JP3025607U - 蒸熟物の長期保管が可能な鍋 - Google Patents

蒸熟物の長期保管が可能な鍋

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JP3025607U
JP3025607U JP1995010883U JP1088395U JP3025607U JP 3025607 U JP3025607 U JP 3025607U JP 1995010883 U JP1995010883 U JP 1995010883U JP 1088395 U JP1088395 U JP 1088395U JP 3025607 U JP3025607 U JP 3025607U
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源 明 李
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李 源明
金 得萬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気中においても蒸熟物の長期保管が可能な
鍋を提供する為のものである。 【構成】 蒸熟時鍋内で発生した蒸気は、蒸気孔21を
通じて自由に排出されるも、蒸熟の後、冷却時には鍋の
内部が低圧に変わる。その時生ずる大気との圧力差によ
り鍋内部が準真空化され、鍋内部の純真空状態は蒸気孔
塞ぎ4をあばいて蒸気孔21を開放する瞬間に外気が吸
い込まれて大気圧と等圧となって解除されるように構成
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は鍋に係るものであって、特に沸かすか、煮た内容物を長期間安全に保 管することができるようにした鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常の鍋は水、調理すべき飲食材料等を入れて蓋をかぶせて熱を加えて沸かせ ば蒸気が発生し、その蒸気圧が段々高くなって蓋の重さを圧する程になれば蓋を 押し上げつつ水泡と共に漏れ出される。蒸気が漏れ出されることにより鍋の暴発 が予防されるものが存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の鍋の内部は沸かされた後、冷却過程において、低圧に変 わる。低圧に変り乍ら鍋と蓋との隙間で外気が吸込まれる。そのように吸引され た外気は鍋内の蒸熟物を変質される変質要因である。従って、従来の鍋は大気中 においては蒸熟物の長期保管は困難であった。 そして、本考案の目的は、大気中においても蒸熟物の長期保管が可能の鍋を提 供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記の課題を解決するために、次のような技術手段を採用した。 請求項1記載の考案は、鍋本体と把手が付いた蓋よりなる鍋において、蓋には 蒸気孔を穿孔し、蒸気孔の上には蒸気圧に押されて蒸気孔を開放し且つ蒸気圧が 除かれると蒸気孔を塞ぐ蒸気孔塞ぎを設け、蓋の下面縁の内側にはパッキング座 を形成し、このパッキング座には鍋本体の縁との隙間を塞ぐ環状のパッキングを 装着するという技術手段を採用した。
【0005】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、パッキングに周壁の下 端周りに外向傾斜弁を形成するという技術手段を採用した。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案は、蒸熟の時鍋内で発生された蒸気は蒸気孔を通じて自由に排出される が、蒸熟後冷却の時には鍋の内部が低圧に変わる。その時生ずる大気との圧力差 により鍋内部が準真空化され、鍋内の準真空化は蒸気孔塞ぎをあばいて蒸気孔を 開放する瞬間に外気が引き込まれて大気圧と等圧になって解除されるように構成 した鍋を提供することである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を好ましい一実施例により添付図面に従い具体的に説明する。 図1〜図5に示した通り、鍋本体1と上面中央に把手3が付いた蓋2よりなる 鍋において、本考案は蓋2には蒸気孔21を形成し、蒸気孔21の上には蒸気孔 塞ぎ4を設け、蓋2の下面の縁内面にはパッキング座22を設け、このパッキン グ座22に環状パッキング5を装着したものである。
【0008】 蒸気孔21は複数個設けることもできる。その場合各蒸気孔21毎に蒸気孔塞 ぎ4を備えることもできるし、又、各蒸気孔21を1つの蒸気孔塞ぎ4で塞いで 開閉されるように構成することもできる。
【0009】 図示した通り蒸気孔21が把手3のベース31領域内に位置する場合には、蒸 気孔21付近のベース31部分を切り取り32して、それに蒸気孔塞ぎ4が入り 込めるようにする。
【0010】 蓋2の縁の終端内側には下端に外向段部23を有するパッキング座22が形成 されている。このパッキング座22にパッキング5を嵌入した時、段部23はパ ッキング5が下側に外れるのを阻止する。
【0011】 蒸気孔塞ぎ4は、蒸気孔21より蒸気が噴出される時には、蒸気圧に押され、 蒸気孔21を開放し、蒸気圧がその弾性を凌駕されない時には元の状態に戻って 蒸気孔21を閉鎖することができると同時に指で蒸気孔塞ぎ4をあばいて鍋内の 気圧を大気圧と等圧に変換する為に蓋2をあけ易くした弾性と柔軟性を有し、高 熱にも充分に耐える材料で構成する。この材料としては、シリコンゴム、合成ゴ ム、軟質合成樹脂等がある。
【0012】 パッキング5は、蓋2のパッキング座22に嵌め込んで鍋本体1の縁と蓋2の 縁下面の間を密閉する為のシリコンゴムか、合成ゴム製であって内周壁51の下 端に外向傾斜弁52を一体状に形成5Aしたものと、さらに内周壁51の上端に 外向フランジ53を形成5Bしたもの等二種がある。
【0013】 何れの形態のパッキング5A、5Bであっても、傾斜弁52は鍋本体1の縁の 内周面に密着して、気密的に徹底的な保安を維持され、又フランジ53は鍋本体 1の縁と蓋2の縁の下面の間に嵌め込んで隙間を塞ぐことになる。
【0014】 上記の通り構成された鍋において、鍋本体1に煮る飲食材料と水を入れて蓋2 を閉めてパッキング5の傾斜弁52は終端が鍋本体1の縁の内面に密着される。 蒸気孔21は蒸気孔塞ぎ4により塞がれる。
【0015】 鍋本体1を加熱すれば蒸熟され蒸気が発生する。この蒸気の圧力が上昇すれば 蒸気は脱出口をさぐる。脱出口はやはり蒸気孔21である。蒸気圧が蒸気孔塞ぎ 4を押し上げ、これをあばいて蒸気孔21に抜き出される。
【0016】 飲食物が煮終わって火炎を消すか、鍋を取り出してそのまま冷却される。鍋が 冷却され乍ら内部の圧力が低くなり、これによって蒸気孔塞ぎ4も元の状態に戻 って蒸気孔21を更に塞ぐ。
【0017】 鍋が冷却され蒸熟物を冷やし乍ら鍋の内部圧力は低下していく。この様な過程 において、鍋の内部では、その中に外気を吸込む力が作用する。本体1の縁には パッキング5により密閉されており蒸気孔21は蒸気孔塞ぎ4により塞がれて外 部の空気が一切流入されることができないことにより生ずる一種の準真空化現象 の為である。
【0018】 この低圧状態は鍋と蒸熟物が完全に冷却された後に最高潮に達して把手3を持 ち上げれば鍋全体が一緒に持ち上げられる程である。はなはだしくは、把手3を 持ち上げて振られても蓋2が開かない程に強い。この鍋の準真空化により、蒸熟 物は大気中に長期間鍋を放置しても変質せず保存される。
【0019】 一方、準真空状態にある鍋で蒸熟物を取出すには準真空状態を解除して蓋2を あけることができる。この場合準真空状態を解除する為には指で蒸気孔塞ぎ4の 端部を若干持上げて蒸気孔21を開放する。蒸気孔21が開放される瞬間外気が 吸込まれて大気圧と等圧に変化される。そのようにして蓋2を簡単にあけて蒸熟 物を取出すことができる。蒸熟物の一部を取出して蓋2をかぶせて安全に保管す る為には更に沸かした後上記の要領により自然放置する。
【0020】 図6は鍋内の準真空状態を外部で肉眼で把握し易く構成した場合の一例を示し たものである。すなわち把手3の上面中央に蒸気室33を形成しその上部縁に形 成した段部34には薄膜板6を配置し、上よりリングナット7を締付して固定し 、ボルト8は中空ボルトで構成する。薄膜板6は金属板であって、たわむ特性が あり、平常には板面が平坦のものを採用する。
【0021】 この場合、鍋内の蒸気の中、一部がボルト8の中空を経て蒸気室31に流入さ れて薄膜板6を圧迫する。そうなると薄膜板6が膨張する。従って、外側から見 ればふくれている。その後鍋の内部が準真空化に変われば、薄膜板6の板面が平 坦にされるか、またはへこむ。準真空化になればへこむようになされた薄膜板6 の場合には、板面が平坦になった時準真空化が解除されたことを意味し、準真空 化の時平坦の状態に留まった薄膜板6であれば準真空化が解除されれば膨出され る。したがって、薄膜板6の現在の状況を把握することにより蓋2をあけて見な くても鍋内の蒸熟物の変質があるかどうかを容易に判断できる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成を採用した結果、次のような効果を得ることができる。 (1)本考案は蒸熟の時鍋内で発生した蒸気は蒸気孔を通じて自由に排出される が、蒸熟後冷却の時には鍋の内部が低圧に変わる。その時生ずる大気との圧力差 により鍋内部が準真空化され、鍋内の準真空化は蒸気孔塞ぎをあばいて蒸気孔を 開放する瞬間に外気が吸込まれ大気圧と等圧にならしめることにより解除され、 蓋をあけられるように構成した鍋であって、鍋内部が準真空状態に持続される以 上外気の流入がないので飲食物を沸かし煮た鍋をそのまま大気中に長期間放置し たとしてもその蒸熟物は変質されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解図である。
【図2】組立状態の縦断面図である。
【図3】蓋の蒸気孔と把手部との断面拡大図である。
【図4】切断前の図3のD方向より見た側面図である。
【図5】パッキングの各実施例を示す切断面拡大図であ
る。
【図6】本考案のその他の実施例による蓋把手部分の抜
取断面図である。
【符号の説明】
1・・・・鍋本体 2‥‥蓋 4・・・・蒸気孔塞ぎ 5・・・・パッキング 21‥‥蒸気孔 22‥‥パッキング
座 51‥‥内周壁 52‥‥傾斜弁
フロントページの続き (72)考案者 李 源 明 アメリカ合衆国 07647 ニュージャージ ー州 ノースヴァーレ ハイストリート 325

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋本体1と把手3が付いた蓋2よりなる
    鍋において、蓋2には蒸気孔21を穿孔し、蒸気孔21
    の上には蒸気圧に押されて蒸気孔21を開放し且つ蒸気
    圧が除かれると蒸気孔21を塞ぐ蒸気孔塞ぎ4を設け、
    蓋2の下面縁の内側にはパッキング座22を形成し、こ
    のパッキング座22には鍋本体1の縁との隙間を塞ぐ環
    状のパッキング5を装着したことを特徴とする蒸熟物の
    長期保管が可能な鍋。
  2. 【請求項2】 上記パッキング5は周壁51の下端周り
    に外向傾斜弁52を形成したことを特徴とする請求項1
    記載の蒸熟物の長期保管が可能な鍋。
JP1995010883U 1995-09-21 1995-09-21 蒸熟物の長期保管が可能な鍋 Expired - Lifetime JP3025607U (ja)

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