、両特性相互の勾配の変動量等も考慮してより詳細に変動量を求めることもできる。また、上記実施の形態では、光ピックアップを2台搭載した光ディスク記録再生装置を使用した場合について説明したが、この発明は、光ピックアップを3台以上搭載した光ディスク記録再生装置にも適用することができる。また、上記実施の形態では、この発明をCD規格光ディスクの記録に適用した場合について説明したが、DVD規格その他各種の光ディスクの記録に適用することもできる。
また、上記実施の形態では、特定の線速度について記録パワー目標値を求める制御について説明したが、回転速度を一定に制御して記録する場合には、ディスク径方向位置に応じて線速度が変化するので、実際には該線速度の変化を考慮する必要がある。この場合、特開2003−168216等に記載されている周知の方法を応用すればよい。例えば、複数の線速度で試し書きを行って求めた記録パワー対線速度特性に、本願で求めた記録パワーPaを当てはめればよい。
この発明の光ディスク記録再生装置の実施の形態を示すシステム構成図である。 図1の光ピックアップ14A,14Bによる光ディスク10の情報記録領域の割り当て状態の一例を示す図である。 図1の光ディスク記録再生装置を用いて光ディスク10の情報記録領域全体を連続して記録する場合の動作を示す図である。 図1の光ディスク10の情報記録領域に記録する一連の記録信号の光ピックアップ14A,14Bへの振り分け状態を示す図である。 実施の形態における図1の光ディスク記録再生装置のメーカ出荷前の制御を示すフローチャートである。 再生RF信号のβ値の説明図である。 図5の操作により光ピックアップ14A,14Bについて求められた記録パワー対β値特性(記録パワー対記録状態パラメータ特性)を示す図である。 実施の形態における図1の光ディスク記録再生装置のユーザ使用時の制御を示すフローチャートである。 図8のステップS15の変動量Aを求める工程の説明図である。 図8のステップS16の記録パワー対β値特性の補正工程の説明図である。
符号の説明
10…光ディスク、14A,14B…光ピックアップ、32…マイコン(光ディスク製品型式識別手段、制御手段)、34…フラッシュメモリ(メモリ)

Claims (9)

  1. 複数台の光ピックアップを使用して1枚の光ディスクの記録を行う方法であって、
    複数の製品型式の光ディスクについて、前記各光ピックアップごとに、記録パワー対記録状態を示すパラメータ(以下、「記録状態パラメータ」という。)の特性(以下、「記録パワー対記録状態パラメータ特性」という。)を求めて、予め保存しておき、
    記録を行う光ディスクの製品型式を識別して、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性を読み出し、
    前記複数台のうちの1台の光ピックアップを使用して、前記記録を行う光ディスクについて、記録パワーを変化させて試し書きを行い、
    該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性を求め、
    該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値が実現される記録パワー値を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、さらに、
    前記試し書きに使用した光ピックアップについて、前記予め保存された記録パワー対記録状態パラメータ特性と前記試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性との変動量を求め、
    前記複数台のうちの他の光ピックアップについて、前記予め保存された記録パワー対記録状態パラメータ特性を、前記求められた変動量に応じて補正し、
    該他の光ピックアップについて、該補正された記録パワー対記録状態パラメータ特性に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値が実現される記録パワー値を求めて、該他の光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、
    前記複数台の光ピックアップの記録パワーを各求められた記録パワー目標値に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスクについて本番の記録を行う光ディスク記録方法。
  2. 前記光ディスクの情報記録領域を半径方向に複数区間に分割した各分割区間を、前記複数台の光ピックアップに交互に割り当て、該光ディスクを回転速度一定に回転制御し、該複数台の光ピックアップを各割り当てられた分割区間に順次移動して、前記本番の記録を行う請求項1記載の光ディスク記録方法。
  3. 前記各光ピックアップは自己以外の光ピックアップが記録中に、1の分割区間の記録を終了し、自己に割り当てられた次の分割区間に移動して記録を再開する請求項2記載の光ディスク記録方法。
  4. 前記複数台の光ピックアップが、1の光ピックアップよる記録終端部と別の光ピックアップによる記録始端部とが連続するように記録し、もって、該記録終端部から該記録始端部にかけて1台の光ピックアップで連続して再生可能に記録する請求項1から3のいずれかに記載の光ディスク記録方法。
  5. 複数台の光ピックアップを使用して1枚の光ディスクの記録を行う方法であって、
    複数の製品型式の光ディスクについて、前記各光ピックアップごとに、記録パワー対記録状態パラメータ特性を求めて、予め保存しておき、
    記録を行う光ディスクの製品型式を識別して、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性を読み出し、
    前記複数台のうちの1台の光ピックアップを使用して、前記記録を行う光ディスクについて、記録パワーを変化させて試し書きを行い、
    該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性を求め、
    該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値が実現される記録パワー値を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、さらに、
    前記読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性と、前記1台の光ピックアップについて試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性とに基づき、前記複数台のうちの他の光ピックアップについて、記録状態パラメータの所望の目標値が実現される記録パワー値を求めて、該他の光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、
    前記複数台の光ピックアップの記録パワーを各求められた記録パワー目標値に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスクについて本番の記録を行う光ディスク記録方法。
  6. 記録を行う光ディスクについて識別された製品型式が、記録パワー対記録状態パラメータ特性が予め保存されていない製品型式である場合に、
    該光ディスクについて、前記各光ピックアップごとに試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性を求め、
    該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性に基づき、前記各光ピックアップごとに記録状態パラメータの所望の目標値が実現される記録パワー値を求め、
    該各光ピックアップの記録パワーを、各求められた記録パワー目標値に応じて制御して、該光ディスクについて本番の記録を行う請求項5記載の光ディスク記録方法。
  7. 記録を行う光ディスクについて識別された製品型式が、記録パワー対記録状態パラメータ特性が予め保存されていない製品型式である場合に、
    前記試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性を保存し、
    次に、該製品型式の光ディスクが識別された場合に、該保存された記録パワー対記録状態パラメータ特性を読み出して、記録パワー目標値を求めるのに使用する請求項6記載の光ディスク記録方法。
  8. 複数台の光ピックアップと、
    複数の製品型式の光ディスクについて、前記複数台の光ピックアップごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性を記憶するメモリと、
    記録を行う光ディスクの製品型式を識別する光ディスク製品型式識別手段と、
    該光ディスク製品型式識別手段で識別された光ディスクの製品型式に応じて、前記メモリから、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性を読み出し、前記複数台のうちの1台の光ピックアップを使用して、前記記録を行う光ディスクについて、記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性を求め、該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性に基づき、記録状態パラメータの所望の目標値が実現される記録パワー値を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、さらに、前記メモリから読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性と、前記1台の光ピックアップについて試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性とに基づき、前記複数台のうちの他の光ピックアップについて、記録状態パラメータの所望の目標値が実現される記録パワー値を求めて、該他の光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、前記複数台の光ピックアップの記録パワーを各求められた記録パワー目標値に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスクについて本番の記録を行う制御手段と
    を具備してなる光ディスク記録装置。
  9. 複数台の光ピックアップと、
    複数の製品型式の光ディスクについて、前記複数台の光ピックアップごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性を記憶するメモリと、
    記録を行う光ディスクの製品型式を識別する光ディスク製品型式識別手段と、
    該光ディスク製品型式識別手段で識別された光ディスクの製品型式に応じて、前記メモリから、該当する光ディスク製品型式について予め保存された、前記複数台の光ピックアップごとの記録パワー対記録状態パラメータ特性を読み出し、前記複数台のうちの1台の光ピックアップを使用して、前記記録を行う光ディスクについて、記録パワーを変化させて試し書きを行い、該試し書きした箇所を再生して、記録パワー対記録状態パラメータ特性を求め、該試し書きにより求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性に基づき、該製品型式の光ディスクについて予め定められた記録状態パラメータの目標値が実現される記録パワー値を求めて、該試し書きに使用した光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、さらに、前記試し書きに使用した光ピックアップについて、前記メモリから読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性と前記試し書きで求められた記録パワー対記録状態パラメータ特性との変動量を求め、前記複数台のうちの他の光ピックアップについて、前記メモリから読み出された記録パワー対記録状態パラメータ特性を、前記求められた変動量に応じて補正し、該他の光ピックアップについて、該補正された記録パワー対記録状態パラメータ特性に基づき、前記記録状態パラメータの目標値が実現される記録パワー値を求めて、該他の光ピックアップについての記録パワー目標値として設定し、前記複数台の光ピックアップの記録パワーを各求められた記録パワー目標値に応じて制御して、前記試し書きを行った光ディスクについて本番の記録を行う制御手段と
    を具備してなる光ディスク記録装置。
JP2004190819A 2004-06-29 2004-06-29 光ディスク記録方法およびその装置 Expired - Fee Related JP4289231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004190819A JP4289231B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 光ディスク記録方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004190819A JP4289231B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 光ディスク記録方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006012343A JP2006012343A (ja) 2006-01-12
JP4289231B2 true JP4289231B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=35779396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004190819A Expired - Fee Related JP4289231B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 光ディスク記録方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4289231B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500700A (ja) 2006-08-15 2010-01-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 未知のレコーダブル光ディスクへの高速書き込みのためにベータの予測を行う方法及び装置
JP2008217853A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Toshiba Corp 情報記録媒体、情報記録装置、目標値決定方法及び記録条件最適化方法
JP5093153B2 (ja) * 2009-03-02 2012-12-05 ソニー株式会社 光ディスク装置及び最適調整値設定方法
EP2793230A4 (en) 2011-12-13 2016-04-20 Panasonic Corp OPTICAL RECORDING / REPRODUCING DEVICE
JP5938717B2 (ja) 2012-01-11 2016-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 光記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006012343A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001209940A (ja) 光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法および光ディスク
JP2002245625A (ja) 記録媒体、情報記録装置及び情報記録方法、情報記録媒体並びに記録プログラム
JP2001067672A (ja) 光ディスクの適正記録速度判定方法および記録速度設定方法ならびに記録方法
WO2004112009A1 (ja) 情報記録方法及び情報記録装置
JP4289231B2 (ja) 光ディスク記録方法およびその装置
US20100097902A1 (en) Track writing with radial error offset correction
JP2007200435A (ja) 光ディスク装置およびその記録方法
US7031241B2 (en) Method of adjusting record signal waveform of optical disk, method of storing record signal waveform adjustment data, and optical disk recorder
JP4043490B2 (ja) 情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2001184792A (ja) 光ディスク記録再生装置、光ディスク
US20070047407A1 (en) System and method for writing power control during recording
JP2000040231A (ja) 光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP2005259345A (ja) 光ディスク記録再生装置
US20070263507A1 (en) Optical disc apparatus and method of determining writing power of the same
JP3860402B2 (ja) 光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法
WO2004077418A1 (ja) 情報記録装置及び情報記録方法
US20080130438A1 (en) Optical disk apparatus and control method therefor
JP2006179162A (ja) 情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2006179162A6 (ja) 情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2003346339A (ja) 光ディスク装置及び記録方法
JP4069216B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク装置
KR100979937B1 (ko) 광디스크장치의 오피씨 수행방법
JP4246567B2 (ja) 情報記録装置
JP2007200413A (ja) 光記録媒体記録回路、光記録媒体記録装置及びレーザ光の強度調整方法
JPWO2008096629A1 (ja) 光照射パワー調整方法及び光学的情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees