JP3025570B2 - 電磁気対策用ガスケット - Google Patents
電磁気対策用ガスケットInfo
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- JP3025570B2 JP3025570B2 JP4026837A JP2683792A JP3025570B2 JP 3025570 B2 JP3025570 B2 JP 3025570B2 JP 4026837 A JP4026837 A JP 4026837A JP 2683792 A JP2683792 A JP 2683792A JP 3025570 B2 JP3025570 B2 JP 3025570B2
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Description
は静電気の発生を防止する電磁気対策用ガスケットに関
する。
に開示するような、電磁遮蔽用ガスケットが存在した。
そのような従来の電磁遮蔽用ガスケットは、弾性体をル
ープ状に編んだ導電性金属線の被覆層により覆い、電子
機器を内蔵する筺体の本体と蓋との当接部分等の隙間に
取り付けて電磁遮蔽を行っていた。
特性として、電子機器を内蔵する筺体の本体と蓋との隙
間等の形状に容易に適応して、その隙間等を密封すると
いう特性、および繰り返しの圧縮変形に対して十分な耐
久性を有するという特性があった。
おいて導電性金属線の被覆層は柔軟性を有し被覆層の形
状は弾性体の形状に追従するものであって、ガスケット
全体の形状は弾性体の形状により決まっていた。そし
て、そのような弾性体の形状、即ちガスケット全体の形
状は、紐状又は帯状で柔軟性が高いものであった。
筺体等の縁部で凹凸がある箇所等、電磁遮蔽用ガスケッ
トを取り付ける箇所の形状が入り組んでいる場合には、
柔軟性の高い従来のガスケットを用いるよりも、取付箇
所の形状に対応した所定形状を保持するガスケットを用
いた方が隙間を密封し易く、電磁遮蔽効果が高まること
がある。
するため、その角部の隙間に対応した所定形状のガスケ
ットを必要とする場合もある。そこで、ガスケットを用
いる場所の大きさ・形状に合わせて任意の所定形状に成
形することが可能な電磁遮蔽用ガスケットの提供を目的
として本発明が生み出された。
は、弾性体と、該弾性体よりも弾性が小さく所定形状に
成形可能で該弾性体の周囲を被覆する金属網と、前記弾
性体の内部に埋設された金属網とを備えることを特徴と
する電磁気対策用ガスケットである。
にかかる電磁気対策用ガスケットにあっては、弾性体の
周囲を被覆する金属網の弾性を、弾性体の弾性よりも小
さくしているため、金属網を所定形状に成形することに
より弾性体は金属網の形状に保持され、容易に所望の形
状の電磁気対策用ガスケットを得ることが可能である。
そして、取付箇所の形状に対応した形状の電磁気対策用
ガスケットを得て、より効果的な電磁気対策を実現する
ことができる。しかも、弾性体の内部に埋設された金属
網が電磁シールド効果を高める。本発明を用いれば、金
属網による電磁シールド機能及び静電防止機能並びに弾
性体及び金属網の弾性によるガスケットとしての機能も
発揮されることは勿論である。
は、例えば次のような工程で製造できる。まず弾性体と
被覆用の金属網を型枠内に置いて、これを加熱、加圧す
る。これによって金属網が所望の形状に成形されると共
に、弾性体も金属網の内部に充填された状態で、金属網
の形状にしたがい所望の形状に成形される。この際、加
熱されて柔軟になった弾性体に埋設用の金属網を差し込
む。この方法によれば、型枠を用いてガスケットを所望
の形状に形成可能であるから、所望形状の電磁気対策用
ガスケットを量産することができる。
び弾性体を加熱・加圧する工程を経るだけで、他の工程
を要しないから製造工程が簡単である。
る。但し、本発明は以下に詳述する実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、当業
者が想到し得る全ての実施例を含む。
ット60は、図1に示すように断面長方形の細長棒状体
であって、シリコンゴム20の周囲を弾性の小さなアル
ミニウム合金製の網状体30で被覆し、シリコンゴム2
0の内部には2層の網状体32を入れ込んである。この
網状体30は、外力によって塑性変形するので所定形状
に成形可能である。
弾性より小さい弾性を有しているので、ガスケット60
全体の形状は、成形された網状体30の形状として保持
される。さらに、外力がガスケット60に加わった場
合、網状体30及びシリコンゴム20の弾性によって外
力が吸収されるので、ガスケット60はガスケット本来
の機能を果たす。
構成されているので、大地との電気的な接続を確保して
取付箇所に静電気が発生するのを予防し、また電磁波シ
ールドとしての機能も果たす。網状体32は電磁シール
ド効果を高める。 このガスケット60では、シリコンゴ
ム20の内部に差し込んだ網状体32は二層となってい
るが、二層に限らず何層であっても良い。網状体32の
層数を適宜変更することにより、所望の電磁波の減衰効
果を得ることができる。
図2を参照しつつ以下説明する。すなわち、先ず、例え
ば細長棒状のような製造容易である形状に成形したシリ
コンゴム20の周囲を被覆するよう網状体30を形成
し、成形前の素材40を作る。
0の型52内へ投入する。さらに、型52内に置かれた
素材40を加熱・加圧する。加熱・加圧は同時に行う。
加圧は、例えば、押し型54を用い、型52の上から圧
力を加えることによって行なう。この加圧によって、網
状体30は、型52及び押し型54に従って塑性変形
し、断面凹形状に成形される。また、加熱により、シリ
コンゴム20も、型52及び押し型54に従い断面凹形
状に成形される。網状体32は、型52内で加熱されて
柔軟になったシリコンゴム20内に差し込む。
に所期の形状に成形される。しかも、型52及び押し型
54を用いることによって、ガスケット60を量産する
ことができる。また、型52及び押し型54を用いて素
材40を加熱・加圧するだけで、所期の断面形状のガス
ケット60を得ることができるため、他の工程や複雑な
工程を必要とすることなく極めて簡便である。
ト60は断面形状を長方形としているが、例えば図3に
示すガスケット10のように断面凹状とすることができ
る。このガスケット10は、断面を凹状に形成している
ので、電子機器を内蔵する筺体の蓋と本体との接合部で
あって凸条を有する箇所に取り付けた場合、優れた電磁
遮蔽効果を発揮する。
70のように、断面円形状のシリコンゴム20の軸心に
沿って貫通孔80を形成してもよい。この貫通孔80は
被シールド部材を挿入する場合などに便利に用いること
ができる。そのようなガスケット70は、金型50内で
加熱・加圧する際に、中子型を用いる周知の手段により
製造することができる。
その中子型の形状に対応した種々の中空部を有したガス
ケットを得ることができる。また、前述した実施例にお
いて用いたシリコンゴム20に代えて、ネオプレンゴム
や他の弾性体を用いても良い。その場合、静電気対策お
よび電磁気シールド等、本発明にかかるガスケットが主
眼とする電磁気対策に応じて、それら弾性体の材料を適
宜選択することにより、所期の要求特性を満たす電磁気
対策用ガスケットを容易に得ることができる。
図である。
る。
る。
ある。
(弾性体)、30、32…網状体(金属網)。
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性体と、 該弾性体よりも弾性が小さく所定形状に成形可能で該弾
性体の周囲を被覆する金属網と、 前記弾性体の内部に埋設された金属網とを備える ことを
特徴とする電磁気対策用ガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026837A JP3025570B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 電磁気対策用ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026837A JP3025570B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 電磁気対策用ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05226869A JPH05226869A (ja) | 1993-09-03 |
JP3025570B2 true JP3025570B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=12204382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4026837A Expired - Fee Related JP3025570B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 電磁気対策用ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025570B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29514398U1 (de) * | 1995-09-07 | 1995-10-19 | Siemens AG, 80333 München | Abschirmung für Flachbaugruppen |
JP4548972B2 (ja) * | 2001-05-07 | 2010-09-22 | 日本ジッパーチュービング株式会社 | 異形シールドガスケットの製造法 |
JP5290379B2 (ja) * | 2011-10-14 | 2013-09-18 | 三菱電機株式会社 | 無線装置及びリモートキーレスエントリー装置 |
KR101711013B1 (ko) * | 2015-05-15 | 2017-03-13 | 조인셋 주식회사 | 작은 사이즈에 적합한 탄성 전기접촉단자 |
KR102212350B1 (ko) * | 2019-03-22 | 2021-02-05 | 조인셋 주식회사 | 저 압축력의 표면 실장에 의한 솔더링이 가능한 전기접촉단자 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP4026837A patent/JP3025570B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05226869A (ja) | 1993-09-03 |
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