JP3025526U - スナップノギス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 測り易く、危険性のないコンパクトなノギス
を得ること。 【解決手段】 本体フレーム１に装備したダイヤルゲー
ジ２内を貫通するスピンドル３下端に本体フレームに形
成したアンビル４と相対する測定子５を設け、スピンド
ル３のダイヤルゲージ２より突出する上端に深さ、段差
測定子を、ダイヤルゲージ２外面に深さ、段差基準面を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はノギスの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ノギスは内径、外径及び深さを計測できる簡便な計測器であるが、従来のノギ スは長尺でポケットには入れづらく、外部が尖がっていて怪我するおそれがあり 危険である。特に１ｍｍ以下の寸法を読む際は副尺で読むため面倒であり、一般 に使用を敬遠される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、前記従来の欠点を除き、危険がなく、嵩張らずコンパクトで ポケットにも入り、読取り易い斬新なノギスを得ることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は次のとおりである。 屈曲した本体フレームの上方にダイヤルゲージを取付け、ダイヤルゲージを貫 通するスピンドルの下端に装着した測定子と相対してフレーム下端にアンビルを 設け、前記スピンドルの上端に深さ、段差の測定子を形成し、ダイヤルゲージの 上端に深さ、段差測定基準面を設け、スピンドルが常時上方に付勢されてばねを ダイヤルゲージ内に装備したスナップノギス。

【０００５】

【実施例】

図において符号１は屈曲した本体フレームで上位にダイヤルゲージ２を組込み 、下端に、前記ダイヤルゲージ内を貫通するスピンドル３と相対してアンビル４ を固定し、スピンドル３の下端に測定子５を設ける。スピンドル３はラック６を 形成してダイヤルゲージ２内の指針１３を回すピニオン（図は省略）と噛み合い 、又スピンドル３が常時上方に付勢させるばね７を作用させてある。８はダイヤ ルゲージ２とスピンドル３の下側接触点に施したＯリングである。スピンドル３ の上端に深さ、段差の測定子９を形成し、ダイヤルゲージ２の上端にはスピンド ル３の貫通溝１０を備えた深さ、段差測定基準面１１を形成するための突起１２ を設ける。そして測定子５とアンビル４には測定突子５′及び４′を設ける。

【０００６】

【作用】

図１に示す被測定物Ｘをアンビル４上に当てスピンドル３の上端をばね７に抗 して押下げ、測定子５を被測定物Ｘに接触させることで測定突子５′，４′によ りダイヤルゲージの指針１３を読み外径を正確に測ることができる。アンビル４ と測定子５の突子４′，５′によって被測定物Ｚの内径を測定できる。又段のあ る箇所Ｙの段差を測るときは突起１２を段の一面を当て、スピンドル３の上端の 深さ、段差測定子９を段差部Ｙに当てることで指針１３により段差寸法を知り得 る。

【０００７】

【効果】

本考案によれば、従来のノギスに比べ極めてコンパクトで、嵩張らず、測り易 いノギスを得ると共に操作も容易迅速にでき、危険性もなく、副尺を設ける必要 がない等ノギスとして頗る斬新である。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図。

【図２】側面図。

【符号の説明】 １ 本体フレーム ２ ダイヤルゲージ ３ スピンドル ４ アンビル ５ 測定子 ６ ラック ７ ばね ９ 深さ、段差測定子 １１ 深さ、段差測定基準面 １２ 突起 １３ 指針

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 屈曲した本体フレームの上方にダイヤル
   ゲージを取付け、ダイヤルゲージを貫通するスピンドル
   の下端に装着した測定子と相対してフレーム下端にアン
   ビルを設け、前記スピンドルの上端に深さ、段差の測定
   子を形成し、ダイヤルゲージの上端に深さ、段差測定基
   準面を設け、スピンドルが常時上方に付勢されてばねを
   ダイヤルゲージ内に装備したスナップノギス。